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フォートシュウロフ防衛戦
チュートリアルで覚醒するタイプのJK
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「一度だけ、やってみるだけ」
そう強く決意して、ヘッドギアを装着してベットへ横になった。視線操作によってUIを選択し、与一君に勧められたゲームへとダイブする。
*「風間奏音さま。Inequality&Fairの世界へようこそ」*
体がふわりと浮かび上がり、まるで意識だけが吸い込まれる様な感覚の後、真っ白な世界に優しい女性の声が耳に響く。
「いにくおりてぃーあんどふぇあ?」
フェアは公平って意味だよね?
*「このゲームは誰にでも公平で、それ故にどこまでも不平等な世界が広がっています」*
「あ、じゃあInequalityは不平等って意味なんだね」
要するに、公平なルールの下で運営されるけど、その結果として不平等なゲームが展開される。それが"Inequality & Fair"の意味なのかな。
*「この世界に法則はあっても、自由を縛るルールはありません」*
足元が透明になって、その下で広大な世界が流れ始めた。全てが瞬く間に過ぎ去っていく中で、一瞬だけ目に焼きつく光景がある。
「おぉー」
ゴシック風の尖塔が立ち並ぶ城砦、風情あるオリエンタルな街並み、そして、明治時代の日本を思わせる建造物。
それぞれが全く異なる文化と時代の息吹を持ちながら、独自の調和を描いていた。だけれど、その詳細を掴むより先に、景色はひとつひとつ後へ流れて消えていってしまう。
*「この世界はゲームです。現実ではできない、特別な体験をお楽しみください」*
アナウンスの後、視界は森林へと移った。緑色の輝きを放つ大木が密集し、風が吹くと葉が騒めいた。
*「キャラクターを作成します。貴方はこの世界に何を望みますか?」*
その言葉に、私は頭を悩ませる。何を望むって言われても、誘われて始めただけなんだよね。
今日リリースされたばかりのゲームだから、与一君も詳しい事は知らないらしい。彼からは基本的にMMORPG系のゲームだとしか聞かされていない。
「えっと、モンスターを倒したり?」
*「承知しました。身体情報を元に仮のアバターを生成します」*
すぐに私そっくりのキャラクターが生成されて、意識や感覚がその体へと移った。試しに手をグーパーしてみる。
「おお、ちょっと懐かしい……」
まるで現実の様、とまではいかないけれど、かなりの再現度の高い感覚が返ってくる。昔、与一君と一緒にフルダイブ系のゲームをやっていた時の事を思い出してちょっとワクワクしてきた。
「うっ設定項目が多いね」
種族も選べるし、ジョブというのも選ぶ必要がある。AIのサポートに従ってなんとか設定を進めていく。結果、私の右手には剣、左手には中盾。いわゆる駆け出し戦士のような装備になっている。
*「それでは、モンスターを生成します」*
一通り設定が終わると、目の前に汚い小人……ゴブリンかな? が生成された。この手のゲームだと最早お馴染みのモンスターだよね。みすぼらしい腰巻1枚姿で、手には凶悪な見た目の棍棒を握っている。
「え? なんで?」
*「生成したキャラクターで戦闘し、問題がなければ設定を完了してください」*
あっ私がAIの質問にモンスターを倒すって言ったからかな? そういえばビルドもゴリゴリの戦闘ビルドだ。
「ぎぃあぁ!」
ゴブリンが棍棒を片手に突撃してきた。小学生の頃は与一君と一緒に戦闘系のVRゲームをやっていた。だけど15歳の女子高生にとって薄緑色をした不潔な小人が棍棒を持って襲いかかってくるのは普通にハードルが高い。
しかも、ゴブリンが小さ過ぎてちょっと戦いにくいし。
「えっえい!!」
ゴブリンの棍棒を左手に装備した中盾で弾き返す。武器を勝ち上げられたゴブリンの無防備な胴体が私の前に晒される。
「ぇ」
まるで時間が止まった様な感覚に戸惑う。なに、何これ。私……知らない。でも体は自然と動いた。
「ヒヒッ」
右手の剣を鋭く振り下ろす。
手には肉を切り裂く感覚が僅かに伝わってくる。ゴブリンは切り伏せられて仰向けに倒れ、そのまま光の粒子となって消えていった。
*「おめでとうございます。キャラメイクを完了しますか?」*
最初は怖いって思ったけど、全身をゾワゾワとした感覚が駆け巡った。なんだろう、この感覚。すごく気持ちいい。
「ねぇ、もう1回できる?」
*「はい、経験値は入りませんが、キャラクターメイク中は何度でも戦えます。もう一度戦いますか?」*
「うん」
眼前にゴブリンが生成される。奇声を発しながら突撃して棍棒を振るう手首を蹴り上げ、そのまま胴体を串刺しにする。
「キヒヒヒヒ……」
痛いぐらい口角が上がって、変な笑みが溢れる。この気持ち、なんだろう? もしかして……恋!?
「リアリティと感度フィードバックの設定ってあったよね?」
*「はい、現在はデフォルトに設定されています。変更されますか?」*
「それ系は全部マックスにして」
*「承知しました。設定を変更します」*
VRゲームではショッキングな体験や痛みが精神に作用しない様、ある程度のセーフティが設けられている。それらを全て取り払う。
すると、視界に広がるゲーム世界の解像度が一気に生々しく、そしてリアルになる。空気の微妙な動きまで肌が感じ取り、ゴブリンの匂いまで嗅ぎ分けられるほどに、世界がリアルに感じられた。
技術は静かに、だけど劇的に進化し、私がゲームから離れている間にここまで現実感を増したんだ。
……なんて考えている間に、まるで現実の生き物の様なゴブリンが現れた。今度は私から突撃する。
「アハ!」
ゴブリンの動きを見越して剣を繰り出し、一瞬でその頭部を貫いた。さっきまでとは比べ物にならない、濃厚な感触がこの手と心に伝わってきた。
「アハ、アハハハハハハ!! アハハハハハハ!!」
剣がゴブリンの体を貫くたびに、快感が全身に電流のように流れ、快感が増幅されていく。
*「警告:著しい心拍数の上昇を検知しました」*
「たったのったたたたたのしぃぃいいいぃいいいいいいい!!!!! 嫌な事全部全部消し飛ぶぅぅぅぅぅぅうううあっあっあっあっぎっも゛ち゛ぃ゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛!!」
*「警告:プレイヤーの心拍数と精神状態に異常を検知しました。プレイヤーの安全を確保するため、ゲームを強制終了します」*
ブツン。突然のサイレンのような音とともに、私の意識は容赦なくリアルに引き戻された。
そう強く決意して、ヘッドギアを装着してベットへ横になった。視線操作によってUIを選択し、与一君に勧められたゲームへとダイブする。
*「風間奏音さま。Inequality&Fairの世界へようこそ」*
体がふわりと浮かび上がり、まるで意識だけが吸い込まれる様な感覚の後、真っ白な世界に優しい女性の声が耳に響く。
「いにくおりてぃーあんどふぇあ?」
フェアは公平って意味だよね?
*「このゲームは誰にでも公平で、それ故にどこまでも不平等な世界が広がっています」*
「あ、じゃあInequalityは不平等って意味なんだね」
要するに、公平なルールの下で運営されるけど、その結果として不平等なゲームが展開される。それが"Inequality & Fair"の意味なのかな。
*「この世界に法則はあっても、自由を縛るルールはありません」*
足元が透明になって、その下で広大な世界が流れ始めた。全てが瞬く間に過ぎ去っていく中で、一瞬だけ目に焼きつく光景がある。
「おぉー」
ゴシック風の尖塔が立ち並ぶ城砦、風情あるオリエンタルな街並み、そして、明治時代の日本を思わせる建造物。
それぞれが全く異なる文化と時代の息吹を持ちながら、独自の調和を描いていた。だけれど、その詳細を掴むより先に、景色はひとつひとつ後へ流れて消えていってしまう。
*「この世界はゲームです。現実ではできない、特別な体験をお楽しみください」*
アナウンスの後、視界は森林へと移った。緑色の輝きを放つ大木が密集し、風が吹くと葉が騒めいた。
*「キャラクターを作成します。貴方はこの世界に何を望みますか?」*
その言葉に、私は頭を悩ませる。何を望むって言われても、誘われて始めただけなんだよね。
今日リリースされたばかりのゲームだから、与一君も詳しい事は知らないらしい。彼からは基本的にMMORPG系のゲームだとしか聞かされていない。
「えっと、モンスターを倒したり?」
*「承知しました。身体情報を元に仮のアバターを生成します」*
すぐに私そっくりのキャラクターが生成されて、意識や感覚がその体へと移った。試しに手をグーパーしてみる。
「おお、ちょっと懐かしい……」
まるで現実の様、とまではいかないけれど、かなりの再現度の高い感覚が返ってくる。昔、与一君と一緒にフルダイブ系のゲームをやっていた時の事を思い出してちょっとワクワクしてきた。
「うっ設定項目が多いね」
種族も選べるし、ジョブというのも選ぶ必要がある。AIのサポートに従ってなんとか設定を進めていく。結果、私の右手には剣、左手には中盾。いわゆる駆け出し戦士のような装備になっている。
*「それでは、モンスターを生成します」*
一通り設定が終わると、目の前に汚い小人……ゴブリンかな? が生成された。この手のゲームだと最早お馴染みのモンスターだよね。みすぼらしい腰巻1枚姿で、手には凶悪な見た目の棍棒を握っている。
「え? なんで?」
*「生成したキャラクターで戦闘し、問題がなければ設定を完了してください」*
あっ私がAIの質問にモンスターを倒すって言ったからかな? そういえばビルドもゴリゴリの戦闘ビルドだ。
「ぎぃあぁ!」
ゴブリンが棍棒を片手に突撃してきた。小学生の頃は与一君と一緒に戦闘系のVRゲームをやっていた。だけど15歳の女子高生にとって薄緑色をした不潔な小人が棍棒を持って襲いかかってくるのは普通にハードルが高い。
しかも、ゴブリンが小さ過ぎてちょっと戦いにくいし。
「えっえい!!」
ゴブリンの棍棒を左手に装備した中盾で弾き返す。武器を勝ち上げられたゴブリンの無防備な胴体が私の前に晒される。
「ぇ」
まるで時間が止まった様な感覚に戸惑う。なに、何これ。私……知らない。でも体は自然と動いた。
「ヒヒッ」
右手の剣を鋭く振り下ろす。
手には肉を切り裂く感覚が僅かに伝わってくる。ゴブリンは切り伏せられて仰向けに倒れ、そのまま光の粒子となって消えていった。
*「おめでとうございます。キャラメイクを完了しますか?」*
最初は怖いって思ったけど、全身をゾワゾワとした感覚が駆け巡った。なんだろう、この感覚。すごく気持ちいい。
「ねぇ、もう1回できる?」
*「はい、経験値は入りませんが、キャラクターメイク中は何度でも戦えます。もう一度戦いますか?」*
「うん」
眼前にゴブリンが生成される。奇声を発しながら突撃して棍棒を振るう手首を蹴り上げ、そのまま胴体を串刺しにする。
「キヒヒヒヒ……」
痛いぐらい口角が上がって、変な笑みが溢れる。この気持ち、なんだろう? もしかして……恋!?
「リアリティと感度フィードバックの設定ってあったよね?」
*「はい、現在はデフォルトに設定されています。変更されますか?」*
「それ系は全部マックスにして」
*「承知しました。設定を変更します」*
VRゲームではショッキングな体験や痛みが精神に作用しない様、ある程度のセーフティが設けられている。それらを全て取り払う。
すると、視界に広がるゲーム世界の解像度が一気に生々しく、そしてリアルになる。空気の微妙な動きまで肌が感じ取り、ゴブリンの匂いまで嗅ぎ分けられるほどに、世界がリアルに感じられた。
技術は静かに、だけど劇的に進化し、私がゲームから離れている間にここまで現実感を増したんだ。
……なんて考えている間に、まるで現実の生き物の様なゴブリンが現れた。今度は私から突撃する。
「アハ!」
ゴブリンの動きを見越して剣を繰り出し、一瞬でその頭部を貫いた。さっきまでとは比べ物にならない、濃厚な感触がこの手と心に伝わってきた。
「アハ、アハハハハハハ!! アハハハハハハ!!」
剣がゴブリンの体を貫くたびに、快感が全身に電流のように流れ、快感が増幅されていく。
*「警告:著しい心拍数の上昇を検知しました」*
「たったのったたたたたのしぃぃいいいぃいいいいいいい!!!!! 嫌な事全部全部消し飛ぶぅぅぅぅぅぅうううあっあっあっあっぎっも゛ち゛ぃ゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛!!」
*「警告:プレイヤーの心拍数と精神状態に異常を検知しました。プレイヤーの安全を確保するため、ゲームを強制終了します」*
ブツン。突然のサイレンのような音とともに、私の意識は容赦なくリアルに引き戻された。
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