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第7章
第364話 お母様(ちょい※)
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(どうしてわかったのだろう)
ずっと謝らなくちゃと思っていた。ユジンからお母様を奪ってしまったことを。
「わかります。兄様はお母様がいなくなってからというもの、僕を見ては申し訳なさそうな顔をしていましたから」
「気づいて…たの?」
「ええ、兄様のことならお見通しです」
「僕は、ずっと一緒にいた二人を引き離してしまったから……ユジンの大好きなお母様を奪ってしまったから謝らなくちゃと……思ってて……」
「あの人を大好きだなんて思ったことは、一度もありません」
はっきりとそう言い切る声は冷たく尖っていて、いつもの優しく甘い彼の声とは違っている。
「あの人だって、僕のことを愛してはいなかった」
愛していない? そんなはずがない。
ユジンを見に何度も通った噴水前のベンチ。一生懸命覗いた先にはユジンをあやすお母様の姿があった。いつだってそれは自分の憧れる世界そのもので……。
「そんなことないよ。だってお母様はいつもユジンを抱いていた。ユジンのことを片時も離さなかったし、一緒にいる時はいつも幸せそうに微笑んでいらっしゃったよ」
ユジンはゆるゆると首を横に振った。
「彼女が愛していたのは自分だけです。ずっと一緒にいたからこそわかるんです。あの人は自分にとって都合の良いものだけを近くに置いていただけ。
光属性で魔力の多い僕を装飾具のように側に置いて、周りに見せびらかしたかっただけです。自分の価値観でキル兄様を蔑ろにして、毒殺しようとまでした、最低な人間です。彼女の冷たさは被害者である兄様が一番よく知っているはずだ」
「……ぼく…は……」
「わかっています。キル兄様が母様のことを悪く言えないことは……。でも兄様が許しても僕は彼女を許せない。覚えておいてください。僕にとって一番大切なのはキル兄様です。もうあの人のことで僕に悪いと思うのはやめてください。謝罪の言葉なんて聞きたくない」
ユジンは今まで見たことのない形相で怒っている。僕のために怒ってくれている。そんな彼にこんなことを言うともっと怒らせてしまうかも。でも自分の気持ちをきちんと話しておこうと思う。
「ユジン、僕はもう一度お母様にお会いしたいと思っているの」
僕の告白に一瞬彼の動きが止まったように見えた。一呼吸おき、ゆっくりと彼が尋ねる。
「それは、なぜ…ですか?」
「僕は、ずっとずっと一人で考えてた。どうしてお母様が僕を殺そうとしたのか。でもなんであそこまで嫌われていたのかは、どうしてもわからなかった。僕はお母様に会ってお聞きしたい」
「会っても兄様が傷つくだけだと思いますよ」
「それでも。どうして僕をいらないって言ったのか、きちんと聞いておきたいの。今は魔法刑務所にいるから簡単には会えないだろうけど」
お母様は僕のことがお嫌い。
だから会いにはこなかった。
お茶会で初めて用意してくれたお茶には毒が入っていた。
僕のことはいらないとはっきり仰った。
黒い髪だから? 金の瞳だから? 闇属性だから? 魔力がないから?
そんなことを今更聞いて何になるのか。
愛されることはないともうわかっているのに。
なのに、もう一度会いたい。
「僕は、永遠に会わない方がいいと思いますが。もし会うなら、僕を連れていってください。必ず」
低く威圧するような声だけど、よく見ると、そのピンクの瞳は揺れている。
「ごめん。心配をかけて」
ユジンは、魔法を駆使してぐちゃぐちゃだったキッチンをスッキリ片付けてくれた。残ったクッキーはというと、ポポが全て平らげていた。もう一欠片も残っていないお皿までおいしそうに舐めている。人間には厳しい味のクッキーも、ユジンの魔力が入っていたからポポには御馳走だったらしい。
「すごいね、あんなに散らかってたのにもうピカピカ」
こんだけハイスペック男子なのに料理が苦手だなんて、セントラみたい。
ああ、でももう一人いたな。
あれだけ温厚なお母さんに、二度とキッチンに入らないで! と怒鳴られていた彼も、驚くほど料理が下手だったっけ。
ポポが食べたクッキーのお皿を洗って水気を拭きとりながら、ぼうっと前世のことを思い出していると、ユジンが真剣な面持ちで口を開いた。
「キル兄様が母様に会うことは二度とないと思っていたので黙っていましたが、この先会う気があるのなら、教えておきます。僕は、母様と目を合わせたことがありません。合わせないように気をつけてきました」
「なぜ?」
あれだけ一緒にいて目を合わせないなんて、どういうことだろう。
「母様は、精神干渉系の魔法が使えるのです。他では聞くことのない特殊な魔法です。おそらく血統で伝わる魔法。なぜそれがわかるかというと、僕にもその魔法が受け継がれたからです。僕が魔法を発動した状態で目を見つめると、その術にかかります」
「何それ。精神に干渉するってどんな魔法?」
「やってみましょうか?」
そう言って、ユジンは僕の前に立った。
「キル兄様、僕の目を見て」
ユジンの目を見ると、深いピンク色に頭を侵食される。なんだろうこれ。ふわふわする。
「今兄様に軽い意識操作の魔法をかけています。こうなると、普段なら絶対にしないようなことだってしてしまいます。たとえば僕に抱きついてキスをしろと言ったら」
「ふぇ!?」
ユジンに抱きついてキスなんて、と思うのに腕が彼の体に絡みつく。背中に手を回し、背伸びして……自分から顔を寄せていく。
あ、ダメだ。キスはクライスとしかしないと約束したのに……。そう思っても逃れられない。ユジンの唇にあと少しでくっついてしまう。どうしたら……。
と思ったら体から力が抜けた。ユジンが魔法を解いたらしい。力の入らない体をユジンが抱きとめてくれ、なんとか床に崩れ落ちずにすんだ。
「というようなことになるので、あの人に会う時は目を合わせないよう十分注意して…って、え? おう…じ……」
「ほぅ。そろそろ昼食だからと戻ってみれば、抱き合って楽しそうだな。そんなに顔を近づけあって……何をしていた?」
ドアのところにいつの間にか禍々しいオーラを纏ったクライスが立っていた。
「しかもユジンは上半身裸のようだが……」
「ち、違うよ。ユジンは悪くない! これは、僕が無理やり脱がせたの」
「兄様その言い方は……」
「ほぉ?」
ああ、やばい。オーラがもっと強くなっちゃった。やましいことは何もしてないのに、伝えるのが難しい!! 怖すぎて頭が回らない。ど、ど、どうしよ!!
「おねがいゆるしてぇ~」
とりあえず土下座。どざ~っとクライスの足元に土下座すると、なんだか必死すぎて余計に怪しい感じになってしまった。
ポポだけがそんな空気の中、自由に部屋を飛び回っていた。
ずっと謝らなくちゃと思っていた。ユジンからお母様を奪ってしまったことを。
「わかります。兄様はお母様がいなくなってからというもの、僕を見ては申し訳なさそうな顔をしていましたから」
「気づいて…たの?」
「ええ、兄様のことならお見通しです」
「僕は、ずっと一緒にいた二人を引き離してしまったから……ユジンの大好きなお母様を奪ってしまったから謝らなくちゃと……思ってて……」
「あの人を大好きだなんて思ったことは、一度もありません」
はっきりとそう言い切る声は冷たく尖っていて、いつもの優しく甘い彼の声とは違っている。
「あの人だって、僕のことを愛してはいなかった」
愛していない? そんなはずがない。
ユジンを見に何度も通った噴水前のベンチ。一生懸命覗いた先にはユジンをあやすお母様の姿があった。いつだってそれは自分の憧れる世界そのもので……。
「そんなことないよ。だってお母様はいつもユジンを抱いていた。ユジンのことを片時も離さなかったし、一緒にいる時はいつも幸せそうに微笑んでいらっしゃったよ」
ユジンはゆるゆると首を横に振った。
「彼女が愛していたのは自分だけです。ずっと一緒にいたからこそわかるんです。あの人は自分にとって都合の良いものだけを近くに置いていただけ。
光属性で魔力の多い僕を装飾具のように側に置いて、周りに見せびらかしたかっただけです。自分の価値観でキル兄様を蔑ろにして、毒殺しようとまでした、最低な人間です。彼女の冷たさは被害者である兄様が一番よく知っているはずだ」
「……ぼく…は……」
「わかっています。キル兄様が母様のことを悪く言えないことは……。でも兄様が許しても僕は彼女を許せない。覚えておいてください。僕にとって一番大切なのはキル兄様です。もうあの人のことで僕に悪いと思うのはやめてください。謝罪の言葉なんて聞きたくない」
ユジンは今まで見たことのない形相で怒っている。僕のために怒ってくれている。そんな彼にこんなことを言うともっと怒らせてしまうかも。でも自分の気持ちをきちんと話しておこうと思う。
「ユジン、僕はもう一度お母様にお会いしたいと思っているの」
僕の告白に一瞬彼の動きが止まったように見えた。一呼吸おき、ゆっくりと彼が尋ねる。
「それは、なぜ…ですか?」
「僕は、ずっとずっと一人で考えてた。どうしてお母様が僕を殺そうとしたのか。でもなんであそこまで嫌われていたのかは、どうしてもわからなかった。僕はお母様に会ってお聞きしたい」
「会っても兄様が傷つくだけだと思いますよ」
「それでも。どうして僕をいらないって言ったのか、きちんと聞いておきたいの。今は魔法刑務所にいるから簡単には会えないだろうけど」
お母様は僕のことがお嫌い。
だから会いにはこなかった。
お茶会で初めて用意してくれたお茶には毒が入っていた。
僕のことはいらないとはっきり仰った。
黒い髪だから? 金の瞳だから? 闇属性だから? 魔力がないから?
そんなことを今更聞いて何になるのか。
愛されることはないともうわかっているのに。
なのに、もう一度会いたい。
「僕は、永遠に会わない方がいいと思いますが。もし会うなら、僕を連れていってください。必ず」
低く威圧するような声だけど、よく見ると、そのピンクの瞳は揺れている。
「ごめん。心配をかけて」
ユジンは、魔法を駆使してぐちゃぐちゃだったキッチンをスッキリ片付けてくれた。残ったクッキーはというと、ポポが全て平らげていた。もう一欠片も残っていないお皿までおいしそうに舐めている。人間には厳しい味のクッキーも、ユジンの魔力が入っていたからポポには御馳走だったらしい。
「すごいね、あんなに散らかってたのにもうピカピカ」
こんだけハイスペック男子なのに料理が苦手だなんて、セントラみたい。
ああ、でももう一人いたな。
あれだけ温厚なお母さんに、二度とキッチンに入らないで! と怒鳴られていた彼も、驚くほど料理が下手だったっけ。
ポポが食べたクッキーのお皿を洗って水気を拭きとりながら、ぼうっと前世のことを思い出していると、ユジンが真剣な面持ちで口を開いた。
「キル兄様が母様に会うことは二度とないと思っていたので黙っていましたが、この先会う気があるのなら、教えておきます。僕は、母様と目を合わせたことがありません。合わせないように気をつけてきました」
「なぜ?」
あれだけ一緒にいて目を合わせないなんて、どういうことだろう。
「母様は、精神干渉系の魔法が使えるのです。他では聞くことのない特殊な魔法です。おそらく血統で伝わる魔法。なぜそれがわかるかというと、僕にもその魔法が受け継がれたからです。僕が魔法を発動した状態で目を見つめると、その術にかかります」
「何それ。精神に干渉するってどんな魔法?」
「やってみましょうか?」
そう言って、ユジンは僕の前に立った。
「キル兄様、僕の目を見て」
ユジンの目を見ると、深いピンク色に頭を侵食される。なんだろうこれ。ふわふわする。
「今兄様に軽い意識操作の魔法をかけています。こうなると、普段なら絶対にしないようなことだってしてしまいます。たとえば僕に抱きついてキスをしろと言ったら」
「ふぇ!?」
ユジンに抱きついてキスなんて、と思うのに腕が彼の体に絡みつく。背中に手を回し、背伸びして……自分から顔を寄せていく。
あ、ダメだ。キスはクライスとしかしないと約束したのに……。そう思っても逃れられない。ユジンの唇にあと少しでくっついてしまう。どうしたら……。
と思ったら体から力が抜けた。ユジンが魔法を解いたらしい。力の入らない体をユジンが抱きとめてくれ、なんとか床に崩れ落ちずにすんだ。
「というようなことになるので、あの人に会う時は目を合わせないよう十分注意して…って、え? おう…じ……」
「ほぅ。そろそろ昼食だからと戻ってみれば、抱き合って楽しそうだな。そんなに顔を近づけあって……何をしていた?」
ドアのところにいつの間にか禍々しいオーラを纏ったクライスが立っていた。
「しかもユジンは上半身裸のようだが……」
「ち、違うよ。ユジンは悪くない! これは、僕が無理やり脱がせたの」
「兄様その言い方は……」
「ほぉ?」
ああ、やばい。オーラがもっと強くなっちゃった。やましいことは何もしてないのに、伝えるのが難しい!! 怖すぎて頭が回らない。ど、ど、どうしよ!!
「おねがいゆるしてぇ~」
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