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第7章
第305話 パジャマパーティー①(ちょい※)
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僕とリリーとテアの3人でお泊まり会、というなんだか心ときめくイベントがはじまった。このメンバーでお泊まりなんて、わくわくし過ぎて胸が張り裂けそう!
「ね~リリー、このかわいい袋なぁに~?」
「え、僕にも? なんだろう? 開けていい?」
部屋に入ってくるなり、リリーが僕とテアそれぞれに、リボンのついた袋を渡した。何やら見覚えのあるローズピンクのリボンを解くと、袋の中からふわふわもこもこのルームウェアが出てきた! これって。
「リリーの好きなえっと、『魔女っ子プリムの甘い夢』のルームウェア?」
「そうだよ。たまたま着ない服が部屋にあったから適当に袋に詰めて……」
「へえ~袋の端っこに今日配達指定の魔法シール貼ってあるよ~? わざわざテア達のために注文してくれたんでしょぉ~? やっさし~リリ~」
「ち、ちが……うくないけど、せっかくお泊まり会するんだから服も可愛いのがいいでしょ?」
照れ隠しでつんつんしているリリーが可愛い。
「ふわぁ。前もらったのは白いうさもこウェアだったけど、今度のは、水色の、やっぱりうさぎ!! 涼しげで可愛い。しかも触り心地が前のよりサラッとしてる」
「テアのは、りすさんだぁ~可愛い~。ふふふ。ショートパンツについてる尻尾大きい~ふっさふさ~」
僕がうさぎでテアがリス。
「ありがとう! えと、リリーのは?」
「僕は前にメガネがくれたのをお直ししてもらったからこれを着るよ」
カバンの中から出てきたのは以前僕がプレゼントしたねこもこルームウェア。全然傷んでなくて、大切に着てくれてることがよくわかる。うれしい。
「またあの店一緒に行きたいね」
「テアも行きたい~!!」
「行こう行こう! きらきら星っていうおいしいスコーン屋さんにも行こうよ」
おしゃべりに花を咲かせながら甘いデザート多めの夕食を食べた後、お風呂に入ってみんなで一緒に体を洗いっこした。部屋のお風呂だけど、十分広いから三人でも余裕で入れる。肌がすべすべもちもちになるというテアおすすめの入浴剤を入れたら、なんと天井まで泡だらけになって大変なことになった。
「もうっ! どこさわってんのビッチ!」
「ふふ、リリーのおしり洗ってあげるぅ~」
「僕はいいからほらメガネこっちきて」
「ええ? ちょ。そこは……自分で洗うってばぁ」
「いいでしょ別に、泡で何も見えないんだから……」
「んはあああ、っもよくない、ちょ…と手…やばいってええ!!」
テアの言った通り全員すべすべもちもちピッカピカになって、ぜいぜい言いながらお風呂から上がった。もらった服を着て、新鮮なポポの実ジュースを手にまたまたおしゃべりタイムがはじまる。
「テアとリリーってすごく仲良しだったんだね。僕知らなかった」
「ん~あのね。よく遊ぶようになったのはキルナサマがいなくなってからなんだぁ。リリーが毎日毎日この部屋の前で泣いてて可哀想だったからテアが声をかけて~」
「な、泣いてないよ。メガネがいるかどうかちょっと見てただけ……」
「そのころからリリーがテアの部屋に遊びに来るようになって~」
テアの部屋ってどんなかんじなのかな、興味ある……。
「そうだったんだ。ごめん。寂しい思いをさせて」
「いいよ、もう。こうして帰ってきてくれたから。その代わり今日はずっと相手してもらうからね!」
何をしていたのか、表向きは留学ってことになってるから二人に説明できないのが辛い。
「ふふ、今日はいっぱいお話ししようね」
三人でベッドの上に寝転ぶ。うっかりすると、ふわふわもこもこのルームウェアが気持ちよくて寝ちゃいそう……。
だけど僕は朝まで寝ることはなかった。なぜならとんでもないお話が始まっちゃったから……。
「で、クライス王子とはどこまでやったの?」
「ふぇえ!? な、なんのこと!?」
「恍けても無駄だよ。二人の雰囲気でわかる。色気がムンムンに増してるし、王子のメガネを見る目が全然違った。留学している間に何かあったんでしょ?」
相変わらずリリー鋭い。
「ついに王子様と結ばれたの~? ねぇ~王子様のはどうだったのか、教えて?」
「そ、それは……」
無邪気さと淫靡さを兼ね備えたテアの質問に冷や汗が止まらない。
(まずい。まさかこんな話になるなんて!!)
3人で川の字に寝転んでいる僕達。右側にリリー、左側にテアがいる。どうにかここから逃げなければ。
「あ…そだ。僕……ハーブティーでも淹れてくるよ」
立ち上がろうとしたら、両腕に彼らがまとわりついてきて動けない。
耳元で官能的な甘い声が響いた。
「聞かせて……」
「くれるよね~……?」
逃げられない!!!?
「ね~リリー、このかわいい袋なぁに~?」
「え、僕にも? なんだろう? 開けていい?」
部屋に入ってくるなり、リリーが僕とテアそれぞれに、リボンのついた袋を渡した。何やら見覚えのあるローズピンクのリボンを解くと、袋の中からふわふわもこもこのルームウェアが出てきた! これって。
「リリーの好きなえっと、『魔女っ子プリムの甘い夢』のルームウェア?」
「そうだよ。たまたま着ない服が部屋にあったから適当に袋に詰めて……」
「へえ~袋の端っこに今日配達指定の魔法シール貼ってあるよ~? わざわざテア達のために注文してくれたんでしょぉ~? やっさし~リリ~」
「ち、ちが……うくないけど、せっかくお泊まり会するんだから服も可愛いのがいいでしょ?」
照れ隠しでつんつんしているリリーが可愛い。
「ふわぁ。前もらったのは白いうさもこウェアだったけど、今度のは、水色の、やっぱりうさぎ!! 涼しげで可愛い。しかも触り心地が前のよりサラッとしてる」
「テアのは、りすさんだぁ~可愛い~。ふふふ。ショートパンツについてる尻尾大きい~ふっさふさ~」
僕がうさぎでテアがリス。
「ありがとう! えと、リリーのは?」
「僕は前にメガネがくれたのをお直ししてもらったからこれを着るよ」
カバンの中から出てきたのは以前僕がプレゼントしたねこもこルームウェア。全然傷んでなくて、大切に着てくれてることがよくわかる。うれしい。
「またあの店一緒に行きたいね」
「テアも行きたい~!!」
「行こう行こう! きらきら星っていうおいしいスコーン屋さんにも行こうよ」
おしゃべりに花を咲かせながら甘いデザート多めの夕食を食べた後、お風呂に入ってみんなで一緒に体を洗いっこした。部屋のお風呂だけど、十分広いから三人でも余裕で入れる。肌がすべすべもちもちになるというテアおすすめの入浴剤を入れたら、なんと天井まで泡だらけになって大変なことになった。
「もうっ! どこさわってんのビッチ!」
「ふふ、リリーのおしり洗ってあげるぅ~」
「僕はいいからほらメガネこっちきて」
「ええ? ちょ。そこは……自分で洗うってばぁ」
「いいでしょ別に、泡で何も見えないんだから……」
「んはあああ、っもよくない、ちょ…と手…やばいってええ!!」
テアの言った通り全員すべすべもちもちピッカピカになって、ぜいぜい言いながらお風呂から上がった。もらった服を着て、新鮮なポポの実ジュースを手にまたまたおしゃべりタイムがはじまる。
「テアとリリーってすごく仲良しだったんだね。僕知らなかった」
「ん~あのね。よく遊ぶようになったのはキルナサマがいなくなってからなんだぁ。リリーが毎日毎日この部屋の前で泣いてて可哀想だったからテアが声をかけて~」
「な、泣いてないよ。メガネがいるかどうかちょっと見てただけ……」
「そのころからリリーがテアの部屋に遊びに来るようになって~」
テアの部屋ってどんなかんじなのかな、興味ある……。
「そうだったんだ。ごめん。寂しい思いをさせて」
「いいよ、もう。こうして帰ってきてくれたから。その代わり今日はずっと相手してもらうからね!」
何をしていたのか、表向きは留学ってことになってるから二人に説明できないのが辛い。
「ふふ、今日はいっぱいお話ししようね」
三人でベッドの上に寝転ぶ。うっかりすると、ふわふわもこもこのルームウェアが気持ちよくて寝ちゃいそう……。
だけど僕は朝まで寝ることはなかった。なぜならとんでもないお話が始まっちゃったから……。
「で、クライス王子とはどこまでやったの?」
「ふぇえ!? な、なんのこと!?」
「恍けても無駄だよ。二人の雰囲気でわかる。色気がムンムンに増してるし、王子のメガネを見る目が全然違った。留学している間に何かあったんでしょ?」
相変わらずリリー鋭い。
「ついに王子様と結ばれたの~? ねぇ~王子様のはどうだったのか、教えて?」
「そ、それは……」
無邪気さと淫靡さを兼ね備えたテアの質問に冷や汗が止まらない。
(まずい。まさかこんな話になるなんて!!)
3人で川の字に寝転んでいる僕達。右側にリリー、左側にテアがいる。どうにかここから逃げなければ。
「あ…そだ。僕……ハーブティーでも淹れてくるよ」
立ち上がろうとしたら、両腕に彼らがまとわりついてきて動けない。
耳元で官能的な甘い声が響いた。
「聞かせて……」
「くれるよね~……?」
逃げられない!!!?
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