【完結】邪神の呪い〜ベテラン冒険者の俺、モンスターに掘られ雌にされる〜

金盞花

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2.ゴブリン(後編)

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 ビューッビュルルルルッ!

 俺はゴブリンの愛撫や口淫によって盛大に射精した。
 それは当然全てゴブリンの口の中へと注がれたのだが、それでも尚もゴブリンは口を離そうとはしなかった。それどころか陰茎全体を舌全体で舐り、尿道に残ったものを吸い出そうとする始末である。

「うぁっ!? ああぁっ!! ああぁあっ!!」

 今まで経験したことのない強烈な刺激に俺は絶叫した。だがそれで終わりではなかった。今度はアナルを解していた指が抜かれるとすぐに別のものが押し当てられる感覚があったのだ。
 まさか、と思った時には遅かった。それは指よりも遥かに太く長く、そして熱かったからだ。俺を見下ろしてゴブリンは下卑た笑みを浮かべた。

「ひっ……!? や、やめっ……!」

 俺の制止など聞き入れる筈もなく、ゴブリンのペニスは一気に俺の中へと押し入ってきた。

「うぁっ、あっ!! ああぁっ!!」

 不思議と痛みは無かったが苦しさはあった。だがそれ以上に、今まで経験したことのない快感が脳天を突き抜ける。それはまるで全身を串刺しにされたような感覚だった。

「んんっ、あっ! ああぁああっ!」

 パンッ! パァンッ! と肌同士がぶつかる音が響く度に意識が飛びそうになるほどの快楽に襲われる。俺はただ喘ぎ声を上げることしか出来ない。
 勿論こんな経験は初めてだった。俺は至って普通に女、特におっぱいのデカい素朴な子がタイプだった。野郎同士でもセックスをするという話は聞いたことはあったが、ケツを使うなどヤバすぎるし、そんなので気持ち良くなる訳がないと思っていた。

 だがどういう訳か、雄どころか人間ですらない存在に尻を掘られて喘いでしまっている。いや、これは媚薬の所為だと言い訳しようとしても、そんな思考すら霧散する。
 ゴブリンのペニスは根元が少し膨らんでいて、それが抜き差しされる度に入り口付近の特に弱い部分を押し潰す。それだけでなく亀頭部分で内壁を擦られると頭の中が真っ白になりそうだった。

「ああぁっ! ああぁっ!! あっ!」

 最初は異物感だけだった筈なのにいつの間にか気持ち良さしか感じなくなっていた。俺はもう何も考えられず、ただ快楽に溺れるしかなかった。
 そしてそれは俺だけではなく、他の個体もそうであったらしい。俺が犯されている間も他のゴブリン達は俺の身体を弄り続けていたのだ。乳首を強く摘まれ、脇腹や内腿を撫で回され、耳穴や耳朶を舐め回される。
 それだけでも気持ちが良すぎるというのに更に別のゴブリンが俺のペニスを咥え込むと再びフェラを始めた。それが堪らなく気持ち良くて俺はすぐにまた絶頂を迎えようとしていた。

「あぁっ! ああぁあっ!! あっ!!」

 もう限界だった。だがその時、急にゴブリン達の動きが止まった。どうしたのかと思い見上げると、もう1匹の雄が近付いて来た。
 動物の牙や骨、鳥の羽根などが連なった装飾品をジャラジャラと幾つも着けていて、捻じ曲がった木の杖を持っている。恐らくゴブリンシャーマンと呼ばれる、呪術を使える個体だろう。
 他の個体よりも一回り大きい体格をしたそいつは仲間に何やら指示を出しているように見えた。そしてそれは正しかったようだ。
 他の個体達は名残惜しそうにしながらも俺の身体から降り、代わりにそのゴブリンが俺の上に乗って来た。そいつは自分のペニスを扱きながら俺に見せつけるようにしてくる。それは他のものより大きく太く長いものだった。

「ひっ……!?」

 俺は思わず息を飲んだが、同時に恐怖心も感じていた。あんなものを入れられたら壊れてしまうかもしれないという不安があったからだ。だがそんな心配など無用だと言わんばかりに、そのゴブリンは俺のアナルにそれを宛がったかと思うと一気に貫いた。

「うぁっ! あっ!! ああぁっ!!」

 あまりの衝撃に俺は絶叫した。だがゴブリンの動きは止まらないどころか激しさを増していった。パンッ! パァンッ! と肌同士がぶつかり合う音が響く。その度に強い快楽に襲われ、頭が真っ白になるようだった。
 ゴブリンはピストン運動をしながら何かブツブツと唱えていた。それが呪文だと気付いたのは、ゴブリンが俺の反り勃つ竿の裏筋を指でつぅっと撫でた時だった。それだけで限界を迎えて射精しかけたが、根元で何かに押し留められて放出が出来ない。

「なんっ……!?」
「ヒッヒッヒ……!」

 俺が愕然とした表情を浮かべると、ゴブリンは愉しげに肩を揺らした。恐らく絶頂を封ずる呪術を掛けられたのだろう。
 だがそれだけではない。ゴブリンは俺のペニスから手を離すと、今度は乳首を口に含んだのだ。舌で転がされ吸われる度に鋭い刺激が走る。同時にアナルでの律動も繰り返されていて頭がおかしくなりそうだ。

「ひぁっ! ああぁっ!! ああぁあっ!!」

 もう声を抑えることなど出来なかった。だがそれでもゴブリンは腰の動きを止めなかったし、俺も腰を振り続けていた。もう理性など残っていなかったのだ。
 またイってしまう。その前兆に俺は身を預けたが、呪術によって決定的な快楽の直前で衝動は止まり、そのまま急降下していった。ゴブリンにイかされたくないと思っていても、いざ達することが出来ないと気が狂いそうだった。
 そしてまた律動が続く。今度は先程よりも激しく、強く打ち付けられていく。だがそれでも絶頂に達することは出来なかった。代わりに何度も寸止めされ続けるうちに段々と意識が朦朧としてきた。もう自分が何をしているのかも分からないままただ快楽だけを追い求めてしまう。俺は気付かぬ内に泣き叫ぶように懇願していた。

「い、イかせてくれ……っ! もう限界なんだ、頼むから……っ!」

 だがゴブリンは聞き入れるどころか更に激しく責め立てる。俺はもう自分が何を言っているのかも分からなくなりながらひたすらに快楽を貪った。
 そうこうする内にゴブリンも興奮が最高潮になったらしい。俺の腰を強く掴むと一際深く中へと打ち込んだ。その瞬間、熱いものが中に放たれていく感覚があった。

 ビュルッ!ドプッドプッ!

 種付けをされている。俺ははっきりとそう感じた。どんなに俺が屈強でも、モンスターの前では孕まされる雌なのだと分からされる。それは恐ろしく屈辱的なのに、そう扱われることに堪らなく興奮する。二律背反の感情を同時に抱きつつ、俺は達そうで達せない地獄の苦しみを味わった。
 だがだからこそ、俺は俺の下腹に何かの紋様が浮かび上がっていることに気付いた。ハートマークのようにも子宮のようにも見えるそれは薄く、所々掠れている。だがいずれにしろその場所が卑猥だと示しているような、所謂淫紋だと無意識に感じた。

「あ、あぁ……」

 俺は思わず絶望的な声を上げた。ゴブリンの精液が俺の身体に染み込んでいく度に紋様がほんの少しずつ鮮明になるのだ。どうやらこの淫紋は俺に対して何か呪いのようなものを掛けているようだった。これが完全になった時どうなってしまうのか俺は恐怖した。

「ヒッヒッヒ!」

 そんな俺の様子を見てゴブリンシャーマンは愉快そうに笑った。そして自分は身を離しつつ他のゴブリン達に合図を送ると、彼らは再び一斉に俺の身体へと群がり始めた。今度はまた別の個体が俺のペニスを扱き始め、我先にとアナルにペニスを挿れる。
 俺はその快楽に抗えず、また絶頂を迎えそうになったがやはり寸前で寸止めされてしまう。ゴブリン達は代わる代わる俺を犯し続けた。身体中至る所を弄られ、舐められ吸われを繰り返しながら俺は何度も意識を失いかけたが、その度に激しい絶頂寸前の快感が襲いかかり俺の自我を呼び覚ました。だが実際には絶頂には至れない。

 それはまさに拷問だった。意識が途切れる度にまた強い快感を与えられて引き戻されるという繰り返しだ。何匹ものゴブリンが俺の尻の中で射精し、俺の腹へ精液を流し込んだ。その間も淫紋は少しずつ色を濃くしていったが、完成には程遠いようだった。

「も、もう許ひへ……っ! もう、やぁっ……!」

 俺は泣きながら舌が縺れつつも懇願したがゴブリン達は聞く耳を持たない。それどころか更に激しさを増したようにすら思えた。そしてようやく射精の波が引いてきたかと思えばまた別の個体が俺のアナルを犯し始める。その繰り返しだった。
 交代の際には何度も中に出された精液が逆流し、ゴポッ! ブビッ! と卑猥な音を立てて溢れ出す。もう俺の肛門は殆ど門の役目を果たせない程開きっぱなしになっていた。俺の周囲は汗や精液でぐちゃぐちゃだ。

 ゴブリン達も概ね満足したようで、俺に種付けした個体は周囲で座り込んだり寝転んだりと寛いでいる。屈辱的だと思いつつも俺は性処理道具として使われることしか出来なかった。
 恐らく最後の1匹が腰を振っている最中、ゴブリンシャーマンが近付いて来た。最後の個体は一番後回しになるだけあって群れでの地位が低いのか、一際小柄で気弱そうだった。ペニスも小さく、ピストンの度に緩んだ俺のアナルからはこれまで溜まった精液が漏れ出していた。動きも単調で正直快感は薄かった。
 だがゴブリンシャーマンがまた小さく呪文を唱える。まさかと思うがもう遅かった。これまで絶頂を妨げていた呪術が消去されたのだ。

(あ……っ♡)

 それだけで俺は今度こそ絶頂を迎えた。だがそれはずっと焦らされてきた分の大波ではなく、じわじわと徐々に昇りつめるような緩やかなものだった。だがその最高潮がどこまでか分からない程高まり続ける。
 ようやく待ち望んだ快楽を得られた悦びに俺の頭は真っ白になる。今まで感じたことのない程の幸福感と充足感、そしてどこまで昂るのかという恐怖がそこにはあった。
 実際は数秒だったろう時間が、俺にはもっとずっと長く感じた。だがそれも遂に終点を迎え——弾ける。

「あ、あぁ♡ ああぁっ!! ああぁああぁあっ!!!♡」

 ビュルルルーーッ!!! ドピュッドピュッ! ブシャアァアアァッ! プシッ!

 凄まじい勢いで放たれる白濁液の量もさることながら、その勢いのままに俺のペニスからは潮が噴き出していた。まるで壊れてしまったかのように止まらなかった。今まで経験したことのない強烈な快感が俺を襲い、俺は意識が飛びそうな程の多幸感を味わっていた。
 もう頭が馬鹿になりそうな程だった。だがそれは俺だけではなかったようだ。最後のゴブリンも痙攣する尻穴に搾り取られるように射精していた。種付けを感じて俺の身体はまたすぐに達してしまう。

「おっ♡ ああっ! おおんっ!!♡ ああぁっああぁぁっ!!♡」

 ビュッビューーッ! プシャアアァッ! ビクンッビクゥンッ!

 もうとっくに限界を超えている筈なのに、だからなのか俺の身体はおかしくなっていた。快感が止まらず、最終的には3秒に1回くらいのペースで絶頂を迎え続ける。白濁液は次第に勢いを失うも、肉棒の先端からはトプトプと液体が溢れ続けた。

(お、おかしい……こんなの絶対、おかしい……っ♡)

 全身を痙攣させながら白目を剥き、俺はいつの間にか完全に意識を手放していた。

 ***

 次に目覚めた時、ゴブリン達はもう居なかった。
 風景は変わらず、俺は悲惨な状態で転がっていた。どちらの物かも分からない白濁液が周囲に撒き散らされ、俺の身体の上で乾燥していた。

「……っ!」

 俺の下腹には未だ淫紋があった。多少色が濃くなっているがまだ完成には程遠そうだ。それに安堵しつつも不安は残る。
 そしてそれ以上に、俺のアナルは悲惨な状態だった。ゴブリンのペニスで拡張されたそこは閉じることを忘れたようにヒクつき、縁は赤く腫れて縦に割れ、ヒリヒリと痛む。腸内に溜まったゴブリンの精液を寝ている間にほぼ全て漏らしてしまったらしく、白い水溜りが広がって乾燥した痕があった。

 こんな状態で再びモンスターに襲われたらどうなるのか分からない。俺は慌てて起き上がると周囲を見渡した。幸い近くにモンスターの気配は無いようだ。しかしいつまた襲われるか分からない以上、早くここから出なければならないだろう。だが圧倒的な疲労感が未だに残っている。

「くそっ……」

 俺は舌打ちをした。こんな状態ではまともに歩くことすらままならない。それでも俺は持っていた水と布で出来る限り身を清め、どうにか立ち上がると、ふらつく足取りで歩き出した。

 幸いなことに道中モンスターに出会うことはなかった。だが出口付近で他の冒険者パーティが戦っている場面に出くわした。
 俺は物陰に隠れてやり過ごそうとしたが、その時俺の腹がゴロゴロゴロッ!と不吉な音を立てた。歩き始めてから度々こんな調子だった。入れられた物は全部出したと思っていたが、激しい中出しを何度も行われて腹を壊してしまっていた。

(あ……! どうしよう、ここでいいか……!?)

 鋭い腹痛と絞るような便意に俺は慌てた。今、俺の尻穴は何の我慢も出来ない。下る物があればそのまま流れ出てしまうのだ。
 実はもう既に一度ズボンを下ろすのが間に合わず、パンツを少し汚してしまっていた。もう替えが無い為そのまま履いていたが、二の舞はごめんだ。
 だが今俺の居る場所は、岩陰に隠れているとは言え他の冒険者から近い。気付かれてしまうかもと思ったが、他の隠れられる場所は遠く間に合いそうもなかった。

(仕方ない、ここで……っ!)

 俺は意を決してズボンとパンツをずり下ろした。尻穴からは雫が滴り落ち、その刺激にすら感じてしまいそうになる。そして次の瞬間、俺のアナルから勢いよく便が飛び出した。

 ブビッ……! ビチビチッ! ……ブフーッ!

「んぉお゛っ……!!」

 泥状の便ではあれどアナルを通過する感覚に俺は思わず声を上げてしまった。断続的に出している分量は無いが、高らかに屁も出してしまう。

「……まだ何か居るのか!?」

 その音と気配に気付いたか、戦闘を終えた冒険者パーティが鋭く言った。何と答えるべきか、どうすればいいか考える内に駆け足の足音が近付いて来る。まだ便が出る気配があり立ち上がることも出来ない。

「……え?」
「……っ! す、すまん……見ないで……!」

 ブリュッ、ブリブリッ……ブプッ!

 そのパーティは見るからに駆け出しで、皆若かった。彼らは敵でも潜んでいると思ったのだろう。だが実際に目の当たりにしたのは、同業者かつベテランの俺が尻を丸出しにしてしゃがみ込んで地面に下痢を放っている姿だ。絶句するのも無理は無い。
 俺は恥ずかしさに赤面したが、同時に気が動転して更に糞を漏らした。冒険者達が俺を憐れんだ目で見ているのが分かる。それでも排泄を止めることは出来なかった。

「……し、失礼しました! で、でも、大丈夫ですか……?」

 パーティリーダーと思しき青年が慌てて後ろを向きつつも心配そうに言った。他の者もそれに倣うが、その直前に見えた神官と思しき少女の眼を丸くして口を抑えていた表情が胸に刺さる。

「だ、大丈夫だ、行ってくれ……」
「でも……」
「もう後は帰るだけなんだ。お前達も気を付けてな」

 冒険者達はひそひそと小声で何かを話し合っていた。残るか立ち去るかを相談しているらしい。街中ならば知らんふりもしていただろうが、ダンジョン内で冒険者同士が出会えば初対面でも気にはなるだろう。
 しかも無意識に聞き耳を立てていると、俺の名前も知っているようだった。ダンジョン攻略狂いとしてギルドではそれなりに有名だが、こんな無様な姿を見せてはもう自慢など出来はしない。ましてやこうなった理由など口が裂けても言えなかった。

「……分かりました。僕らは先に進みます。ただ薬と水を少しですが置いて行きますね。どうぞ使って下さい」
「ありがとう。……そうだ、もしこのダンジョンの最深部に行っても、祭壇には近付いてはいけない。すぐに引き返すんだ。分かったな?」
「は、はい……」

 恐らくまだ経験の浅い彼らでは最深部までは行けないだろうが、忠告はしておいて損は無いだろう。男女混合パーティで邪神の加護を浴びたらどうなってしまうか想像もしたくない。
 彼らが立ち去った後、ようやく排便も落ち着いた。彼らが居た場所を見れば、確かに下痢止め薬と飲み水が置かれていた。効くかは分からないがありがたく飲んでおく。
 出口までもう少し。俺は安堵と不安と抱えながら小さく息を吐いた。

 ***

 這う這うの体で街に帰った俺は、冒険者の宿に戻ると久し振りの柔らかいベッドに倒れ込んだ。大変な目に遭ったと振り返ることが出来たのは、泥のように眠った後だった。
 ゴブリンはいつでも発情期だというが、あんな風に襲われるなど予想外だった。異変の原因として思い当たるのは邪神への願いである。

 望みを叶えると言ったが、代償が無いとは言っていない。それに「ダンジョンをより楽しくさせる」を曲解している可能性も無くもないだろう。
「セイに歓喜し、感謝せよ」のセイが生などではなく性だとすれば意味が通じてしまう。神具があんな形状なのだ、そうであってもおかしくはない。

 問題は、そうだと仮定すると今後もずっとそれが続くということだ。折角ダンジョンを1人で攻略出来る力を手に入れたのに元も子もない。だが、ならばダンジョンに入らなければいいという選択肢はハナから無かった。
 モンスターが俺を狙うなら、俺はそれを退治する。ゴブリンには媚薬の所為で悔しくも敗北を喫したが、そうと分かれば同じ轍は踏まない。襲って来ても返り討ちにしてやればいいのだ。

 そう心に決め、だとすればまずは体力を回復しなければならない。俺は食事を摂るべく部屋を出た。
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