10 / 59
ヴェルメリオ編
10、一番と特別
しおりを挟む
グレシルは、過去にかかわった人族や他の種族たちを思い出していた。誰も彼も己の願いを叶えるために、悪魔族である自分と取引をするのだ。
彼らにとって私はただの道具だった。
『こんなのオレの願いじゃねぇよ! やり直せ!』
『ほらよ、これが報酬だ。……なんだよ、文句あんのか? 契約書通りだろ? ふん、恨むなら、自分の無能さを恨むんだな、ハハハ!』
『まぁ、随分みすぼらしい悪魔族ね。さっさと私の願いを叶えてちょうだい』
『何やってんだよ! ほら、次の客だ! モタモタすんじゃねぇ!!』
契約書を盾に散々いいように使われて、もう消えてなくなるのを待つだけだった。魔力が切れて、身体が朽ち果てる寸前でベリアルさまが助け出してくれたのだ。
それからはずっと、ベリアルさまのために生きてきた。これからも、私の一番はベリアルさまだ。
(なのに、コイツはベリアルさまを助けてって言った。しかも契約しなくてもいいって……コイツは何なの? あいつらとは違うの?)
ベリアルさまに契約書のつくり方を教わって、魔力の扱い方も勉強した。契約書のつくり方が上手くなってからは、前みたいに他の種族に騙まされることもなくなった。
そんなベリアルさまが、こんな人族の男なんかに騙まされるだろうか?
「……ベリアルさまから契約したって本当……?」
「あぁ、そうだよ。今は城にいるけど、会いに行くか?」
「……うん」
「わかった! じゃぁ、行こう!」
人族の男がうれしそうにニコッと笑った。一瞬、胸がドクンと大きく跳ねる。
(こんなふうに誰かから笑顔を向けられたの……いつだったかな)
遥か遠い昔に、まだ、父さんと母さんがいた頃だっただろうか。あの二人もよく他の種族にいいように使われて、魔力をすり減らしていたっけ。
だけどよく三人で笑って、暖かい日々を過ごしていた。コイツについていったら、またあの時みたいに誰かと笑えるんだろうか……?
(それにしても、コイツ、人族のくせに何でこんな見た目なの? 黒髪にアメジストの瞳なんて……悪魔族にもいないのに! もう、なんかさっきから暑いし、胸の辺りが変な感じ……)
悪魔族の少女が悶々と悩んでるあいだ、レオンはノンキに鼻歌を歌いながらベリアルの元へと向かっていた。
***
「レオン様、おかえりなさい! ……え? グレシル!?」
「ベリアルさま! 私……私、お迎えに……って、そんな格好で何してるんですか?」
城に戻った二人の前には、メイドの格好をしたベリアルがいた。膝丈のスカートがふわりと揺れる。ホウキを片手に、驚きで固まっていた。
「何って……レオン様のお世話」
「いや、だから何で人族の、ましてや祓魔師なんかの世話してるんですか! しかも様づけ!?」
「何でって……レオン様と契約したから」
「本当に……ベリアルさまから、契約するって……言ったんですか?」
「うん、レオン様に負けちゃったからね」
「ウソォォォォ————!」
グレシルはガックリと膝をつき、床に四つん這いになっている。「そんな……私のしたことは……ムダ……」など、何やらブツブツ言っていた。
「ようやくわかってくれた? だからさ、ベリアルを手伝ってくれない?」
誤解が解けたようなので、優しく声をかけてみる。
さっきはすごく怖がらせちゃったみたいだし、気をつけないと。
「…………一晩考えさせてください……」
「うん、わかった。じゃぁ、今日はベリアルの部屋に泊めてくれる?」
「いいよー。ほらグレシル、ついてきて」
トボトボとベリアルの後をついて行く悪魔族の少女は、可哀想になるくらいショックを受けていた。何とかこの城に残ってくれることを、祈るばかりだった。
————その日の夜。
ベリアルとグレシルは久しぶりの再会で、いろいろな話に花が咲いていた。しかし先程からグレシルの質問が、どうもある方向にばかり向いている。
「ねぇ、グレシル。さっきからレオン様のことばっっっかり聞いてくるけど、まさか……惚れてないよね?」
「エヘヘ、バレちゃいました? レオンさまってすっごく優しいし、あのルックスなんですよ? 好きにならない方が無理ですよ」
今までのほのぼのした空気はどこに行ったのか、ベリアルとグレシルの間にバチバチと火花が散っている。
ここから激しい女のバトルが始まった。
「レオン様は私が先に見つけたの! グレシルは手を出さないで!」
「えー、そんなの横暴です! ベリアルさまは『一番』だけど、レオンさまは『特別』なんです! 譲れません!!」
「はっ! 契約も交わしてないくせに何言ってんの?」
「契約なんていつでもしますよ! 私だってレオンさまが好きだって気づいちゃったんだから、絶対負けません!!」
「ふんっ、そんなツルペタでよく言うわ」
「うわっ! ベリアルさまひどい! 私だってもっと魔力の扱い方覚えれば、もうちょっと成長するはずなのに……」
少し言い過ぎてしまったかと、ベリアルは一瞬後悔する。本当に一瞬だけだったけど。涙目のグレシルが放った言葉が、それはもうグサリと突き刺さった。
「ベリアルさまこそ、レオンさまに女として見られてるんですか?」
「…………そんなの、私が聞きたいわ!!」
レオンは確かに優しいのだ、誰に対しても。だから自分だけが特別なんだって思えない。お互いにダメージが大きく、女のバトルは一時休止となった。
***
「レオンさま! 私も契約します! このグレシル、誠心誠意お使えします!」
「そうか! ありがとう、グレシル!」
翌朝、グレシルはレオンに契約すると朝一番で伝えた。こういう時のグレシルは抜かりない。ベリアルと同じ条件で契約を結び、願いを叶える対価をモジモジしながらもハッキリと伝える。
「対価は……私がお願いしたら、いい子いい子して下さいっ!!」
(ええぇぇ! いい子いい子!? そんな手もあったなんて! 思いつかなかった!!)
ベリアルはわずかに反応してしまった。
グレシルはドヤ顔でベリアルに視線を向ける。ベリアルは悔しさを何とかこらえて、何でもないような顔でレオンの前に朝食を並べていた。
「……そんなんでいいの? 悪魔族の対価ってそんなんでいいの?」
グレシルにとって何が得なのかわからず、レオンは思わず聞き返してしまう。
「いいんです! それがいいんです!!」
「そうか……わかった。じゃぁ、よろしくな、グレシル」
嬉しそうなレオンの笑顔に、ベリアルとグレシルが固まってしまう。朝からいいものを見たとほっこりしていると、レオンが最強の一言を放った。
「これからは三人だし、楽しく、仲良くやろうな!」
(楽しく、仲良く……ライバルと?)
(えぇ、仲良くって……ベリアルさまとレオンさまの事でケンカしちゃダメってこと?)
思わず二人で見つめ合う。だけど、レオンがそう言っているのだ。答えは決まってる。
「「はい、わかりました……」」
こうして水面下(?)の女のバトルはほぼ休戦したのだった。
そしてグレシルが加わったことによって、菜園での自給自足やルージュ・デザライトの緑化計画が大幅に進んでいった。
彼らにとって私はただの道具だった。
『こんなのオレの願いじゃねぇよ! やり直せ!』
『ほらよ、これが報酬だ。……なんだよ、文句あんのか? 契約書通りだろ? ふん、恨むなら、自分の無能さを恨むんだな、ハハハ!』
『まぁ、随分みすぼらしい悪魔族ね。さっさと私の願いを叶えてちょうだい』
『何やってんだよ! ほら、次の客だ! モタモタすんじゃねぇ!!』
契約書を盾に散々いいように使われて、もう消えてなくなるのを待つだけだった。魔力が切れて、身体が朽ち果てる寸前でベリアルさまが助け出してくれたのだ。
それからはずっと、ベリアルさまのために生きてきた。これからも、私の一番はベリアルさまだ。
(なのに、コイツはベリアルさまを助けてって言った。しかも契約しなくてもいいって……コイツは何なの? あいつらとは違うの?)
ベリアルさまに契約書のつくり方を教わって、魔力の扱い方も勉強した。契約書のつくり方が上手くなってからは、前みたいに他の種族に騙まされることもなくなった。
そんなベリアルさまが、こんな人族の男なんかに騙まされるだろうか?
「……ベリアルさまから契約したって本当……?」
「あぁ、そうだよ。今は城にいるけど、会いに行くか?」
「……うん」
「わかった! じゃぁ、行こう!」
人族の男がうれしそうにニコッと笑った。一瞬、胸がドクンと大きく跳ねる。
(こんなふうに誰かから笑顔を向けられたの……いつだったかな)
遥か遠い昔に、まだ、父さんと母さんがいた頃だっただろうか。あの二人もよく他の種族にいいように使われて、魔力をすり減らしていたっけ。
だけどよく三人で笑って、暖かい日々を過ごしていた。コイツについていったら、またあの時みたいに誰かと笑えるんだろうか……?
(それにしても、コイツ、人族のくせに何でこんな見た目なの? 黒髪にアメジストの瞳なんて……悪魔族にもいないのに! もう、なんかさっきから暑いし、胸の辺りが変な感じ……)
悪魔族の少女が悶々と悩んでるあいだ、レオンはノンキに鼻歌を歌いながらベリアルの元へと向かっていた。
***
「レオン様、おかえりなさい! ……え? グレシル!?」
「ベリアルさま! 私……私、お迎えに……って、そんな格好で何してるんですか?」
城に戻った二人の前には、メイドの格好をしたベリアルがいた。膝丈のスカートがふわりと揺れる。ホウキを片手に、驚きで固まっていた。
「何って……レオン様のお世話」
「いや、だから何で人族の、ましてや祓魔師なんかの世話してるんですか! しかも様づけ!?」
「何でって……レオン様と契約したから」
「本当に……ベリアルさまから、契約するって……言ったんですか?」
「うん、レオン様に負けちゃったからね」
「ウソォォォォ————!」
グレシルはガックリと膝をつき、床に四つん這いになっている。「そんな……私のしたことは……ムダ……」など、何やらブツブツ言っていた。
「ようやくわかってくれた? だからさ、ベリアルを手伝ってくれない?」
誤解が解けたようなので、優しく声をかけてみる。
さっきはすごく怖がらせちゃったみたいだし、気をつけないと。
「…………一晩考えさせてください……」
「うん、わかった。じゃぁ、今日はベリアルの部屋に泊めてくれる?」
「いいよー。ほらグレシル、ついてきて」
トボトボとベリアルの後をついて行く悪魔族の少女は、可哀想になるくらいショックを受けていた。何とかこの城に残ってくれることを、祈るばかりだった。
————その日の夜。
ベリアルとグレシルは久しぶりの再会で、いろいろな話に花が咲いていた。しかし先程からグレシルの質問が、どうもある方向にばかり向いている。
「ねぇ、グレシル。さっきからレオン様のことばっっっかり聞いてくるけど、まさか……惚れてないよね?」
「エヘヘ、バレちゃいました? レオンさまってすっごく優しいし、あのルックスなんですよ? 好きにならない方が無理ですよ」
今までのほのぼのした空気はどこに行ったのか、ベリアルとグレシルの間にバチバチと火花が散っている。
ここから激しい女のバトルが始まった。
「レオン様は私が先に見つけたの! グレシルは手を出さないで!」
「えー、そんなの横暴です! ベリアルさまは『一番』だけど、レオンさまは『特別』なんです! 譲れません!!」
「はっ! 契約も交わしてないくせに何言ってんの?」
「契約なんていつでもしますよ! 私だってレオンさまが好きだって気づいちゃったんだから、絶対負けません!!」
「ふんっ、そんなツルペタでよく言うわ」
「うわっ! ベリアルさまひどい! 私だってもっと魔力の扱い方覚えれば、もうちょっと成長するはずなのに……」
少し言い過ぎてしまったかと、ベリアルは一瞬後悔する。本当に一瞬だけだったけど。涙目のグレシルが放った言葉が、それはもうグサリと突き刺さった。
「ベリアルさまこそ、レオンさまに女として見られてるんですか?」
「…………そんなの、私が聞きたいわ!!」
レオンは確かに優しいのだ、誰に対しても。だから自分だけが特別なんだって思えない。お互いにダメージが大きく、女のバトルは一時休止となった。
***
「レオンさま! 私も契約します! このグレシル、誠心誠意お使えします!」
「そうか! ありがとう、グレシル!」
翌朝、グレシルはレオンに契約すると朝一番で伝えた。こういう時のグレシルは抜かりない。ベリアルと同じ条件で契約を結び、願いを叶える対価をモジモジしながらもハッキリと伝える。
「対価は……私がお願いしたら、いい子いい子して下さいっ!!」
(ええぇぇ! いい子いい子!? そんな手もあったなんて! 思いつかなかった!!)
ベリアルはわずかに反応してしまった。
グレシルはドヤ顔でベリアルに視線を向ける。ベリアルは悔しさを何とかこらえて、何でもないような顔でレオンの前に朝食を並べていた。
「……そんなんでいいの? 悪魔族の対価ってそんなんでいいの?」
グレシルにとって何が得なのかわからず、レオンは思わず聞き返してしまう。
「いいんです! それがいいんです!!」
「そうか……わかった。じゃぁ、よろしくな、グレシル」
嬉しそうなレオンの笑顔に、ベリアルとグレシルが固まってしまう。朝からいいものを見たとほっこりしていると、レオンが最強の一言を放った。
「これからは三人だし、楽しく、仲良くやろうな!」
(楽しく、仲良く……ライバルと?)
(えぇ、仲良くって……ベリアルさまとレオンさまの事でケンカしちゃダメってこと?)
思わず二人で見つめ合う。だけど、レオンがそう言っているのだ。答えは決まってる。
「「はい、わかりました……」」
こうして水面下(?)の女のバトルはほぼ休戦したのだった。
そしてグレシルが加わったことによって、菜園での自給自足やルージュ・デザライトの緑化計画が大幅に進んでいった。
11
あなたにおすすめの小説
辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~
香木陽灯
恋愛
「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」
実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。
「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」
「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」
二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。
※ふんわり設定です。
※他サイトにも掲載中です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる