死と救済

エリオット

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死と救済本編

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タイトル 死と救済
┈┈┈┈┈マルス┈┈┈┈┈
第1話 “ハジマリ”
2XXX年 とある事件現場から物語は始まる。日本××県にある河川敷の橋の隅に大男の遺体が発見される。それは見る者全ての人間が思わず目を背けたくなるほどにボロボロになっていた。四肢がキレイに六等分に切断されており胸部から腹部にかけてまっすぐに斬られた痕だろうか、大きな皮膚がぱっくりと開いており、そこから血、内臓、骨全てがだらりと垂れ下がっており、野犬とカラスが交互に食い荒らしているその姿を通りがかった女性が発見し警察に通報された。よく鑑定した結果指紋はもちろん男性器までもが焼かれているという物。その容姿はまさに残虐そのものであろう。その大男に名は無い……名も無き大量殺戮犯であるから。━━━━━━━━━━━━━━━
半世紀程前とあるマンションで大量惨殺事件が発生。殺害方法はバラバラになっており、頭蓋骨が完全に砕かれたり、全身が焼かれて誰なのかも分からない遺体、内臓 骨が抜かれていたりと残虐であり、警察は犯人の特定を急いだが特定には及ばなかったのである。そのような遺体が全世界の至る所で不定期に起こったのでFBIや世界機密レベルの警察が総動員した捜査の結果、その犯人は日本にいると判明、そして、検挙、逮捕を行うため世界から警官が集まる中でのこの惨殺事件……世界は大きな安堵と共に一体どのような凶器が使われたのか調べたが誰1人分からない…いや、想像出来ない物だったのであろう。その大男の魂は天国には決して行かず地獄に送られ、果てしない地獄に連鎖による魂の雄叫びが今日も獄の世に響き渡る。大男の魂を見事 獄の世に連れて来たのが他ならぬマルスであった。
第1話┈┈┈┈┈完┈┈┈┈┈
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