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幻夢境街戦略バトル
戦慄するタイプのシェフ
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アニーちゃんが配信に登場するといつもより接続数が増えて大変ありがたい。配信も終わってシュクレちゃんとヨイニも帰った後、俺だけ店に残った。今回の件で、どうしても聞きたいことがある。
「なあ、アニーちゃん」
「なぁーにー?」
俺の言葉に、アニーちゃんが緩い感じで聞き返す。150cm程度の小柄な体型とその言動だけを切り抜いてみれば普通の可愛らしい少女の様に聞こえるが、その裏側には強大な力が秘められている。
彼女の黒髪には赤いメッシュが施され、その先端は肩まで落ちている。下半身はティラノサウルスのそれを彷彿とさせ、尻尾の付け根からは雄大な翼が生えていた。
額の片方から突き出た捻れた角は彼女の卓越した力と狂気性を象徴しているかの様だ。
服装はゴブリン系のレアドロップで固められて民族的なテイストになっていて、それが彼女の異形の体と不思議と調和している。
「シュクレちゃんの料理、一体どこまで考えて作ったんだ?」
「全部だよ?」
何気なく、アニーちゃんが首を傾げて答える。シュクレちゃんの喜びは、尋常ではなかった。感動的な、それどころか奇跡的な瞬間だ。その全てが、考慮の結果として実現されているなんて、とても現実の話とは思えなかった。
「全部って……」
驚きのあまり、聞き返してしまう。
アニーちゃんは何気ない様子で続ける。
「包丁の入れ方や下処理、炒める時の手順とか、シュクレちゃんのためじゃない工程なんて1つも無いよ」
ああ、アニーちゃんの言う"全部"というのは、本当の意味での"全部"なんだろう。所作の1つ1つ、動くこと、動かないこと、呼吸も含めた、全ての瞬間を相手の為に使うと言う事だ。
口で言うのは簡単だが、真の意味でそれを実現するなんて、およそ常人には不可能だろう。
「実は俺も本業で料理人をやっているんだが、俺じゃシュクレちゃんの力になってあげられなかった」
シュクレちゃんの相談に対して、自分なりに色々と考えた。だけどこのゲームでMPを回復させようと思ったらどうしても料理を辛くする必要があった。アニーちゃんの料理は味を度外視で回復効果を求める物ばかりだったからダメ元だったんだが、結果は真逆だった。
「あー、それで私の所に来たんだね」
アニーちゃんが何でもない様に納得する。今回のことは、本当に彼女にとって何でもないことらしい。
「なあ、どうやったらアニーちゃんみたいな、人を感動させられる料理が作れるんだ?」
「……その"誰かを感動させる料理がつくりたい"って言う感情を捨てることだよ」
「ハァ!?」
アニーちゃんの何気ない発言は、世界中の料理人へ挑戦状を叩きつけるかの様だった。驚きのあまり、思わず声を上げる。
「でも……料理に愛情を込めること、お客さんに料理を楽しんで貰おうと考えるのは悪い事じゃないだろ?」
「もちろん、料理に愛情を込めると美味しくなるよね。じゃあその愛情って何かっていうと、無意識のうちに料理人の注意力や丁寧さが上がって、結果として料理の質を高める事とか、そもそも調理する人と食べる人が愛情を込められるだけの関係性があるっていう心理効果が料理の味を高めるわけじゃん?」
「ま、まぁ……科学的に分析するなら、そう言う表現になるのかな」
アニーちゃんの言葉に、ちょっと理解が追いつかないながらも首を縦に振る。確かに経験則として、料理を食べてくれる人の事を思って作る料理は美味しいが、その原理についてまで深く考えたことは無かった。彼女の言う"全部"と"愛情を込める"には通ずる部分がある様に感じる。
「だから"料理へ愛情を込める"って言うのは実際に効果はあるよ、ある程度までは」
「ある程度……?」
「そもそも愛情がもたらす効果の内、料理人の能力に関係する部分は料理人に最初からその水準以上の技量があれば必要無いでしょ?」
「そ、そんなの、不可能だ……! そんなことが可能ならそもそもの前提が崩壊するだろ!」
サーっと全身から血の気が引いていく感覚が全身を駆け巡る。VRMMOはプレイヤーの身体機能を完全に再現するはずなのに、至極当然の事を述べている風のアニーちゃんの瞳に、何1つ感情が読み取れない。
「愛情を込めて料理を作る事が悪い事とは言わないよ。むしろ大多数の人にとってはそれが正解。だけど、その先があるの」
「それが、愛情を捨てるって事なのか?」
俺の質問に、アニーちゃんは首を左右に振る。
そして優しくて、感情を感じさせない声音で続けた。
「愛情云々が関係なくなる次元になるの。感情は人の感覚を狂わせるから、無くてもそのクオリティが出せるなら"無い方が良い"。そもそも"相手に喜んで欲しい"って感情は料理人側の感情で、食べる人の為じゃなくて作る人が求めちゃってるでしょ?」
アニーちゃんの言うそれは、無償の愛とも違う……フィクションの世界で言われる様な、無我の境地に類する物じゃないだろうか。
「そ、そんな……」
今、俺が会話している存在は本当に人間か? 凄いとか凄く無いとか、良し悪しとはまた違う違和感。精神の構造が、人としての造形が異なっている。これではまるで、人間という皮を被った怪物だ。
異形の姿をしたアニーちゃんのゲームキャラクターが、今は人の形に収まりきらなかった彼女の内面が溢れ出しているのを象徴している様に感じられた。
「誰かを感動させたいとか、笑顔になって欲しいとか、美味しい料理を食べて欲しいとか。それって料理を作る人の都合なんだよ、本当に全てを尽くして相手に料理を作るなら自分の中にある美味しさの定義とか、料理を食べた人にどう思って欲しいとか、そう言うバイアスは必要無いの」
「じゃ、じゃあ料理をする人は! 何1つ望んじゃダメだって言うのか? そんなの、あまりに……」
あまりに、救いが無さすぎる。
最後の言葉は、恐怖で口にできなかった。何も求めず、何も願わず、ただ相手の為だけに全ての工程を思いを込めて正確に行う。それが、俺にはできなかった事を可能にした料理人が言う料理の最終到達点なんて、到底……受け入れられる物では無かった。
アニーちゃんの定義で言えば、こんな事を思ってしまう時点で、俺の作る料理には"余計な物"が混ざっている。
俺の言葉に彼女は再び首を左右に振って答えた。
「料理をする人だって、報われて良いよ。誰かの為に誰かに喜んでもらいたくって料理をすることは素敵なことだし、実際、そう言う料理は美味しい。だけど、もし優劣をつける競技的な比較をするなら……理屈上、より自分を捨てている方が強いってこと」
アニーちゃんの概念が言葉を通して鼓膜を振動させ、脳を侵食する。1ミクロンも共感はできないけれど、理解した……理解できてしまった。4年前、俺が料理人としての俺に見切りをつけたトラウマが蘇る。
「……あははは、勝てない訳だよ」
「シマーズさん?」
「4年前、俺は世界的な料理コンテストに出たんだけどな? 小学生に負けちゃってさ。ずっと、どうして勝てなかったんだって、俺に何が足りないんだって考えてたんだ」
当時を思い出す様に視線を上げると、優しい光を放つシャンデリアが目に入った。
俺は俺の料理で誰かが喜んでくれるのが好きだし、今でもお店に来たお客さんには幸せな時間を過ごして欲しいと思っている。
もし、世界一の称号がそういった思いを全て捨てた先にしか無いのなら、俺にそんな称号は必要無い。
こんなの、勝てる訳ないじゃ無いか。子供だってわかる簡単な理屈で……人は、化け物には勝てない。
俺は料理が好きだ、その気持ちは今も変わらない。だから、俺の限界はここで良い。俺は人間でいたい。
「シマーズさんは、その子よりずっとずっと、大切な物を沢山持っていたから……だから、勝てなかった」
俺が呆然とシャンデリアを眺めていると、アニーちゃんが慰めてくれた。ここまでの会話で俺が彼女のリアルを察したのと同様に、彼女も俺と面識があったことに気がついたんだろう。
まあ俺にとってはトラウマの相手だが、彼女にとって俺は路傍の石も同然だったろうけど。
「なんか、諦めが付いたらスッキリしたよ。ありがとう、アニーちゃん」
「シマーズさん!」
去り際に、背後からアニーちゃんに声をかけられて振り返る。
「その子は、もうそういう大会には出てこないよ」
「どうして?」
「世界一料理が上手なのは、世界一料理の好きな人……その方が、きっと素敵だから」
「……またね、アニーちゃん」
それだけ言って、俺はアニーちゃんの喫茶店を後にする。建物の外から看板を見上げた。
「喫茶dreamerか……電脳世界の暴君はどんな夢を見るんだろうな」
「なあ、アニーちゃん」
「なぁーにー?」
俺の言葉に、アニーちゃんが緩い感じで聞き返す。150cm程度の小柄な体型とその言動だけを切り抜いてみれば普通の可愛らしい少女の様に聞こえるが、その裏側には強大な力が秘められている。
彼女の黒髪には赤いメッシュが施され、その先端は肩まで落ちている。下半身はティラノサウルスのそれを彷彿とさせ、尻尾の付け根からは雄大な翼が生えていた。
額の片方から突き出た捻れた角は彼女の卓越した力と狂気性を象徴しているかの様だ。
服装はゴブリン系のレアドロップで固められて民族的なテイストになっていて、それが彼女の異形の体と不思議と調和している。
「シュクレちゃんの料理、一体どこまで考えて作ったんだ?」
「全部だよ?」
何気なく、アニーちゃんが首を傾げて答える。シュクレちゃんの喜びは、尋常ではなかった。感動的な、それどころか奇跡的な瞬間だ。その全てが、考慮の結果として実現されているなんて、とても現実の話とは思えなかった。
「全部って……」
驚きのあまり、聞き返してしまう。
アニーちゃんは何気ない様子で続ける。
「包丁の入れ方や下処理、炒める時の手順とか、シュクレちゃんのためじゃない工程なんて1つも無いよ」
ああ、アニーちゃんの言う"全部"というのは、本当の意味での"全部"なんだろう。所作の1つ1つ、動くこと、動かないこと、呼吸も含めた、全ての瞬間を相手の為に使うと言う事だ。
口で言うのは簡単だが、真の意味でそれを実現するなんて、およそ常人には不可能だろう。
「実は俺も本業で料理人をやっているんだが、俺じゃシュクレちゃんの力になってあげられなかった」
シュクレちゃんの相談に対して、自分なりに色々と考えた。だけどこのゲームでMPを回復させようと思ったらどうしても料理を辛くする必要があった。アニーちゃんの料理は味を度外視で回復効果を求める物ばかりだったからダメ元だったんだが、結果は真逆だった。
「あー、それで私の所に来たんだね」
アニーちゃんが何でもない様に納得する。今回のことは、本当に彼女にとって何でもないことらしい。
「なあ、どうやったらアニーちゃんみたいな、人を感動させられる料理が作れるんだ?」
「……その"誰かを感動させる料理がつくりたい"って言う感情を捨てることだよ」
「ハァ!?」
アニーちゃんの何気ない発言は、世界中の料理人へ挑戦状を叩きつけるかの様だった。驚きのあまり、思わず声を上げる。
「でも……料理に愛情を込めること、お客さんに料理を楽しんで貰おうと考えるのは悪い事じゃないだろ?」
「もちろん、料理に愛情を込めると美味しくなるよね。じゃあその愛情って何かっていうと、無意識のうちに料理人の注意力や丁寧さが上がって、結果として料理の質を高める事とか、そもそも調理する人と食べる人が愛情を込められるだけの関係性があるっていう心理効果が料理の味を高めるわけじゃん?」
「ま、まぁ……科学的に分析するなら、そう言う表現になるのかな」
アニーちゃんの言葉に、ちょっと理解が追いつかないながらも首を縦に振る。確かに経験則として、料理を食べてくれる人の事を思って作る料理は美味しいが、その原理についてまで深く考えたことは無かった。彼女の言う"全部"と"愛情を込める"には通ずる部分がある様に感じる。
「だから"料理へ愛情を込める"って言うのは実際に効果はあるよ、ある程度までは」
「ある程度……?」
「そもそも愛情がもたらす効果の内、料理人の能力に関係する部分は料理人に最初からその水準以上の技量があれば必要無いでしょ?」
「そ、そんなの、不可能だ……! そんなことが可能ならそもそもの前提が崩壊するだろ!」
サーっと全身から血の気が引いていく感覚が全身を駆け巡る。VRMMOはプレイヤーの身体機能を完全に再現するはずなのに、至極当然の事を述べている風のアニーちゃんの瞳に、何1つ感情が読み取れない。
「愛情を込めて料理を作る事が悪い事とは言わないよ。むしろ大多数の人にとってはそれが正解。だけど、その先があるの」
「それが、愛情を捨てるって事なのか?」
俺の質問に、アニーちゃんは首を左右に振る。
そして優しくて、感情を感じさせない声音で続けた。
「愛情云々が関係なくなる次元になるの。感情は人の感覚を狂わせるから、無くてもそのクオリティが出せるなら"無い方が良い"。そもそも"相手に喜んで欲しい"って感情は料理人側の感情で、食べる人の為じゃなくて作る人が求めちゃってるでしょ?」
アニーちゃんの言うそれは、無償の愛とも違う……フィクションの世界で言われる様な、無我の境地に類する物じゃないだろうか。
「そ、そんな……」
今、俺が会話している存在は本当に人間か? 凄いとか凄く無いとか、良し悪しとはまた違う違和感。精神の構造が、人としての造形が異なっている。これではまるで、人間という皮を被った怪物だ。
異形の姿をしたアニーちゃんのゲームキャラクターが、今は人の形に収まりきらなかった彼女の内面が溢れ出しているのを象徴している様に感じられた。
「誰かを感動させたいとか、笑顔になって欲しいとか、美味しい料理を食べて欲しいとか。それって料理を作る人の都合なんだよ、本当に全てを尽くして相手に料理を作るなら自分の中にある美味しさの定義とか、料理を食べた人にどう思って欲しいとか、そう言うバイアスは必要無いの」
「じゃ、じゃあ料理をする人は! 何1つ望んじゃダメだって言うのか? そんなの、あまりに……」
あまりに、救いが無さすぎる。
最後の言葉は、恐怖で口にできなかった。何も求めず、何も願わず、ただ相手の為だけに全ての工程を思いを込めて正確に行う。それが、俺にはできなかった事を可能にした料理人が言う料理の最終到達点なんて、到底……受け入れられる物では無かった。
アニーちゃんの定義で言えば、こんな事を思ってしまう時点で、俺の作る料理には"余計な物"が混ざっている。
俺の言葉に彼女は再び首を左右に振って答えた。
「料理をする人だって、報われて良いよ。誰かの為に誰かに喜んでもらいたくって料理をすることは素敵なことだし、実際、そう言う料理は美味しい。だけど、もし優劣をつける競技的な比較をするなら……理屈上、より自分を捨てている方が強いってこと」
アニーちゃんの概念が言葉を通して鼓膜を振動させ、脳を侵食する。1ミクロンも共感はできないけれど、理解した……理解できてしまった。4年前、俺が料理人としての俺に見切りをつけたトラウマが蘇る。
「……あははは、勝てない訳だよ」
「シマーズさん?」
「4年前、俺は世界的な料理コンテストに出たんだけどな? 小学生に負けちゃってさ。ずっと、どうして勝てなかったんだって、俺に何が足りないんだって考えてたんだ」
当時を思い出す様に視線を上げると、優しい光を放つシャンデリアが目に入った。
俺は俺の料理で誰かが喜んでくれるのが好きだし、今でもお店に来たお客さんには幸せな時間を過ごして欲しいと思っている。
もし、世界一の称号がそういった思いを全て捨てた先にしか無いのなら、俺にそんな称号は必要無い。
こんなの、勝てる訳ないじゃ無いか。子供だってわかる簡単な理屈で……人は、化け物には勝てない。
俺は料理が好きだ、その気持ちは今も変わらない。だから、俺の限界はここで良い。俺は人間でいたい。
「シマーズさんは、その子よりずっとずっと、大切な物を沢山持っていたから……だから、勝てなかった」
俺が呆然とシャンデリアを眺めていると、アニーちゃんが慰めてくれた。ここまでの会話で俺が彼女のリアルを察したのと同様に、彼女も俺と面識があったことに気がついたんだろう。
まあ俺にとってはトラウマの相手だが、彼女にとって俺は路傍の石も同然だったろうけど。
「なんか、諦めが付いたらスッキリしたよ。ありがとう、アニーちゃん」
「シマーズさん!」
去り際に、背後からアニーちゃんに声をかけられて振り返る。
「その子は、もうそういう大会には出てこないよ」
「どうして?」
「世界一料理が上手なのは、世界一料理の好きな人……その方が、きっと素敵だから」
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