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闘って死ね (アカイ45)
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衝撃とともに俺はスレイヤーに抱きかかえられ宙を飛んでいる。
なんでこの男に俺が? カオルさんだったら柔らかさといい匂いで楽しめたのに、と思っていたら地面に頭を打った。痛い! なんだこれは? 攻撃か? やっぱりこの男は信用できないというかもとから信用できぬ敵だ、俺からシノブを取り上げようとするにっくき敵であって。
「シノブ !そこにいたのか!」
俺のシノブが!? とすぐさま立ち上がると今度はカオルによって足払いを喰らってまた転んだ。なんでこんなことを? というか逆だろ逆。攻撃するならせめて役割を逆にしてくれ!
「アカイ、ちょっと伏せていて。シノブちゃんがあなたの命をとりに来ているから」
「えっ?」
「一発目はスレイヤーが気付いてあなたを抱きかかえて飛んで、もう二発目は私が転がして避けさせたのよ。あの子すごく投擲が上手いからね。そうしなかったら間違いなく眉間に穴が開いて死んでいたと思うな」
振り返るとさっき俺がいたところの柱に一本のクナイが刺さりそして俺の背後にはクナイが深々と地に刺さっていた。
「どっどうして俺がシノブに? 」
見上げるとスレイヤーが跳びあがり闇のなかへと吸い込まれていった。
「追跡が始まったようね。いまのクナイの感じからしてシノブちゃんは本来の力を取り戻したようね。まぁたぶんあなたへの怒りで一瞬だけ元に戻ったところでしょうけど、すごいねアカイ。シノブちゃんを本気にさせちゃって」
「本気って……マジで殺しにかかってきたの?」
恐いのでまた地面に平伏しているとカオリが軽く笑った。
「こっちの情報を探っている最中での今の行動は、忍者的にもシノブちゃん的には有り得ない軽率なものね。スレイヤーに位置がバレて追いかけられるなんて最悪だしあのままだったらもっとうまく逃げられたのに……これもそれもアカイがシノブちゃんを本気で怒らせたからだね。なにかしたの?」
「なにも……」
してはいないか……あの宿でのことかな……と俺は思うもすぐに打ち消した。あれぐらいで殺しに来るなんておかしい。だがしかし……と考えるとカオルも屈んでアカイを見る。
「シノブちゃんは何も無いのに殺しに来る子?」
「そんな子じゃない」
「だったらほらあるじゃない。分かっているんでしょ? いつも二人で旅をしていたのに一人になるのはおかしいし、なにかあったんでしょ?」
「なんだこのお姉さん力は……」
「こっちは十以上年下でしょ。こっちこそ叔父と姪みたいでしょうが」
「年下のお姉さんというものもあってな。だって男の心はいつも14歳で」
「馬鹿で愚かで下らないこと言っていないで、話して」
「……シノブに向かって話の内容に対して疑問を口にした。そうしたらすごく怒って……たぶんそれ」
そう俺は嫌われている。だからこうやってクナイで殺されかけて……そう思っているとカオルは微笑みながら手を取りアカイを立たせた。
「内容は聞かないけど、たしかにシノブちゃんはすごく怒ってるね。殺したいほどあなたのことを憎んでいるわよ」
「うん、それはなんとなく分かっている」
壁と地面に深々と刺さっているクナイを見ながら俺は言った。刃の部分が見えずに埋まっているのが恐怖を誘う。
「でもそれはあなたの信じて貰いたかった。疑ってほしくなかった。その心から生まれた感情よ」
「どういうこと? そこからどうして殺意が生まれるんだ?」
俺が聞くとカオルは目を伏せ首を振った。
「分からないか。まぁそうでしょうね。分かっていたら独身なわけないもんね」
「なんだそれ」
聞くとカオルはアカイを立たせてからその背中を叩いた。
「とにかくアカイが心がけることは一つだけよ。シノブちゃんを信じて元の関係に戻るよう努力する。とにかくアカイ、逃げんなよ。死ぬんなら、闘って死ね!」
なんだかヤンキーみたいな声だなと俺は思いつつ、カオリを見ると楽しそうな笑顔でありそして思った。俺はもしかして応援されているのか? この巨乳ヤンキーに? すごい、青春みたいだ。青い祝福をされている……すると身体が熱くなった。
「うわっ燃えた!」
カオリの驚く声と同時に宙に浮いた。俺の炎は空を飛ぶことができる。
「よしありがとう! それで俺をシノブが行っているであろう例の城まで案内してくれ」
なんでこの男に俺が? カオルさんだったら柔らかさといい匂いで楽しめたのに、と思っていたら地面に頭を打った。痛い! なんだこれは? 攻撃か? やっぱりこの男は信用できないというかもとから信用できぬ敵だ、俺からシノブを取り上げようとするにっくき敵であって。
「シノブ !そこにいたのか!」
俺のシノブが!? とすぐさま立ち上がると今度はカオルによって足払いを喰らってまた転んだ。なんでこんなことを? というか逆だろ逆。攻撃するならせめて役割を逆にしてくれ!
「アカイ、ちょっと伏せていて。シノブちゃんがあなたの命をとりに来ているから」
「えっ?」
「一発目はスレイヤーが気付いてあなたを抱きかかえて飛んで、もう二発目は私が転がして避けさせたのよ。あの子すごく投擲が上手いからね。そうしなかったら間違いなく眉間に穴が開いて死んでいたと思うな」
振り返るとさっき俺がいたところの柱に一本のクナイが刺さりそして俺の背後にはクナイが深々と地に刺さっていた。
「どっどうして俺がシノブに? 」
見上げるとスレイヤーが跳びあがり闇のなかへと吸い込まれていった。
「追跡が始まったようね。いまのクナイの感じからしてシノブちゃんは本来の力を取り戻したようね。まぁたぶんあなたへの怒りで一瞬だけ元に戻ったところでしょうけど、すごいねアカイ。シノブちゃんを本気にさせちゃって」
「本気って……マジで殺しにかかってきたの?」
恐いのでまた地面に平伏しているとカオリが軽く笑った。
「こっちの情報を探っている最中での今の行動は、忍者的にもシノブちゃん的には有り得ない軽率なものね。スレイヤーに位置がバレて追いかけられるなんて最悪だしあのままだったらもっとうまく逃げられたのに……これもそれもアカイがシノブちゃんを本気で怒らせたからだね。なにかしたの?」
「なにも……」
してはいないか……あの宿でのことかな……と俺は思うもすぐに打ち消した。あれぐらいで殺しに来るなんておかしい。だがしかし……と考えるとカオルも屈んでアカイを見る。
「シノブちゃんは何も無いのに殺しに来る子?」
「そんな子じゃない」
「だったらほらあるじゃない。分かっているんでしょ? いつも二人で旅をしていたのに一人になるのはおかしいし、なにかあったんでしょ?」
「なんだこのお姉さん力は……」
「こっちは十以上年下でしょ。こっちこそ叔父と姪みたいでしょうが」
「年下のお姉さんというものもあってな。だって男の心はいつも14歳で」
「馬鹿で愚かで下らないこと言っていないで、話して」
「……シノブに向かって話の内容に対して疑問を口にした。そうしたらすごく怒って……たぶんそれ」
そう俺は嫌われている。だからこうやってクナイで殺されかけて……そう思っているとカオルは微笑みながら手を取りアカイを立たせた。
「内容は聞かないけど、たしかにシノブちゃんはすごく怒ってるね。殺したいほどあなたのことを憎んでいるわよ」
「うん、それはなんとなく分かっている」
壁と地面に深々と刺さっているクナイを見ながら俺は言った。刃の部分が見えずに埋まっているのが恐怖を誘う。
「でもそれはあなたの信じて貰いたかった。疑ってほしくなかった。その心から生まれた感情よ」
「どういうこと? そこからどうして殺意が生まれるんだ?」
俺が聞くとカオルは目を伏せ首を振った。
「分からないか。まぁそうでしょうね。分かっていたら独身なわけないもんね」
「なんだそれ」
聞くとカオルはアカイを立たせてからその背中を叩いた。
「とにかくアカイが心がけることは一つだけよ。シノブちゃんを信じて元の関係に戻るよう努力する。とにかくアカイ、逃げんなよ。死ぬんなら、闘って死ね!」
なんだかヤンキーみたいな声だなと俺は思いつつ、カオリを見ると楽しそうな笑顔でありそして思った。俺はもしかして応援されているのか? この巨乳ヤンキーに? すごい、青春みたいだ。青い祝福をされている……すると身体が熱くなった。
「うわっ燃えた!」
カオリの驚く声と同時に宙に浮いた。俺の炎は空を飛ぶことができる。
「よしありがとう! それで俺をシノブが行っているであろう例の城まで案内してくれ」
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