エッチなデイリークエストをクリアしないと死んでしまうってどういうことですか?

浅葱さらみ

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第二章

12

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 どうも呼び名が違うのか、キョトンとした表情でペロペロしている牡丹ちゃん。

「はぁはぁ……フェラチオはお口の中に咥えてチュパチュパすることだお」
「ああっ! 尺八のことですかっ! すっかり忘れていました! でも、こんな大きいの牡丹のお口に入るのでしょうか?」
「先っぽだけでもお願い! 牡丹ちゃん!!」
「承知いたましたっ! 牡丹がんばりますっ!!」

 そう宣言すると牡丹ちゃんは真剣な面持ちで僕の亀頭を小っちゃなお口の中へと導いていった。
 カリ首がすっぽりと咥えこまれると、やったと言わんばかりに人差し指で口元を指し示す牡丹ちゃん。
 僕が偉い偉いと頭を撫でてやると、嬉しそうに目を細める。

「ゆすけえぇ~こっちもみるんだぉ!」
「ああごめんごめん!」

 歌乃かのんちゃんの方に目を向けると、彼女はスカートをまくり上げて僅かに脚を開いた。

膣内なかもくちゅくちゅしてほしいんだぉ?」

 小首を傾げて訴えかけるロリ小悪魔に僕は従わざる負えない。
 それまで布の上から割れ目をなぞっていた右手を歌乃ちゃんのお腹の上からゆっくりとパンツの中へと侵入させていく。

「ふあぁぁぁああっ! ゆうすけの指、太いぉ……丹ちゃんのと全然ちがうぉ。はふんっはぁ……ああんっ!!」
「じゅぽじゅぽ……じゅじゅるるっ」
「大丈夫だった歌乃ちゃん?」
「ひゃふっはふぅ?! じぇんじぇん……はぁはぁ、平気だお! 丹ちゃんより太くてびっくりしただけだお?」
「おごっふぐぅ……ぐぽっほふっ……じゅじゅるじゅぶぶ」
「はうっ?! それは……よっかったよおおぅ?! もっと、奥まで入れても良い?」
「うんっ……はふんっ! もっと激しくするんだぉおおおんっ!!」

 指一本でもキツキツな歌乃ちゃんのロリマンコ深くへと僕は指を沈めていく。
 どうやら入り口は狭かったけれど、奥の方は関節を動かせるだけのゆとりがあるようだ。
 しかし、牡丹ちゃんの方もいつの間にか僕のマラを半分以上深く咥えこんでいて、苦しそうな顔で一生懸命に頭を上下させている。
 やはりフェラチオマスターの称号持ちだけあって、牡丹ちゃんのフェラは歯も全く当たらず、的確に舌で僕の急所を攻め立ててくるのだ。

「ふごっふっ! ふもふももっ! じゅるじゅるるっ!!」
「はうっ! 牡丹ちゃん、何言ってるか分かんないよ」
「あふゅっあっうんっ! ゆうすけぇそこっ! いいっ! きもちんだぉ――!」

 牡丹ちゃんは舌の方へ手を伸ばして玉袋をさわさわしながら、更に奥の方へと指先を伸ばしてくる。
 歌乃ちゃんはクイッとGスポットを刺激されて満足そうにヨガりながら、口元からよだれが溢れだしてきた。
 ハンカチを取り出して拭いて上げようかと思うも、ズボンがずり下げられていて手が届かないやと考えていたところで、僕の下半身に想像だにしなかった事態が発生した。

「えっ?! ふわっぎゃっ?! だめっ! 牡丹ちゃんストップ!」
「ふもふっ……ふぉごご……ちゅぱちゅぱっ!!」

 なんと、僕の裏筋深くをなぞっていた牡丹ちゃんの指が菊門の中に侵入してきたのだ!

「やっ! だめぇ! きもちくて、おんなのこになっちゃぅう――!!!」
「ふもふっ! じゅぼぐっぽ! じゅるるんっ!!」

 必死にヤメテくれと言ってるのに、何故か僕のアナルを攻める手を止めない牡丹ちゃん。
 確かに、体験したことのない快感が僕の身体を貫いて……貫いて?
 あっ、確かにきもちいコレ……。

「うはっ?! もうダメだっ! 牡丹ちゃん出るっ!」
「じゅぽじゅぽっ……じゅぷじゅぷぷっ!」
「ひゃうんっ! はふんっ……あっあっかのんもイクゥ――!!」

――口内射精ポイントを獲得しました――
――絶頂ポイントを獲得しました――

 歌乃ちゃんの小さなおしりがガクガクと大きく暴れたと同時に僕も牡丹ちゃんの口内へと大量の毒液を注ぎ込んだ。

「ふもっ? おももっ?! ゴボッ……ゴキュゴキュ」
「はぁはぁ……すごっ?! 一滴も漏らさずに?」
「ひゃあひゃあ……あっふ……くぅはぁ♡」

 顔を真っ赤にして喉を鳴らしながら毒液を飲み干す牡丹ちゃん。
 すごく苦しそうな表情で大丈夫かなと心配になったけど、すべてを飲み干して肉棒を放すと、ひまわりみたいにニッコリと満面の笑顔を僕に見せてくれた。
 対して歌乃ちゃんはというと、すっかり満足したとでもいうような表情でスヤスヤと寝息を立てている。

「はぁはぁ、気持ち良かったけど。なんでお尻を止めてと言ったのに止めてくれなかったの?」
「ええっ?! ほんとにイヤだったのですか雄介殿? てっきり嫌も嫌よも好きのうちなのかと! 大変申し訳ございませんっ!」
「わっわっ! そんな悲しそうな顔しないで牡丹ちゃん! 僕もお尻は初めてだったから、その恥ずかしくって……でも、生きてきて感じたことのないくらい強い快感だったのは確かだったしっ!」

 ニコニコの牡丹ちゃんが悲しそうな顔をすると僕はとんでもなく庇護欲を掻き立てられて、思わず彼女を強く抱きしめた。

「ふあぁ~雄介殿の胸っておっきいですね。何だかとっても安心します」
「そうか、それは良かった。そういえば、牡丹ちゃんだけ気持ちよくなってないか?」
「牡丹は他の人が気持ちよくなってくれればそれだけで幸せですから」
「ああっ牡丹ちゃんっ!」

 なんて健気な子なんだっ! と、たまらなく愛おしくなり彼女の唇を奪う。

「んっ?! 雄介殿?」
「あっ……ごめん。嫌だったかな?」
「いえいえ! ただ、おじいちゃんとの接吻は煙草臭くて苦手だったなぁ~って思い出しまして」
「僕は煙草吸わないから大丈夫だった?」
「はい! なんだかおじいちゃんの時と違って、すごく嬉しい気持ちになりましたです」

 お爺さんの影がちらつくのは鬱陶しいが、ニコニコと満面の笑みを見せる彼女がたまらなく欲しくなり、僕はもう一度、唇を重ねて彼女を押し倒した。
 しかし、無情にも部活終了のチャイムが外から聞こえてきた。

「もう、帰る時間だぉ。歌乃はお眠だかぁおぶって帰るんだぉ」

 そう伝えた後、一度起き上がった歌乃さまは畳におでこから突っ伏すのだった……。


「牡丹ちゃん重くない? 代わろうか?」

 部室を出た僕らは一路、校門を目指していた。
 牡丹ちゃんは眠ってしまった歌乃ちゃんを背中におぶっているのだ。
 僕は何度も代わろうかと声はかけているんだけど、

「いえいえ! これが牡丹の仕事ですから! 逆に雄介殿にさせては牡丹の立場がありませんのです!」

 と、絶対に代わろうとはしないのだ。

 渡り廊下に差し掛かった時、体育館の中からまだ練習に励む音が聞こえてきた。

「ずいぶんと熱心だねぇ」
「バレー部は強豪なので、他の部活が終わっても遅くまで練習しているみたいです」
「へぇ、そうなんだ」
「同じクラスの子が言ってました。代理監督になってから厳しすぎて何人か退部したと聞いてますです」

 なるほど、部の監督なら先生じゃないから潜り込むことも出来るかもしれないな。
 でも、厳しすぎて止めちゃう子が出るようなら違うか?
 わざわざ、コマせる生徒が減ることなんてするわけないしねぇ。

 校門までやってくると、見慣れたポニーテールが友達たちとお喋りしながら待ち構えていた。

「お兄ちゃん! どこで油売ってたのよ?」
「なんだ、別に待ってなくても良いのに」
「べ、別にお兄ちゃんを待ってた訳じゃないんだかんね! ばったりみんなに会ったからちょっとお喋りしてただけなんだからっ!」
「まっ、そういうことにしといてあげるよ♡ 玖瑠美?」
「ちょっと、加代子!」

 クラスメイトだろうか? 加代子ちゃん以外は見知った顔は居なかった。

「ほんじゃ、私ら帰るわ! お兄さんさようなら!」
「あ、さよなら!」
「牡丹たちも、お暇させていただきますっ! それでは雄介殿また!」
「ああ! また明日部活で!」

 妹以外の女子高生たちは夕暮れの中、校門の外へと吸い込まれていった。

「ねぇ、A組の牡丹山さんは知ってるけど、もう一人は誰なのよ? あんな幼い子たちをやっちゃうつもりなのお兄ちゃん?」
「ななっ何を言ってる?! 人に聞かれたらどうすんだ!」
「あっ、否定はしないんだ?」
「バカ! 帰るぞ!」
「あっ、ちょっと待ちなさいよ!」

 僕はスタスタと速足で駅へと続く道を急ぐ。
 妹に話すことで協力させるはずが、逆に邪魔をして来てないか?
 幼いって言ったって、二人ともおまえよりは胸はおっきいんだぞ?

「はぁはぁ……悪かったって! 私の友達じゃなきゃ別に良いけど、待ってたのはそんなことじゃなくて!」
「じゃあ何だよ?」
「さっき居た子たちには手を出さないでよね? みんなテニス部一年の仲間だから」
「いちいち覚えてられるかよ!」
「じゃあ、リストを作るから!」
「ちゃんと写真付きだぞ?」
「わかったよ」

 どの道、2年生の方が接触機会が多いし、わざわざ1年生を狙う必要もないだろう。
 腕に掴まってくる妹を振り払いながら、僕は家路を急ぐのだった。
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