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2章 霖
2_①
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その声は風に乗って聞こえてくる。か細く、でも確かに「助けて」と。誰の声なのか確かめようと耳を澄ますけれど、別の声が重なり消えてしまった。
(ああ、またか……)
溜息をつく添花を目に留める者が多いのは、急に立ち止まったせいではない。浅葱色の服に大きく染められた紋様が目立つためでもあるし、うなじが見えるくらいの短髪が珍しいためでもある。その瞳はやがて一点を見つめた。町の外にある山の方角だ。
癖のある毛先がふわりと揺れ、添花は再び歩き出した。町の通りを、人気のない外れへ進んでいく。
「助けて……」
耳に届く声が誰にでも聞こえるものではないことを、彼女は知っていた。死してなお、この世に留まる霊の呼び声。
(待ってて、すぐに行くから)
心の内で声に答えると、山へ向かう足が速くなった。できれば、日が暮れる前に霊の元へ辿り着きたい。
霊は、添花の旅を理由付ける存在だった。行く先々で浮かばれない霊を見つけては、成仏の手助けをしている。
それは霊媒師が行うような除霊や、巫女によるお祓いとは趣が異なる。霊が自ら成仏できるように、魂がこの世に留まる理由、すなわち未練を、彼らに代わって晴らしているのだ。
「誰か……」
吹き降ろしてくる風を受けながら山を登る。隣の地区への道になっているから、比較的足場はいい。生い茂る木の葉は青く、ここ数日の陽光をたっぷり浴びたようだ。
「助、けて……」
近くを流れる川のせせらぎに紛れ、霊の声はくぐもっている。添花は少し眉をひそめた。
日が傾き始めて陽光が黄みを帯びる頃、山の中腹にある滝の前に着いた。細い幾筋かの流れの向こうに道が続いている。こちら側は険しい岩場なので、滝をくぐって人の歩ける所から山を越えるのだ。
添花は足を止め、周りを見回した。声の出所はこの辺りだと感じたのだが、霊の姿がない。助けを求めているくせに、隠れる者があるだろうか。
肩の力を抜き、一度ゆっくりと瞬きをする。目を開くと、首を回さずに右から左へ視点を動かした。滝壺や川、岩場に樹木などの景色を見るというよりは、その場の空気を撫で斬りにするような目だ。
それから、滝壺の傍まで行って片膝をつくと、水の中を覗き込む。
「私が見えるの?」
助けを求める声から一転、期待のこもった問いが聞こえてきた。水底にぼんやり光る人影がある。探していた霊だ。
「まあね。あんた、なんでそんな所にいるわけ」
急いで山を登ってきた割に、添花の言い方は素っ気無い。これが元来の口調なのだが、水底の霊は少しばかり萎縮した。
「わ、わからないわ。ここから出られなくて、困っているの」
やっと話を聞いてくれる人間が訪れた機会だ。霊は懸命に記憶を辿り、ここに居るいきさつを話し出した。
女性の霊は出稼ぎの道中でここを通り、足を滑らせて溺れた。滝の裏にある道は一面が苔むしている。滝壺は水流が激しいため、助けに入れる者はいなかった。浮かび上がった自分の遺体が運ばれていくのを、底で見ていたそうだ。
「水から出られない心当たりは?」
「生前、カナヅチだったから……かしら? 泳げれば、なんとか浮き上がれたかもしれないのに」
添花は霊の答えに首を傾げる。肉体を失ったのだから、カナヅチであろうが水に拘束されることはない。その証拠に、こうして話ができている。水から出たい、帰りたいという願いがあるのなら、まずは引き上げればいいのだろうか。
おもむろに靴を脱いで、添花は手足の関節をほぐし始めた。ちらっと霊に目をやり、水底を歩けるかと尋ねる。
「え?」
「滝の近くじゃ私も溺れる。あんたを外に出すから、もっとこっちに来て」
しばしの時を置いて、霊は添花の言う意味を理解した。滝壺の真ん中辺りから、岸に近いほうへ足を踏み出す。素直な様子を見ると、人を水に引き込んで殺す悪霊なんかではなさそうだ。小さく頷いて、身長の何倍か深さのある水の中へ躊躇なく飛び込んだ。あっという間に底に足を着けると、片腕を霊の背中に回して抱える。
(ん? あれは……)
息の続くうちにと浮上する途中、光るものを見た気がしたが、まずは水面に顔を出す。霊に重さはないので、半ば投げるような感じでひょいと岸に上げた。地面に叩き付けられる事こそなかったが、霊は目を丸くした。
「ちょっと待ってて」
岸に座り込んだ霊にひとこと言い置いて、再び潜っていく。突き出た岩に引っかかった何かを拾い、すぐに戻る。
「はあ……っ。やっと、出られたね」
岸に上がって、濡れた髪をかき上げる。うっすら浮かべる笑顔は凛々しく、男勝りな印象だ。それでも霊は、添花が初めて見せる柔らかな表情に安心したらしい。滝壺を出た実感が身を震わせる。
「なんてお礼を言ったらいいか……ほんとうに、ありがとう」
泳げないのだから、彼女は水に入るのは嫌いだった。心から、滝壺を出たかったのだ。霊となった身に夕日の温度は感じられないものの、久しぶりにほっとしたと言う。
そんなに感動したのなら、このまま成仏してもおかしくない。なのに、半透明の体はそれ以上薄くならなかった。
「……ねえ、これ。あんたの?」
添花が霊の鼻先に突き出したのは、円盤状の銅細工が付いた首飾りだった。霊の目が見開かれる。飾りから垂れる紐に触れようとして、しかし半透明の手は擦り抜けた。安堵から一転して表情は曇り、目には涙まで浮かんできた。生きている時と違い、物に触れられないのだ。
「……それは、私が肌身離さず身につけていたものなの。飾りが開くようになっているでしょう」
「ああ……確かに」
うなだれた霊の言葉に従って開いてみると、中には文字が刻んであった。水に浸かっていたせいか、錆で汚れてよく読めない。
「君想う心、せめて永久なれ……あなたも知っているわね?」
その文言には聞き覚えがあった。儚くもやがて朽ちゆく我ならば、君想う心せめて永久なれ。有名な歌の一節だ。将来を誓った男女が、贈り物に刻む歌。
「形見なのね、私の」
「ま、そうだね」
さっぱりと言って、首飾りをそっと地面に置いた。霊が首飾りに見入っている間に、濡れた服を絞って着替えを始める。暖かい季節とはいえ、この時間帯になると冷えてくる。荷物の中から丈の長い外套を引っ張り出して羽織ると、今度は適当な枝を探して周辺をうろうろした。
「もう……お墓が立っているかしら……」
「だろうね」
一晩の野宿に使う枝が集まるまで、霊は沈んだ様子でいた。添花の態度が素っ気無いから、どうにも気持ちが立ち直らないと見える。
(じゃあ、どういう態度をとればいい? あんたがどうしたいのか言ってくれないと、私には何もわかんないんだからね)
溜息を飲み込んで言葉を探す。
「……あんた、名前は? 住んでたのはこの近く?」
「阿美。笹熊(ささぐま)の町に、いたわ……」
町の名は、山を越えてすぐの地区を示していた。とすると、墓地はそう遠くない。
旅人が知る地域は、環状に点在する複数の町をひとつの地区として共同体を作っていた。だいたいの地区内の墓地は、各町からおよそ等距離となる、地区の中心にある。この山からは二日もあれば行けるだろう。
「じゃ、この首飾り届けに行こうよ。墓に置いておけば、見つけてもらえるんじゃないかな」
阿美の未練は、この世に残した夫にあると考えての提案だった。何かを伝えることができれば、気が晴れて成仏できるかもしれない。
瞬間、嬉しそうな顔をしたものの、阿美はすぐに悲しげな様子に戻ってうつむいてしまった。
「夫のためには……届けない方がいいんじゃないかしら」
「だから墓に置くんだよ。今でも阿美のことが大事なら、まめに墓参りに来るでしょ。だったら、形見が見つかった方がうれしいよ、きっと」
忘れていれば墓には来ない。それならそれでいいではないか。少々投げやりな考えだが、阿美の心にはすんなり入ってきた。きっと、形見の事を難しく考えすぎていたのだ。
顔を上げて、阿美は旅人の目を見る。滝壺の底より、ずっと深い青。
「そうね、行ってみるわ」
彼女の前向きな気持ちを汲み取って、添花は頷いた。暗くなってきた山の中、集めた焚き木に火をつける。それから、錆び付いた首飾りを手に取った。
「よし。そうと決まったら、これは綺麗にしておかないと」
声にはあまり感情が見えないが、荷物から出した手拭いで飾りを丁寧に磨き始めた。どうやら、墓地まで一緒に行くつもりらしい。阿美は自分で首飾りを持っていくことができないからだ。
「……ありがとう」
噛み締めるようなお礼の言葉に旅人はぎこちなく笑って、手を止めずに飾りを磨いていた。手拭いに少しずつ錆の色が染みていく。
(ああ、またか……)
溜息をつく添花を目に留める者が多いのは、急に立ち止まったせいではない。浅葱色の服に大きく染められた紋様が目立つためでもあるし、うなじが見えるくらいの短髪が珍しいためでもある。その瞳はやがて一点を見つめた。町の外にある山の方角だ。
癖のある毛先がふわりと揺れ、添花は再び歩き出した。町の通りを、人気のない外れへ進んでいく。
「助けて……」
耳に届く声が誰にでも聞こえるものではないことを、彼女は知っていた。死してなお、この世に留まる霊の呼び声。
(待ってて、すぐに行くから)
心の内で声に答えると、山へ向かう足が速くなった。できれば、日が暮れる前に霊の元へ辿り着きたい。
霊は、添花の旅を理由付ける存在だった。行く先々で浮かばれない霊を見つけては、成仏の手助けをしている。
それは霊媒師が行うような除霊や、巫女によるお祓いとは趣が異なる。霊が自ら成仏できるように、魂がこの世に留まる理由、すなわち未練を、彼らに代わって晴らしているのだ。
「誰か……」
吹き降ろしてくる風を受けながら山を登る。隣の地区への道になっているから、比較的足場はいい。生い茂る木の葉は青く、ここ数日の陽光をたっぷり浴びたようだ。
「助、けて……」
近くを流れる川のせせらぎに紛れ、霊の声はくぐもっている。添花は少し眉をひそめた。
日が傾き始めて陽光が黄みを帯びる頃、山の中腹にある滝の前に着いた。細い幾筋かの流れの向こうに道が続いている。こちら側は険しい岩場なので、滝をくぐって人の歩ける所から山を越えるのだ。
添花は足を止め、周りを見回した。声の出所はこの辺りだと感じたのだが、霊の姿がない。助けを求めているくせに、隠れる者があるだろうか。
肩の力を抜き、一度ゆっくりと瞬きをする。目を開くと、首を回さずに右から左へ視点を動かした。滝壺や川、岩場に樹木などの景色を見るというよりは、その場の空気を撫で斬りにするような目だ。
それから、滝壺の傍まで行って片膝をつくと、水の中を覗き込む。
「私が見えるの?」
助けを求める声から一転、期待のこもった問いが聞こえてきた。水底にぼんやり光る人影がある。探していた霊だ。
「まあね。あんた、なんでそんな所にいるわけ」
急いで山を登ってきた割に、添花の言い方は素っ気無い。これが元来の口調なのだが、水底の霊は少しばかり萎縮した。
「わ、わからないわ。ここから出られなくて、困っているの」
やっと話を聞いてくれる人間が訪れた機会だ。霊は懸命に記憶を辿り、ここに居るいきさつを話し出した。
女性の霊は出稼ぎの道中でここを通り、足を滑らせて溺れた。滝の裏にある道は一面が苔むしている。滝壺は水流が激しいため、助けに入れる者はいなかった。浮かび上がった自分の遺体が運ばれていくのを、底で見ていたそうだ。
「水から出られない心当たりは?」
「生前、カナヅチだったから……かしら? 泳げれば、なんとか浮き上がれたかもしれないのに」
添花は霊の答えに首を傾げる。肉体を失ったのだから、カナヅチであろうが水に拘束されることはない。その証拠に、こうして話ができている。水から出たい、帰りたいという願いがあるのなら、まずは引き上げればいいのだろうか。
おもむろに靴を脱いで、添花は手足の関節をほぐし始めた。ちらっと霊に目をやり、水底を歩けるかと尋ねる。
「え?」
「滝の近くじゃ私も溺れる。あんたを外に出すから、もっとこっちに来て」
しばしの時を置いて、霊は添花の言う意味を理解した。滝壺の真ん中辺りから、岸に近いほうへ足を踏み出す。素直な様子を見ると、人を水に引き込んで殺す悪霊なんかではなさそうだ。小さく頷いて、身長の何倍か深さのある水の中へ躊躇なく飛び込んだ。あっという間に底に足を着けると、片腕を霊の背中に回して抱える。
(ん? あれは……)
息の続くうちにと浮上する途中、光るものを見た気がしたが、まずは水面に顔を出す。霊に重さはないので、半ば投げるような感じでひょいと岸に上げた。地面に叩き付けられる事こそなかったが、霊は目を丸くした。
「ちょっと待ってて」
岸に座り込んだ霊にひとこと言い置いて、再び潜っていく。突き出た岩に引っかかった何かを拾い、すぐに戻る。
「はあ……っ。やっと、出られたね」
岸に上がって、濡れた髪をかき上げる。うっすら浮かべる笑顔は凛々しく、男勝りな印象だ。それでも霊は、添花が初めて見せる柔らかな表情に安心したらしい。滝壺を出た実感が身を震わせる。
「なんてお礼を言ったらいいか……ほんとうに、ありがとう」
泳げないのだから、彼女は水に入るのは嫌いだった。心から、滝壺を出たかったのだ。霊となった身に夕日の温度は感じられないものの、久しぶりにほっとしたと言う。
そんなに感動したのなら、このまま成仏してもおかしくない。なのに、半透明の体はそれ以上薄くならなかった。
「……ねえ、これ。あんたの?」
添花が霊の鼻先に突き出したのは、円盤状の銅細工が付いた首飾りだった。霊の目が見開かれる。飾りから垂れる紐に触れようとして、しかし半透明の手は擦り抜けた。安堵から一転して表情は曇り、目には涙まで浮かんできた。生きている時と違い、物に触れられないのだ。
「……それは、私が肌身離さず身につけていたものなの。飾りが開くようになっているでしょう」
「ああ……確かに」
うなだれた霊の言葉に従って開いてみると、中には文字が刻んであった。水に浸かっていたせいか、錆で汚れてよく読めない。
「君想う心、せめて永久なれ……あなたも知っているわね?」
その文言には聞き覚えがあった。儚くもやがて朽ちゆく我ならば、君想う心せめて永久なれ。有名な歌の一節だ。将来を誓った男女が、贈り物に刻む歌。
「形見なのね、私の」
「ま、そうだね」
さっぱりと言って、首飾りをそっと地面に置いた。霊が首飾りに見入っている間に、濡れた服を絞って着替えを始める。暖かい季節とはいえ、この時間帯になると冷えてくる。荷物の中から丈の長い外套を引っ張り出して羽織ると、今度は適当な枝を探して周辺をうろうろした。
「もう……お墓が立っているかしら……」
「だろうね」
一晩の野宿に使う枝が集まるまで、霊は沈んだ様子でいた。添花の態度が素っ気無いから、どうにも気持ちが立ち直らないと見える。
(じゃあ、どういう態度をとればいい? あんたがどうしたいのか言ってくれないと、私には何もわかんないんだからね)
溜息を飲み込んで言葉を探す。
「……あんた、名前は? 住んでたのはこの近く?」
「阿美。笹熊(ささぐま)の町に、いたわ……」
町の名は、山を越えてすぐの地区を示していた。とすると、墓地はそう遠くない。
旅人が知る地域は、環状に点在する複数の町をひとつの地区として共同体を作っていた。だいたいの地区内の墓地は、各町からおよそ等距離となる、地区の中心にある。この山からは二日もあれば行けるだろう。
「じゃ、この首飾り届けに行こうよ。墓に置いておけば、見つけてもらえるんじゃないかな」
阿美の未練は、この世に残した夫にあると考えての提案だった。何かを伝えることができれば、気が晴れて成仏できるかもしれない。
瞬間、嬉しそうな顔をしたものの、阿美はすぐに悲しげな様子に戻ってうつむいてしまった。
「夫のためには……届けない方がいいんじゃないかしら」
「だから墓に置くんだよ。今でも阿美のことが大事なら、まめに墓参りに来るでしょ。だったら、形見が見つかった方がうれしいよ、きっと」
忘れていれば墓には来ない。それならそれでいいではないか。少々投げやりな考えだが、阿美の心にはすんなり入ってきた。きっと、形見の事を難しく考えすぎていたのだ。
顔を上げて、阿美は旅人の目を見る。滝壺の底より、ずっと深い青。
「そうね、行ってみるわ」
彼女の前向きな気持ちを汲み取って、添花は頷いた。暗くなってきた山の中、集めた焚き木に火をつける。それから、錆び付いた首飾りを手に取った。
「よし。そうと決まったら、これは綺麗にしておかないと」
声にはあまり感情が見えないが、荷物から出した手拭いで飾りを丁寧に磨き始めた。どうやら、墓地まで一緒に行くつもりらしい。阿美は自分で首飾りを持っていくことができないからだ。
「……ありがとう」
噛み締めるようなお礼の言葉に旅人はぎこちなく笑って、手を止めずに飾りを磨いていた。手拭いに少しずつ錆の色が染みていく。
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