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7章 凛くん争奪戦
『日本の果てまでイッテ来い!』の撮影 1
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『日本の果てまでイッテ来い』の撮影日となる。
「今日は新レギュラーである凛さんの紹介と新企画『夏目凛のはじめてのおつかい』の告知、夏目ガール選考会の様子をSNSにアップした件を告知することがメインとなります」
運転中の矢上さんが説明してくれる。
「選考会の様子はいつ頃SNSにアップされそうですか?」
「今日撮った内容が放送される日と同時にアップすると聞いてます。なので2週間ほど先のことになりそうです」
「じゃあ、ドラマ撮影の方が先に終わりそうですね」
俺はサイン会や夏目ガール選考会などの撮影の合間に『生徒会長は告らせたい』のドラマ撮影も並行して行っていた。
今日は9月上旬なので予定通り、来週クランクアップを迎えるそうだ。
「来週が最後のドラマ撮影です。とりあえず今日は『日本の果てまでイッテ来い』の撮影を頑張りましょう!」
「はいっ!」
そんな感じで矢上さんとともに撮影現場に向かった。
撮影現場に到着する。
「おはようございます、夏目さん」
「おはようございます、川端さん。今日はよろしくお願いします」
到着早々、川端さんが出迎えてくれる。
川端さんは俺が出演する『夏目凛のはじめてのおつかい』でプロデューサーを務めており、今日も俺のサポートをしてくれるようだ。
「選考会で撮影した動画は現在、編集中です。2週間後のアップには間に合うと思います」
「その動画を見て、俺たちや視聴者が夏目ガールに相応しい人を決めるんですね」
「はい。誰とデートできるか気になってウズウズしてると思いますが、もうしばらくお待ちください」
「ウズウズはしてません!誰が選ばれるかは気になってますが!それとデートではありませんよ!」
どうやら川端さんから他の仕事に手がつかないほど気になってると思われてるらしい。
「と、とにかく、今日は『日本の果てまでイッテ来い』の撮影です!詳細を教えてください!」
「分かりました。まずは休憩室に案内します」
淡々とした表情と声色で告げた川端さんが俺たちを案内する。
そして休憩室に到着後、荷物を置いた俺はスタッフや出演者に挨拶回りへ向かう。
「おはようございます!今日からよろしくお願いします!」
「あぁ。おはよう、夏目くん。今日からよろしく」
俺の挨拶に番組内で司会を務める外村良樹さんが笑顔で答えてくれる。
外村さんは50歳代の男性で、昔から芸能界で活躍している芸人だ。
「夏目くんをレギュラーとして迎え入れることができて嬉しいよ」
「俺も昔から見てる番組に出演できて嬉しいです!」
そんな簡単なやり取りをした後、他の共演者たちにも挨拶を行い休憩室へ。
「では撮影内容を説明します」
川端さんが今回の撮影を詳しく話してくれる。
「まずは夏目さんを新レギュラーとして紹介します。その後、レギュラー陣と共に番組を楽しんでいただき、最後に新企画の発表と夏目ガール選考会の様子をSNSにアップした件を告知します」
そんな感じで詳しく撮影の流れを確認する。
「――といった感じでお願いします」
「分かりました!」
川端さんから説明を受け、収録時間を迎えた。
『日本の果てまでイッテ来い』の収録時間となる。
「始まりました、イッテ来い!今日は最初から最後まで重大発表があるので聞き逃さないようお願いしますね!」
司会を務める外村さんがカメラに向けて言う。
そして本日出演しているレギュラー陣を紹介した後、いよいよ俺の番がやってくる。
「では最後に、皆さんが1番気になっているであろう新レギュラーを発表します!といっても事前にSNSとかで告知してるから知ってるかもしれないが」
外村さんが軽く笑いを誘う発言をした後、俺の方へカメラが向く。
「モデル件、俳優の夏目凛くんです!」
「よろしくお願いしまーす!」
俺はカメラに向けて笑顔で手を振る。
「今日から夏目くんがレギュラーメンバーの一員です!50歳を超えたおじさんやおばさんばかりだったから僕は大歓迎ですね!」
外村さんの言う通り、長寿番組ということでレギュラーメンバーが高齢化しており、俺がレギュラーメンバーの中で1番若くなる。
「皆さんの元気に負けないよう頑張ります!昔から身体を張った企画が多いので、俺も頑張って視聴者に笑いを届けたいと思います!」
「いやいや!夏目くんに身体を張らせたら僕が殺されてしまうよ!日本中の女性たちから!」
外村さんが俺の発言から笑いを誘い、スタジオ内が笑い声に包まれる。
「では新レギュラーも紹介しましたし、早速本編に入ろうか!」
そんな感じで撮影が続いた。
「今日は新レギュラーである凛さんの紹介と新企画『夏目凛のはじめてのおつかい』の告知、夏目ガール選考会の様子をSNSにアップした件を告知することがメインとなります」
運転中の矢上さんが説明してくれる。
「選考会の様子はいつ頃SNSにアップされそうですか?」
「今日撮った内容が放送される日と同時にアップすると聞いてます。なので2週間ほど先のことになりそうです」
「じゃあ、ドラマ撮影の方が先に終わりそうですね」
俺はサイン会や夏目ガール選考会などの撮影の合間に『生徒会長は告らせたい』のドラマ撮影も並行して行っていた。
今日は9月上旬なので予定通り、来週クランクアップを迎えるそうだ。
「来週が最後のドラマ撮影です。とりあえず今日は『日本の果てまでイッテ来い』の撮影を頑張りましょう!」
「はいっ!」
そんな感じで矢上さんとともに撮影現場に向かった。
撮影現場に到着する。
「おはようございます、夏目さん」
「おはようございます、川端さん。今日はよろしくお願いします」
到着早々、川端さんが出迎えてくれる。
川端さんは俺が出演する『夏目凛のはじめてのおつかい』でプロデューサーを務めており、今日も俺のサポートをしてくれるようだ。
「選考会で撮影した動画は現在、編集中です。2週間後のアップには間に合うと思います」
「その動画を見て、俺たちや視聴者が夏目ガールに相応しい人を決めるんですね」
「はい。誰とデートできるか気になってウズウズしてると思いますが、もうしばらくお待ちください」
「ウズウズはしてません!誰が選ばれるかは気になってますが!それとデートではありませんよ!」
どうやら川端さんから他の仕事に手がつかないほど気になってると思われてるらしい。
「と、とにかく、今日は『日本の果てまでイッテ来い』の撮影です!詳細を教えてください!」
「分かりました。まずは休憩室に案内します」
淡々とした表情と声色で告げた川端さんが俺たちを案内する。
そして休憩室に到着後、荷物を置いた俺はスタッフや出演者に挨拶回りへ向かう。
「おはようございます!今日からよろしくお願いします!」
「あぁ。おはよう、夏目くん。今日からよろしく」
俺の挨拶に番組内で司会を務める外村良樹さんが笑顔で答えてくれる。
外村さんは50歳代の男性で、昔から芸能界で活躍している芸人だ。
「夏目くんをレギュラーとして迎え入れることができて嬉しいよ」
「俺も昔から見てる番組に出演できて嬉しいです!」
そんな簡単なやり取りをした後、他の共演者たちにも挨拶を行い休憩室へ。
「では撮影内容を説明します」
川端さんが今回の撮影を詳しく話してくれる。
「まずは夏目さんを新レギュラーとして紹介します。その後、レギュラー陣と共に番組を楽しんでいただき、最後に新企画の発表と夏目ガール選考会の様子をSNSにアップした件を告知します」
そんな感じで詳しく撮影の流れを確認する。
「――といった感じでお願いします」
「分かりました!」
川端さんから説明を受け、収録時間を迎えた。
『日本の果てまでイッテ来い』の収録時間となる。
「始まりました、イッテ来い!今日は最初から最後まで重大発表があるので聞き逃さないようお願いしますね!」
司会を務める外村さんがカメラに向けて言う。
そして本日出演しているレギュラー陣を紹介した後、いよいよ俺の番がやってくる。
「では最後に、皆さんが1番気になっているであろう新レギュラーを発表します!といっても事前にSNSとかで告知してるから知ってるかもしれないが」
外村さんが軽く笑いを誘う発言をした後、俺の方へカメラが向く。
「モデル件、俳優の夏目凛くんです!」
「よろしくお願いしまーす!」
俺はカメラに向けて笑顔で手を振る。
「今日から夏目くんがレギュラーメンバーの一員です!50歳を超えたおじさんやおばさんばかりだったから僕は大歓迎ですね!」
外村さんの言う通り、長寿番組ということでレギュラーメンバーが高齢化しており、俺がレギュラーメンバーの中で1番若くなる。
「皆さんの元気に負けないよう頑張ります!昔から身体を張った企画が多いので、俺も頑張って視聴者に笑いを届けたいと思います!」
「いやいや!夏目くんに身体を張らせたら僕が殺されてしまうよ!日本中の女性たちから!」
外村さんが俺の発言から笑いを誘い、スタジオ内が笑い声に包まれる。
「では新レギュラーも紹介しましたし、早速本編に入ろうか!」
そんな感じで撮影が続いた。
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