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第七章
断章8
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「ふんっ! ふんっ! 真尋君、聞いていたのかね?」
「はい学園長先生……でも」
パパは私を見もせずに壁際に立たせた女生徒を相手に後背位で腰を振っている。
朝のホームルーム前、私はいつものように学園長室へ赴いていた。
今までなら、私がされていたことをパパは他の子相手にヤッている。
「あっあっ! 凄いよパパ! オマンコきゅんきゅんしちゃう♡」
「少しダマってなさい。君が心配することは無い」
「そうではなくて、歌乃の身体が心配なんです」
パパが私にやるよう命令してきた内容、それはクラスメイトの有栖川歌乃を拉致してこのヤリ部屋に連れてこいというものだった。
「別に後遺症が残るような毒物は使わないさ」
「何もなさらないんですよね?」
「あんっ! ダメッ! もうイクぅ~イっちゃうよぅ♡」
「フフフッ……嫉妬してるのかね真尋君?」
「いえそんなことは……」
「ふんっ!」
「あああはぁぁあああああんっ!」
パパは絶頂した女生徒から陰茎を引き抜き、彼女のお尻をパンと叩いた。
彼女は荒い呼吸のまま向き直り、膝立ちになって逸物を咥え込んだ。
パパは彼女の頭を撫でまわしながら、こちらを見ずに話しを続ける。
「レイプするために拉致するのではない。安全を確保するための交渉手段としてお招きするのだけだよ。もちろん、有栖川家の出方次第だがね」
パパが言うように、確かに有栖川家にとって歌乃が一番大切なのは確かなのだろう。
今回の作戦も別に猪狩先生を破滅させるわけじゃなくて、彼が味方になるのか敵になるのかを判断する材料だと言っていた。
場合によっては、また猪狩先生に私が身体を差し出すことも有るかもしれないとも……。
「では、失礼しました」
ホームルーム前に教室にたどり着く。
最近まではあまり目立たないようにしていた蜂須賀さんが、教室の一番後ろで腕を組み壁にもたれ掛かっている。
「おはよー芳川ぁ~!」
「おはよう……歌乃」
「なんか、元気ないぉ?」
「ううん? そんなことないって!」
こんな純粋無垢な子を騙すなんて、と思うけど。
何もない私と違って、彼女は何もかも持っている。
大体、2年生になって編入してきた私と一緒のクラスになるよう裏で手手引きしたパパの命令で今まで世話を焼いてきたのだ。
政財界に強い影響力を持っていて、噂では悪どい手段も厭わないと評判の有栖川家。
その評判もあって、学内で避けられ気味だった彼女がクラスに受け入れられたのも私が仲良くしてあげたから。
でも、いくら仲良くしていても、私はあの一万坪あるというお屋敷に招かれたことは一度もない。
それは私の家が名家でもなんでもない貧乏な母子家庭だから。
あの人たちと私のような者には、決して交わることが出来ない境界線があるのだ。
4限目の体育の授業になり、ついに作戦を実行に移す時がきた。
陸上トラックをランニングする私たちを蜂須賀さんは、遠く校舎の前から監視している。
カーブに差し掛かると、ちょうど蜂須賀さんに背を向ける格好になった。
私は隠し持っていたハンカチを取り出して、すぐ前を走る歌乃の口元へ添えた。
「大丈夫、歌乃?」
「ふぇ? なにっ……あふっ……ふひゃあぁ……」
意識を失って崩れ落ちる歌乃を抱きかかえる私。
周囲には心配したクラスメイトたちが集まってくる。
「先生! 保健室へ連れていきます」
クラスメイトに囲まれながら、私は校舎へ向かう。
蜂須賀さんは、血相を変えてこちらに駆け寄ってくる。
「おい! 代わるからそこをどけ!」
「保健室は直ぐですので、大丈夫です。たぶん、貧血だと思います」
「良いから代わるんだ! お前は信用できない!」
無理やり身を乗り出してきた蜂須賀さん。
けれど、ここまでは想定内だ。
「真尋に何言ってんの!」
「部外者のくせにしゃしゃんなよ!」
「そうだ! そうだ!」
みんなが一斉に私をかばってくれる。
彼女たちを騙している事実に胸が苦しくなる。
「大丈夫、真尋?」
「うん……ごめんね」
「真尋泣いてんじゃん!」
違うの、この涙は……。
結局、みんなに守られるようにして保健室にたどり着く。
外にある入口が開かれ、私と歌乃だけが中に入る。
蜂須賀さんも続いて入ってこようとしたけど、養護教諭が立ちはだかった。
「あなた部外者でしょ? 入ってこないで」
「私は保護者代わりだ! それに、理事会の承認を得ている」
「私は聞いてないわ。この部屋の責任は私に有るんだから、勝手に入ってきたら警察呼ぶよ」
「クソッ……」
「ただの貧血だと思うけど、いちおうすぐ知らせるからそこで待ってなさい」
扉がぴしゃりと閉められ、先生がこちらに向き直った。
「まったく、金持ちってのは何でも思い通りになるとでも……」
「先生、あの……」
「ああごめんごめん。こっちよ」
カーテンで仕切られたベッド室に入ると、先生は床にある点検口を開いた。
私が先に下に降り、協力者の先生がぐったりした歌乃を降ろしてくれる。
120センチほどの高さの床下を進んで行くと、やがて上からの光が差し込む穴にたどり着く。
上で待ち構えていた氷室伊たちが私たちの姿を確認した後、歌乃を引っ張り上げ、無事任務を完了できた。
「よくやった。真尋君」
パパは今日初めて私の顔を見て話しかけてくれた。
今日は最後までしてくれるのだろうか?
昨日は入れた直後に射精されてしまった。
他の子は絶頂するまでセックスしてくれるのに。
特に氷室伊紫苑とは必要も無いのに何度も絶頂させている。
でも、毎日セックスしてくれるだけ良い方だって考えなきゃいけないのかもしれない。
保健室の先生は三軍だから数日に一回だけしか、セックスして貰えてないみたいだ。
でも今日は作戦に協力した件で久々のご褒美を貰えるのだろう。
だから何のとりえもない私はパパの一番とは言わないまでも、予定通りに推薦と奨学金を貰えるまで頑張らなくちゃいけない。
「真尋君、準備は良いかね?」
「はい……」
パパは私の肩をポンポンと叩いたあと、ナイフを渡してきた。
「大丈夫だよ真尋君。切れないように刃は無くしてある。万一手が滑って怪我でもさせたら元も子もないからね」
「そうですよね……」
パパは女の人に手を上げることは無い。
たぶん今回も、パパの思惑通りに事が運ぶんだろう。
だって、この学園の支配者に逆らえる人なんて誰一人としていないのだから。
「はい学園長先生……でも」
パパは私を見もせずに壁際に立たせた女生徒を相手に後背位で腰を振っている。
朝のホームルーム前、私はいつものように学園長室へ赴いていた。
今までなら、私がされていたことをパパは他の子相手にヤッている。
「あっあっ! 凄いよパパ! オマンコきゅんきゅんしちゃう♡」
「少しダマってなさい。君が心配することは無い」
「そうではなくて、歌乃の身体が心配なんです」
パパが私にやるよう命令してきた内容、それはクラスメイトの有栖川歌乃を拉致してこのヤリ部屋に連れてこいというものだった。
「別に後遺症が残るような毒物は使わないさ」
「何もなさらないんですよね?」
「あんっ! ダメッ! もうイクぅ~イっちゃうよぅ♡」
「フフフッ……嫉妬してるのかね真尋君?」
「いえそんなことは……」
「ふんっ!」
「あああはぁぁあああああんっ!」
パパは絶頂した女生徒から陰茎を引き抜き、彼女のお尻をパンと叩いた。
彼女は荒い呼吸のまま向き直り、膝立ちになって逸物を咥え込んだ。
パパは彼女の頭を撫でまわしながら、こちらを見ずに話しを続ける。
「レイプするために拉致するのではない。安全を確保するための交渉手段としてお招きするのだけだよ。もちろん、有栖川家の出方次第だがね」
パパが言うように、確かに有栖川家にとって歌乃が一番大切なのは確かなのだろう。
今回の作戦も別に猪狩先生を破滅させるわけじゃなくて、彼が味方になるのか敵になるのかを判断する材料だと言っていた。
場合によっては、また猪狩先生に私が身体を差し出すことも有るかもしれないとも……。
「では、失礼しました」
ホームルーム前に教室にたどり着く。
最近まではあまり目立たないようにしていた蜂須賀さんが、教室の一番後ろで腕を組み壁にもたれ掛かっている。
「おはよー芳川ぁ~!」
「おはよう……歌乃」
「なんか、元気ないぉ?」
「ううん? そんなことないって!」
こんな純粋無垢な子を騙すなんて、と思うけど。
何もない私と違って、彼女は何もかも持っている。
大体、2年生になって編入してきた私と一緒のクラスになるよう裏で手手引きしたパパの命令で今まで世話を焼いてきたのだ。
政財界に強い影響力を持っていて、噂では悪どい手段も厭わないと評判の有栖川家。
その評判もあって、学内で避けられ気味だった彼女がクラスに受け入れられたのも私が仲良くしてあげたから。
でも、いくら仲良くしていても、私はあの一万坪あるというお屋敷に招かれたことは一度もない。
それは私の家が名家でもなんでもない貧乏な母子家庭だから。
あの人たちと私のような者には、決して交わることが出来ない境界線があるのだ。
4限目の体育の授業になり、ついに作戦を実行に移す時がきた。
陸上トラックをランニングする私たちを蜂須賀さんは、遠く校舎の前から監視している。
カーブに差し掛かると、ちょうど蜂須賀さんに背を向ける格好になった。
私は隠し持っていたハンカチを取り出して、すぐ前を走る歌乃の口元へ添えた。
「大丈夫、歌乃?」
「ふぇ? なにっ……あふっ……ふひゃあぁ……」
意識を失って崩れ落ちる歌乃を抱きかかえる私。
周囲には心配したクラスメイトたちが集まってくる。
「先生! 保健室へ連れていきます」
クラスメイトに囲まれながら、私は校舎へ向かう。
蜂須賀さんは、血相を変えてこちらに駆け寄ってくる。
「おい! 代わるからそこをどけ!」
「保健室は直ぐですので、大丈夫です。たぶん、貧血だと思います」
「良いから代わるんだ! お前は信用できない!」
無理やり身を乗り出してきた蜂須賀さん。
けれど、ここまでは想定内だ。
「真尋に何言ってんの!」
「部外者のくせにしゃしゃんなよ!」
「そうだ! そうだ!」
みんなが一斉に私をかばってくれる。
彼女たちを騙している事実に胸が苦しくなる。
「大丈夫、真尋?」
「うん……ごめんね」
「真尋泣いてんじゃん!」
違うの、この涙は……。
結局、みんなに守られるようにして保健室にたどり着く。
外にある入口が開かれ、私と歌乃だけが中に入る。
蜂須賀さんも続いて入ってこようとしたけど、養護教諭が立ちはだかった。
「あなた部外者でしょ? 入ってこないで」
「私は保護者代わりだ! それに、理事会の承認を得ている」
「私は聞いてないわ。この部屋の責任は私に有るんだから、勝手に入ってきたら警察呼ぶよ」
「クソッ……」
「ただの貧血だと思うけど、いちおうすぐ知らせるからそこで待ってなさい」
扉がぴしゃりと閉められ、先生がこちらに向き直った。
「まったく、金持ちってのは何でも思い通りになるとでも……」
「先生、あの……」
「ああごめんごめん。こっちよ」
カーテンで仕切られたベッド室に入ると、先生は床にある点検口を開いた。
私が先に下に降り、協力者の先生がぐったりした歌乃を降ろしてくれる。
120センチほどの高さの床下を進んで行くと、やがて上からの光が差し込む穴にたどり着く。
上で待ち構えていた氷室伊たちが私たちの姿を確認した後、歌乃を引っ張り上げ、無事任務を完了できた。
「よくやった。真尋君」
パパは今日初めて私の顔を見て話しかけてくれた。
今日は最後までしてくれるのだろうか?
昨日は入れた直後に射精されてしまった。
他の子は絶頂するまでセックスしてくれるのに。
特に氷室伊紫苑とは必要も無いのに何度も絶頂させている。
でも、毎日セックスしてくれるだけ良い方だって考えなきゃいけないのかもしれない。
保健室の先生は三軍だから数日に一回だけしか、セックスして貰えてないみたいだ。
でも今日は作戦に協力した件で久々のご褒美を貰えるのだろう。
だから何のとりえもない私はパパの一番とは言わないまでも、予定通りに推薦と奨学金を貰えるまで頑張らなくちゃいけない。
「真尋君、準備は良いかね?」
「はい……」
パパは私の肩をポンポンと叩いたあと、ナイフを渡してきた。
「大丈夫だよ真尋君。切れないように刃は無くしてある。万一手が滑って怪我でもさせたら元も子もないからね」
「そうですよね……」
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たぶん今回も、パパの思惑通りに事が運ぶんだろう。
だって、この学園の支配者に逆らえる人なんて誰一人としていないのだから。
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