132 / 187
最終章、全面戦争・・・編
5話(122話)「カリィー」
しおりを挟む
「いただきます。」
そう呟きスプーンでカレーライスをすくう。
そして一口ほうばる。
うん。今まで通りの味だ。
夕貴も食べた。
「歩希のくせに美味い。」
「俺は天才だからね。」
「英語0点が何を言ってるのかしら?」
痛いとこ突かれた。反論が出来ない。
パクパクと俺の作ったカレーを平らげた。
「そんじゃ、次は夕貴のな。」
「美味しすぎてほっぺた落ちゃうから気をつけてね。」
スプーンを持った瞬間に俺の脳裏に一つの説が浮かんだ。
夕貴実は料理下手説。
だってさ、漫画とか読んでてたまに居るじゃん。料理めっちゃ下手な人。例えばニセ○イの小野○小咲なのが。
いや、見た目は美味そうだけど。・・・やっぱり小野○小咲タイプじゃん。
脳内会議をしていたら。夕貴がスプーンを持つ。
「じれったいわね。早く食べなさい。」
夕貴は自分のスプーンでカレーライスをすくい、無理矢理俺の口に突っ込んでくる。
あ、死んだわ。と思いながら食べると普通に美味しかった。
夕貴の方ははちみつか何かを入れたらしく少し甘い。
てか、さっきまで脳内会議をしていたのが馬鹿らしく思えてきた。
「上手いじゃん。」
夕貴を胸を張って言う。
「当たり前でしょ。それよりさっきなんでスプーンを持ったままフリーズしてたの?」
「あれはなんと言うか、夕貴を見や謝ってたと言うかなんと言うか。」
「どうゆう事?」
「そんな事より夕貴のカレー美味いな。」
「でしょ!」
よし、何とか話反らせたぞ!
その後は雑談しながらカレーを食べ進めた。
お皿が空になったので手を合わせてごちそうさまでした。と言う。
「洗い物は俺がやるから。」
「いやいや、私がやるから。いいわよ。」
「いやいやいや、年下に全部任せる事は出来ない。」
「いやいやいやいや、部下にやらせるなんて出来ない。」
そんな幼稚な争いの果てに出た答えは二人で洗うだった。
ジャージャーと水道から水が流れる中俺達はテキパキと手を動かす。
そんな中俺は夕貴に一つの質問をしていた。
「みんなには全面戦争の事いつ話すんだ?」
「2日後に地下4階でね。多分歩希はその日、驚くと思うよ。」
「なんで?」
「ひ み つ」
洗い物を終え、俺は帰ることにした。
「そんじゃ、またな。」
「今日は仕事手伝わせて悪かったわね。すごく助かったわ。またね。」
手を振りながら笑顔で言ってくる夕貴に背を向ける。
「お邪魔しました。」
そう言い残してから俺は外に出る。
対決とか言いつつ勝敗決めてなかったな。と思いつつ帰るのだった。
そう呟きスプーンでカレーライスをすくう。
そして一口ほうばる。
うん。今まで通りの味だ。
夕貴も食べた。
「歩希のくせに美味い。」
「俺は天才だからね。」
「英語0点が何を言ってるのかしら?」
痛いとこ突かれた。反論が出来ない。
パクパクと俺の作ったカレーを平らげた。
「そんじゃ、次は夕貴のな。」
「美味しすぎてほっぺた落ちゃうから気をつけてね。」
スプーンを持った瞬間に俺の脳裏に一つの説が浮かんだ。
夕貴実は料理下手説。
だってさ、漫画とか読んでてたまに居るじゃん。料理めっちゃ下手な人。例えばニセ○イの小野○小咲なのが。
いや、見た目は美味そうだけど。・・・やっぱり小野○小咲タイプじゃん。
脳内会議をしていたら。夕貴がスプーンを持つ。
「じれったいわね。早く食べなさい。」
夕貴は自分のスプーンでカレーライスをすくい、無理矢理俺の口に突っ込んでくる。
あ、死んだわ。と思いながら食べると普通に美味しかった。
夕貴の方ははちみつか何かを入れたらしく少し甘い。
てか、さっきまで脳内会議をしていたのが馬鹿らしく思えてきた。
「上手いじゃん。」
夕貴を胸を張って言う。
「当たり前でしょ。それよりさっきなんでスプーンを持ったままフリーズしてたの?」
「あれはなんと言うか、夕貴を見や謝ってたと言うかなんと言うか。」
「どうゆう事?」
「そんな事より夕貴のカレー美味いな。」
「でしょ!」
よし、何とか話反らせたぞ!
その後は雑談しながらカレーを食べ進めた。
お皿が空になったので手を合わせてごちそうさまでした。と言う。
「洗い物は俺がやるから。」
「いやいや、私がやるから。いいわよ。」
「いやいやいや、年下に全部任せる事は出来ない。」
「いやいやいやいや、部下にやらせるなんて出来ない。」
そんな幼稚な争いの果てに出た答えは二人で洗うだった。
ジャージャーと水道から水が流れる中俺達はテキパキと手を動かす。
そんな中俺は夕貴に一つの質問をしていた。
「みんなには全面戦争の事いつ話すんだ?」
「2日後に地下4階でね。多分歩希はその日、驚くと思うよ。」
「なんで?」
「ひ み つ」
洗い物を終え、俺は帰ることにした。
「そんじゃ、またな。」
「今日は仕事手伝わせて悪かったわね。すごく助かったわ。またね。」
手を振りながら笑顔で言ってくる夕貴に背を向ける。
「お邪魔しました。」
そう言い残してから俺は外に出る。
対決とか言いつつ勝敗決めてなかったな。と思いつつ帰るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる