ヴァンパイア陛下は森の中に住む女性に恋に落ちる。

藍田 のひか

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四章

04

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 アネシーは掃除が全て終わって昼食ができるまで日に当たりながらゆっくりしていたつもりが寝てしまった。

 アネシーは寝ているオウラを起こした。

「オウラ、起きてください。 もう夜ですよ」

「あ、アネシー、よく眠れましたか」

「はい、せっかく昼食を作ってくれたのに、寝てしまって申し訳ございません」

「アネシーが気持ちよさそうに寝ていたので起こすのは失礼かなと思いまして。 それに、昼食に作った野菜スープは今から食べましょうか」

「はい」

 寝室を出た二人は階段を降り夕食の準備をしてイスに座った。

「いただきます」

「どうぞ」

 アネシーはスプーンでスープを掬い口に入れた。

「アネシー、おいしいですか」

「美味しいですよ、オウラ」

「よかったです」

 二人はお腹が空いていて野菜スープをおかわりをして夕食を終えた。

「ごちそうさまでした」

「どういたしまして」

「片付けは私がします」

 するとオウラに止められた。

「片付けは俺がしますからアネシーはシャワーでも浴びてきてください」

「でも」

「それか、一緒に入りますか」

 オウラは意地悪そうな顔で言うがアネシーは平然とした顔で断る。

「いえ、一人で入ってきます。 シャワーをお借りします」

 アネシーは荷物を持ってシャワーへと向かっていった。数十分後にシャワーから寝間着を着たアネシーが出てきた。

「シャワーありがとうございました」

 アネシーは王国で髪を纏めて結っているが今は髪が腰辺りまであり慣れた手付きで髪を乾かしている。オウラは一度、寝室へ行き寝巻きを持ってシャワーへ行ってしまった。

「俺もシャワー入ってきますね」

「はい、どうぞ」

 アネシーがタオルで髪を乾かしている途中でオウラはシャワーから出てきた。

「オウラ、すみませんがドライヤーを使いたいのでコンセントを貸してください」

「いいですよ」

 オウラはタオルで髪を拭いていて、部屋にはドライヤーの音だけが聞こえるだけでアネシーがドライヤーを終えるとオウラの前にドライヤーを差し出した。

「オウラもドライヤーで髪を乾かしてください。風邪を引きますよ」

「俺、ドライヤーを使ったことがないんですが」

 するとアネシーはオウラに手招きをした。

「私の近くに来てください」

 オウラはアネシーの近くでしゃがみ込んだ。 
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