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しおりを挟む当然、こんな事をされたのは初めてで、他人の粘膜が自分に、触れているというだけで言い表しようのない、違和感があるのに、さらにはそれが、女性しか感じない部分を軽く噛んだり、時には、指でつまんで指先で転がしたりしながら、快感を引き出そうとしてくる。
その、指と舌の感覚に、思わず息が上がる。気持ちいいんだか、気持ち悪いんだかわからなくて、セージの肩をつかんで、押し返すが、こちらに視線すこしを向けるだけで愛撫はやめない。
「なっ、なぁ、セージ、うっ、……、やっぱ、待って」
「……ん、……どうして?」
ボクの言葉に返事を返す癖に、舌はクルクルと乳首を舐めて、チュ、クチュ、と音を立てる。
そのたびに否応なく感じる、くすぐったいような、鳥肌が立つような感覚に、なんだか自分という人間の尊厳を踏みにじられているようで、嫌悪感のような、苛立ちすら覚える。
「やだっ、なんか、無理……ボク、そもそも、こういうの、得意じゃ、な、い」
「、ン、そう?どんな風に、いや?」
「なんか、ッ。くすぐったくて、っつ……でも、他人に、こんな風にされて、やだっ」
考えて、一生懸命にセージに伝えるけれど、彼は「へぇ」と短く言葉を吐いただけで、眉を顰めこそしないものの、少し目を細くする。それから、少し起き上がって、緩慢なしぐさで、まるで見せつけるように、唾液で濡らした指を胸にゆっくりと指を這わせる。
「っ。やだ、う、っ~」
やめたいと言っているボクの意見は、却下されてしまったのか、今度は軽く触れるだけみたいに指先で愛撫されて、ヌルヌルとこすられる感覚が、ぞわぞわして、背が沿って、体か震える。
ボクがいやだと思っていていても体は勝手に反応して、まるでそれだと、ボクの体のはずなのに、セージの物みたいで、いやなのだ。それが気持ちいいのに気持ち悪くてイライラする。
思わず、愛撫するセージの手をつかむ。そうすると、その手をからめとられて、ソファーに縫い留められ簡単に抵抗を封じられる。
「ぁ……、う」
「俺に、いいようにされるの、いや?」
問われてこくこくと頷く、そんなボクを見てセージはあはは、と適当に笑って、胸にチュっとキスをして、口に含む。
「う!、っ。」
「君は、こういうことされると自尊心傷つけられた気がするんだね」
そう、そんな感じだ。というかいやだと言ってるのに、やっぱりやめてくれない。いい加減、分かってくれたのならやめてくれと本気で訴えようかと考えた、するとちょうど同時ぐらいに、セージがボクの手を強く抑えた。
「い゛っ!」
急に彼は、今まで一応は、優しくしてくれていたのに、ぎゅっと胸の小さな乳首をグミでも噛むみたいにして強く噛んだ。今までの愛撫との落差に、思わず声を上げる。パッと口を離した彼は、痛みに顔をゆがめ、涙を浮かべるボクに、穏やかに笑いかけて、さっきまでのような愛撫を続ける。
「っつ。は……な、なんで」
ボクはセージの行動の意味がまるで分からず、問いかけつつも、噛まれてヒリヒリ痛むのに、指でこすられて、体が馬鹿みたいに反応してしまうのをどうしようもなかった。
「あははっ、なんとなく?怯えててもかわいい、よしよし、もうしないから」
セージは手を放して、ボクの頭をそんな風に言いながら優しくなでる。
……な、なんとなく、じゃないだろ。絶対、ボクがヤダって言ったからだろ。
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