「因縁の相手」

著恋凛

文字の大きさ
58 / 187
3章、海外!?ボディガード編

5話(54話)「元幹部のやり手」

しおりを挟む
俺は今、親父に連れられて人気のない中庭に居た。
「能力でも何でも使っていいぞ。どう頑張っても子どもは親に勝てないからな。」
そう言い「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」と高笑いしていた。
「それじゃ、遠慮なく。」
と腰に付けたナイフケースに手を伸ばし、ナイフ取っていつも通り小指を少し切る。
血が出たのを確認し、オーバースモールとコピーの能力を使い、親父の背後に瞬間移動をして、今自分の出せる最大の力で殴った。
が…親父は後ろを向きながらも俺の拳をがっしりと掴まれた。
「なっ」
「まだまだだな。本当に強い人は目で見づとも、どこに攻撃が来るか分かるんだよ。気配や音、皮膚で、ここに来る。ってな。」
やばい、なぜか分からないけど、これ以上掴まれていると殺られる。そう思った。
だから俺は残ってる右手で掴まれているを殴り、何とか離れさせられたから瞬間移動で数メートル離れた。
そして勝つ方法を考えていると。
一瞬で俺の目の前まで親父来た。
そして反応する前に大外刈りをやられ、気づいたら俺は地面に寝そべっていた。
「所詮お前はこの程度だ。じゃーな。」
そう言い親父は会場に戻って行った。


俺は歩希を大外刈りをして会場に戻った。
もう10分程経ったが、まだパンチを受け止めた手が震えていた。その手を見て俺の口から一言零れた。
「歩希が俺を超えるのは早いかもな。」



俺は未だに仰向けで星空に見ながら寝そべっていた。
「攻撃の来るところが分かるか……」
そして俺は考えるのをやめて夕貴の所に戻った。


「歩希、どこまで行ってたの?」
「いやちょっと。」
「なっ、なんでそんな服が汚れてるのよ?」
「親子喧嘩、かな。てか俺の親父って対能力者撲滅局の幹部だったのかよ。」
「歩希のお父さんって前村 南雲?」
「そうだ。」
「南雲なら幹部だったわよ。しかも結構なやり手だったわよ。」
「そうだったのか。」
「もしかして南雲と闘ったの?」
「うん。」
「そりゃー、歩希じゃまだまだ敵わないわよ。とりあえず新しい服に着替えていな。」
と夕貴は服を渡して来た。
「それじゃ着替えて来るわ。」
そう言い、俺はトイレの個室に入り、着替えながらどうやれば、勝てたか考えた。
が、やはりどう考えても分からなく、着替え終わり、トイレの個室から出て、夕貴を探した。
そして奏斗さんを見つけたが、そこに夕貴は居なかった。
「奏斗さん、夕貴は?」
「それが夕貴ちゃんはどこかに行ってしまった。」
「奏斗さん。」
「なんだ?」
「俺らボディガード失格じゃないですか?」
「そうだな。とりあえず探すぞ!」……
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

冴えない建築家いずれ巨匠へと至る

木工槍鉋
ファンタジー
「建築とは、単なる箱を作ることではない。そこに流れる『時』を設計することだ――」 かつてそう語り、伝説の巨匠と呼ばれることになる男も、かつては己の名前に怯えるだけの冴えない二級建築士だった。 安藤研吾、40代。独立したものの仕事はなく、下請けとして「情緒のない真四角な箱」の図面を引き続ける日々。そんな彼が恩師に教えられた座標の先で迷い込んだのは、昭和初期を彷彿とさせる、魔法のない異世界だった。 現代の建築知識、そして一釘一釘を大切にする頑固大工との出会い。 「便利さ」ではなく「住む人の幸せ」を求めて、研吾は廃村に時計台を建て、水路を拓き、人々の暮らしを再生していく。 異世界で「百年の計」を学んだ研吾が現実世界に戻ったとき、その設計は現代の建築界をも揺るがし始める。 これは、一人の男が仕事への誇りを取り戻し、本物の「巨匠」へと駆け上がるまでの、ひたむきな再建の記録。

いつか優しく終わらせてあげるために。

イチイ アキラ
恋愛
 初夜の最中。王子は死んだ。  犯人は誰なのか。  妃となった妹を虐げていた姉か。それとも……。  12話くらいからが本編です。そこに至るまでもじっくりお楽しみください。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

あなたが後悔しても、私の愛はもう戻りません

藤原遊
恋愛
婚約者のアルベルトは、優しい人だった。 ただ――いつも、私より優先する存在がいただけで。 「君は分かってくれると思っていた」 その一言で、リーシェは気づいてしまう。 私は、最初から選ばれていなかったのだと。 これは、奪われた恋を取り戻す物語ではない。 後悔する彼と、もう戻らないと決めた私、 そして“私を選ぶ人”に出会うまでの、静かな恋の終わりと始まりの物語。

処理中です...