そうだ、魔剣士になろう

塔ノ沢渓一

文字の大きさ
41 / 52

メエ

しおりを挟む

 早朝だと思っていたが、すでに誰もリビングにいなかったから、それなりの時間だったのだろう。それなのに外の空気は、適当な恰好で出てきてしまった事を後悔するには十分なくらい寒かった。

「ダラムのダンジョンの高台から降りない覚悟はどうなったんだ。貸した金は返ってくるんだろうな。すでに一日目から稼ぐ気もないようだけどさ」
「心配すんなよ。まだ誰もダラムには行ってないんだ。移動をどうするかとか、パーティーはどうするかとか、決めなきゃいけない事が沢山あるからな」
「へえ、それでお前はコンパニオンを買ったらどうするんだ。ランクは上げさせてやるのか」
「どうだろうな。本人の希望も聞いてみなきゃわかんねえよ。あー、それにしてもついにあの子が手に入るのか!」

 朝っぱらから道端で変な奇声を上げているタクマは迷惑極まりない。それにしても、こいつが金を貯められたのは奇跡としか言いようがない。様々な偶然が重なったおかげだ。
 今回出たアイテムを買い取れるというコウタも、高級セクシャルコンパニオンを買えるくらいの金は持っているという事になる。

「もうメエは買われちゃってるかもな」
「今朝、奴隷商人を叩き起こして予約してきたから大丈夫だよ。俺がそんなところで抜かるはずないだろ」
「凄い行動力だな。恐れ入る。だけど予約なんてシステムあるのかよ」
「良いも悪いも、半日程度ならいいでしょうと言ってくれたんだ」

 市場通りにやってきた俺たちは、いつもの場所にコウタの顔を見つけることができた。寝ないで金策に走り回っていたのか、コウタは目の周りにクマを作っていた。

「ずいぶん儲かってるようじゃないか」
「ええ、まあまあですね。ユウサクさんにご贔屓にしてもらってるおかげですよ」
「それで金は作ってくれたのか」
 タクマが俺たちの会話に割り込むようにして言った。
「ええ、なんとかなりましたよ。ツケで買っていた人たちから回収するのは思っていたよりも大変でした。それじゃあ、細かい明細についてお話しますね」

 コウタはその場でアイテム一つ一つの買い取り額と、その金額になる理由を説明してくれた。もっとどんぶり勘定でもよかったのだが、取引には必要なことであるらしかった。
 アイテムの値段というのは、その時の噂や流行りなどに左右されて流動的だから、説明して納得してもらわないと後々で揉めることがあるのだろう。

 その説明が終わって、やっと俺はお金を受け取ることができた。タクマから俺の取り分である210万ゴールドを受け取った。そこから60万ゴールドをタクマに貸し付けるために渡す。
 本当に返ってくるかは微妙だが、ダラムの方で稼げるのだから大丈夫だろう。ここで貸さなかったら一生言われ続けそうだから仕方がない。

「へへっ、ありがとうごぜいやす、ありがとうごぜいやす」
「常にそのくらい腰を低くして生きろよ」
「無理に決まってるだろ」

 それでコウタと別れて市場を歩いていたら、コンパニオンの画面を覗き込んでいるアイリを見つけた。なにを探しているんだと声を掛けようとしたら、知らない男がアイリに声をかけた。
 アイリは困ったような顔で対応している。顔だけはいいから声を掛けられやすいのだろう。
 そこで困り顔のアイリと目が合うと、こちらに手を振って駆け寄ってきた。アイリに声をかけた男は俺を見ると、どこかへと行ってしまった。

「お前も色々と大変だな」
「そうね」
 と言って、アイリは笑った。最近は本当によく笑うようになった。
「なにを買いに来たんだ」
「アルクが装備するのに、なにか良さそうなものはないかと思って見てたのよ」
「一人で見て回るのが大変なら、こいつの用事が済んだあとで一緒に見てやってもいいぞ」
「なによ。それはデートに誘ってくれてるの」
「まあな」
 アイリはいちいちめんどくさいことを言ってくる。一人だと大変そうだから手伝ってやろうと思っただけなのだ。
「そう。本当は今日もアルクと一緒に森に行く予定だったの。でも、午後からにするわね」

「ちょっとまって、ちょっとまってっ! なになになに、なんなの!? なんでサラシナさんはこいつにデートに誘われてなんでそんなに嬉しそうなの。本当にコイツのことが好きなのっ!?」
「どうしてそこまで発狂するんだよ」
「そんなことまで周りに話しているのね」
「違うって。こいつのギルドのミカって人がそういうことを言ってるんだ」
「あの話。本当だったんだあ……」
 驚いたことにタクマは本気でへこんでいるようだった。
「貴方、ハーレム豆電球って言葉に心当たりはないかしら。さっきも言われたのよ」
「あるよ。俺のことを、そういうふうに言ってる奴らがいるんだ」
「貴方のそういう評判のせいで、私までハーレムメンバーのように言われているのよ。そんな風にみられてるなんて心外だわ」

 どうしてくれるのよという態度でアイリは怒っている。しかし、そんなのは俺のあずかり知らぬところで言われているのでどうしようもない。

「こんな奴のどこがいいんだ!」
「わっ」
 いきなり大声を上げたタクマに驚いてアイリが小さく飛び上がった。
「目を覚ますんだ! サラシナさんはコイツに騙されてるんだよ!」
「おい、やめろって。こんな場所で騒ぐなよ。それに俺のことを指さすな」
「サラシナさんは、本当にこいつのことが好きなのか!?」
「え、ええ。好きなのよ」
 アイリはタクマの質問に馬鹿真面目に答えて顔を赤くした。
「おお、神よ……」
 そう言って、タクマは膝から崩れ落ちた。そしてすぐさま飛び起きて俺の肩を掴む。
「おい、ユウサク!!」
「もうやめろよ。お前の嫉妬は度が過ぎるぞ」
「世界にあるべき姿を取り戻さないと」
 急にタクマは憑き物が落ちたような顔でそんなことをつぶやいた。
「気狂いめ」

 そのままおかしくなってしまったタクマを引っ張るようにして、市場通りの外れにある奴隷商館へとやってきた。
 その建物を前にすると、今度は違った意味でタクマの態度がおかしくなる。

「どうしよう、なんだか気恥ずかしくて中に入れないよ」
「腰抜けが。さっさと用事を済ませて出ようぜ」
「この建物って、奴隷を売買しているところじゃないの」
「そうだよ。こいつが買うんだ」
「そんなことばらすなよ!」
「そんなもん、買えば街中に広まるぜ。いまさら何を恥ずかしがってるんだよ」
「はあ、心臓が痛い」
「最低ね」
 アイリがタクマを流し見しながら言った。
 そしたら「はううう」と心臓を抑えて倒れこむ。
「おい、こんな場所で茶番はやめろ。さっさと中に入れ」
「サラシナさんに最低って言われた」
「俺なんか毎日言われてるよ。ほら、立てって」

 店の前でそんなことをやっていたら必要以上に目立つので、俺はタクマを担ぎ上げて奴隷商館の中に入った。そのまま二階までタクマを押し上げるようにして階段を上る。
 どういうつもりなのか、こいつは震える足で二階に上がるのをあらがってくる。朝っぱらから、どうして俺はこんな狂気に付き合ってやってるのかと馬鹿らしくなってきた。

「悪趣味のお仲間を増やそうと必死なのね」
「違うよ。こいつは腰抜け過ぎて、こうしてやらないと何もできない奴なんだ」
「どうして、こんなものが必要なのかしらね」
「そりゃ誰もがお前みたいに可愛い女と付き合えるわけじゃないからさ」
 可愛いと言われてアイリは顔を赤くした。
「貴方は私と付き合えるじゃないの」

 そんなことはない。だからこそ俺は誰よりも必要になるのだ。
 タクマを二階まで押し上げると、そこには奴隷商人がメエと一緒に俺たちを出迎えた。これは客に怖気づく隙を与えないようにする奴隷商人側の配慮だろう。
 あれよあれよという間に、タクマは金を払わされて手続きの書類にサインさせられている。

「こちらのメエは、私どもイチオシの商品でございます。いやあ、タクマ様はお目が高い」
 俺の時も同じようなことを言っていたので、その言葉に重みはない。
「ねえ、前から思っていたんだけど、名前の付け方がちょっと投げやりじゃないかしらね……」
 アイリが耳元でささやいてきた。
「確かに、ちょっと雑だよな」

 タクマは書類にサインしながら、緊張で顔も上げられない様子だった。
 アイリは興味深そうにキョロキョロと部屋の中を見回している。壁にはアイドルのポスターみたいなものが張られ、貸し出し用のサンプルだと思われる装備やメイド服などが並べられている。
 メエはすでにタクマの横に寄り添うように立っていた。

「手が震えてるぞ。大丈夫かよ」
「なななななんでもねえよ」
「ずいぶん素敵な子を選んだのね」

 メエを見ながらアイリが言った。メエは少しだけアイリに似ているところがある。というか、美人というのはどれもこれも同じ顔に見えるものだ。
 しかしメエはアイリよりもボリュームのある胸をしているし、病的に白いアイリと違って、みずみずしいオレンジのような肌色をしている。

 手続きが済むと、メエは「よろしくお願いしますね」と言って頭を下げたが、タクマはもじもじしていて言葉が出てこない。
 メエに一目ぼれしたと言っていたのは聞いたことがあったが、本当に惚れていたようである。そのくらいタクマの態度はぎこちない。

 奴隷商館から出てもタクマは何もしゃべらなかった。話しかけても上の空で、何の反応も返ってこない。
 仕方がないので、二人を引き連れながらアイリと市場を回ることにした。

「なあ、アイリ」
「なによ」
「どうして、そんなに怒ってるんだよ」
「デートなのに関係ない人がついて来てるからでしょう」
「そんなのしょうがないだろ。たぶん、まだ二人きりになるのは怖いんだよ。何もしゃべらないんだし、影とでも思っておけば気にならないだろ」
「私はそんな無神経になれないわ。ユウサクとは違うのよ」
「このネックレスなんてお前に似合うんじゃないのか」
 俺は機嫌を取るためにそんなことを口にした。
「この魔法は使えるわ。意味ないじゃない」

「アクセサリーとして似合うかどうかって話だよ」
「驚いたわ。そんなに気の利いたことが言える人だったのね」
「性格の悪い女だよな。どうして、そうやっていつもいつも馬鹿にしてくるんだよ」
「馬鹿になんかしてないでしょ。人並みの事が出来るようになったって褒めてるのよ」
「それを馬鹿にしてるって言うんだよ」
「それにしても可愛いわよね。あの子」
 声を潜めてアイリが言った。
「そうなのか? 俺はニャコもお前たちもみんな同じに見えるけどな」
 俺の言葉に一瞬だけアイリは殺気のようなものを放ったが、気を取り直したように続けた。
「私的には、かなりのものだと思うわ」

 まあ、お前よりはいい女だろうなと言おうとしたが、言葉が出てこなかった。
 こいつは自分の気に入らないことは全力で否定しに来るから、下手なことを言うのは怖い。クレアと同じつもりでからかっていたら、命がいくつあっても足りないことは身に染みている。
 だから別の言い方に変えた。

「まあ、お前くらい可愛い顔してるよな」
「私にもし犬の尻尾と耳が付いて売られてたら、ユウサクは買ってくれるの」
「まさか。お前はペットショップに行って、朝から晩までギャンギャンわめく、どう考えても頭が狂ってるとしか思えない、カリッカリの狂犬をくださいって言うのかよ。言わないだろ。誰だって、無駄吠えしない性格の大人しい飼いやすい犬をくださいって言うんだ。俺だって同じだよ」
「だれが狂犬よ。ぶっ飛ばすわよ。ねえ、誰が狂犬なの」
 アイリが青筋を立てて詰め寄ってきたので、俺はさりげなく話題を変えた。
「やっぱりさ、剣だけ買って、鎧はモーレットに作ってもらうのがいいんじゃないか。アントクイーンのプレートが余ってただろ」
「えっ、そ、そうねえ……」

 もう少しで噛み殺されるところだった。俺はめんどくさい二人を連れてどうしたものかと途方に暮れた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

七日後に神罰が落ちる。上層部は「下を切り捨てろ」と言った——私は全員を逃がす

蒼月よる
ファンタジー
七日後、この港に神罰が落ちる。 追放された元観測士イオナだけが、その事実を知っていた。 しかも災害は自然現象ではない——誰かが、意図的に引き起こそうとしている。 港の上層部はすでに手を打っていた。「下層区画を緩衝被害区として切り捨てる」秘密契約。被害を最小限に見せかけ、体制を守る冷徹な計画だ。 イオナは元護送隊長ガルム、荷運び組合長メラとともに動き出す。 犯人を暴き、証拠を公開し、住民を逃がし、工廠を止める——すべてを七日で。 被害を「選ぶ」管理か、全員を「残す」運用か。 追放観測士の、七日間の港湾カウントダウン・サスペンス。 この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。 ・世界観・設定の管理補助 ・プロット段階の壁打ち ・作者による執筆後の校正

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

処理中です...