次期魔王後継者なんてモテまくってめんどくさいんで辞退します。

作このえ りのん:校正ヴァルキュリア

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回想~本編だと思った?いいえ、回想です。~(製作者2名も本編だと思っていた件について)

霊剣 エクスカリバー

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息も詰まるような圧迫感を放つその剣を前に、声を絞り出しお婆さんに聞いた。

「お......お婆さん、それ......」

「私が使っていたエクスカリバーだ。元々は聖剣だったのだが、私の力を加え、作り替えた。サタンこれをまともに振れるようになれ」

この威圧感で思うがこんな物私に使えるのか?  

「それ......私に使える、のか?  」

「お前は魔王を倒すんだろ?  だったら、『使えるのか?  』ではなく『使う』んだよ」

そう言うとその剣を渡して来た。

「あっ......婆さん!  それはまだ早いんじゃないのか?  」

お婆さんはお爺さんの言葉を無視して渡してくる。

「うっ......こっこれ......」

とてつもない力が流れ込んできて、破裂してしまいそうだ。地面に剣を突き立て、耐える。

「あぁあぁ......言わんこっちゃない 」

「爺さんなら抑えられるだろ?  」

とお爺さんとお婆さんの会話を尻目に私は耐えられなくなっていた。

「ヴォ゙ォ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」

私は魔物のような雄叫びをあげ、自由が利かない。その身体は近くにいたお婆さんに襲いかかった。

ギィィィィン

聞き慣れない音が、鳴り響く。お婆さんはどこからか出した剣で受け止めていた。

「この剣はその剣より頑丈じゃないんだ。勘弁してくれ」

お婆さんは少し笑いを含みながら言った。

「オ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ッ」

私は飛び退き、態勢を整える。

「サタン!  聞こえてるだろ?  そのでかい力を抑え込め」

聞こえてはいるが抑え込むも何も抵抗できないのですが?

「ウァ゙ッ」

また私はお婆さんに切りかかる。

「この剣はその剣より頑丈じゃないんだって言ったろ?  そろそろ壊れるからやめろって」

今度は受け流される。そのため、バランスを崩し地面へ顔面からダイブした。

「ぐぁぁぁぁぁ」

あっっいった......痛い痛い痛い痛い痛い!   身体の感覚はないのに痛みは分かるのか。

「やっぱり無理か」

お婆さんは笑いながら言う。

「だから無理だって。婆さんやったんだから戻してやれよ?  」

お爺さんはあきれている。だよね?  こんなヤバイのすぐ使えないよね?

そんな話をお爺さんとお婆さんがしてる間に私は立ち上がり再びお婆さんに切りかかる。

「ガァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」

「そろそろ戻んなさい」

そう言うとお婆さんはエクスカリバーを避け、お婆さんの剣でエクスカリバーを叩き落とす。それと同時にお婆さんの剣は刃の中程から上が砕ける、それを気にも留めず振り上げ柄頭で私の頭を強打する。

「ぐぁぁっっ」

私はそのまま倒れ意識が薄れていく。

────お婆さん......結構痛いよ。
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