99 / 111
風神雷神と俺 (アカイ47)
しおりを挟む
俺の言葉にスレイヤーが驚くと同時にカオリは溜息をつく。
「あんたのその自信はどこから来るのよ。虚無から生まれたってそこには辿り着かないわよ」
「俺は天の彼方から来たからね。自信もそこから生まれたってわけだ」
「相変わらず頭がおかしい。とにかく今はシノブちゃんも頭に血が昇っているでしょうから少し落ち着かせて。それから会ってさ」
「先に、行かせてもらう」
「ちょっと人の話を聴いて!」
カオルの静止声を背中に受けながら俺は飛ばずに駆けだした。シノブが待っている。俺を待っているのだ。俺の予想だとこうなる。現在シノブは心が乱れ封印されていた力を暴走させている。よって誰かが止めなければならないがそれは誰? もちろん俺。
彼女自身も心のどこかでこの暴走を止めたいと思っているはず。きっとそのはず。そうであるので俺はここで彼女を説得して心を通わせる。するとどうだろここに愛が生まれ……俺達の心が結ばれて……あぁもう愛が止らない。
「何奴! そこを止れぇ!」
誰だ俺とシノブの愛を止めるのは! と眼の前に槍が立塞がり物理的なため俺の妄想と足は止まる。立派な城門がそこにあり二人の門番がそこにいて通せんぼをしている。困るな、と俺は思った。邪魔だなぁと。俺、救世主なんだけど。
「あの、俺はこの中に用があるのだけど」
「誰だと聞いておる! 名を名乗れ!」
「アカイだ。俺は救世主でありこの城の危機を救いに来た」
門番二人は視線を交わしそれから無言となった。意味不明な言葉の次は聞き捨てならない言葉が来た。どっちを先に聞けばいいのだ? 救世主ってなんだ? 気になるが、それよりも気になるのはもっとそっちのほう。
「先ず城の危機とは何だ?」
「怪しい忍者が一人ここに忍び込んだ。門の上を越えて入ったかと思う。それと今夜妙な騒動が起こるかと。あっほら何か声がする。それじゃないのか?」
なっ! と門番が驚き考えていると突然爆発音が聞こえた。
「何ごと!」
門番が門の中に入るのにアカイも勝手についていくとそこは騒乱状態であった。異形なるものたちが城内で暴れ武士たちや忍者と戦っている。
「鬼ン肉一族では!」
俺がそう言うと近くにいた筋肥大したその異形なるものが襲い掛かってきた。門番二人が立ち向かい応戦している隙に俺は城内へと入っていく。もはやこのような行為も誰も咎めぬほどの混乱ぶり。まさに革命前夜そのものよ。
「シノブの言っていたことは本当だったんだ。ならよし!」
よしではないと思いつつも俺は走って行く。すると中庭と思しきぐ空間に立ち入ってそのなかをぐんぐんと進んでいく。日本庭園ちっくなここはきっとお城の真ん中かなと思っていると声を掛けられた。
「よぉあんた。どこに行くんだ?」
「この先はちょっとお引き取りを願おうか?」
ぬっと二つの影が俺を覆い見上げると俺は社会科見学での浅草観光を思い出した。あの浅草寺の仲通りの入り口の門にそびえ立つ二体の像。風神雷神にしかみえない厳つい二人組が現れた。異形でもはや神々しい。一周まわって恐怖が遠くに行った。心が素直になる。
「あの、この先に行きたいというか、お尋ねするがシノブって子を知らないかな? いまは忍者なんだけど」
「シノブ? ってあのシノブ?」
「おっあんたも知り合いか。なに? あいつもここにいるの? よくこんな状況下で入れたな」
共通の知人? と俺は驚きながら同意した。さすがは有名人、世間が広いんだな。
「俺もそう思う。危険だから俺が傍にいないと」
「あっそういうことね。するとおたくがいまのシノブの保護者みたいなものか。大変だっただろ」
なんだこの会話は? と思いつつ俺は安堵した。二人は悪者ではなさそうだと。
「それはもうなかなかに。代わりに荷物とか持ってさ」
「そうだよな、あいつ持てないだろうし。そうかそうか探しているわけだな。でもここにいるとは……あぶねぇ!」
雷神が張り手で以って俺をぶっ飛ばした。俺はその意図をすぐに察した。そう、俺が立っていた頭の位置にクナイが通過し木の幹に刺さったようだ。当たっていたら確実な死。それこそ死んだ自覚がなくあたりに彷徨う霊となること必至。木の上から音も無く影が降りてきて俺は姿は見えないものの叫んだ。
「シノブ!?」
「アカイ、会いたかったよ。でもちょっと待っていてね」
暗闇のどこからか縄が飛んできて俺の身体に巻き付きそれから傍にあった立派な松の木に縛りつけられた。これは一体全体どういう技だ!? と呆然としているとシノブが姿を現した。初めて見る忍者衣装。素晴らしいと俺は微笑んだ。
その堂々としたくノ一スタイルに俺は頷くばかり。シノブらしく肌の露出がほぼ0の衣装。そういうのが良いんだ。サービスをしないという真のサービス。媚びずに凛々しくしているのが最大のサービス。髪は隠していないが口を覆っているところが最高だと俺は頷く。鼻や口の美を敢えて隠しているのが更に美を引き立てているのが至高だ。マスク美人だけでなくそのマスクをとっても美人なのは人類社会に対しての貢献だ。そのうえシノブは目がぱっちりしていてそこが……美しさを通り越してもはや怖い、と俺はシノブの瞳に殺意があるのを感じ取って怯んだ。
「それとそっちの二人も会いたかったわね。よくも私を置いて行ってくれたね。あの怨み……忘れていないよ」
シノブの言葉に風神雷神は構えた。もはやさっきみたいな軽口は叩かず余裕を見せない。ここまで見せたクナイと縄と隠蔽の術で分かったのだろう。眼の前にいる女は無力で哀れな存在ではないと。そうではなく、恐るべき強敵であると。
「ああ俺達もあの日のガッカリは忘れていないぜ」
「強敵に会えるかと思ったら全然で騙された。よくも騙してくれたな」
「安心して。二人の希望以上のものをあげるからさ。それとねアカイ」
冷たい眼差しを向けられ俺の背筋は凍った。待ってなんでそんな眼で俺を見る?
「あの二人を片付けたら、次はあんたの番だからね」
俺は嫁に殺されるのか? 結婚していないのに? なに? 勘違いに加えてカオルの巨乳に浮気したのが執行猶予のつかない実刑判決なの? 指先でも掌でも手の甲でも触っていないし乳首も見ていないのに、そんな馬鹿な、あまりに無慈悲な……俺の目の前は真っ暗となった。
「あんたのその自信はどこから来るのよ。虚無から生まれたってそこには辿り着かないわよ」
「俺は天の彼方から来たからね。自信もそこから生まれたってわけだ」
「相変わらず頭がおかしい。とにかく今はシノブちゃんも頭に血が昇っているでしょうから少し落ち着かせて。それから会ってさ」
「先に、行かせてもらう」
「ちょっと人の話を聴いて!」
カオルの静止声を背中に受けながら俺は飛ばずに駆けだした。シノブが待っている。俺を待っているのだ。俺の予想だとこうなる。現在シノブは心が乱れ封印されていた力を暴走させている。よって誰かが止めなければならないがそれは誰? もちろん俺。
彼女自身も心のどこかでこの暴走を止めたいと思っているはず。きっとそのはず。そうであるので俺はここで彼女を説得して心を通わせる。するとどうだろここに愛が生まれ……俺達の心が結ばれて……あぁもう愛が止らない。
「何奴! そこを止れぇ!」
誰だ俺とシノブの愛を止めるのは! と眼の前に槍が立塞がり物理的なため俺の妄想と足は止まる。立派な城門がそこにあり二人の門番がそこにいて通せんぼをしている。困るな、と俺は思った。邪魔だなぁと。俺、救世主なんだけど。
「あの、俺はこの中に用があるのだけど」
「誰だと聞いておる! 名を名乗れ!」
「アカイだ。俺は救世主でありこの城の危機を救いに来た」
門番二人は視線を交わしそれから無言となった。意味不明な言葉の次は聞き捨てならない言葉が来た。どっちを先に聞けばいいのだ? 救世主ってなんだ? 気になるが、それよりも気になるのはもっとそっちのほう。
「先ず城の危機とは何だ?」
「怪しい忍者が一人ここに忍び込んだ。門の上を越えて入ったかと思う。それと今夜妙な騒動が起こるかと。あっほら何か声がする。それじゃないのか?」
なっ! と門番が驚き考えていると突然爆発音が聞こえた。
「何ごと!」
門番が門の中に入るのにアカイも勝手についていくとそこは騒乱状態であった。異形なるものたちが城内で暴れ武士たちや忍者と戦っている。
「鬼ン肉一族では!」
俺がそう言うと近くにいた筋肥大したその異形なるものが襲い掛かってきた。門番二人が立ち向かい応戦している隙に俺は城内へと入っていく。もはやこのような行為も誰も咎めぬほどの混乱ぶり。まさに革命前夜そのものよ。
「シノブの言っていたことは本当だったんだ。ならよし!」
よしではないと思いつつも俺は走って行く。すると中庭と思しきぐ空間に立ち入ってそのなかをぐんぐんと進んでいく。日本庭園ちっくなここはきっとお城の真ん中かなと思っていると声を掛けられた。
「よぉあんた。どこに行くんだ?」
「この先はちょっとお引き取りを願おうか?」
ぬっと二つの影が俺を覆い見上げると俺は社会科見学での浅草観光を思い出した。あの浅草寺の仲通りの入り口の門にそびえ立つ二体の像。風神雷神にしかみえない厳つい二人組が現れた。異形でもはや神々しい。一周まわって恐怖が遠くに行った。心が素直になる。
「あの、この先に行きたいというか、お尋ねするがシノブって子を知らないかな? いまは忍者なんだけど」
「シノブ? ってあのシノブ?」
「おっあんたも知り合いか。なに? あいつもここにいるの? よくこんな状況下で入れたな」
共通の知人? と俺は驚きながら同意した。さすがは有名人、世間が広いんだな。
「俺もそう思う。危険だから俺が傍にいないと」
「あっそういうことね。するとおたくがいまのシノブの保護者みたいなものか。大変だっただろ」
なんだこの会話は? と思いつつ俺は安堵した。二人は悪者ではなさそうだと。
「それはもうなかなかに。代わりに荷物とか持ってさ」
「そうだよな、あいつ持てないだろうし。そうかそうか探しているわけだな。でもここにいるとは……あぶねぇ!」
雷神が張り手で以って俺をぶっ飛ばした。俺はその意図をすぐに察した。そう、俺が立っていた頭の位置にクナイが通過し木の幹に刺さったようだ。当たっていたら確実な死。それこそ死んだ自覚がなくあたりに彷徨う霊となること必至。木の上から音も無く影が降りてきて俺は姿は見えないものの叫んだ。
「シノブ!?」
「アカイ、会いたかったよ。でもちょっと待っていてね」
暗闇のどこからか縄が飛んできて俺の身体に巻き付きそれから傍にあった立派な松の木に縛りつけられた。これは一体全体どういう技だ!? と呆然としているとシノブが姿を現した。初めて見る忍者衣装。素晴らしいと俺は微笑んだ。
その堂々としたくノ一スタイルに俺は頷くばかり。シノブらしく肌の露出がほぼ0の衣装。そういうのが良いんだ。サービスをしないという真のサービス。媚びずに凛々しくしているのが最大のサービス。髪は隠していないが口を覆っているところが最高だと俺は頷く。鼻や口の美を敢えて隠しているのが更に美を引き立てているのが至高だ。マスク美人だけでなくそのマスクをとっても美人なのは人類社会に対しての貢献だ。そのうえシノブは目がぱっちりしていてそこが……美しさを通り越してもはや怖い、と俺はシノブの瞳に殺意があるのを感じ取って怯んだ。
「それとそっちの二人も会いたかったわね。よくも私を置いて行ってくれたね。あの怨み……忘れていないよ」
シノブの言葉に風神雷神は構えた。もはやさっきみたいな軽口は叩かず余裕を見せない。ここまで見せたクナイと縄と隠蔽の術で分かったのだろう。眼の前にいる女は無力で哀れな存在ではないと。そうではなく、恐るべき強敵であると。
「ああ俺達もあの日のガッカリは忘れていないぜ」
「強敵に会えるかと思ったら全然で騙された。よくも騙してくれたな」
「安心して。二人の希望以上のものをあげるからさ。それとねアカイ」
冷たい眼差しを向けられ俺の背筋は凍った。待ってなんでそんな眼で俺を見る?
「あの二人を片付けたら、次はあんたの番だからね」
俺は嫁に殺されるのか? 結婚していないのに? なに? 勘違いに加えてカオルの巨乳に浮気したのが執行猶予のつかない実刑判決なの? 指先でも掌でも手の甲でも触っていないし乳首も見ていないのに、そんな馬鹿な、あまりに無慈悲な……俺の目の前は真っ暗となった。
0
あなたにおすすめの小説
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
皇帝陛下の寵愛は、身に余りすぎて重すぎる
若松だんご
恋愛
――喜べ、エナ! お前にも縁談が来たぞ!
数年前の戦で父を、病で母を亡くしたエナ。
跡継ぎである幼い弟と二人、後見人(と言う名の乗っ取り)の叔父によりずっと塔に幽閉されていたエナ。
両親の不在、後見人の暴虐。弟を守らねばと、一生懸命だったあまりに、婚期を逃していたエナに、叔父が(お金目当ての)縁談を持ちかけてくるけれど。
――すまないが、その縁談は無効にさせてもらう!
エナを救ってくれたのは、幼馴染のリアハルト皇子……ではなく、今は皇帝となったリアハルト陛下。
彼は先帝の第一皇子だったけれど、父帝とその愛妾により、都から放逐され、エナの父のもとに身を寄せ、エナとともに育った人物。
――結婚の約束、しただろう?
昔と違って、堂々と王者らしい風格を備えたリアハルト。驚くエナに妻になってくれと結婚を申し込むけれど。
(わたし、いつの間に、結婚の約束なんてしてたのっ!?)
記憶がない。記憶にない。
姉弟のように育ったけど。彼との別れに彼の無事を願ってハンカチを渡したけれど! それだけしかしてない!
都会の洗練された娘でもない。ずっと幽閉されてきた身。
若くもない、リアハルトより三つも年上。婚期を逃した身。
後ろ盾となる両親もいない。幼い弟を守らなきゃいけない身。
(そんなわたしが? リアハルト陛下の妻? 皇后?)
ずっとエナを慕っていたというリアハルト。弟の後見人にもなってくれるというリアハルト。
エナの父は、彼が即位するため起こした戦争で亡くなっている。
だから。
この求婚は、その罪滅ぼし? 昔世話になった者への恩返し?
弟の後見になってくれるのはうれしいけれど。なんの取り柄もないわたしに求婚する理由はなに?
ずっと好きだった彼女を手に入れたかったリアハルトと、彼の熱愛に、ありがたいけれど戸惑いしかないエナの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる