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第3章
第45話 物理無効魔法生命体
しおりを挟むフランとデートした日から数日後。
「今日はランクBのダンジョンに挑戦します!」
『今までランクDまでだったので緊張しますわペン』
本日は『アヘ顔ダブルピース』さんたちとの配信を行っております。
【ランクB!? 本当に大丈夫なの!? (10000円)】
【Bからは危険度が跳ね上がるからね…… (10000円)】
【危ないことしないで……この前お花が綺麗に咲いてるダンジョン見つけたから、一緒にそこにいこ? (10000円)】
しょっぱなからコメントがたくさん流れてる。
心配してくれてるみたいだけど、こちらには秘策があるのだ!
「ご心配なく! 今回は危険も大きいので、いつもお世話になっている『アヘ顔』さんのミコさんから補助スキルをかけて頂いての挑戦となります!」
「いぇーい☆ ピスピース☆」
カメラの前に元気よく現れたのはもちろんミコさん。彼女たちのポーズを決めての登場だ。
【アヘピスさん久しぶりに見た】
【メンバー離脱して解散したのかと思ってたよ】
【まともな人たちはまだ残ってるみたいよ。こうして凜きゅんのサポしてるし】
【私もアヘピスに加入すれば凜きゅんのサポできる……?】
【↑天才か】
やはりランクSまで行った『アヘピス』さん、知名度は高かったようだ。
そしてこれからは『アヘピス』と呼ぼう。
「ってことでぇー! 今日は私の固有スキルで凜音さんのサポートをするよっ☆ 知ってる人もいるかもだけど、私のスキルはエンチャントです!」
フランバスターを使うことでエンチャントはできるけど、より高威力のエンチャントが可能となる……らしい!
せっかくなので今回は彼女にお願いすることにしたのだ。
「だいたい熟練レベル7くらいと思って貰って大丈夫です☆」
【7って言うとランクBのモンスターは瞬殺できる程度の魔法と同じだね (10000円)】
【それなら安心だね! (10000円)】
「もちろん! 私のスキルがしっかり守るよっ☆ ところでなんですけどぉ~……みなさんお気づきですかぁ?」
「『……嫌な予感がしますわペン』」
ニヤッと笑いながら、突然打ち合わせになかったセリフを……俺も嫌な予感がする。
【何が?】
【嫌な予感しかしない……】
「私のアレをりおっちがアアしてナニする……つまり実質セック――」
「はい、ストーップ!」
とんでもないことを言おうとする口を急いで塞ぐ。BANされてまうやろがい!
【確かにおセッセだ……うらやましい】
【てか凛きゅんに口塞がれてるのうらやまなんだけど】
【実質キスじゃん。その手を舐めさせろ】
【どうすればアヘピスに加入できますか? (10000円)】
「もー! ミコさんあっち行ってて!」
「あはっ☆ ごめんごめん! でも忘れないでね? 私のアレがいつもあなたを包んでいることを……」
ありがとね! アレとかナニとか言わないでくれるともっと嬉しいよ!
「さて……気を取り直して、早速行って見ましょう!」
【気を付けてね (10000円)」
【死なないで…… (10000円)」
ダンジョンの入り口を抜けると、そこには岩山が広がっていた。
そして少し離れた所には赤や緑色をしたボウリングくらいの大きさの光の玉がふよふよ浮いている。
「『いましたわペン! エレメントボール、ランクBですわ! ペン!』」
「ご覧の通り、ここのダンジョンはエレメント種のモンスターがいる場所です」
【エレメントしゅってなぁに? (10000円)】
【動きは鈍いけど物理的な攻撃が効かない、倒すのに魔法が必要なモンスターだね】
【高威力の魔法も使ってくるよ!】
「その通りです! なので属性付与できる方法さえあれば倒せるよ、という実証動画ですね! では……」
「はいは~いっ☆ “描くは未来”『メイクアップ、アクア』!」
ミコさんのアレが俺の体を包み込み……手に持つフランバスターから水の魔力を感じるようになった。自分で込めるのとは全く比べものにならないような大きな力だ。
「はぁっ!」
「――っ!? キィィー……ン」
何だか機械音のような金切り声が聞こえた後、エレメントは消失した。
「『エレメント種は魔法を使われる前に倒すのが鉄則ですわペン! 動きや反応は鈍いため、今みたいに速攻で決めるか、離れたところからの魔法も有効ですペン!』」
【かっこいい! (10000円)】
【魔法なら何でも大丈夫なの? (10000円)】
「『できれば相性のいい属性が望ましいですが、魔法であれば有効ですわペン。そしてさらに! 属性付与された剣なら本来効きにくいハズの物理が有効打になるのですわ! ペン!』」
「今回は風属性のエレメントでしたね。本来は火のエンチャントがいいのかな?」
【そうなのね。今度試して見るわ (10000円)】
【でもエレメント種のダンジョンって高難易度が多いんだよね (10000円)】
【最低でBだったはず。物理無効が強すぎるわ (10000円)】
確かに、物理ほぼ無効、対策必須ともなればランクを上げざるを得ないだろうね。
「ということで、次行って見ましょう!」
3
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