「因縁の相手」

著恋凛

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6章、後輩!?初任務お守り編

5話(104話)「スイーツ系男子」

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一週間程何も無く、なんの面白みのない生活が続いた。
散歩がてら街中を徘徊していたら、何か揉め事が起きたらしくて大柄の人が喧嘩をしていた。もう、今にでも殴り合いが始まりそうだ。
みんな怖くて止めに行かない。でも一人だけは違った。
大柄の人の隣で中学生ぐらいの少女が
「やめなさい。」と、叫んでいる。
小さいのにすげぇなーと、思いながら「止めに入るか」と、呟く。
目を凝らしてよく見ると少女は制服姿の夕貴だった。
なんだ夕貴かと、思いながらも止めに入る。
「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん。」 
このネタは古すぎたかと、ちょっと悔やんで大柄の人2人の間に割って入る。
「なんだてめぇ。」
そう言ってこちらを睨んでくる。
ガタイだけは岩元さんぐらいあるからマジで怖い。
後ろで夕貴が「え?歩希?」と、言いながらわちゃわちゃしているのが見えた。
不意にも可愛いと思ってしまう。(俺はロリコンではない。)
「俺?俺は・・・」
ここで本名言ったら後に「あの時の恨み」とか言って家まで凸られたら迷惑だな。
「俺はパブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・メポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソだ。」 
とりあえず、ピカソのフルネームを言っといた。
「おい、お前ら。こんな中学生が止めに入ってるのにやめないとか最低だな。」
そう言うと大柄の人は 
「うるせえ。まずはお前からぶっ殺す。」
とか言って殴りかかってくる。
見た感じ無能力者だ。危害を加えずに捕まえるか・・・
俺は楽々躱した。でも、躱した先にはもう1人の大柄の人がいた。かかと落としをしてきたので振り落としてきた足を掴む。
そして鎖を生み出し、拘束する。その後もう1人も拘束した。
俺は夕貴の方に向き、聞く。
「こいつらどうするの?」
「うーん。」
と、唸って拘束した大柄の人の近くまで行く。
「貴方達はもう喧嘩しない?するなら逮捕しちゃうぞ。」
ニコッとした笑顔で警察手帳を見せる。
「も、もうしません。」
ま、そりゃーそうだよな。警察手帳を見せられてもまだ喧嘩するとかバカだよな。
「そうだ。お前らなんで喧嘩してたの?」
俺は少し気になり聞いた。
どうせ肩がぶつかったとかだろうけど。
「今、クレープ屋に行くかパンケーキ屋に行くかで喧嘩したんです。」
え?え?え?え?こんなゴツイのにスイーツで喧嘩してたのかよ。
「見た目からは想像出来ないな。もう喧嘩すんなよ。」
と言って拘束を外す。
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