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死と救済本編
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第11話
┈┈┈┈┈マルスと花 参┈┈┈┈
閻魔が渡した3つの仮面にはそれぞれ負の感情があった。
鬼の仮面は不安、恐怖、狡猾
蜘蛛の仮面には、病悪、憎悪、劣等
ヒトの仮面には、絶望、困惑、狂乱
これらは1つ使うとその感情に囚われ飲み込まれると一生外せなくり、その仮面に喰われることになる。抗い、全てをコントロール出来た時、花は人の世そして地獄の番、さらには天国をも変える能力を手に入れることが出来るだろう。花は1つずつ手にし、被った。その感情の通りで花を苦しめた、何日経っただろうか、花は抗えこそ出来たがあともう1歩の所まで来ていた。閻魔は花の精神力、知識に驚愕した。(ただの人間だと思っていたがあの小娘かなり出来る人間だ、任せてもいいかもしれん)「花よ、お主は仮面の力をコントロール出来つつあるだろう。そんな君に1つ頼みたいことがある。」花は長い地獄での生活でそこにいる番人との共存関係を築いていた。そして、閻魔のことを今は亡き、父親の風貌に感じパパと呼ぶようになっていた。「どうしたの?頼みなんて重い顔して」「頼みというのは他でもない。とある2体のアクマをここに連れ出して欲しい、マルスとカイルマンという2体である。その2体は人の世で自由気ままに暮らしている。しかしそれは人間をおもちゃとして扱い、犯罪に加担させている。2体には相応の罰を受けなければならない。頼まれてくれるだろうか。」「うん、分かった!任せてよ。ところでパパ」「どうした?」「ハリスはどこに行ったの?あれ以来ずっと見てないの」「あの女ならそこに居るではないか」閻魔は後ろを指差した。そこにはドレスコートを来た美しい姿をしたハリスが居た。「ご主人様、お待ちしておりました。お呼びでしょうか?」「ハリス!無事だったのね」花は抱き着いた。「いいよその頼み、受けるよ」「良かった。それでは付いて来てくれ、2体のアクマを連れ戻すための武器を渡そう」花は3つの仮面を手に奥深くの小さな部屋へと案内された。そこにはガラスの中に大きな鎌のようなモノがあった。「これはペイル・ガーター、様々な生きとし生けるもの全ての魂を刈り取り、ここに連れて来ることが出来るだろう。しかし、鎌は持ち主を選ぶ、選ばれなかった者はその身を魂を鎌に捧げ無惨な死を遂げるだろう。でも今の花は3つの仮面をコントロール出来ている。お主ならこの鎌を扱いかつ自由に取り出すことが出来る」花はガラスの中に入り、大鎌の前に立った。すると花の脳内に苦痛のようなモノが流れ出した。頭を抱え、蹲ってしまった。しかし、花は3つの仮面をはめ鎌の前に立った。すると今度は嫌悪感が流れ出した。花は別の仮面をはめた。今度は虚無が流れ出した。花は最後の仮面をはめた。すると鎌から黒い手のようなものが顕れた。花はその手をとるとゆっくり鎌が動き始めた。すると鎌から声が聞こえてきた。(我を呼び起こしたのはお前か)「そうよ貴方の力が必要なの!!」(よかろう その使命感、その眼差し、それらの仮面、どうやらお前は選ばれた者のようだ)鎌から飛び出ていた黒い手は黒い肉体のような鎧を成していた。その鎧を被ると花は強い力を手に入れたような気がした。知識、そして、屈強な肉体、潜在能力が引き出されたような……ガラスに張り詰めていた黒い霧は渦を巻き、中央に集まった。その様子を見ていたハリスと閻魔は生唾を飲んだ。そして、この霧は花を取り込み異形なヒト型となって現れた。そしてそのガラスを鎌で一振りしたするとガラスはたちまちぐしゃぐしゃになり鎌に吸収された。花はヒトの仮面を外した。花は一際大人びた雰囲気を醸し出していた。ハリスが花に懐き、付き従うようになったのはその凛々しい姿を見た後からだった。閻魔は西口と書かれた大きな扉まで連れてきた。「この扉を開けば人の世に戻れるだろう。マルス達は2体で一対であり、離すことはおろか1体だけ刈り取ることが出来ない。2体同時に同じタイミングで刈り取ることでしかここに連れて来ることは出来ないだろう。」花は頷き扉に手をかけた。閻魔は花を呼び止めてこう言った「行ってらっしゃい」花は一瞬父親のような声を聴こえた気がした。振り向いたがそこには閻魔とハリスだけで父親はいなかった。気の所為と思い、ハリスと共に扉を出たのであった。
┈┈┈┈[完]┈┈┈┈┈┈
┈┈┈┈┈マルスと花 参┈┈┈┈
閻魔が渡した3つの仮面にはそれぞれ負の感情があった。
鬼の仮面は不安、恐怖、狡猾
蜘蛛の仮面には、病悪、憎悪、劣等
ヒトの仮面には、絶望、困惑、狂乱
これらは1つ使うとその感情に囚われ飲み込まれると一生外せなくり、その仮面に喰われることになる。抗い、全てをコントロール出来た時、花は人の世そして地獄の番、さらには天国をも変える能力を手に入れることが出来るだろう。花は1つずつ手にし、被った。その感情の通りで花を苦しめた、何日経っただろうか、花は抗えこそ出来たがあともう1歩の所まで来ていた。閻魔は花の精神力、知識に驚愕した。(ただの人間だと思っていたがあの小娘かなり出来る人間だ、任せてもいいかもしれん)「花よ、お主は仮面の力をコントロール出来つつあるだろう。そんな君に1つ頼みたいことがある。」花は長い地獄での生活でそこにいる番人との共存関係を築いていた。そして、閻魔のことを今は亡き、父親の風貌に感じパパと呼ぶようになっていた。「どうしたの?頼みなんて重い顔して」「頼みというのは他でもない。とある2体のアクマをここに連れ出して欲しい、マルスとカイルマンという2体である。その2体は人の世で自由気ままに暮らしている。しかしそれは人間をおもちゃとして扱い、犯罪に加担させている。2体には相応の罰を受けなければならない。頼まれてくれるだろうか。」「うん、分かった!任せてよ。ところでパパ」「どうした?」「ハリスはどこに行ったの?あれ以来ずっと見てないの」「あの女ならそこに居るではないか」閻魔は後ろを指差した。そこにはドレスコートを来た美しい姿をしたハリスが居た。「ご主人様、お待ちしておりました。お呼びでしょうか?」「ハリス!無事だったのね」花は抱き着いた。「いいよその頼み、受けるよ」「良かった。それでは付いて来てくれ、2体のアクマを連れ戻すための武器を渡そう」花は3つの仮面を手に奥深くの小さな部屋へと案内された。そこにはガラスの中に大きな鎌のようなモノがあった。「これはペイル・ガーター、様々な生きとし生けるもの全ての魂を刈り取り、ここに連れて来ることが出来るだろう。しかし、鎌は持ち主を選ぶ、選ばれなかった者はその身を魂を鎌に捧げ無惨な死を遂げるだろう。でも今の花は3つの仮面をコントロール出来ている。お主ならこの鎌を扱いかつ自由に取り出すことが出来る」花はガラスの中に入り、大鎌の前に立った。すると花の脳内に苦痛のようなモノが流れ出した。頭を抱え、蹲ってしまった。しかし、花は3つの仮面をはめ鎌の前に立った。すると今度は嫌悪感が流れ出した。花は別の仮面をはめた。今度は虚無が流れ出した。花は最後の仮面をはめた。すると鎌から黒い手のようなものが顕れた。花はその手をとるとゆっくり鎌が動き始めた。すると鎌から声が聞こえてきた。(我を呼び起こしたのはお前か)「そうよ貴方の力が必要なの!!」(よかろう その使命感、その眼差し、それらの仮面、どうやらお前は選ばれた者のようだ)鎌から飛び出ていた黒い手は黒い肉体のような鎧を成していた。その鎧を被ると花は強い力を手に入れたような気がした。知識、そして、屈強な肉体、潜在能力が引き出されたような……ガラスに張り詰めていた黒い霧は渦を巻き、中央に集まった。その様子を見ていたハリスと閻魔は生唾を飲んだ。そして、この霧は花を取り込み異形なヒト型となって現れた。そしてそのガラスを鎌で一振りしたするとガラスはたちまちぐしゃぐしゃになり鎌に吸収された。花はヒトの仮面を外した。花は一際大人びた雰囲気を醸し出していた。ハリスが花に懐き、付き従うようになったのはその凛々しい姿を見た後からだった。閻魔は西口と書かれた大きな扉まで連れてきた。「この扉を開けば人の世に戻れるだろう。マルス達は2体で一対であり、離すことはおろか1体だけ刈り取ることが出来ない。2体同時に同じタイミングで刈り取ることでしかここに連れて来ることは出来ないだろう。」花は頷き扉に手をかけた。閻魔は花を呼び止めてこう言った「行ってらっしゃい」花は一瞬父親のような声を聴こえた気がした。振り向いたがそこには閻魔とハリスだけで父親はいなかった。気の所為と思い、ハリスと共に扉を出たのであった。
┈┈┈┈[完]┈┈┈┈┈┈
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