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三年生・二学期
パンツ見えてるわよパンツ!
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支えきれなくなって、上にいたあまねを振り落としてしまった。せっかく、調子よく一勝したと言うのに…。いえ、それよりもあまねが!運動神経がいいので難なく着地したようだけど、その際少し足を擦りむいたみたいね。
「あ…あまね!」
心配して駆け寄ったが、当のあまねはピンピンしているようだった。
「俺は、大丈夫…。それよりも、まひろの方が大丈夫なのか?何か、急によろめいたように見えたけど?」
知ってたけど、何ていい子なの?自分が落とされたにも関わらず、落とした当人を気づかうなんて…。いけない、感動している場合ではないわ。
「アタ…お、俺も大丈夫だよ。ちょっと、目眩がしただけ…。ははっ、バイトのシフト入れすぎたかな?あまね、今ので足擦りむいちゃったじゃん?血が出てるよ。手当てしないと…」
大した怪我ではないと渋るあまねを引っ張って、二人で保健室に赴いた。騎馬戦がエキサイトしたせいで、怪我人が続出。保険医や保険委員が、てんてこまいなのですって。予想はしてたけど、現在何らかのイベントが進行しているわね?アタシの目眩も、その一環であると信じたいわ。
「本当に、手当てする程でもないのになぁ…。でも、まひろがせっかくそう言うなら。ほら」
そう言って、保健室の椅子に座りながらあまねが足を上げた。ちょっと、パンツ見えてるわよパンツ!今下に履いてるの短パンだって、忘れたの?まぁ修学旅行で、すでにパンツの中身まで拝見させて頂いたのだけど。
アタシは煩悩を出来るだけ抑えて、あまねの足の手当てを行った。懐かしいなぁ。アタシ現実世界では保険委員だったから、こうやって簡単な消毒とかを行っていたっけ。
「サンキュー、これでいいよ。それより、まひろの目眩は本当にいいのか?言ってた通り、バイト詰めすぎだって…。ちょっと、ここで休んで行けよ。俺たちの出る競技は、全部終わった訳だし…」
あぁ、そう言う類のイベントね?女の子のうちの誰だったかで、似たようなのが発生した気がするわ。アタシは、お言葉に甘えて保健室のベッドで休ませてもらう事にした。別に気分が悪かった訳でもないけど、流れに抗っても仕方のない事だし…。
あまねが、傍の椅子に座りながら気を使って話しかけてくれる。いいなぁ、こう言う時間も。でももし体調が悪いなんて言ったら、汗を拭いてもらえる事になった?いえ、むしろあまねの身体を拭いてあげたいわ。男同士なんだから、恥ずかしがる事ないわよね。ぐへへ…。
だけど、騎馬戦で気が遠くなった瞬間…。真っ暗な中で、誰かの姿が見えた気がしたわ。今のアタシと同じように、ベッドに寝転がっていた。あれは、一体誰だったのだろう。
「あ…あまね!」
心配して駆け寄ったが、当のあまねはピンピンしているようだった。
「俺は、大丈夫…。それよりも、まひろの方が大丈夫なのか?何か、急によろめいたように見えたけど?」
知ってたけど、何ていい子なの?自分が落とされたにも関わらず、落とした当人を気づかうなんて…。いけない、感動している場合ではないわ。
「アタ…お、俺も大丈夫だよ。ちょっと、目眩がしただけ…。ははっ、バイトのシフト入れすぎたかな?あまね、今ので足擦りむいちゃったじゃん?血が出てるよ。手当てしないと…」
大した怪我ではないと渋るあまねを引っ張って、二人で保健室に赴いた。騎馬戦がエキサイトしたせいで、怪我人が続出。保険医や保険委員が、てんてこまいなのですって。予想はしてたけど、現在何らかのイベントが進行しているわね?アタシの目眩も、その一環であると信じたいわ。
「本当に、手当てする程でもないのになぁ…。でも、まひろがせっかくそう言うなら。ほら」
そう言って、保健室の椅子に座りながらあまねが足を上げた。ちょっと、パンツ見えてるわよパンツ!今下に履いてるの短パンだって、忘れたの?まぁ修学旅行で、すでにパンツの中身まで拝見させて頂いたのだけど。
アタシは煩悩を出来るだけ抑えて、あまねの足の手当てを行った。懐かしいなぁ。アタシ現実世界では保険委員だったから、こうやって簡単な消毒とかを行っていたっけ。
「サンキュー、これでいいよ。それより、まひろの目眩は本当にいいのか?言ってた通り、バイト詰めすぎだって…。ちょっと、ここで休んで行けよ。俺たちの出る競技は、全部終わった訳だし…」
あぁ、そう言う類のイベントね?女の子のうちの誰だったかで、似たようなのが発生した気がするわ。アタシは、お言葉に甘えて保健室のベッドで休ませてもらう事にした。別に気分が悪かった訳でもないけど、流れに抗っても仕方のない事だし…。
あまねが、傍の椅子に座りながら気を使って話しかけてくれる。いいなぁ、こう言う時間も。でももし体調が悪いなんて言ったら、汗を拭いてもらえる事になった?いえ、むしろあまねの身体を拭いてあげたいわ。男同士なんだから、恥ずかしがる事ないわよね。ぐへへ…。
だけど、騎馬戦で気が遠くなった瞬間…。真っ暗な中で、誰かの姿が見えた気がしたわ。今のアタシと同じように、ベッドに寝転がっていた。あれは、一体誰だったのだろう。
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