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一年生・三学期
あけましておめでとうございます
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1月1日 神社 晴れ
みなさん、あけましておめでとうございます。進藤まひろです。
年末の風邪も、すっかり良くなったわ。あれからつつがなく大晦日まで過ごして、新年を迎えました。
あまねと水無月さんから、年賀状が届いたわ。ところでみなさん、最近年賀状って送ってる?何となく、LIMEとかで済ませてる人が多いんじゃないかしら。他ならぬ、アタシがそうだったけれど…。こうやって日本人の文化が廃れていくのも、何だか物悲しいものね。
水無月さんは、オタクにとっての冬の祭典(多くは語らないわ)に参加してそのまま現地で年を越したみたい。いいなぁ。体調が万全なら、アタシもちょっと参加してみたかった。でも、外見上は年頃の男女なので外泊とか許されないかしら…?
インターホンが鳴ったのでモニターを見ると、案の定あまねであった。夏祭りでも行った近所の神社に、初詣のお誘いをしてくれたのね。これまた、人混みが嫌いなので何年も行ってないわぁ…。だけど、不思議だわ。好きな人と並んで歩いていると、何となく人混みまでもが愛しく感じてくる。与謝野晶子あたりが、そんな感じの歌を残していたかしらね。
ひとしきり縁日での遊びに興じた後、お賽銭を入れてお参りしたわ。何を願ったかって?そら、目の前にいるあまねとの恋路でしょ。現実世界では、大学受験からこっち神様にお祈りなんてしなかったけどね…。
念入りにお願いを済ませた後、二人でおみくじを引いたわ。当然と言うか、あまねは大吉を引いていた。彼のステータスは見れないけど、おそらく運とかコミュ力あたりに全振りだものね…。当然、アタシにとっての顔面力は∞よ♡
さて、アタシの方のおみくじは何かしら。残る高校生活の命運がかかってそうだし、大凶だったら嫌だなぁ。リアル志向なら、この季節の大凶は除外されてそうだけど…。そんな事を考えながら、おみくじを広げると。
「…白紙?何も、印刷されてない…」
「えっ、マジで?印刷ミスってやつかな?本当に、そんなのあるんだ…。神社の人に言ったら、多分替えてもらえるぜ」
あまねはそう言ってくれたが、嫌な予感がしてやめておいたわ。何となく、替えてもらったおみくじもこれまた白紙であるような気がして…。この世界にとって、アタシと言う人間は異分子。運命は、自分自身の力で切り開けと?いえ、運命そのものがアタシには存在しない…?
やめとこう。せっかくのおめでたい日に、あまり暗い事を考えるものではないわ。あまねがめっちゃ気を使って、あれこれと慰めの言葉をかけてくれているし。
数日して、水無月さんが帰ってきたわ。大量の、戦利品を手土産にして。
この時代の同人誌は、ラミネート加工が主流だったのね。これまた、懐かしいわ。
みなさん、あけましておめでとうございます。進藤まひろです。
年末の風邪も、すっかり良くなったわ。あれからつつがなく大晦日まで過ごして、新年を迎えました。
あまねと水無月さんから、年賀状が届いたわ。ところでみなさん、最近年賀状って送ってる?何となく、LIMEとかで済ませてる人が多いんじゃないかしら。他ならぬ、アタシがそうだったけれど…。こうやって日本人の文化が廃れていくのも、何だか物悲しいものね。
水無月さんは、オタクにとっての冬の祭典(多くは語らないわ)に参加してそのまま現地で年を越したみたい。いいなぁ。体調が万全なら、アタシもちょっと参加してみたかった。でも、外見上は年頃の男女なので外泊とか許されないかしら…?
インターホンが鳴ったのでモニターを見ると、案の定あまねであった。夏祭りでも行った近所の神社に、初詣のお誘いをしてくれたのね。これまた、人混みが嫌いなので何年も行ってないわぁ…。だけど、不思議だわ。好きな人と並んで歩いていると、何となく人混みまでもが愛しく感じてくる。与謝野晶子あたりが、そんな感じの歌を残していたかしらね。
ひとしきり縁日での遊びに興じた後、お賽銭を入れてお参りしたわ。何を願ったかって?そら、目の前にいるあまねとの恋路でしょ。現実世界では、大学受験からこっち神様にお祈りなんてしなかったけどね…。
念入りにお願いを済ませた後、二人でおみくじを引いたわ。当然と言うか、あまねは大吉を引いていた。彼のステータスは見れないけど、おそらく運とかコミュ力あたりに全振りだものね…。当然、アタシにとっての顔面力は∞よ♡
さて、アタシの方のおみくじは何かしら。残る高校生活の命運がかかってそうだし、大凶だったら嫌だなぁ。リアル志向なら、この季節の大凶は除外されてそうだけど…。そんな事を考えながら、おみくじを広げると。
「…白紙?何も、印刷されてない…」
「えっ、マジで?印刷ミスってやつかな?本当に、そんなのあるんだ…。神社の人に言ったら、多分替えてもらえるぜ」
あまねはそう言ってくれたが、嫌な予感がしてやめておいたわ。何となく、替えてもらったおみくじもこれまた白紙であるような気がして…。この世界にとって、アタシと言う人間は異分子。運命は、自分自身の力で切り開けと?いえ、運命そのものがアタシには存在しない…?
やめとこう。せっかくのおめでたい日に、あまり暗い事を考えるものではないわ。あまねがめっちゃ気を使って、あれこれと慰めの言葉をかけてくれているし。
数日して、水無月さんが帰ってきたわ。大量の、戦利品を手土産にして。
この時代の同人誌は、ラミネート加工が主流だったのね。これまた、懐かしいわ。
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