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4章 渡り鳥
4_②
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集中力があるのが幸いして添花は起きていられたが、話の聞こえない霖は苛立ちを募らせていた。
(まったく、いつまでかかるのよ)
数え切れないほどの溜息をまた増やし、木を背もたれにして座り込む。膝を抱えて、月を見上げたり、時々添花の様子をうかがったりした。
(このままじゃ、夜が明けるわ)
そろそろ我慢の限界だ。霊のことなどもういい、いま仕掛けてしまおうと霖は立ち上がる。その時、狙い澄ましたように声がした。
「だめだよ」
添花を鋭く睨んでいた瞳が、驚きに見開かれる。
「う、そ……どうして」
霖の後ろ、密集した木立の中から声をかけたのは、少し透けた姿の人影だ。おそらくは霊。
(私には、見えないはずなのに!)
絶句する霖を柔らかく、しかし悲しそうに見つめて、人影は繰り返す。
「だめだ」
「……私の問題だもの。どうするかは自分で決める」
先刻までの驚きを噛み殺して、霖はうつむいた。不満げな様子を見て、人影はゆっくりと木々の間を抜けて近寄る。細身の青年は、尚も霖に語りかけた。
「よく考えるんだ、自分の行動を。招く結末は、わかっているんだろう? 本当に……それでいいのか?」
顔を下に向けたまま、霖は青年の目をきっと見返す。
「いいの。あいつを、生かしておくわけにはいかない」
揺るがぬ声を聞き、青年の表情は悲しみの色を強める。だが、長い瞬きの後に、再び発する声は厳しい。
「もう、やめるんだ……霖。すべきことを見誤るな」
何が気に障ったのか、霖は小刻みに身を震わせた。急に顔を上げて青年を睨んだ時、声色は獣の威嚇といった気迫を帯びていた。
「青士、諦めて。指図を受けるつもりはないわ!」
獰猛な唸りは、青士に言葉を失わせる。今、説き伏せるのは難しい。
彼は月の高さを見てしばし考えると、不意にその場から姿を消した。
丁度その頃、紅龍は目が冴えて眠れずにいた。体力が戻りきっていないのに、さらりと旅立ってしまった添花。道中には危険もあるだろうと思うと、なんだか心配なのだ。
(考えすぎだといいんだけどな)
昔から、添花については心配して損をすることが多い。何事も器用にこなし、他者の手助けを必要としないのがいつものことだった。しかし、その分危機に対応できないことを、紅龍は知っている。彼女の辞書に、「助けてもらう」の言葉はないのだ。
(紅蓮の様子も変だった……どうしたんだろう?)
昼間の添花に対する警戒は、かなりのものだった。敵意と言っていいほどだ。元から警戒心が強く、なかなか人に懐かない彼が、珍しく懐いたと思った矢先である。添花が去った後はいつも通りに落ち着いたのだが、夜になってから、再び何かを警戒するように唸りだした。東を示し、紅龍に訴えかける。
(東……添花が向かった方角だ)
ある程度、紅蓮と意思の疎通はできるが、完全に言葉がわかるわけではない。いったい何が起こっているのか、見当をつけるのも難しかった。色々な要素が重なり、目は冴えるばかりだ。少し外の空気を吸おうと、多くの門下生が寝泊りする大部屋を抜け出す。足は自然と竜舎の方へ向いた。
月がぼんやりと浮かぶ空は、薄雲に包まれている。真夜中は過ぎて、紺色の空気はしっとりと暗かった。いつもの坂を上って、振り返ると見える、開けた景色。どんな天候でも山と空を満喫できる、美しいもののはずが、今はなんだか嫌な風が吹いていた。
急に胸騒ぎがして、小走りに竜舎へ入る。すると、真っ暗なはずの舎内にぼんやりと光るものがあった。
(なんだ? 紅蓮がいる辺りだよな)
この広い空間では、音がよく反響する。足音を立てないよう注意しながら、急いで紅蓮の元へ向かう。
「東へ!」
「だ、誰だ?」
突然の声に、紅龍は反射的に問いかけた。姿は見えないが、何者かが竜舎にいる。
「東へ向かうんだ、添花が危ない!」
小声でも響く紅龍の声と違い、その声は全く反響がない。切なる訴えに、彼は聴き覚えがある気がした。だが、添花が危ないと言われて、考える余裕は吹き飛んだ。不思議と、声が真実を告げたという確信があった。光が消えたことなど気にせず、竜舎を出ようと向きを変える。
「フギャ」
柵を突つく音と共に、小さな鳴き声がした。
「紅蓮、一緒に行ってくれるのか?」
頷く相棒に鞍を取り付け、外へ出るとすぐに東へ飛ぶ。いつもと同じく取り越し苦労であればいいと願うが、進むほどに不安は増していく。
(そうか……あれは、あいつの声に似てたんだ)
紅龍は風を裂いて飛ぶうちに、不思議な声に重なる人物を思い出した。
「……そういえば、お前さんはどこへ向かっているのかね?」
「竜鱗を出て、道なりに来ただけなんです。目的地があるわけじゃないので、とりあえず隣の地区ですね。何という地区だったか忘れましたけど」
添花と老人の間には、会話らしい会話が成り立ちつつあった。老人の変化を、成仏が近い証拠だと添花は推察した。話を聞いてもらいたくて、この世に留まっていたのだ。その心を満たすか、話の種がなくなるかすれば、成仏するのだろう。もう一方的に喋り続けるだけの種はないと見えた。
「そうだな、いくつかの地区は形になっている……これからはそういう時代なんだろうか。ここから近いのは華浪地区だ。一番近い町は水仙かな。群生する花の名を町の名とするつもりらしい」
「へえ……他には、どんな町があるんですか?」
「確か、我々が向かっていた方向には白扇という町があったな。湿地で、水芭蕉の町だと聞く。風になびく花を、波に見立てて地区名をつけたと聞いた」
この話は初耳で、添花は「駆龍地区には伝わっていないのかもしれない」と自分の出身に触れた。
「おお、駆龍地区にも花が群生する町があった。そういう土地で見られる、不思議な現象があってな、」
「あ、それは……知っています。私、蓮橋の……人間ですから」
少しはしゃぐ老人の話を、初めて遮る顔色は青い。声も震え、聞きたくないと目で訴えた。
「ふむ、知っていたか。各地の特色はこんなものかな。次は……」
(次。まだあるんだ)
汗ばんだ手がほどける。
「そうだ、とっておきの話……魂の話があった」
老人がもったいぶって言ったとき、その姿は薄らぎだした。間もなく成仏かとほっとする反面、この話には興味がある添花だ。物心がついた頃から霊魂と関わっているものの、魂についての知識は学んだわけではない。彼女が持つ知識は、経験の中から身についたものだけだ。聞き漏らすまいと耳を傾ける。
「良きも悪しきも混在するのが、魂というもの。しかし、何を良きものとし、悪しきものとするかは、己の心で決めること」
何かの経典を読み上げるような言葉。おそらく、鷸族の語りでもかなり古くから、大切にされている話なのだろう。
「良は悪ともなり、悪は良ともなる」
老人の姿は上昇しながら、既に空気に溶けはじめていた。
「悪を強く否定すれば、それを良とする心が反発する。その逆も然り」
どんどん溶けていき、最後には声だけが残る。
「二つの面を抱えるが、魂のさだめ……」
声も小さくなり、話の途中で老人は成仏した。
(なんか、難しい話。最後まで聞きたかったな……ん?)
落ち着く間もなく、添花は寒気を感じて神経を尖らせた。ずいぶん前に足す枝の尽きた焚火は辺りを暗く照らし、静けさを何倍にも際立たせた。無意識に軽く筋肉をほぐしながら、周囲の様子をうかがう。単調になびく草原、漆黒の森。誰の姿もない。
(でも……絶対に来る。はっきり覚えてるよ、この気配。霖だ)
動きを鈍らせる外套を脱ぎ、身構えた。以前は背後を取ったとはいえ、得体の知れない奴だ。用心するのが一番である。
(まったく、いつまでかかるのよ)
数え切れないほどの溜息をまた増やし、木を背もたれにして座り込む。膝を抱えて、月を見上げたり、時々添花の様子をうかがったりした。
(このままじゃ、夜が明けるわ)
そろそろ我慢の限界だ。霊のことなどもういい、いま仕掛けてしまおうと霖は立ち上がる。その時、狙い澄ましたように声がした。
「だめだよ」
添花を鋭く睨んでいた瞳が、驚きに見開かれる。
「う、そ……どうして」
霖の後ろ、密集した木立の中から声をかけたのは、少し透けた姿の人影だ。おそらくは霊。
(私には、見えないはずなのに!)
絶句する霖を柔らかく、しかし悲しそうに見つめて、人影は繰り返す。
「だめだ」
「……私の問題だもの。どうするかは自分で決める」
先刻までの驚きを噛み殺して、霖はうつむいた。不満げな様子を見て、人影はゆっくりと木々の間を抜けて近寄る。細身の青年は、尚も霖に語りかけた。
「よく考えるんだ、自分の行動を。招く結末は、わかっているんだろう? 本当に……それでいいのか?」
顔を下に向けたまま、霖は青年の目をきっと見返す。
「いいの。あいつを、生かしておくわけにはいかない」
揺るがぬ声を聞き、青年の表情は悲しみの色を強める。だが、長い瞬きの後に、再び発する声は厳しい。
「もう、やめるんだ……霖。すべきことを見誤るな」
何が気に障ったのか、霖は小刻みに身を震わせた。急に顔を上げて青年を睨んだ時、声色は獣の威嚇といった気迫を帯びていた。
「青士、諦めて。指図を受けるつもりはないわ!」
獰猛な唸りは、青士に言葉を失わせる。今、説き伏せるのは難しい。
彼は月の高さを見てしばし考えると、不意にその場から姿を消した。
丁度その頃、紅龍は目が冴えて眠れずにいた。体力が戻りきっていないのに、さらりと旅立ってしまった添花。道中には危険もあるだろうと思うと、なんだか心配なのだ。
(考えすぎだといいんだけどな)
昔から、添花については心配して損をすることが多い。何事も器用にこなし、他者の手助けを必要としないのがいつものことだった。しかし、その分危機に対応できないことを、紅龍は知っている。彼女の辞書に、「助けてもらう」の言葉はないのだ。
(紅蓮の様子も変だった……どうしたんだろう?)
昼間の添花に対する警戒は、かなりのものだった。敵意と言っていいほどだ。元から警戒心が強く、なかなか人に懐かない彼が、珍しく懐いたと思った矢先である。添花が去った後はいつも通りに落ち着いたのだが、夜になってから、再び何かを警戒するように唸りだした。東を示し、紅龍に訴えかける。
(東……添花が向かった方角だ)
ある程度、紅蓮と意思の疎通はできるが、完全に言葉がわかるわけではない。いったい何が起こっているのか、見当をつけるのも難しかった。色々な要素が重なり、目は冴えるばかりだ。少し外の空気を吸おうと、多くの門下生が寝泊りする大部屋を抜け出す。足は自然と竜舎の方へ向いた。
月がぼんやりと浮かぶ空は、薄雲に包まれている。真夜中は過ぎて、紺色の空気はしっとりと暗かった。いつもの坂を上って、振り返ると見える、開けた景色。どんな天候でも山と空を満喫できる、美しいもののはずが、今はなんだか嫌な風が吹いていた。
急に胸騒ぎがして、小走りに竜舎へ入る。すると、真っ暗なはずの舎内にぼんやりと光るものがあった。
(なんだ? 紅蓮がいる辺りだよな)
この広い空間では、音がよく反響する。足音を立てないよう注意しながら、急いで紅蓮の元へ向かう。
「東へ!」
「だ、誰だ?」
突然の声に、紅龍は反射的に問いかけた。姿は見えないが、何者かが竜舎にいる。
「東へ向かうんだ、添花が危ない!」
小声でも響く紅龍の声と違い、その声は全く反響がない。切なる訴えに、彼は聴き覚えがある気がした。だが、添花が危ないと言われて、考える余裕は吹き飛んだ。不思議と、声が真実を告げたという確信があった。光が消えたことなど気にせず、竜舎を出ようと向きを変える。
「フギャ」
柵を突つく音と共に、小さな鳴き声がした。
「紅蓮、一緒に行ってくれるのか?」
頷く相棒に鞍を取り付け、外へ出るとすぐに東へ飛ぶ。いつもと同じく取り越し苦労であればいいと願うが、進むほどに不安は増していく。
(そうか……あれは、あいつの声に似てたんだ)
紅龍は風を裂いて飛ぶうちに、不思議な声に重なる人物を思い出した。
「……そういえば、お前さんはどこへ向かっているのかね?」
「竜鱗を出て、道なりに来ただけなんです。目的地があるわけじゃないので、とりあえず隣の地区ですね。何という地区だったか忘れましたけど」
添花と老人の間には、会話らしい会話が成り立ちつつあった。老人の変化を、成仏が近い証拠だと添花は推察した。話を聞いてもらいたくて、この世に留まっていたのだ。その心を満たすか、話の種がなくなるかすれば、成仏するのだろう。もう一方的に喋り続けるだけの種はないと見えた。
「そうだな、いくつかの地区は形になっている……これからはそういう時代なんだろうか。ここから近いのは華浪地区だ。一番近い町は水仙かな。群生する花の名を町の名とするつもりらしい」
「へえ……他には、どんな町があるんですか?」
「確か、我々が向かっていた方向には白扇という町があったな。湿地で、水芭蕉の町だと聞く。風になびく花を、波に見立てて地区名をつけたと聞いた」
この話は初耳で、添花は「駆龍地区には伝わっていないのかもしれない」と自分の出身に触れた。
「おお、駆龍地区にも花が群生する町があった。そういう土地で見られる、不思議な現象があってな、」
「あ、それは……知っています。私、蓮橋の……人間ですから」
少しはしゃぐ老人の話を、初めて遮る顔色は青い。声も震え、聞きたくないと目で訴えた。
「ふむ、知っていたか。各地の特色はこんなものかな。次は……」
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汗ばんだ手がほどける。
「そうだ、とっておきの話……魂の話があった」
老人がもったいぶって言ったとき、その姿は薄らぎだした。間もなく成仏かとほっとする反面、この話には興味がある添花だ。物心がついた頃から霊魂と関わっているものの、魂についての知識は学んだわけではない。彼女が持つ知識は、経験の中から身についたものだけだ。聞き漏らすまいと耳を傾ける。
「良きも悪しきも混在するのが、魂というもの。しかし、何を良きものとし、悪しきものとするかは、己の心で決めること」
何かの経典を読み上げるような言葉。おそらく、鷸族の語りでもかなり古くから、大切にされている話なのだろう。
「良は悪ともなり、悪は良ともなる」
老人の姿は上昇しながら、既に空気に溶けはじめていた。
「悪を強く否定すれば、それを良とする心が反発する。その逆も然り」
どんどん溶けていき、最後には声だけが残る。
「二つの面を抱えるが、魂のさだめ……」
声も小さくなり、話の途中で老人は成仏した。
(なんか、難しい話。最後まで聞きたかったな……ん?)
落ち着く間もなく、添花は寒気を感じて神経を尖らせた。ずいぶん前に足す枝の尽きた焚火は辺りを暗く照らし、静けさを何倍にも際立たせた。無意識に軽く筋肉をほぐしながら、周囲の様子をうかがう。単調になびく草原、漆黒の森。誰の姿もない。
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