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27話
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模擬戦が終わり数日が経った頃、俺はリビングのソファーでダラーってしてた。
「なぁ、歩希」
快知が話しかけてくる。リビングには俺と快知とアベル、エマ、蓮兎がいる。
「どった?」
「パイナップルでスイカ割りしたい」
「歩希は考える事を放棄した・・・」
「パイナップルでスイカ割りってどうゆう事ですか?」
「パイナップルでスイカをぶっ叩いてどっちが先に原型を無くすかの勝負」
「何それ、物騒。でも、ちょっとオモロそう」
「てか、最近平和じゃね?」
「分かる」
「でも、ハロンは最近めっちゃ頑張ってるよな・・・・快知、戦おうぜ」
「負けるからやだ」
「薬使っていいよ」
「あっちの僕は後のこと考えずに戦うから嫌い。筋肉痛、もう嫌だ」
「なら、蓮兎。300mでどう?」
「足場さえちゃんとしてたら俺、800mまでなら確実にうち抜けますけど、それでもいいなら」
「負け確やん。これが日本最強のスナイパーか・・・」
こんな感じで雑談を交わす俺たち。こんな風に見えて俺らは意外と忙しいのだ。
「ほら、そろそろ時間でしょ?早く行くわよ!」
部屋から出てきたのは夕貴、今日は特殊部隊COTとの模擬戦の日だ。
夕貴の狙い通り、888部隊に勝利した俺ら、DESTROYERSは一気に知名度を上げた。今では彗星の如く現れた最強部隊となっている。俺らは名目的には組織なんだけどな・・・と、言うツッコミは置いといて、この先は模擬戦で予定が埋め尽くされている。
「おい、夕貴。お前ヤケにやる気だな。もしかして、888部隊との模擬戦の時の汚名返上しようとしてるのか?」
夕貴は888部隊との模擬戦の時に誰一人とも遭遇せず、挙句の果てに遭難した。俺がデルタフォースのリーダー、エレンさんに麓まで戻してもらった後にみんなでもう1度山に入り、探したのだ。
「ちょ、それは言わなくていいじゃない!」
赤面させながら、必死になってる夕貴、可愛いなぁ。
あ、俺はロリコンじゃないぞ!これ久しぶりに言ったな、この言葉は俺の十八番だからな!
「夕貴、今回どんだけ頑張ろうと無駄だぞ。だって、今回の模擬戦は全カットだから」
「どうでもいいわよ!誰かハロンと春樹、拓斗を呼んできて!さっさと行くわよ!」
「ほーい」
そんな感じの日常が約半月続いた。
「そんでさ、夕貴生気が出てきたよな」
「何よ、急に」
今は夕貴の部屋で適当に過ごしている。元秘書という事もあり、夕貴と会わないと何か変な気分になるのだ。待って、これってもう、何か、夕貴に依存してね?
「いや、最近さ、夕貴の目が生きてるって感じなんだよ。あ、わかった!日本から出てきたから仕事がなくなってゆっくり出来る時間が増えたからか!」
「そうかもね、私も何か肩の荷がおりたって感じがするもの。モンスターも全然飲んでないし」
あ、そう言えば夕貴の家の冷蔵庫モンスターで埋め尽くされてたな。
「ま、そんなのはどうだっていいわ。歩希、私今考えてることがあるのだけど・・・」
改まった様子で言ってくる夕貴。それに対して俺は生唾を飲んだ。
「薬・・・・あの薬を入手する為に1度日本に戻らない?」
「薬って・・・・薬物?夕貴、薬物はダメだぞ」
「違うわよ!能力増強剤よ」
能力増強剤か、そんなのもあったな・・・・ほとんど使ってないけど。日本に帰るのは癪だか、薬は欲しい。
「いいんじゃないか。俺も行くぞ」
「よし、決まりね。行くのは私たち2人でいいかしらね?」
「ちょっと、待った!」
そう言って夕貴の部屋に入ってきたのはハロン。
「師匠、ボス、話は聞かせてもらった。俺も連れて行ってくれ。俺はもっと強くなりたい。だから、色んなことをしてみたいんだ。足手まといになる気は毛頭ない。今後の戦力増加のためと思って、お願いだ」
頭を下げるハロン。俺と夕貴は数秒見つめ合う。
ハロンは最近の模擬戦でも結構いい感じで敵を倒していってる。今じゃ、ハロンはこの組織に必要不可欠レベルの戦闘力を持っているので足手まといになることはないだろう。だから、俺らの出した答えは、
「おーけー、いつでもいいように準備はしてろ」
連れていくだった。
やる事決めたら即決行!
それが俺らのモットーです!
偽装パスポートを片手に空港に来ていた。俺らが留守の間は拓斗に色々任せている。あいつは頭いいし、何があっても何とかなるだろう。
「それじゃ、出席を取ります」
「1」
「2」
「3」
「4」
「4!?って、なんで快知もいるんだよ!」
今回の日本行きの作戦は俺と夕貴、ハロンの3人だったはずだろ?てか、今まで気づかなかったってどんだけ空気に打ち解けてたんだよ。
「あ、歩希だけにはまだ言ってなかったわね。快知は日本に行くけど、私らとはほとんど別行動。快知は能力増強剤じゃなくて、脳に瀕死と思わせる薬をお兄さんから受け取りに行くの」
ホウホウ、てか、実際その薬使ったの1回だけなんだよなぁ。って、言うマジレスは喉までで止めといた。
そして、俺らはアメリカから日本へと長い長いフライトが始まった。
「なぁ、歩希」
快知が話しかけてくる。リビングには俺と快知とアベル、エマ、蓮兎がいる。
「どった?」
「パイナップルでスイカ割りしたい」
「歩希は考える事を放棄した・・・」
「パイナップルでスイカ割りってどうゆう事ですか?」
「パイナップルでスイカをぶっ叩いてどっちが先に原型を無くすかの勝負」
「何それ、物騒。でも、ちょっとオモロそう」
「てか、最近平和じゃね?」
「分かる」
「でも、ハロンは最近めっちゃ頑張ってるよな・・・・快知、戦おうぜ」
「負けるからやだ」
「薬使っていいよ」
「あっちの僕は後のこと考えずに戦うから嫌い。筋肉痛、もう嫌だ」
「なら、蓮兎。300mでどう?」
「足場さえちゃんとしてたら俺、800mまでなら確実にうち抜けますけど、それでもいいなら」
「負け確やん。これが日本最強のスナイパーか・・・」
こんな感じで雑談を交わす俺たち。こんな風に見えて俺らは意外と忙しいのだ。
「ほら、そろそろ時間でしょ?早く行くわよ!」
部屋から出てきたのは夕貴、今日は特殊部隊COTとの模擬戦の日だ。
夕貴の狙い通り、888部隊に勝利した俺ら、DESTROYERSは一気に知名度を上げた。今では彗星の如く現れた最強部隊となっている。俺らは名目的には組織なんだけどな・・・と、言うツッコミは置いといて、この先は模擬戦で予定が埋め尽くされている。
「おい、夕貴。お前ヤケにやる気だな。もしかして、888部隊との模擬戦の時の汚名返上しようとしてるのか?」
夕貴は888部隊との模擬戦の時に誰一人とも遭遇せず、挙句の果てに遭難した。俺がデルタフォースのリーダー、エレンさんに麓まで戻してもらった後にみんなでもう1度山に入り、探したのだ。
「ちょ、それは言わなくていいじゃない!」
赤面させながら、必死になってる夕貴、可愛いなぁ。
あ、俺はロリコンじゃないぞ!これ久しぶりに言ったな、この言葉は俺の十八番だからな!
「夕貴、今回どんだけ頑張ろうと無駄だぞ。だって、今回の模擬戦は全カットだから」
「どうでもいいわよ!誰かハロンと春樹、拓斗を呼んできて!さっさと行くわよ!」
「ほーい」
そんな感じの日常が約半月続いた。
「そんでさ、夕貴生気が出てきたよな」
「何よ、急に」
今は夕貴の部屋で適当に過ごしている。元秘書という事もあり、夕貴と会わないと何か変な気分になるのだ。待って、これってもう、何か、夕貴に依存してね?
「いや、最近さ、夕貴の目が生きてるって感じなんだよ。あ、わかった!日本から出てきたから仕事がなくなってゆっくり出来る時間が増えたからか!」
「そうかもね、私も何か肩の荷がおりたって感じがするもの。モンスターも全然飲んでないし」
あ、そう言えば夕貴の家の冷蔵庫モンスターで埋め尽くされてたな。
「ま、そんなのはどうだっていいわ。歩希、私今考えてることがあるのだけど・・・」
改まった様子で言ってくる夕貴。それに対して俺は生唾を飲んだ。
「薬・・・・あの薬を入手する為に1度日本に戻らない?」
「薬って・・・・薬物?夕貴、薬物はダメだぞ」
「違うわよ!能力増強剤よ」
能力増強剤か、そんなのもあったな・・・・ほとんど使ってないけど。日本に帰るのは癪だか、薬は欲しい。
「いいんじゃないか。俺も行くぞ」
「よし、決まりね。行くのは私たち2人でいいかしらね?」
「ちょっと、待った!」
そう言って夕貴の部屋に入ってきたのはハロン。
「師匠、ボス、話は聞かせてもらった。俺も連れて行ってくれ。俺はもっと強くなりたい。だから、色んなことをしてみたいんだ。足手まといになる気は毛頭ない。今後の戦力増加のためと思って、お願いだ」
頭を下げるハロン。俺と夕貴は数秒見つめ合う。
ハロンは最近の模擬戦でも結構いい感じで敵を倒していってる。今じゃ、ハロンはこの組織に必要不可欠レベルの戦闘力を持っているので足手まといになることはないだろう。だから、俺らの出した答えは、
「おーけー、いつでもいいように準備はしてろ」
連れていくだった。
やる事決めたら即決行!
それが俺らのモットーです!
偽装パスポートを片手に空港に来ていた。俺らが留守の間は拓斗に色々任せている。あいつは頭いいし、何があっても何とかなるだろう。
「それじゃ、出席を取ります」
「1」
「2」
「3」
「4」
「4!?って、なんで快知もいるんだよ!」
今回の日本行きの作戦は俺と夕貴、ハロンの3人だったはずだろ?てか、今まで気づかなかったってどんだけ空気に打ち解けてたんだよ。
「あ、歩希だけにはまだ言ってなかったわね。快知は日本に行くけど、私らとはほとんど別行動。快知は能力増強剤じゃなくて、脳に瀕死と思わせる薬をお兄さんから受け取りに行くの」
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