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【本編後】蓮が咲いたら
君影谷をあとにして 2
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「……誰かひとりに、気持ちを注ぎ込むって凄いね」
添花が言うのは皮肉ではなく、素直な感想。羨望よりは敬意の色が強い。
「恋したくらいで尊敬されるのも、変な感じだわ。どんな生き方してきたら、そんな風になるの?」
「たまたま、巡り合わなかったか、見逃したか。興味があるの、鍛えることと食べることばっかりだもん」
「なるほどねぇ」
冷える山あいだから、添花は外套を着ている。隠れた服にどこぞの町紋があるはずだ。道場を構える町を想像して、霊はいくらか納得した。
「私も、他に夢中になれるものがあれば良かった」
「これから探せるよ。君影草のおまじないより、古い言い伝えがあるでしょ」
何のことやら、霊はすぐには思い出せない。「あのひと」から思考が離れ、少しずつ記憶が明瞭になっていった。ずっと眠っていないのに、目が覚めたように感じる。
「……輪廻転生」
「うん。体が死んでも、あんたの魂が消えたわけじゃない。今生で叶わなかったことは、来世で叶えなよ。当てにならないやつ待ってるより手っ取り早い」
ずっとしゃがんでいると体が凝るらしく、添花は指を組んで背伸びした。立ててあった外套の襟が折れても、放っておく。夕刻の寒さに震えるまで、そのままなのだろう。
飾り気なく、真っ直ぐ思うことを言う声は清々しい。毒が抜けていく気持ちがして、霊はまじまじと添花を見る。身を傾けたぶん、絡んだ髪が花から離れた。
「あなたみたいな友達のひとりもいたら、死ぬほど思い詰めなかったのかな。家柄にとらわれて解く糸なら、首ごと断ち切って欲しかったけど……汲んでくれない男に惚れたのが、運の尽きね」
「極端だね、あんた」
「だから、縋りついてしまったのよ。今となっては、私とあのひとを繋ぐのは君影草だけ。繋ぐものがある限り、死にきれない」
空を仰ぐと、もう少し髪が解ける。花との絡みがなくなったら、この霊は浮かばれるのだろう。
「この花、毎年咲くやつでしょ。無くすのは難しいよね」
「山火事にでもするつもり? 本気か冗談か分からない顔して」
「半々かな。言葉の割に、成仏する気がありそうだから。自分の足元、見てみな」
紡ぐ前の綿とも似て、花に絡んでいた足先や着物の裾。髪に続いてこちらも解れ、空気に溶けようとしていた。
「あら。なんだか、消えちゃいそう」
浮かべる笑みには安堵を含む。霊に表情はあれども顔色は蒼白。やっぱり添花には、彼女の気持ちが分からない。
「消えたいの?」
「そうねえ、消えるのもいいわ」
このひとにとって、成仏も、この場に漂う澱のような感情に混ざり輪廻から外れるのも、大差ないのか。
「私にできるのは、見送りくらいなのかな。無理矢理この世とお別れさせるのは嫌だし、そんな力ないし」
旅の中、何度か味わってきた無力感だ。出会った全ての霊が、うまく成仏できたわけではない。今、この霊はどちらにでも転びそうな所にいる。
「除霊を生業にしてるわけじゃないのね」
「そう。せいぜい、未練を減らす手助け。成仏って、ひとが笑って死ねる最後の好機と思うから……あんたは、どうしたら笑って来世に行ける?」
私に出来ることは何? 眼差しは、深い水底。出来ることには限りがあるから、僅かな濁りを宿す。会える会えないの都合も取り繕うあのひとと違って、正面から向き合ってくれる。
「何の益もないのに真摯だこと。そんな心配しなくても、あのひとを殺してなんてお願いしないわ。後味悪いもの」
さっきの添花を真似て背伸びしたら、霊と花の絡まりはほとんど千切れた。
「そういえば、あなた始めに私の肩に手を置いたわね。幽霊に触ることができるなら、ひとつお願い」
愛した不実者と、今さっき出会った実直な人を比べるうち、彼への執着がほつれていく。もし来世があったとして、どちらに再会したいか考えたとき、簡単に答えが出た。霊の笑みに、もう自嘲の色はない。
「その辺りに、懐刀が落ちてると思うの。君影草の根をとる時に使ったんだけど」
「ああ……これかな? ちょっと凝った袋だよね、花嫁が持つやつじゃない。ヤケの起こし方がすごいよ」
「ふふ、本当ね。今となっては笑い話だわ。母が嫁入りで持ってきたものを、勝手に持ち出しちゃった」
声を立てたあとで、急に真剣な顔をする。周りの空気が、一段冷えた気がした。添花は外套の襟を直す。
「それで、私の首を切り飛ばしてくれない?」
呼ばれたように風が吹き、君影草を揺らした。
「いいけど、懐刀はすり抜けるよ。切れないし」
「やっぱり? そんな気はしてたから、ふりでいいわ。自分で毒を口にしても、死ぬつもりじゃなかったから……分かってるのに、死んだ気がしないの。この世との、境目が欲しい」
ならばと懐刀の紐を解き、中身を取り出す。土がついたままだったせいか、鞘から抜くと錆びていた。
「これ、この後どうする? 母親に返す?」
「ううん。返されても、きっと嫌でしょう。あのひとへの想いも、君影草も、全部ここに置いていくわ」
「わかった」
頷いて、顔を上げる。添花の目は刃物よりずっと鋭い。手に集中しながら、意識が向くのは霊の首。切れないと分かっていても本気で振り抜くつもりだ。来世があるよう、願いを込めて。
「覚悟はいいね」
「うん、ありがとう」
生前、あのひとに向けたのは、こんな晴れやかな笑顔だったろう。花との絡まりは全て解け、姿は光と化していく。
「縁があったら、いつか、また」
「そうだね。今は、さよなら」
首がどこだか分かるうちに、懐刀が水平にはしる。霊が最後に見たのは、力の入った手の甲に浮く筋と、射抜くような青い瞳だった。
風が、白い姿を巻き上げる。花弁と共に散って、流れていく。添花はしばらく空を仰いだ。霊が成仏すれば、その気配は遠くへ消える。大丈夫、あのひとはちゃんと逝けた。
あとは、懐刀を花畑に埋める。土を払ってから、手を洗える場所を探しに立った。
君影草柄のおくるみの中で、泣きやんだ赤ん坊。母親が言うこの地域のおまじないとは何だろう。
「この子を、抱っこしてほしいんです。目的あって歩く旅人にあやかって、この子が己の道を行けるように」
簡単なお願いに、添花は胸を撫で下ろす。
「あまり上手くはありませんが、私でよければ。泣かれないといいな……」
故郷にいた頃、何度か近所の赤ん坊を抱かせてもらったことがある。力持ちでも、下手な抱き方では泣かれるものだ。勝率で言ったら八割負けている。
おっかなびっくり、泣き止んだばかりの子を受け取る。首だけはしっかり支えて、不安を与えぬよう、やわらかく包み込む。目が合うと、直感がひとつ大きく鼓動を鳴らした。この子に、会ったことがある。
「きゃっ、きゃ」
「あら、笑ってる。お姉さん、お上手ですよ。ねえ?」
歓声はともかく、くしゃっとした顔は笑っているのか分からない。母親が赤ん坊の頬をつつきながらにこにこするから、まあ、言葉の通りなのだろう。
「これ、おくるみの柄にも、何か意味があるんですか?」
「毎年咲く花は、よく祝いに贈られる柄ですね。君影草の花言葉は、再び幸せが訪れる……花みたいに、何回でもこの子に幸せがあるといいわ」
数ある中のひとつなら、偶然か? 思い直そうとしても、さっきの感覚が忘れられない。
「今日はどうしてもこれが良かったみたいで、朝から握って離さなくて。この辺には咲かないから、まだ見たことないのにね」
今は、おくるみから手を出して、添花の襟に伸ばしている。
「あー」
言葉を覚えるのはまだ先だ。なのに、何を言わんとするか分かる気がした。
(君影草の谷で見送ったひとでしょ。こうして会えるなんて……縁があったんだね)
旅人は、口元を緩めると案外やわらかい顔つきになる。赤ん坊を母親に返すのも、そうっと、慎重で、優しい。
「もしかしたら……前世で、私と会ったことがあるのかもしれません」
「じゃあ、その時も幸せだったんですね。また会いたかったなら、今は花言葉の通り。あなたにお願いしてよかった」
前世での極端な恋愛観も、悲しい最後も、今の母には関係ない。
(今生は幸せになりなよ。母親、泣かせちゃだめだからね)
目と目で思いが伝わると信じてみる。そっと頬に触れるとやわらかく、さっきまでの涙の跡は乾いていた。
「この子にも、あなたにも。何回でも幸せが訪れますように」
「ありがとう。あなたの旅にも、幾つもの幸がありますように」
この世に未練を残した魂を、見送って見送って、中にはまた会いたいような人もいた。輪廻の先を感じ取れたのは、これが初めてだ。
見える目に生まれたからには、それに意味があるはず。そう願って歩いてきた。探しものをひとつ見つけた気分だ。添花は母子と笑い合って、旅の道に戻りゆく。
嬉しいことがあったんだと、話したい人がいる。今度あいつに会えるのは、あの町か、この町か。思い浮かべる場所により、青は移ろう。凛とした眼差しと、また違った輝きがそこにあった。
添花が言うのは皮肉ではなく、素直な感想。羨望よりは敬意の色が強い。
「恋したくらいで尊敬されるのも、変な感じだわ。どんな生き方してきたら、そんな風になるの?」
「たまたま、巡り合わなかったか、見逃したか。興味があるの、鍛えることと食べることばっかりだもん」
「なるほどねぇ」
冷える山あいだから、添花は外套を着ている。隠れた服にどこぞの町紋があるはずだ。道場を構える町を想像して、霊はいくらか納得した。
「私も、他に夢中になれるものがあれば良かった」
「これから探せるよ。君影草のおまじないより、古い言い伝えがあるでしょ」
何のことやら、霊はすぐには思い出せない。「あのひと」から思考が離れ、少しずつ記憶が明瞭になっていった。ずっと眠っていないのに、目が覚めたように感じる。
「……輪廻転生」
「うん。体が死んでも、あんたの魂が消えたわけじゃない。今生で叶わなかったことは、来世で叶えなよ。当てにならないやつ待ってるより手っ取り早い」
ずっとしゃがんでいると体が凝るらしく、添花は指を組んで背伸びした。立ててあった外套の襟が折れても、放っておく。夕刻の寒さに震えるまで、そのままなのだろう。
飾り気なく、真っ直ぐ思うことを言う声は清々しい。毒が抜けていく気持ちがして、霊はまじまじと添花を見る。身を傾けたぶん、絡んだ髪が花から離れた。
「あなたみたいな友達のひとりもいたら、死ぬほど思い詰めなかったのかな。家柄にとらわれて解く糸なら、首ごと断ち切って欲しかったけど……汲んでくれない男に惚れたのが、運の尽きね」
「極端だね、あんた」
「だから、縋りついてしまったのよ。今となっては、私とあのひとを繋ぐのは君影草だけ。繋ぐものがある限り、死にきれない」
空を仰ぐと、もう少し髪が解ける。花との絡みがなくなったら、この霊は浮かばれるのだろう。
「この花、毎年咲くやつでしょ。無くすのは難しいよね」
「山火事にでもするつもり? 本気か冗談か分からない顔して」
「半々かな。言葉の割に、成仏する気がありそうだから。自分の足元、見てみな」
紡ぐ前の綿とも似て、花に絡んでいた足先や着物の裾。髪に続いてこちらも解れ、空気に溶けようとしていた。
「あら。なんだか、消えちゃいそう」
浮かべる笑みには安堵を含む。霊に表情はあれども顔色は蒼白。やっぱり添花には、彼女の気持ちが分からない。
「消えたいの?」
「そうねえ、消えるのもいいわ」
このひとにとって、成仏も、この場に漂う澱のような感情に混ざり輪廻から外れるのも、大差ないのか。
「私にできるのは、見送りくらいなのかな。無理矢理この世とお別れさせるのは嫌だし、そんな力ないし」
旅の中、何度か味わってきた無力感だ。出会った全ての霊が、うまく成仏できたわけではない。今、この霊はどちらにでも転びそうな所にいる。
「除霊を生業にしてるわけじゃないのね」
「そう。せいぜい、未練を減らす手助け。成仏って、ひとが笑って死ねる最後の好機と思うから……あんたは、どうしたら笑って来世に行ける?」
私に出来ることは何? 眼差しは、深い水底。出来ることには限りがあるから、僅かな濁りを宿す。会える会えないの都合も取り繕うあのひとと違って、正面から向き合ってくれる。
「何の益もないのに真摯だこと。そんな心配しなくても、あのひとを殺してなんてお願いしないわ。後味悪いもの」
さっきの添花を真似て背伸びしたら、霊と花の絡まりはほとんど千切れた。
「そういえば、あなた始めに私の肩に手を置いたわね。幽霊に触ることができるなら、ひとつお願い」
愛した不実者と、今さっき出会った実直な人を比べるうち、彼への執着がほつれていく。もし来世があったとして、どちらに再会したいか考えたとき、簡単に答えが出た。霊の笑みに、もう自嘲の色はない。
「その辺りに、懐刀が落ちてると思うの。君影草の根をとる時に使ったんだけど」
「ああ……これかな? ちょっと凝った袋だよね、花嫁が持つやつじゃない。ヤケの起こし方がすごいよ」
「ふふ、本当ね。今となっては笑い話だわ。母が嫁入りで持ってきたものを、勝手に持ち出しちゃった」
声を立てたあとで、急に真剣な顔をする。周りの空気が、一段冷えた気がした。添花は外套の襟を直す。
「それで、私の首を切り飛ばしてくれない?」
呼ばれたように風が吹き、君影草を揺らした。
「いいけど、懐刀はすり抜けるよ。切れないし」
「やっぱり? そんな気はしてたから、ふりでいいわ。自分で毒を口にしても、死ぬつもりじゃなかったから……分かってるのに、死んだ気がしないの。この世との、境目が欲しい」
ならばと懐刀の紐を解き、中身を取り出す。土がついたままだったせいか、鞘から抜くと錆びていた。
「これ、この後どうする? 母親に返す?」
「ううん。返されても、きっと嫌でしょう。あのひとへの想いも、君影草も、全部ここに置いていくわ」
「わかった」
頷いて、顔を上げる。添花の目は刃物よりずっと鋭い。手に集中しながら、意識が向くのは霊の首。切れないと分かっていても本気で振り抜くつもりだ。来世があるよう、願いを込めて。
「覚悟はいいね」
「うん、ありがとう」
生前、あのひとに向けたのは、こんな晴れやかな笑顔だったろう。花との絡まりは全て解け、姿は光と化していく。
「縁があったら、いつか、また」
「そうだね。今は、さよなら」
首がどこだか分かるうちに、懐刀が水平にはしる。霊が最後に見たのは、力の入った手の甲に浮く筋と、射抜くような青い瞳だった。
風が、白い姿を巻き上げる。花弁と共に散って、流れていく。添花はしばらく空を仰いだ。霊が成仏すれば、その気配は遠くへ消える。大丈夫、あのひとはちゃんと逝けた。
あとは、懐刀を花畑に埋める。土を払ってから、手を洗える場所を探しに立った。
君影草柄のおくるみの中で、泣きやんだ赤ん坊。母親が言うこの地域のおまじないとは何だろう。
「この子を、抱っこしてほしいんです。目的あって歩く旅人にあやかって、この子が己の道を行けるように」
簡単なお願いに、添花は胸を撫で下ろす。
「あまり上手くはありませんが、私でよければ。泣かれないといいな……」
故郷にいた頃、何度か近所の赤ん坊を抱かせてもらったことがある。力持ちでも、下手な抱き方では泣かれるものだ。勝率で言ったら八割負けている。
おっかなびっくり、泣き止んだばかりの子を受け取る。首だけはしっかり支えて、不安を与えぬよう、やわらかく包み込む。目が合うと、直感がひとつ大きく鼓動を鳴らした。この子に、会ったことがある。
「きゃっ、きゃ」
「あら、笑ってる。お姉さん、お上手ですよ。ねえ?」
歓声はともかく、くしゃっとした顔は笑っているのか分からない。母親が赤ん坊の頬をつつきながらにこにこするから、まあ、言葉の通りなのだろう。
「これ、おくるみの柄にも、何か意味があるんですか?」
「毎年咲く花は、よく祝いに贈られる柄ですね。君影草の花言葉は、再び幸せが訪れる……花みたいに、何回でもこの子に幸せがあるといいわ」
数ある中のひとつなら、偶然か? 思い直そうとしても、さっきの感覚が忘れられない。
「今日はどうしてもこれが良かったみたいで、朝から握って離さなくて。この辺には咲かないから、まだ見たことないのにね」
今は、おくるみから手を出して、添花の襟に伸ばしている。
「あー」
言葉を覚えるのはまだ先だ。なのに、何を言わんとするか分かる気がした。
(君影草の谷で見送ったひとでしょ。こうして会えるなんて……縁があったんだね)
旅人は、口元を緩めると案外やわらかい顔つきになる。赤ん坊を母親に返すのも、そうっと、慎重で、優しい。
「もしかしたら……前世で、私と会ったことがあるのかもしれません」
「じゃあ、その時も幸せだったんですね。また会いたかったなら、今は花言葉の通り。あなたにお願いしてよかった」
前世での極端な恋愛観も、悲しい最後も、今の母には関係ない。
(今生は幸せになりなよ。母親、泣かせちゃだめだからね)
目と目で思いが伝わると信じてみる。そっと頬に触れるとやわらかく、さっきまでの涙の跡は乾いていた。
「この子にも、あなたにも。何回でも幸せが訪れますように」
「ありがとう。あなたの旅にも、幾つもの幸がありますように」
この世に未練を残した魂を、見送って見送って、中にはまた会いたいような人もいた。輪廻の先を感じ取れたのは、これが初めてだ。
見える目に生まれたからには、それに意味があるはず。そう願って歩いてきた。探しものをひとつ見つけた気分だ。添花は母子と笑い合って、旅の道に戻りゆく。
嬉しいことがあったんだと、話したい人がいる。今度あいつに会えるのは、あの町か、この町か。思い浮かべる場所により、青は移ろう。凛とした眼差しと、また違った輝きがそこにあった。
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