エッチなデイリークエストをクリアしないと死んでしまうってどういうことですか?

浅葱さらみ

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最終章

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 あれから半日過ぎて、下校時間となり空もすっかり暗くなった頃。
 僕は体育館の用具倉庫に隠れてコートの様子を伺っていた。

「まだ来ないのかしら?」
「しっ! 静かに」

 一条院も僕の隣でイライラしながら奴が来るのを待ち構えている。

 どうして、僕らがここにいるのか?
 それは、前日までの0ポイントから圧倒的一位に上り詰めた登美来からのある提案――というより結果的にやらざる負えない襲撃をこれから来るであろう二階堂汐里に対して行う必要があったから。
 何故なら、登美来が寝取った女はすでに帰宅して睡眠薬を飲んでいるから僕が寝取るのは物理的にも難しいのだ。

 じゃあ、二階堂汐里の女も同じだろうって思うかもしれない。
 けれども奴はまだ寝取られたことに気づいていない。
 だから、登美来から聞いた今夜も開かれる奴の饗宴でそのことがバレたら、二階堂は手段を選ばず学園の女をレイプするだろう。
 それに、新規の女の子を集めてくる可能性も無くはない。
 だから、今夜こそは奴を取り押さえてマイナスポイントで退場にしてしまおうという策略なのだ。

――雄介、対象が今そちらへ向かっている。

 外を監視している宇津井からの連絡を聞いて、僕は準備に取り掛かることにする。

「一条院、僕は服を脱ぐからあっち向いててくれ」
「何で脱ぐの?」
「そりゃ、透明になるから……って、あっ?!」
「猪狩先生、あなたは透明に成れないって言ってたよね?」

 ヤバい! すっかり忘れてた。
 しかし、こんなところで仲たがいしている場合じゃない。

「ごめん、あの時は君を信用してなかった。後でお詫びに何でもするから今は控えてくれ」
「良いわ。私もあいつに復讐する方が先だし」

 ああやっぱ、アナルレイプの復讐のためについてきたのか。
 何とか午前0時になる前に一条院から処女喪失とNTRポイントを獲得できないかなと思ってたんだけど。
 僕の事を心配してついてきたんじゃないなら、あんまり期待できないなぁ。

 結局、彼女にガン見されながら全裸になった僕。

「あの、あんまりジロジロに見ないでくれる?」
「五月蠅い! どうせ、あんたも透明人間になってシャワー室を覗いてたりしたんでしょ?」
「そ、そんなことないさ!」
「猪狩先生、すごく目が泳いでるんだけど?」

 一条院にジト目で見られながら居心地悪く待機していると、ぞろぞろと制服姿の女生徒たちが体育館に入ってきた。
 その数は二階堂を含めてざっと15人ってところか?
 全員登美来の検査を受けて帰宅するように言われたはずだけど、やはり無視してやってきたのか。
 二階堂のやつ、点数の割にはかなりの数を従えていたんだな。
 しかも、その中には加代子ちゃんと珠美ちゃんもいるじゃないか?!
 僕に寝取られたから、彼女たちからポイントは稼げないのになんで?
 それより問題なのは、今は登美来が寝取ったことで二階堂が彼女たちを寝取り返すことも可能だということだ。
 果たして、奴はそのことに気づいているのだろうか?

 二階堂を前にして一列に並んだ女生徒たち。
 彼女が小さく頷くと、加代子ちゃんと珠美ちゃんが前に出てきてお互いの服を脱がせ始めた。
 じっと見守っていると、やがて全裸になった二人がキスをしながら床に寝そべり、69の体勢でお互いの秘所をなめ合いっこし始める。

「何、おっきくしてるんですか! 変態!!」
「仕方ないだろ!」

 顔を赤らめて僕の股間を指さす一条院。
 そういうお前も、なんで僕のチンチンから目を離さないんだよ?

 やがて、他の女生徒たちも服を脱ぎだし、互いに愛撫しだす。

「あっあっ……はぁんっ♡」「やっやぁ……♡ くぅ~ん♡」

 体育館の中に女生徒たちの幼い嬌声が響き渡る。
 しばらく女生徒たちの乱交を眺めていた二階堂がついに動き出した。

「じゃあ、行ってくる! たぶん蜂須賀さんたちが後は何とかしてくれると思うから、あんまり出しゃばるなよ?」

 無言で頷く一条院の顔を確認した後、僕は透明になって連中の元へと近づいていった。


「はぁん♡ 汐里さまぁ♡ どうか、私に入れてくれさいませ♡」
「私の方が準備万端ですぅ♡」

 近くによると、それぞれの女の子たちがオナニーや相手を愛撫しながら、彼女たちの周りを歩く二階堂に向かって必死にアピールしていた。
 何周か彼女たちの周りをめぐった後、二階堂はひとりの女の子の肩に手を置いた。

「ありがとうございます♡」

 選ばれた女の子は二階堂に手を引かれていく、それまで淫靡な行為に耽っていた他の子たちも、固唾をのんでその様子を見守っている。
 二階堂は舞台まで彼女を連れて上がり、仰向けに寝かせた後、自らのスカートをたくし上げてそそり立った陰茎を露出させた。

「自分で開け」

 少しかすれているが女の子っぽい声で二階堂が命令すると、全裸の少女は両手の指を使って、自らの大陰唇をくぱぁと開いた。

「汐里さまぁ♡ どうぞ私の処女マンコに汐里さまの尊いオチンチンを挿入してくださいませ♡」

 やはり、一条院や珠美ちゃんたちがアナルしかやられてなかったのは、ワザと点数を低くするためだったんだな。
 最終日まで処女喪失ポイントを大量に残しておくことで下位に沈んだ場合に挽回できる手段として。
 奴は、ライバルも粗方いなくなったので回収することにしたんだろう。

 僕は感心しつつも、二階堂の傍でじっと奴が挿入するのを見守る。
 奴は膝をついて女の子みたいな内股で――って、見た目は少女そのものなんだけど――相手の子に折り重なった。

「ん?」
「今だ蜂須賀さん!!」

 僕は挿入した瞬間を狙って、奴の腰に覆いかぶさるように掴みかかった。

「離れろクソがっ!」

 やはり、女の子みたいな二階堂がいくら暴れても身長175センチ体重65キロある僕から逃れるのは無理なようだ。
 体育館の二階や扉の陰に隠れていたメイド隊は数秒で僕の所に到達し、瞬く間に二階堂を縛り上げてしまう。

「凄い! 有栖川家ってこんな暗殺部隊まで持ってるの?!」

 遅れてやってきた一条院が感嘆の声を上げる。
 でも、メイド隊は暗殺部隊じゃない……よね?
 舞台下に居た観客もとい唖然と立ち尽くす女の子たちは、メイド隊に促されて全裸のまま一か所に集められている。

「おまえ、俺の女を全員寝取ったのか?」

 二階堂は諦めたのか、虚脱したような表情で僕に訪ねてきた。

「いや、僕じゃない」
「猪狩雄介君の仕業じゃないよ。それは私の仕業だ」
「え? なんで登美来が?!」

 確か、まだ縛り上げて診断車の中に閉じ込めて置いたはずなんだけど?
 どうして、逃げないでニヤニヤしながらわざわざここに来たんだ?

「どうして、来れたんだと不思議に思ってるね?」
「ああ、そうだけど」
「知っての通り、僕の陰茎はかなり伸びるんだ。しかも、訓練をかさねたからなんでも自由自在、数メートル離れたハサミを取って来て、結束バンドを切るなんてのは朝飯前なのさ!」
「ハッハッハッハ! なるほど、ということはここに居る女は全員寝取ったということか!」

 突然、笑い出す二階堂、なんか嫌な予感が……。

「そこの一条院さん以外はね」
「そうか、そいつはまだ俺の女だったか。だが……」
「キャー?!」

 突如、女の子の集団から悲鳴が上がった。
 何事かと慌てて駆け寄った僕の眼前では信じられない光景が繰り広げられていた。
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