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秘密の歌声
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「ねえ知ってる? 学園内に幽霊が出るって話」
「え、マジ?」
「それって、男の子の霊だよね?」
「そうそう、静かにしていると歌が聞こえてくるの」
「ぶきみー」
トイレの個室に入っているときに上級生たちの声が聞こえてきた。
その話が気になって、朱美は出るに出られなくなった。
「聞いたのはひとりやふたりじゃないらしいわよ」
「私も聞いた。スマホ持っていたら録音したのに……」
学園内にスマホの持ち込みは禁止だ。登下校で持ち物が抜き打ちで検査される。それも頻繁に。
おそらく自宅生なのだろう。家に帰ればスマホがあるのだ。寮生ならスマホ自体持っていない。
朱美は自宅から通っているから自分用のスマホは持っていた。学校へ持ってこられないからほとんど使う機会がなかったが。
「ほんとうに幽霊なのかなあ……」
「男の子がこの学園敷地内に入れるわけないでしょう」
「そうよね」
「誰かが録音したものをこっそり流しているのでは?」
「うん、それはあるかもね」
「幽霊なんているわけないし」
「何のために?」
「さあ」
「ストレスの解消かしら」
「締め付けがひどいものね、うちらの学校」
笑いながら話し声は遠のいていった。
廊下は私語厳禁。トイレを出てしまうと無言の一団に早変わりするのだ。
静かになってから朱美は個室を出た。
手を洗い、鏡に映った自分の姿を見る。お下げ髪に黒フレームの眼鏡。一見してひ弱な印象の中学一年生。それがこの学園での菊村朱美の姿だった。
「はあ……」ため息が洩れる。
正直なところ学園デビューに失敗したと今は思う。入学して二か月が過ぎ、入梅の時期となっていた。
良家の子女しか通えない私立聖麗女学館東京校の中等部に朱美は入学した。母親の勧めで柄にもなくお嬢様学校に通うことになったのだ。
入学して二か月たつが、いまだに友人はいない。教室でも廊下でも学園内のすべてで無駄な私語が禁止されている。休憩時間もだ。
昼休みは担任が教室に現れ、生徒と一緒に弁当を食する。そんな雰囲気では談笑もできない。それで友人ができるとはとても思えなかった。
トイレだけがかろうじて会話ができる場なのだ。だから自宅生の上級生はトイレを憩いの場にしている。
ここが唯一の社交場だ。噂好きの自宅生はトイレで好きなだけ噂の花を咲かせていた。
それにしても、幽霊騒ぎになっていたとは。
人がいない場所、いない時間帯を狙ってこっそりと歌っていたのだが、それが生徒の耳に入ったようだ。男の子が歌う声。それが自分の「裏声」だと名乗り出る勇気を朱美は持っていなかった。
声を出す場所を考えなければならないと改めて朱美は思った。
朱美には夢があった。
自分で作った歌を自分で歌って人に聴いてもらうこと。
シンガーソングライターになりたいなどという大それた夢ではない。単に心のうちに生まれた思いを歌にして誰かに伝えたい。その思いだけで今を生きている。
詩を書いたり、曲を作ったりする勉強は日々続けている。それは自分にとって食事をとったり睡眠をとったりするのと同じくらい日常と化していた。
日々体験することはすべて詩を生み出すことにつなげた。学校の勉強も、国語や英語の授業で覚えたことばはいつも詩に生かしたいと思う。
普段目にする光景も、人の営み、目に触れる自然のありさま、すべて詩へと昇華しえると思えた。
そして作曲だ。幼少期からピアノやバイオリンに触れさせてもらった。今はギターにはまっている。最愛の娘に最良の教育を施そうとしてくれた両親に感謝の気持ちは絶えない。亡くなった兄の分も自分は愛情を注がれていると朱美は実感していた。
だから家に帰れば朱美は自由に趣味の世界に没頭することができた。
しかしこの学校は苦痛でしかない。思い切り声を出すことが許されない世界なのだ。
だからこっそりと声を出していたのだが、誰にも聞かれずに済ますことはできなかったようだ。
入学して間もなく、朱美は自分の裏声の存在に気づいた。まるで自分の声ではないような高音。声変わり前の男の子の声。しかしその声で思い切り歌うととても気持ちが良かった。この爽快感はこれまで生きてきて最高のものだった。
この裏声の存在に気づいて以来、この声を生かした歌を作ることが朱美の目標となり、そのため日々邁進することとなった。
しかしその声は思った以上に厄介なしろものだった。
二日ほどその声を出さずにいると、少し嗄れたような掠れた声になる。もとの澄んだ少年の声にするにはしばらく発声を続けなければならなかった。
だから朱美は毎日発声練習をしている。学校にいるときもときどきこの声を出さないと、出なくなってしまうのではないかと不安になるのだ。
人の気配がない状況だと思ったら、とにかく声を出してみる。そうやって過ごしてきた。
それが幽霊騒ぎになってしまうとは。
今後どのようにしてこれを続けていくのか考えねばならないだろう。
登校時と下校時に二度のショートホームルームがある。その時讃美歌を歌うのがこの学校の習わしだった。その際に裏声で歌うことも考えたが、騒ぎを大きくしてしまうのは間違いない。
どこからか男の子が歌う声がすると生徒たちが恐れおののく様が目に浮かぶ。もう学校では歌えないのではないか。
そんなある日、朱美は学校の音楽室を使うことができないかと考えた。あそこなら外に声が洩れる心配はない。問題は音楽部の活動で一般生徒が使用できない可能性だ。また、音楽室が使用されていなかったとしても、一生徒が音楽室を借り切ることができるのか、といった問題もあった。
朱美は考えた挙句、担任に相談した。
担任は四十代の女性教師だった。国語現代文担当だ。この学園によくいるタイプの教師の例にもれず担任もまた規則に厳しい堅物教師だった。
しかし誠意をもって話せば通じない相手ではないと朱美は思った。
「何か部活を始めるつもりですか?」担任は単純に疑問に思ったことを口にした。
「いいえ、ひとりで音楽室を使いたいのです」
「ひとりで?」
「他人に聴かれたくないので……」朱美は恥ずかしそうにうつむいた。
学園での朱美はそういうキャラだった。
小学校時代は男の子に混じって活発に動いた。華奢な体ながら運動神経の良さを生かしてフットサルをしていたこともある。しかし今は地味でおとなしい眼鏡女子だ。
「楽器の演奏なら音楽部に入ることも選択肢の一つだと思いますが」
「ギターを弾きながら歌う練習です」
「ギターを弾くの? ギターなんてあったかしら。私物のギターを持ち込むとなるといろいろと手続きが必要になるわ」
「音楽室の倉庫にギターがあるのを見かけました。おそらく昔はギターの授業もあったのではないでしょうか?」
「そうなのかしら……」
担任は音楽の授業のことを知らない。もちろん朱美も知らなかったが、生徒用と思われるギターが十本以上倉庫に眠っているのを先日音楽の授業の際に朱美は見つけたのだった。
ふだん存在感が全くない朱美が粘ったものだから、とうとう担任もおれた。
「わかりました。それほど言うのなら許可を出しましょう」
「ありがとうございます」
「ただ、いつでもというわけにはいかないわ。音楽室はときどき別の生徒が使っているから」
「音楽部の生徒ですか?」
「いえ、個人よ」
自分以外に音楽室を使用している生徒がいることが驚きだった。
「その子が使用するのが最優先されているの。だからその子がいないときになるわね」
明らかに学校が一目置く存在。その生徒は何者なのか。よほど学校にとって大切な生徒に違いないと朱美は思った。
「私も、その生徒にご挨拶をした方が良いでしょうか?」朱美は訊いた。
「音楽室がいつ使用されるかは調べればわかることよ。空いている時間帯に使用するわけだから、いちいちその子に挨拶する必要はないと思うわ」
挨拶が不要というのでその生徒との接触はせず、朱美は空きがある時に音楽室を使わせてもらえることになった。
しかし朱美は思い知った。空きがある時間帯がほとんどないのだ。
昼休みはおろか放課後もほとんど毎日音楽室はその生徒によって押さえられていた。
部活動をしていない生徒は原則として放課後速やかに寄り道をせず帰宅しなければならない。にもかかわらずその生徒は部活でもないのに個人で音楽室を使用していたのだ。
部活をしていない朱美としては、昼休みにわずかな時間でも使わせてもらえないかと思った。
そしてその思いが高じ、朱美はとうとう音楽室の住人に直接交渉することを思い立った。
「え、マジ?」
「それって、男の子の霊だよね?」
「そうそう、静かにしていると歌が聞こえてくるの」
「ぶきみー」
トイレの個室に入っているときに上級生たちの声が聞こえてきた。
その話が気になって、朱美は出るに出られなくなった。
「聞いたのはひとりやふたりじゃないらしいわよ」
「私も聞いた。スマホ持っていたら録音したのに……」
学園内にスマホの持ち込みは禁止だ。登下校で持ち物が抜き打ちで検査される。それも頻繁に。
おそらく自宅生なのだろう。家に帰ればスマホがあるのだ。寮生ならスマホ自体持っていない。
朱美は自宅から通っているから自分用のスマホは持っていた。学校へ持ってこられないからほとんど使う機会がなかったが。
「ほんとうに幽霊なのかなあ……」
「男の子がこの学園敷地内に入れるわけないでしょう」
「そうよね」
「誰かが録音したものをこっそり流しているのでは?」
「うん、それはあるかもね」
「幽霊なんているわけないし」
「何のために?」
「さあ」
「ストレスの解消かしら」
「締め付けがひどいものね、うちらの学校」
笑いながら話し声は遠のいていった。
廊下は私語厳禁。トイレを出てしまうと無言の一団に早変わりするのだ。
静かになってから朱美は個室を出た。
手を洗い、鏡に映った自分の姿を見る。お下げ髪に黒フレームの眼鏡。一見してひ弱な印象の中学一年生。それがこの学園での菊村朱美の姿だった。
「はあ……」ため息が洩れる。
正直なところ学園デビューに失敗したと今は思う。入学して二か月が過ぎ、入梅の時期となっていた。
良家の子女しか通えない私立聖麗女学館東京校の中等部に朱美は入学した。母親の勧めで柄にもなくお嬢様学校に通うことになったのだ。
入学して二か月たつが、いまだに友人はいない。教室でも廊下でも学園内のすべてで無駄な私語が禁止されている。休憩時間もだ。
昼休みは担任が教室に現れ、生徒と一緒に弁当を食する。そんな雰囲気では談笑もできない。それで友人ができるとはとても思えなかった。
トイレだけがかろうじて会話ができる場なのだ。だから自宅生の上級生はトイレを憩いの場にしている。
ここが唯一の社交場だ。噂好きの自宅生はトイレで好きなだけ噂の花を咲かせていた。
それにしても、幽霊騒ぎになっていたとは。
人がいない場所、いない時間帯を狙ってこっそりと歌っていたのだが、それが生徒の耳に入ったようだ。男の子が歌う声。それが自分の「裏声」だと名乗り出る勇気を朱美は持っていなかった。
声を出す場所を考えなければならないと改めて朱美は思った。
朱美には夢があった。
自分で作った歌を自分で歌って人に聴いてもらうこと。
シンガーソングライターになりたいなどという大それた夢ではない。単に心のうちに生まれた思いを歌にして誰かに伝えたい。その思いだけで今を生きている。
詩を書いたり、曲を作ったりする勉強は日々続けている。それは自分にとって食事をとったり睡眠をとったりするのと同じくらい日常と化していた。
日々体験することはすべて詩を生み出すことにつなげた。学校の勉強も、国語や英語の授業で覚えたことばはいつも詩に生かしたいと思う。
普段目にする光景も、人の営み、目に触れる自然のありさま、すべて詩へと昇華しえると思えた。
そして作曲だ。幼少期からピアノやバイオリンに触れさせてもらった。今はギターにはまっている。最愛の娘に最良の教育を施そうとしてくれた両親に感謝の気持ちは絶えない。亡くなった兄の分も自分は愛情を注がれていると朱美は実感していた。
だから家に帰れば朱美は自由に趣味の世界に没頭することができた。
しかしこの学校は苦痛でしかない。思い切り声を出すことが許されない世界なのだ。
だからこっそりと声を出していたのだが、誰にも聞かれずに済ますことはできなかったようだ。
入学して間もなく、朱美は自分の裏声の存在に気づいた。まるで自分の声ではないような高音。声変わり前の男の子の声。しかしその声で思い切り歌うととても気持ちが良かった。この爽快感はこれまで生きてきて最高のものだった。
この裏声の存在に気づいて以来、この声を生かした歌を作ることが朱美の目標となり、そのため日々邁進することとなった。
しかしその声は思った以上に厄介なしろものだった。
二日ほどその声を出さずにいると、少し嗄れたような掠れた声になる。もとの澄んだ少年の声にするにはしばらく発声を続けなければならなかった。
だから朱美は毎日発声練習をしている。学校にいるときもときどきこの声を出さないと、出なくなってしまうのではないかと不安になるのだ。
人の気配がない状況だと思ったら、とにかく声を出してみる。そうやって過ごしてきた。
それが幽霊騒ぎになってしまうとは。
今後どのようにしてこれを続けていくのか考えねばならないだろう。
登校時と下校時に二度のショートホームルームがある。その時讃美歌を歌うのがこの学校の習わしだった。その際に裏声で歌うことも考えたが、騒ぎを大きくしてしまうのは間違いない。
どこからか男の子が歌う声がすると生徒たちが恐れおののく様が目に浮かぶ。もう学校では歌えないのではないか。
そんなある日、朱美は学校の音楽室を使うことができないかと考えた。あそこなら外に声が洩れる心配はない。問題は音楽部の活動で一般生徒が使用できない可能性だ。また、音楽室が使用されていなかったとしても、一生徒が音楽室を借り切ることができるのか、といった問題もあった。
朱美は考えた挙句、担任に相談した。
担任は四十代の女性教師だった。国語現代文担当だ。この学園によくいるタイプの教師の例にもれず担任もまた規則に厳しい堅物教師だった。
しかし誠意をもって話せば通じない相手ではないと朱美は思った。
「何か部活を始めるつもりですか?」担任は単純に疑問に思ったことを口にした。
「いいえ、ひとりで音楽室を使いたいのです」
「ひとりで?」
「他人に聴かれたくないので……」朱美は恥ずかしそうにうつむいた。
学園での朱美はそういうキャラだった。
小学校時代は男の子に混じって活発に動いた。華奢な体ながら運動神経の良さを生かしてフットサルをしていたこともある。しかし今は地味でおとなしい眼鏡女子だ。
「楽器の演奏なら音楽部に入ることも選択肢の一つだと思いますが」
「ギターを弾きながら歌う練習です」
「ギターを弾くの? ギターなんてあったかしら。私物のギターを持ち込むとなるといろいろと手続きが必要になるわ」
「音楽室の倉庫にギターがあるのを見かけました。おそらく昔はギターの授業もあったのではないでしょうか?」
「そうなのかしら……」
担任は音楽の授業のことを知らない。もちろん朱美も知らなかったが、生徒用と思われるギターが十本以上倉庫に眠っているのを先日音楽の授業の際に朱美は見つけたのだった。
ふだん存在感が全くない朱美が粘ったものだから、とうとう担任もおれた。
「わかりました。それほど言うのなら許可を出しましょう」
「ありがとうございます」
「ただ、いつでもというわけにはいかないわ。音楽室はときどき別の生徒が使っているから」
「音楽部の生徒ですか?」
「いえ、個人よ」
自分以外に音楽室を使用している生徒がいることが驚きだった。
「その子が使用するのが最優先されているの。だからその子がいないときになるわね」
明らかに学校が一目置く存在。その生徒は何者なのか。よほど学校にとって大切な生徒に違いないと朱美は思った。
「私も、その生徒にご挨拶をした方が良いでしょうか?」朱美は訊いた。
「音楽室がいつ使用されるかは調べればわかることよ。空いている時間帯に使用するわけだから、いちいちその子に挨拶する必要はないと思うわ」
挨拶が不要というのでその生徒との接触はせず、朱美は空きがある時に音楽室を使わせてもらえることになった。
しかし朱美は思い知った。空きがある時間帯がほとんどないのだ。
昼休みはおろか放課後もほとんど毎日音楽室はその生徒によって押さえられていた。
部活動をしていない生徒は原則として放課後速やかに寄り道をせず帰宅しなければならない。にもかかわらずその生徒は部活でもないのに個人で音楽室を使用していたのだ。
部活をしていない朱美としては、昼休みにわずかな時間でも使わせてもらえないかと思った。
そしてその思いが高じ、朱美はとうとう音楽室の住人に直接交渉することを思い立った。
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