4 / 59
ヴェルメリオ編
4、仁王立ちする美女
しおりを挟む
なにもない荒野のど真ん中で、悪魔族の美女と睨みあいが続いている。悪魔族というだけあってスタイルもいいし、とても魅力的なんだと思う。普通なら。
だが俺は、この悪魔族の怒りを買ってしまったようで、憤怒のオーラを放っている。
ヤバい、面倒くさい以外になにも思いつかない————
困ったことに、この状況から逃れるための言い訳が出てこない。この調子で進んでいくと、ほかの悪魔族の縄張りごとに目をつけられる可能性がある。
だからと言って、一か所に長く留まるのも危険すぎる。どうしたらいいんだ?
————頼むから、そっとしておいて欲しい……!
「ねぇ、聞いてるの!? 無視しないでよ! 人族の分際で!!」
「あ、悪い。無視したわけじゃないんだけど、ちょっと考えごとしてて」
怒り心頭のようすで、めちゃくちゃ絡まれる。ちょっと三分くらい黙っていただけなのに、悪魔族はせっかちなのか?
今までは即戦闘だったので、実はまともに話すのが初めてだ。
そういう意味では、この美女は悪魔族の中では少し変わったタイプなのかもしれない。
「はぁぁ!? 私を前に考えごとだなんて……バカにしてんの!?」
「いや、バカにもしてないから。 悪魔族に縄張りがあるなんて知らなくて……荒らしちゃって、ごめんなさい」
とりあえず、素直に謝ってみた。わざとじゃなくても、怒らせるような事したみたいだし。そっと悪魔族の様子をうかがう。
「ごめんで済むわけないでしょ————!!」
ですよねー! いや、俺もそうだと思った!
しかし、詫びとして渡せるもの持ってないしな。謝ってダメなら下からいってみるか?
「じゃぁ、どうしたら許してもらえる?」
「っっ!?」
シュンとしたフリで聞いてみる。お、ちょっとは響いたようだ。人を手玉に取る弟の真似をしたみたけど……以外とイケるかもしれない!
言葉につまってるな。もう一押ししてみるか。ええと、天才ならこう言うだろうか?
「俺にできる事なら、なんでもするよ」
綺麗な夕日色の瞳を見開きかたまってしまった。
あれ? やりすぎたか?
「ふふふ……なんでもねぇ。それなら、あなたの全てを私に捧げて。そうしたら許してあげる」
「うん? 全てってどういう意味?」
「全ては全てだよ。貴方のその祓魔師の力も、血も身体も魂も、何もかもよ。これからは私ーー上位悪魔のベリアルのためだけに生きていくの」
あー、そう来たか。ようするに下僕になれってことか。で、死んだ後は魂よこせって事ね。
うーん、それは、縄張り荒らした対価として払うには大きすぎる代償じゃないか?
「……それは無理。他のでお願いします」
スッパリ言い切った。だって相手は悪魔族だし、調子のいいことばっかり言ったら、あとが怖いだろ、絶対。
そして、やっぱり天才の真似は俺にはムリだな。
あれ? え? なんか、俺の周りメラメラ燃えてるんだけど!?
レオンを取り囲むように真っ赤な炎が、燃え上がって包み込もうとしていた。ベリアルは両手を突き出し、さらに魔力をこめる。
「もう! アンタ……何なの!? 燃え尽きて灰になってしまえ————!!」
バチバチッと大きく弾ける音がした。一瞬で炎が消えている。立ち上る煙のなかに立っていたのは、六枚の黒い翼をはためかせるレオンだった。
何でもないように、はぁ、と短くため息をつく。
(何っ!? 今何をしたの!? あれだけ魔力を込めたのに、炎が消された?)
「悪いけど——俺に敵意を向けるなら容赦しないからな」
身に降りかかる火の粉は払うしかない。襲いかかって来るなら、相手をしてやる。
黒髪の隙間からのぞく紫の瞳が光った。
「ふっ、だから何?」
ベリアルは両手の指先に紅蓮の炎を灯らせて、次々と放ってきた。それらを表情一つ変えず、ステップや時には翼を羽ばたいて避ける。
レオンは腰にさしていた刀を抜いて、聖神力を流し込んだ。黒い刀身からは、紫雷が踊るようにあふれ出ている。体の隅々まで聖神力を巡らせて、瞬発力を爆発的に高めた。
次の瞬間、ベリアルの背後にまわる。
一瞬遅れて反応したベリアルの瞳が見開かれていた。
「……悪いな、安らかに眠れ」
いつも悪魔族を祓う時にかける言葉を、ベリアルにも伝える。紫雷をまとった刀が、ベリアルの首を切り落とそうとした。
「まっ、待って……!!」
ベリアルの首の薄皮に、触れるか触れないかで刃を止めた。ヴェルメリオで戦っていた時は、後ろに守るものがあったから、止めることはなかった。
でも、今は、俺ひとり。力の差は歴然だし、話くらい聞いてみるか? なにせ初めて会話した悪魔族だしな。ちょっと興味わいたし。
「命乞いか?」
ただ、優しくしてまた襲いかかってきたらイヤなので、冷たい態度は崩さない。
「はぁ~、わかった、負けたわ。ねぇ、あなたの下僕になるから命は取らないで? まだやり残したことがあるの」
「下僕……?」
「なんなら契約もするし。悪魔族にとって契約は絶対だから、あなたを裏切らない証明にもなるし、損はないと思うけど。どうかな?」
「……契約の内容による」
「これでどう? 名前は?」
「レオン。レオン・グライス」
ポンッと空中に淡く光る書類が浮いている。
聞いてはいたが、悪魔族の魔力を使った魔術はすごいな。こんなこともできるのか。これは、契約内容をしっかり見とかないと、いけないヤツだな。契約は絶対って言ったしな。
————契約書————
1、ベリアルは主人レオン・グライスの下僕となる。
2、期間は主人の命が尽きるまでとする。また、下僕は主人の命を奪えないものとする。
3、主人の命があるうちは、下僕としてどんな願いでも叶える。
4、主人が契約解除すると宣言する事によって、途中解除を認める。
5、主人は報酬として下僕に対価を払わなければならない。対価は双方相談の上、決めることとする。
・
・
・
・
二十項目にもおよぶ内容を、しっかりと読みこんでいく。前に契約でボッタクられたことがあったから、慎重になった。どんな経験でも役に立つもんだな。
最後の項目だけヤケに小さい文字で書かれている。
「なぁ、ここに小さく書いてるのは何だ。俺が死んでも魂はやらないぞ。却下。やり直し」
「ちっ、意外と細かい男」
やっぱり! 俺を騙すつもりだったのか! 悪魔族は油断も隙もないな。まぁ、ほかの項目は聖神力があれば、危険回避はできそうだからいいけど。
「なんだ、やっぱり命はいらないのか」
「わかったから! ほら、これでいいんでしょ!?」
「よし、契約成立だな。よろしく、ベリアル」
ルージュ・デザライトに来て、初めて仲間と呼べる存在だ。若干の不安はこの際、無視しよう。
それよりも、頼れる存在ができたことの方が嬉しかった。ずっと一人で、心細かったんだと今さら気づいた。
笑顔で握手を求めると、なんと応じてくれた。初めて悪魔族と握手した——! なんか、人族とあんまり変わらないな。細くて柔らかい手だ。
「ところで、さっそく願いを伝えていいか?」
「はいはい、どうぞ!」
侮蔑するように視線を向けられて、ちょっとムッとする。なんだよ、そんな風に見なくてもいいじゃないかよ。
「まずは、俺に嘘をつかないでくれ。ベリアルを信じたいから。それから、嫌なことやできないことはハッキリ言ってほしい」
「…………………え? それだけ?」
「今のところは」
「…………随分と変わった人族だね……」
「? そうか? よくわかんないけど」
ベリアルはポカーンとしている。そんなに変なこと言ったのか? そういえば、前にもポカーンとされたっけ。悪魔族と人族は感覚が違うのかもな。
他にも細々とした取り決めをしていくが、ベリアルはずっと変な顔をしていた。なんだろう? カルチャーショックでも受けたのか?
そして、衣食住も望めば用意してもらえると言うので、食いっぱぐれは無くなったようだ。
これで、この地で生き抜くための光が見えた気がした。
ほっと息をついたレオンを、ベリアルは潤んだ瞳で見つめていた。よく見たら頬もわずかに色づいている。そんな様子にレオンは一ミリも気がつかなかった。
だが俺は、この悪魔族の怒りを買ってしまったようで、憤怒のオーラを放っている。
ヤバい、面倒くさい以外になにも思いつかない————
困ったことに、この状況から逃れるための言い訳が出てこない。この調子で進んでいくと、ほかの悪魔族の縄張りごとに目をつけられる可能性がある。
だからと言って、一か所に長く留まるのも危険すぎる。どうしたらいいんだ?
————頼むから、そっとしておいて欲しい……!
「ねぇ、聞いてるの!? 無視しないでよ! 人族の分際で!!」
「あ、悪い。無視したわけじゃないんだけど、ちょっと考えごとしてて」
怒り心頭のようすで、めちゃくちゃ絡まれる。ちょっと三分くらい黙っていただけなのに、悪魔族はせっかちなのか?
今までは即戦闘だったので、実はまともに話すのが初めてだ。
そういう意味では、この美女は悪魔族の中では少し変わったタイプなのかもしれない。
「はぁぁ!? 私を前に考えごとだなんて……バカにしてんの!?」
「いや、バカにもしてないから。 悪魔族に縄張りがあるなんて知らなくて……荒らしちゃって、ごめんなさい」
とりあえず、素直に謝ってみた。わざとじゃなくても、怒らせるような事したみたいだし。そっと悪魔族の様子をうかがう。
「ごめんで済むわけないでしょ————!!」
ですよねー! いや、俺もそうだと思った!
しかし、詫びとして渡せるもの持ってないしな。謝ってダメなら下からいってみるか?
「じゃぁ、どうしたら許してもらえる?」
「っっ!?」
シュンとしたフリで聞いてみる。お、ちょっとは響いたようだ。人を手玉に取る弟の真似をしたみたけど……以外とイケるかもしれない!
言葉につまってるな。もう一押ししてみるか。ええと、天才ならこう言うだろうか?
「俺にできる事なら、なんでもするよ」
綺麗な夕日色の瞳を見開きかたまってしまった。
あれ? やりすぎたか?
「ふふふ……なんでもねぇ。それなら、あなたの全てを私に捧げて。そうしたら許してあげる」
「うん? 全てってどういう意味?」
「全ては全てだよ。貴方のその祓魔師の力も、血も身体も魂も、何もかもよ。これからは私ーー上位悪魔のベリアルのためだけに生きていくの」
あー、そう来たか。ようするに下僕になれってことか。で、死んだ後は魂よこせって事ね。
うーん、それは、縄張り荒らした対価として払うには大きすぎる代償じゃないか?
「……それは無理。他のでお願いします」
スッパリ言い切った。だって相手は悪魔族だし、調子のいいことばっかり言ったら、あとが怖いだろ、絶対。
そして、やっぱり天才の真似は俺にはムリだな。
あれ? え? なんか、俺の周りメラメラ燃えてるんだけど!?
レオンを取り囲むように真っ赤な炎が、燃え上がって包み込もうとしていた。ベリアルは両手を突き出し、さらに魔力をこめる。
「もう! アンタ……何なの!? 燃え尽きて灰になってしまえ————!!」
バチバチッと大きく弾ける音がした。一瞬で炎が消えている。立ち上る煙のなかに立っていたのは、六枚の黒い翼をはためかせるレオンだった。
何でもないように、はぁ、と短くため息をつく。
(何っ!? 今何をしたの!? あれだけ魔力を込めたのに、炎が消された?)
「悪いけど——俺に敵意を向けるなら容赦しないからな」
身に降りかかる火の粉は払うしかない。襲いかかって来るなら、相手をしてやる。
黒髪の隙間からのぞく紫の瞳が光った。
「ふっ、だから何?」
ベリアルは両手の指先に紅蓮の炎を灯らせて、次々と放ってきた。それらを表情一つ変えず、ステップや時には翼を羽ばたいて避ける。
レオンは腰にさしていた刀を抜いて、聖神力を流し込んだ。黒い刀身からは、紫雷が踊るようにあふれ出ている。体の隅々まで聖神力を巡らせて、瞬発力を爆発的に高めた。
次の瞬間、ベリアルの背後にまわる。
一瞬遅れて反応したベリアルの瞳が見開かれていた。
「……悪いな、安らかに眠れ」
いつも悪魔族を祓う時にかける言葉を、ベリアルにも伝える。紫雷をまとった刀が、ベリアルの首を切り落とそうとした。
「まっ、待って……!!」
ベリアルの首の薄皮に、触れるか触れないかで刃を止めた。ヴェルメリオで戦っていた時は、後ろに守るものがあったから、止めることはなかった。
でも、今は、俺ひとり。力の差は歴然だし、話くらい聞いてみるか? なにせ初めて会話した悪魔族だしな。ちょっと興味わいたし。
「命乞いか?」
ただ、優しくしてまた襲いかかってきたらイヤなので、冷たい態度は崩さない。
「はぁ~、わかった、負けたわ。ねぇ、あなたの下僕になるから命は取らないで? まだやり残したことがあるの」
「下僕……?」
「なんなら契約もするし。悪魔族にとって契約は絶対だから、あなたを裏切らない証明にもなるし、損はないと思うけど。どうかな?」
「……契約の内容による」
「これでどう? 名前は?」
「レオン。レオン・グライス」
ポンッと空中に淡く光る書類が浮いている。
聞いてはいたが、悪魔族の魔力を使った魔術はすごいな。こんなこともできるのか。これは、契約内容をしっかり見とかないと、いけないヤツだな。契約は絶対って言ったしな。
————契約書————
1、ベリアルは主人レオン・グライスの下僕となる。
2、期間は主人の命が尽きるまでとする。また、下僕は主人の命を奪えないものとする。
3、主人の命があるうちは、下僕としてどんな願いでも叶える。
4、主人が契約解除すると宣言する事によって、途中解除を認める。
5、主人は報酬として下僕に対価を払わなければならない。対価は双方相談の上、決めることとする。
・
・
・
・
二十項目にもおよぶ内容を、しっかりと読みこんでいく。前に契約でボッタクられたことがあったから、慎重になった。どんな経験でも役に立つもんだな。
最後の項目だけヤケに小さい文字で書かれている。
「なぁ、ここに小さく書いてるのは何だ。俺が死んでも魂はやらないぞ。却下。やり直し」
「ちっ、意外と細かい男」
やっぱり! 俺を騙すつもりだったのか! 悪魔族は油断も隙もないな。まぁ、ほかの項目は聖神力があれば、危険回避はできそうだからいいけど。
「なんだ、やっぱり命はいらないのか」
「わかったから! ほら、これでいいんでしょ!?」
「よし、契約成立だな。よろしく、ベリアル」
ルージュ・デザライトに来て、初めて仲間と呼べる存在だ。若干の不安はこの際、無視しよう。
それよりも、頼れる存在ができたことの方が嬉しかった。ずっと一人で、心細かったんだと今さら気づいた。
笑顔で握手を求めると、なんと応じてくれた。初めて悪魔族と握手した——! なんか、人族とあんまり変わらないな。細くて柔らかい手だ。
「ところで、さっそく願いを伝えていいか?」
「はいはい、どうぞ!」
侮蔑するように視線を向けられて、ちょっとムッとする。なんだよ、そんな風に見なくてもいいじゃないかよ。
「まずは、俺に嘘をつかないでくれ。ベリアルを信じたいから。それから、嫌なことやできないことはハッキリ言ってほしい」
「…………………え? それだけ?」
「今のところは」
「…………随分と変わった人族だね……」
「? そうか? よくわかんないけど」
ベリアルはポカーンとしている。そんなに変なこと言ったのか? そういえば、前にもポカーンとされたっけ。悪魔族と人族は感覚が違うのかもな。
他にも細々とした取り決めをしていくが、ベリアルはずっと変な顔をしていた。なんだろう? カルチャーショックでも受けたのか?
そして、衣食住も望めば用意してもらえると言うので、食いっぱぐれは無くなったようだ。
これで、この地で生き抜くための光が見えた気がした。
ほっと息をついたレオンを、ベリアルは潤んだ瞳で見つめていた。よく見たら頬もわずかに色づいている。そんな様子にレオンは一ミリも気がつかなかった。
11
あなたにおすすめの小説
辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~
香木陽灯
恋愛
「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」
実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。
「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」
「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」
二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。
※ふんわり設定です。
※他サイトにも掲載中です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる