キミの消えたセカイ

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三章

邂逅~出会い~

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今日もひどく暑い。
そんな事を思いながら僕は忘れようとしていた彼の言葉を思い出していた。

『もうすぐ《会える》よ』

あれはどういう意味だったのだろう…?だって夢の中で出会ったじゃないか。

会話だってした。あれが会っていないなら《会う》って…

「何で僕はこんな事を考えているんだろう…忘れるって決めたじゃないか。」

―アイスでも買いに行こう―

ふと、そんな事を思った僕はいつものコンビニへと出掛けた。その帰りだった。

『キミ』に出会ってしまった
のは―――。


『やっと会えたね、僕』
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