自重を知らない異世界英雄たち

なぎさセツナ

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第一章前編 異世界転生〜邪神討伐編

邪神討伐編

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 各々回復をする。
 まぁ、単なる負傷なら簡単だが、疲労は結構面倒くさい。

(なぎさ)あぁ~、やっと楽になった。

(ミヤビ)やっと立て直せたわい(ふぅ)

(シア)私も人の事、言えないです(汗)結構ヘロヘロだったです(テヘッ)

(ユエ)意外ときてたわ(微笑)バトルハイになってたみたい(笑)

(ティオ)そりゃあれだけ相手にしたのじゃ。きてないはずが無かろう(笑顔)

(フェロ)私なんて得意のエナジードレイン使えないから、物理勝負よ?
    もうバテバテだって(笑)

(エルム)グールからのエナジードレイン(微笑)新しい扉、開いちゃうかもね(爆笑)

(フェロ)要らんわ!そんなもん(爆笑)

(雫・ヤマト)我らも幾ら人型兵器とはいえ、あれだけの数を相手にした事は無いからなぁ(微笑)

(玲・アカギ)流石にキツかった(笑顔)

(椿・シナノ)だよねぇ、ちょっとは遠慮しろよ!って感じ(笑)

(フィル)なぎさがカッコよかった(微笑)

(レム)ほんとほんと!極大魔法ぶっ放しまくって、限界越えてまで撃ちまくるんだもん(笑顔)

(エンジェ)へぇ~、詳しく知りたいなぁ(ニヤリ)

(リリー)あちゃー(ボソっ)

(レム)だって、無理して詠唱途切れたのにどうしてもペースアップが必要になった時、"限界突破"の重ね掛けするんだよ。
   "いけそうじゃなく、やってやる!"って(輝く目)
   しかも更なる重ね掛けの時なんか"やるしかない!ここで引いたら、皆が死ぬ!"って、
   もうカッコよくて♡キュンキュンしたぁ~♡
   シュリさんが泣きつきながら、秘薬飲ませて回復したからって、
   負傷者が出だして、仕方なく処刑指示出た時なんて、
   "待て!テーゼ"ってサモンにギガヒール、リカバリーとエネルギーチャージまで飛ばしまくるんだもん♡♡

(シア)そうよね。それで死傷者0なんて離れ技やってのけたのよね♡あれは凄かった。
   ギガヒール飛ばしまくるってことは、もはやテラヒールを撃てる状態じゃないってことでしょ?
   それでも4種混合撃ちで、皆んな守りぬくんだもんね♡♡

(レム)その代わり、目と鼻と口から血を流してしまってたけど……

(シア)そうそう、耳からも血が出てたから思わずゾッとしたけど……

(レム)カッコよかった♡走り寄って、抱きしめて♡

(雫・ヤマト)お姫様抱っこしたと(ため息)

(レム)うん!!(嬉)

(ティオ)ほおぉ~、なかなかやるのう、なぁユエ殿(冷笑)

(ユエ)そうねぇ~、なかなかよねぇ~なかなか出来ないわ、凄~い(棒読み)

(ティオ)ちと話があるのじゃが、なぎさ殿(怖笑)

(ユエ)奇遇ね、私もちょっとなぎさに、お・は・な・し、があるのよねぇ(氷笑)

(なぎさ)えっ?あっ!その…いや、なんつぅ~か、えーっと……

(ユエ&ティオ)いいから来なさい!!

(なぎさ)ハイ(しゅん)

 
 その後、正座をさされ、お説教されているなぎさを皆は見て見ないフリをして、記憶から消したのであった(笑)
 おっと、笑っちゃいかん、笑っちゃ(爆笑)

(ミヤビ)まぁ、その辺にしとかぬか?婿殿は婿殿じゃ、いざとなればまたやるであろう。
    妾らがサポートすればよいではないか(はぁ~)

(なぎさ)おぉ!ミヤビ様!わかっておられる!!

(ユエ&ティオ)な・ぎ・さ・ちゃん(怒)

(なぎさ)あっ!(怖)

(ミヤビ)諦めたのじゃ、婿殿じゃからのう(ため息)

(なぎさ)酷ぇ~(涙目)

 
 とまぁ、戯れあって回復して、準備が整ったところで。

(ユエ)さて、行きましょう。帝都サスティナへ。

(なぎさ)マクドル皇帝、サクっと殺るか(ニヤリ)

(シア)ですね。生きてたらですが(微笑)

(フェロ)でも、邪神は?名前は?

(ミヤビ)それが、妾の時は不明だったのじゃ……邪神も色々おるからのう。エンジェ殿は知らぬか?

(エンジェ)それがねぇ~、私もわかんないんだよ。"邪神が滅亡させる"しかわからなかったんだよ……

(なぎさ)怯まず行けよ。行けば分かるさ(笑)

(シア)何それ、何かの格言か名言ですか(笑)

(ティオ)何じゃ?なんか迷言ぽいのう(爆笑)

 
 という事で、どどーんと出ました、魔動戦闘機。

(なぎさ)どうする?

(シア)私、やる!

(ユエ)当然やる。

(レム)私、なぎさの後ろ(輝く目)

(ユエ)はいはい(ため息)

(ティオ)妾は後ろと言いたいが、どうじゃ?雫殿たち。

(椿・シナノ)私、やってみたい!誰かフォローして。

(フェロ)じゃあ、私は椿の後ろでフォローする。

(玲・アカギ)すまん、シア殿。

(雫・ヤマト)私も頼む、ユエ殿。

(フィル)やる!

(エンジェ)やりましょう!

(ミヤビ)妾もやるぞ!

(リリー)私たちは気にしないで。どこにでも入るから。ってことでなぎさ、いいかな?

(なぎさ)いいよ。

(リムル)じゃあ、私はユエさんと。

(ライム)じゃあ、私はシアさんと。

(エルム)じゃあ、フィルの後ろで。

(ティオ)ということは、妾はミヤビとじゃな。

 各々乗り込み、7機が飛び立つ。
 帝都サスティナまではほんの数分。しかし、慣れてないと到着してからが難しい。

(椿・シナノ)きぁ~!!

(フェロ)落ち着いて、椿!皆んなの着陸地点に来たら、そこの赤いボタンをおすんだ!

(椿・シナノ) はい!(涙目)

 
 大きく旋回して戻ってくる。ちょうど上空に来たところでボタンを押し止まる。

(フェロ)次はそこのレバーをゆっくり下げる。いい?ゆっくりよ!でないと地面に激突するからね!

(椿・シナノ)は、はい!(半泣)

 
 ゆっくり下げていく。下げていくんだけど、あまりにビビってるから、
 ゆっくりというより、ゆ~~っくり下げてる。
 安心だ!安全だ!しかし、これじゃあ日が暮れる(爆)

(フェロ)ハクション!!(イラッ)

(椿・シナノ)わっ!……えっ?きゃあぁぁぁっ!!(絶叫)

(フェロ)ごめん!レバー上げて!早く上げて!お願いだから、早く上げてぇぇぇっ!!(絶叫)

(椿・シナノ)は、はいっ!!!(泣)

 
 勢いよくレバーを押し上げるから、一気に上昇する。
 安全高度自動設定でよかったな、おい(笑)
 でなかったら、空の果てまで吹っ飛んでたよ。

(なぎさ)何やってんだろ?

(シア)さぁ?離着陸の練習ですかね??

(ユエ)まぁ、時間あるし、挑戦してるからね。さっきも大きくブレて旋回したし。

 
 下から見てる者は、半分温かく、半分生温かい目で見ていた。
 雫と玲は申し訳ない気持ちMAXで、顔を上げてられなかった。
 "下は"ね。
 上では、必死、決死、丁稚の教習中であった。

(フェロ)もう一度、ゆっくり下げて、さっきほどでなくていいから。

(椿・シナノ)はい!(半泣)

 
 今度はさっきより早いゆっくりで降りてきた。

(なぎさ)これでまた、ヒュンって上がったら、笑えるんやけどな(微笑)

(ユエ)なんで?

(なぎさ)そういう番組、あっ!演劇とよく似たのがあったんよ。今度、そのスマホで見てみて。
    "ゴチにな○ます。"ってやつ。
    演劇というより、そういうのを番組って言うんやねん。また後で説明するわ。

(シア)へぇ~。その"ゴチに○ります。"ってので、そんなことしてどうなるの?

(なぎさ)着陸したテーブルの人が、みんなの食事代を払う。
    テーマというかお店で、個人の総額を決めて料理を注文するんよ。料理の値段は隠されていてね。
    もちろん食べるよ。それだけに、食べたいけど勝負があるから、その辺、上手く立ち回らないとね。
    慣れてきたら、1品づつも値段を言いあって、揺さぶりをかけたり(笑)
    所謂、心理戦ね。
    で、上下幅で一番近い人が優勝。ある程度の幅以内なら、ボーナスがでたり、ピッタリだと賞金が出たり。
    で、順位が決まって、最下位の人が全員の食事代を払う。
    所謂、ご馳走になります。略してゴチになりますってな。

(ティオ)ほぅ。なかなか粋で面白いのう。今度、皆でやってみないか?

(フィル)面白い、しよ?

(なぎさ)じゃあ、その上下するやつ、作っておくわ。

 
 上と下の温度差が激しいな、おい。
 片や必死、片やほのぼのと面白いゲームの話題で盛り上がる。
 なぎさの予想通り、数回上下する。段々見慣れてきた皆は。
 おおっ??あぁ~っ!とか歓声を上げて楽しんでいた(笑)
 いや、笑っちゃいかん、笑っちゃ(爆笑)

(シア)これで、着陸した人が総額払うってなると、凄く盛り上がるよね!

(ユエ)これ楽しい!絶対やろう!!

(雫・ヤマト)あぁ~、妹がすまん。本当に申し訳ない(涙目)

 
 フェロと椿には聞こえていない。それほど必死だった。
 また、上下といっても、安全高度限界から、下がってもこの高さからなら大怪我するよね、絶対!
 って高さだけに気が抜けない。

(なぎさ)そろそろ手を貸すか。

(シア)えっ?そんなこと出来るんですか?

(なぎさ)あぁ、一応緊急事態に備えて付けてある。

 
 なぎさは戦闘機に向かって叫ぶ。

(なぎさ)おーい!聞こえる??赤いボタンをもう一度押して!!

(椿・シナノ)えっ?何??

(フェロ)赤いボタンをもう一度押せって!早く押して!!(半泣)

(椿・シナノ)はいっ!(半泣)

 
 赤いボタンを押す。そうすると、今までのことが嘘のようにスムーズに降下しだす。
 そして、衝撃もなく着陸。多分紅茶を入れたカップを置いてても溢れないだろう。

(フェロ)ど、どういうこと?なぎさ。

(なぎさ)ん?自動着陸システム。便利でしょ。

(シア)鬼ですか?なぎささん(笑)
 
(フェロ)ほぅ……!見てて楽しかった?ねぇ、楽しかった??

(なぎさ)うん!すっごく(笑)みんな盛り上がって、今度面白いゲームしよってね?

 
 皆が一斉に目を逸らす。

(なぎさ)へっ?なんで?

(フェロ)なんで?って、アンタねぇ(怒)

(なぎさ)いや、やってみたいって言うから。
    それに僕らは使ってないよ?大体そのシステムって、負傷した時に無事着陸することを前提で付けてあるし。
    でないと上達せんやん。で、言うまで気付かんってことは、やっぱりボタンを分けた方がいいかもなぁ……
    左右対称で赤と一緒に青とかにしてつけるとか……
    でもそれじゃあ、間違えて先に違う方を押したらマズイしなぁ……
    要改善やな。どう思う?フェロ、やってみて……

(フェロ)うーん、確かにボタンが別れてたらわかりやすいけど、順番があるのよねぇ……
    ちょっと考える。

(なぎさ)頼むわ、それ経験したのフェロと椿やから。
    椿は……無理そうやな。

(ユエ)完全に失神してるわ(ため息)

 
 しばらくして椿が気がつく。

(椿・シナノ)う、うーん……

(シア)気がついた?

(椿・シナノ)は、はい。ごめんなさい。なんか足引っ張ってしまって。
      そんなつもりではなくて、あのその……

(なぎさ)わかってるって。この一件が終わったら、練習しような。

(椿・シナノ)はい!

(ユエ)椿、その喋り方がいい。前の喋り方は堅苦しくて嫌だった。

(椿・シナノ)そ、そうかな、いや、そうなんだ。わかった、じゃあ、これからはそうする。

(玲・アカギ)ギクッ、ま、マジか……

(雫・ヤマト)そ、そうなんだ。そうか、そうなんだ……

(玲・アカギ)ひょっとして、我らは……浮いてたというか、滑稽だった?

(シア)当たり前でしょ!なんか変にカッコつけて、周りを寄せ付けないぞ!
   崇高なる騎士はみたいな、なぁんかねぇ。

(雫・ヤマト)・・・・(ガクッ)

(玲・アカギ)っていうかぁ~、ウチらなんかバカみたいじゃね?テンション下げぇ~!!

(フィル)痛い。

(玲・アカギ)ぐはっ!

(ティオ)普通で良かろう、普通で。のう、なぎさ殿。

(三姉妹)それはいいんか!!

(なぎさ)別に普通じゃね?

(三姉妹)がーん(泣)

(なぎさ)まぁ、これから邪神討伐なんだから、SUN値の削りあいはやめようか(笑)

(ミヤビ)これから乗り込むんじゃから、気を引き締めて行こうぞ。

(なぎさ)ミヤビ、その喋り方は変(笑)

(ミヤビ)なんでじゃ!婿殿ぉ~!!(号泣)

(エンジェ)ブハッ!ごめん、我慢出来んかった。(爆笑)

 
 これから邪神討伐というのに余裕だな、おい。
 足元掬われんかったらいいけどな。

(ミヤビ)うわぁ、凄い臭いじゃ。

(シア)へっ?どこか?

(ミヤビ)婿殿!(涙目)

(なぎさ)はいはい(笑)

(ミヤビ)遊びすぎじゃぞ?婿殿!

(なぎさ)ごめん。

 
 一気に王宮突入。そこも凄惨な状況になっていた。

(エルム)        【エリアサモン】
    もう王宮内にグールは居ないわ。殲滅した。

(なぎさ)サンキュー、エルム。

(シア)邪魔者が居なくなって助かるです。

(ミヤビ)反応なんじゃが……無い。

(なぎさ)はあぁ?どっちの?

(ミヤビ)両方じゃ。両方とも反応が無い。

(ユエ)どうゆうこと?

(ミヤビ)反応が無いのじゃ。死んでいても反応はある。しかし、全く反応が無いのじゃ。

(リリー)しかし私たちの諜報では、地下室のような魔法で守られた部屋に退避した事までは掴んでいる。
    そこからの異変は無かった。

(なぎさ)じゃあ、他の側近というか、約束されたと思われる連中の反応は?

(ミヤビ)それと思われる反応はある。個人に絞ると反応が消える。

(なぎさ)ふぅ~ん……
    例のラノベの知識だと(笑)

(シア)出た!ラノベの知識!

(雫・ヤマト)それは?

(ミヤビ)婿殿のところであった、ライトノベルというジャンルの物語の知識じゃ。
    これがどうして、なかなか鋭いのじゃ。

(玲・アカギ)へぇ~。

(なぎさ)よくあるパターン。邪神が本人に憑依してる。
    で、神というぐらいだから、
    ○気配を消せる
    ○他の空間に転移して不意打ちを狙う
    ○既に探知外に転移して、体制を立て直す。
    かな。他にもあるかもやけど。

(椿・シナノ)なるほど。しかし他の空間への転移っていうのは考えもしなかったな。

(フェロ)たしかに、他はあり得るから思いつくけど、他の空間は流石にねぇ。

(エルム)なるほど。腐っても神!ってことですね。

(なぎさ)とりあえず行ってみよう、罠の可能性もあるから……

(ユエ)わかってるよ、なぎさ(微笑)

(シア)大丈夫です、心配しすぎです(微笑)

(なぎさ)あはは、ごめん。

(フィル)でもその気持ち、嬉しい。

(レム)なぎさは私が守る!(微笑)

 
 皆、気を引き締めて反応場所に向かう。
 やはりそこにはかなり密閉度が高そうな上、結界魔法と隠蔽魔法の重ね掛けがされていた。

(なぎさ)ミヤビ。

(ミヤビ)ここまで近づいたのに反応が無い。中での反応は別人じゃ、しかも動きが無いから死んでおるかも。

(シア)念の為、確認ですね。

(ユエ)下がって、吹っ飛ばす。
     【ライジングボム】

 
 良かった。雷竜だったら、消し飛んでたな。ん?それでも良かったか……

(ユエ)やっぱり、こっちの方が良かった。
      【雷竜】
 

 あぁ~、結局やるんですね。そんな気がした。やっぱ景気良くいこうってか。
 扉吹っ飛ばした後だけに、中で直接炸裂する。
 あぁ~、空が綺麗だなぁ……今日はいい天気だ、地下なのに空が良く見える。
 多分、地上の王宮は跡形もなく吹っ飛んでないか?
 雷竜は飛び込んだ後、天に昇って行ったよ?

(ミヤビ)反応が出た!地上じゃ、雷竜が昇って行った近くじゃ!

(なぎさ)よし!行こう!!

(なぎさ以外)了解!!

 
 地上に戻ると、そこに人が倒れていた。

(なぎさ)ミヤビ、反応は?

(ミヤビ)2つじゃ。間違いない。

(マクドル皇帝)ここ……

(なぎさ)まで来るとは大したものだ、

(シア)私が本気を出す時がくるとはなぁ。

(ユエ)喜べ、たっぷりいたぶって殺してやるかな。【雷……

(マクドル皇帝)うわー!!待て待て待て待て!!
       ワシまだ何も言ってないぞ!!
       こっちのセリフっぽいのを全部取っておいて、
       それでいきなり魔法ぶっ放す?
       無い無い無い無い、絶対無いわぁ(半泣)

(雫・ヤマト)何か言いたいことでもあるのか?

(マクドル皇帝)あるわ!口上ぐらい言わせろや!

(ユエ)言わせろや?(射殺す目)

(マクドル皇帝)えっ?あっ、その、言わせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?(怖)

(ティオ)で、何じゃ?

(マクドル皇帝)はっはっはっはっはぁ!私……

(なぎさ)は、このサスティナ帝国皇帝、マクドルである。

(シア)私は、神のご加護を授かり、この世界を統すべく選ばれし者、

(フィル)我にひれ伏し、崇めよ。

(ユエ)邪神なのに知らないなんて幸せね(笑)【雷……

(マクドル皇帝)わーわーわーわー!
       待って待って待って待って!何これ、新手のイジメ?
       って、何?えっ?邪神?えっ?

(ミヤビ)安心せい、完全に邪神に憑依されておる。既に乗っ取られておるじゃろ?(微笑)

(マクドル皇帝)なぁ~んだ、そう…………………………はぁ?(冷汗)

(玲・アカギ)貴様何やったかわかっているのか?
      帝都民を総グール化し、サンタナ帝国、エレノア共和国をも崩壊させ、
      その国民をもグール化してハイリヒ王国、自由都市アロンソ、フェアベルゲン自治区を同時侵攻。
    
(椿・シナノ)何考えてる!仮に世界制覇したとして、その後、どうやって統治するつもりなんだ?
      グールしか居ない世界を統治したかったのか?

(マクドル皇帝)はあぁ?
       いやたしかにグール化し、グール兵団は作ったが、総グール化など……
       そんなことをしたら、世界制覇した意味がない。

(エルム)でも、やっちゃってんだよねぇ。総グール化。
    それが自動的にグール兵団になってね。指揮官はアンデットだったよ。
   
(マクドル皇帝)・・・どういうことだ?どうなってる?

(なぎさ)まわり見て思わないのか?この状況、おかしいだろ。

(エンジェ)アンタは完全に乗っ取られてるね。
     神という何かに野心を突かれ、盲目になったか。
     まぁ、それが神でなく邪神だけどね。この世界を滅亡させる。

(マクドル皇帝)えっ?この世界を滅亡?
       それじゃあ、世界制覇は……

(ミヤビ)しても意味ないじゃろうのう。
    というか、お主、手遅れじゃぞ?わかっておろう。
    グールの件ではない、お主自身じゃ。

(エンジェ)契約したでしょ?邪神と。まぁいい。契約したよね、神と思った奴と。
     記憶が無いなら、いいように操られてもう手遅れになってるよ。
     まぁ、こんな戦争した時点で取り返しがつかないけどね。

(マクドル皇帝)えっ?じゃあ、私は……

(ユエ)頭までやられてる。洗脳よりタチが悪い。

(マクドル皇帝)クソクソクソクソ!何が世界制覇させてやるだ!何が覇王だ!単なる使い捨ての駒じゃないか!!
    
(なぎさ)安心しろ、アンタごと邪神を葬るから。ちょっとでも悔しいと思うんなら協力しろ。

(マクドル皇帝)嫌だ!絶対嫌だ!死にたくない!

(シア)と言われても、手遅れです(微笑)

(ユエ)安心して、痛くしないから(ニヤリ)

(フィル)心配ない。

(マクドル皇帝)この野郎!人……

(フィル)    【ライジングアロー】

(なぎさ)    【ライジングエリア】

(ユエ)       【雷竜】

 雷魔法の3連打。発動した者が者だけに、極大魔法クラスの破壊力。
 "ライジングアロー"で滅多刺し、それを"ライジングエリア"が包み込んで、"雷竜"が襲いかかる。
 しかも最後まで言わさないところが堪らなく鬼畜♡

(シア)あのぅ~。私が言うのもアレですが、皆さんいい感じで鬼畜ですよね(ぶっ!)

(ティオ)最後の言葉も言わせないところがのう(微笑)

(雫・ヤマト)ミヤビ殿、反応は。

(ミヤビ)あの中心に一つ、間違いなく邪神じゃのう。

(レム)みんな!臨戦体制です!

 
 凄まじい稲妻の中から、何かの気配が現れる。

(玲・アカギ)本命のお出ましだな。

(邪神)はっはっはっ!勇者……

(レム)オラッ!!

(シア)負けません!!

(雫・ヤマト)斬!

(玲・アカギ)はっ!

(椿・シナノ)フン!

(邪神)待て待て待て待て!お前ら待てや!!悪魔か?アンタらは!

(レム)手ごたえはあったんだけど。

(シア)そう、敢えてカウンター入れてみたし。

(雫・ヤマト)こっちは掠った程度しか感じなかった、すまん。

 
 玲、椿も頷く。

(邪神)人の話を……

(なぎさ)      【ファイアーアロー】

(フィル)      【ウィンドアロー】

 
 "ファイアーアロー"と寸分狂いなく"ウィンドアロー"が突き刺さりまくり、威力が増幅する。
 二人の共同作業に少々イラッとしたユエ、シア、フェロ、レム。
 見せますねぇ、お二人さん。あれ?こんな攻撃初めてじゃない?
 ひょっとして、二人の初めての共同作業?いやぁ~ん、メチャクチャ物騒♡

(邪神)頼むから待ってくれ!口上は諦める、せめて名前だけでも名乗らせてくれ(半泣)

(なぎさ)これは一気に畳み掛ける必要があるな。

(シア)しかも急所は一つじゃないですね。

(ユエ)大体わかった。

(雫・ヤマト)両手足と首の同時切断に合わせて頭を潰し、左右の心臓を突き刺す。

(玲・アカギ)8人同時攻撃。

(レム)頭潰すのは任せて。

(雫・ヤマト)じゃあ、私が首を斬る。

(玲・アカギ)右の心臓は私が。

(椿・シナノ)私は左の心臓を。

(フィル)右手は任せて。

(なぎさ)じゃあ、僕は左手を。

(ユエ)私は左足をもらうわ。

(ティオ)妾は右足じゃ。

(シア)じゃあ、ガード破りの背中からの一発は任せなさい!

(エルム)回復役は任せて、三人居るから。

 ミヤビ、エンジェも頷く。

(フェロ)最初にエナジードレインで動きを止めるよ。

(なぎさ)では、行くよ。シアのタイミングに合わせよう。

(シア)私はフェロさんに合わすね。

(フェロ)お任せ♡斬り込み隊長、いっきまーす!

 
 作戦は決まり、一斉に散ってタイミングを計る。
 もはや誰も邪神の声なんて聞いちゃいねぇ~(笑)

(邪神)聞け!我が名はシ……

(フェロ)   【エナジードレイン】

(邪神)うっ!

(フェロ)止めたぁ~!!!

(シア)NICEです!フェロさん!……せあっ!

(邪神)@/&¥%○〒〆*々!

(雫・ヤマト)斬!

(玲・アカギ)フン!

(椿・シナノ)はっ!

(レム)フンッ!

(フィル)   【ウィンドカッター】

(なぎさ)     【ウィンドカッター】

(ユエ)【ライジングカッター】

 
 ティオが右足を引きちぎる。
 あれ?フィルさん、なぎささん、気が合いますね?
 これ、後で事案にならないといいですね(笑)
 いや笑っちゃいかん、笑っちゃ(爆笑)

 断末魔が響きわたり、邪神(シ……)の姿が崩れていく。
 崩れ落ち、霧散した後に黒い玉が落ちた。

(エンジェ)よし!決まった!討伐成功だよ(ニヤリ)

(シア)この黒い玉は何ですか?

(ミヤビ)これは"核"じゃ。神類は倒されると、この様に玉になる。

(ユエ)死なないんだ。

(エンジェ)いや、そうじゃない。"死ぬ"じゃなく"消滅する"なんだ。
     みんなには悪いが、どう足掻いても神類は殺せない。だから、私たちが居る。
     こうやって倒してくれたら、この玉を天界に持って帰り、そこで裁かれる。
     黒だから消滅だね。
     倒された理由によっては白く輝く場合もある。所謂魔女狩りみたいな理由で倒された場合ね。
     その場合は、天界で蘇る。輝くのは……エフェクト(テヘッ)

 
 ミヤビ以外、思いっきりズッコケる。

(ミヤビ)いや、誰を倒したか、分からせるためじゃ。
    倒してはいけない相手を倒したな、神罰の覚悟はいいか!みたいな。
    邪神と一部の堕天使だけが倒されるとは限らぬのが世界じゃからのう。

(シア)一部の堕天使?ですか?

(エンジェ)そう"一部"の堕天使ね。堕天使が全て悪とは言えない。
     邪神みたいなことをするのも居れば、
     自ら堕天使となり、天界を去る者も居る。だから、"堕天使=悪"とはならないんだよ。

(なぎさ)ってことは?

(ユエ)ミヤビは邪神?(ぶっ!)

(ミヤビ)なんでじゃ!妾は堕神じゃ!ん?えっ?どうなるんじゃ?

(エンジェ)そりゃ、ミヤビは邪神でしょ!(ニヤリ)
     人に管理者押し付けて、自分だけこんなに楽しもうとするんだし(爆笑)
     でも、天界追放だったよね?それなら堕神だよ。
     でも、追放決定なのかな?なら、嫌だなぁ~。

(ミヤビ)そんなに妾の事が(涙)

(エンジェ)いや、単にムカつくだけ。自分だけ、これから楽しんで行くんだろうなぁっていうイラつきしか無い(ニヤリ)
     ま、とりあえずその黒いの、届けてくるわ。
     そうそう言うの忘れてだけど、みんなイレギュラーだから寿命はわかんないよ。
     不老にはなってるけど、不死ではないから、そこは気をつけて。
     じゃ、ちょっくら行ってくる。
     どうせ復興手伝うんでしょ?面白そうだから私もやるし(微笑)

 
 そう言うと、空の彼方に消えて行った。
 そして、そこには"あれ?お前は?"という、不思議そうな目でミヤビを見る者たちが残っていた。

(ミヤビ)ちょ、ちょっと待つのじゃ。なにその"なんでお前居るの?"みたいな目で見るのじゃ?
    やめてくれんか(涙目)

(なぎさ)いやなんでって、ついて行かなくていいのかなぁって。

(ユエ)報告する必要は無いの?

(ミヤビ)あ、あぁ、今はもうエンジェが管理者だからのう。

(なぎさ)でも天界追放になった理由って、ひょっとして僕じゃないか?

(ミヤビ)そうじゃったかのう?忘れたわ。
    それより、妾はここからが楽しみなんじゃ!!討伐は成功した。世界は救った。
    ということはじゃ(嬉目)

(シア)悠々自適で自由な生活!チート三昧、自重無し!楽しく幸せな生活!ですよね!!(悦目)    

(レム)やったぁ~!!なぎさとあんな事やこんな事して色々作るんですよね!!(輝く目)

(ティオ)なぎさ殿のチートの本領発揮じゃな!

(フェロ)なんでもお手伝いしますよ、旦那様(ワクワク)
 
(フィル)なぎさと私。幸せな生活(嬉目)

(なぎさ)あははは(大汗)あまりハードル上げないで(涙目)
    でも、色々やろう!みんな力を貸して!お願い!

(なぎさ以外)はい!喜んで!!

(雫・ヤマト)あっ!そうだ!なぎさ殿の得意な属性は火と雷だよね?

(玲・アカギ)そう言えば、それ以外を使ってるところは見たことは……

(椿・シナノ)でも、トドメの時って風魔法でしたよね?"ウィンドカッター"って。
      確かフィルさんも同じ"ウィンドカッター"だったから……

(エルム)前からずっと気になってたけど、なんか特別な関係じゃなくて?
    あんな大事な場面で、わざわざ風魔法を使うなんて。

(フィル)なぎさと特別な関係(照)

 
 フィルさん、そこで照れて大丈夫です?

(フェロ)ん?レムはなんとも思わないの?

(レム)私となぎさは特別な関係。私の為に身体の骨を全て超合金に変えてくれたんだもん(照)

 
 レムさん、だから今、照れて、大丈夫ですか?

(フェロ)あぁ、そう言えば、反応遅れて即死トラップにやられた時、身体張って助けてくれたっけ。
    しかも命をかけて。ミヤビですら取り乱して魔法発動出来なかったし(照)

 
 フェロさん、自爆というか、思い出して照れてますが……よだれ垂れながら。
 いやだから、砂糖吐きそうな雰囲気を三人も作っちゃって、大丈夫ですか?マジで(怖)

(なぎさ)ちょっと待って!(焦)特別な関係はちょっと置いといて、
    全属性って知らなかった?
    大体、普段から色々なの使ってるやん。
    それと同時攻撃だから火は避けるし、硬直の恐れのある雷も避けるでしょう。
    すぐ横の心臓への攻撃もあるんだし。
  
(シア)特別な関係は否定しないんですね?(ニヤリ)

(なぎさ)あぁ、否定はしない。みんなとは特別な関係になってもらえるって思ってるし(照)

(ユエ)なぎさ、卑怯。そんな事言われたら、何も言い返せない(照)

(なぎさ)だから、今からさせて欲しい事がある。時間くれるかな?

(フェロ)姦りたいのね、姦られたいじゃなくて(笑)……えっ?あ、ごめんなさい(しゅん)

 
 なぎさはまず、ユエの前に跪き、指輪を出した。

(なぎさ)ユエ、一生大切にするから、結婚してください。

(ユエ)・・・ズルいよ、こんなの(涙目)私からプロポーズしたのに……
   末長くよろしくお願いします。旦那様♡

 
 次はシアの前に、ひとりづつして行くのだ。

(なぎさ)シア、

(シア)はい!末長くよろしくお願いします。もう、なぎささんったら、今更ですよ(涙笑顔)

(なぎさ)ティオさん、

(ティオ)なんじゃ、なぎさ殿は形式にこだわるんじゃのう。
    妾から求婚したではないか(微笑)もちろん、YESじゃ(涙目)

(なぎさ)フェロ、

(フェロ)なんだ水臭いなぁもう。助けてくれた時からベタ惚れって言ったじゃん。
    あんな事されたら、サキュバスでも勝てないよ(涙笑)

(なぎさ)雫・ヤマトさん、

(雫・ヤマト)おっと、なぎさ殿?それ以上は言わせないよ。
      今からは騎士としてじゃなく、なぎさの人生の騎士となろう。近衛のな(笑顔)

(玲・アカギ)雫姉、なんか上手く言った感ありありのドヤ顔だが(笑)
      騎士はごめんだ、私は妻になる。なぎさ殿、いや、なぎさ、末長くよろしく頼む(照笑)

(椿・シナノ)もう、お姉ちゃん達はなんでカッコつけたがるかなぁ(ため息)
      なぎささん、剣しか取り柄のない私だけど、末長くよろしくお願いします(照)

(なぎさ)ありがとう。こちらこそ、末長くよろしくお願いします。雫さん、玲さん、椿さん(涙笑)
    フィル、絶対幸せにするから、結婚してください。

(フィル)出会った時から、私はなぎさのもの。私こそよろしくお願いします(微笑み)

(なぎさ)エルム、

(エルム)私、回復魔法が得意なんだけど(微笑)なぎさには回復役が必要よね?バカだし(笑)
    放っておくと、何するかわからないし。
    だから、私がなぎさの人生の回復役になるね(ニヤリ)

(なぎさ)ありがとう。末長くよろしくお願いします。
    レム、幸せにする、だから、

(レム)はい♡よろしくお願いします。
   私の為に身体中の骨を作り変える人なんて、そんなの惚れない方がどうかしてるよ(照)
   だから、私をお嫁さんにして(照)なぎさの背中は私が守る!(キラキラした目)

(なぎさ)ありがとう。僕の方こそお婿さんにして。末長くよろしくお願いします。う?

 
 あの、レムさん?そこまで喜んでくれるのは非常に嬉しいんですが……
 指輪が……グニャって、あの、それ、ミスリルとアザンチウムの合金なんですけど…
 "テラヒール"と"聖璧"をエンチャントしてますけど……
 骨、よく無事だったよな、厚みの問題か?"聖璧"は発動しなかったのか?
 発動してなおそれ?マ・ジ・か(怖)
 片手で握りしめただけですよね(ゾクッ)

(レム)あっ!……ど、どうしよ、どうしよ!(半泣)

(なぎさ)大丈夫だよ、レム。ちゃんと予備があるから。今度、改良したのを改めて作るから。

 
 そう言って、もうひとつ指輪を出して薬指に嵌めてあげた。

(レム)ありがとう!なぎさぁ~!!(感涙)
 

 よかったよかった。ん?あれ?なんでみんな指輪外すの?その笑顔、怖いんですけど(怖)
 それから、ひとりづつ指輪を嵌めさされ……ゲフォゲフォゲフォ……(違)
 ひとりづつ指輪を嵌めてあげました(怖)

(なぎさ)リリー、

(リリー)あぁ、私も自由に生きるって決めたんだ。リムルやライム達も居るしね。

(なぎさ)そうか……じゃあ、元気でね。

(リリー)えっ?あ、あぁ、いつかまた、どっかで会ったらな(微笑)

(なぎさ)あぁ、そうだね。身体には気をつけて。無茶しないでね。

(リリー)なぎさがそれ言うか?(笑)

(なぎさ)あははは(涙笑)

 
 そして、颯爽とリムル達を連れて、去って行った。
 寂しいが、仕方ない。みんな自由だ。好きに生きなきゃ意味が無い。
 今回の件でハイリヒ王国に居る限り、身の安全は保障されるはず。
 いや、されなきゃおかしい。
 されなかったら、今度はハイリヒ王国と事を構える。
 そんな事を考えながら、リリー達を見送った。

(シア)なぎささん?

(なぎさ)あっ、ごめん、ちょっとセンチになってたわ(涙笑)

(ユエ)心配しなくても大丈夫よ。なんかあれば、必ず駆けつける、でしょ(微笑)

(なぎさ)あぁ、そうやよ。
    そろそろ王都に戻ろうか?

(ユエ)そうね。あっ!でも……

(シア)そうですよ!!これ、ある意味凱旋ですよ!特に諜報活動等の功労者はリリーさん達じゃないですか!

(なぎさ)あっ!そうやん!どうする?いや、どうしたらいい?(焦)

 
 その頃

(リムル)いいんですか?リリー様。

(ライム)我々のことは気にしなくていいんですよ?我々は我々でやっていきますし。
   
(リリー)あ、あぁ、まぁ、しかし、お前たちのことも気になるしなぁ。
   
(ライム)では、こう考えてはどうでしょう。
    リリー様がなぎさ様とご結婚されることで、我々スライムの地位も向上しますし、存在価値も認められる。
    特に今回は諜報分野での活躍は無視できるものではない。
    となれば、我々もあの迷宮生活を終えることが出来る。
    良いこと尽くめだと思うのですが……
    そうすれば我々は諜報機関を立ち上げ、ハイリヒ王国にとって必要不可欠な存在になるのでは?

(リムル)それに第一、リリー様はなぎさ様とご一緒になりたいのでしょう?
    我々も、なぎさ様達のその先を見たいですし、楽しみたい。
    ならば、表に出る必要があるじゃないですか。
    それとも、カッコつけただけに引っ込みがつかなくなったとか?(笑)

(リリー)あのなぁ~!!
    たしかに一緒に居たいよ。その先を楽しみたいよ!
    正直、そこまで考えてなかったことは認める。
    でもなぁ~、ああ言った手前、どうしたらいいか……
    まぁ、分体は仕込んでおいたから、どんな話してるか全部わかるけど。

(ライム)なら、どうにでもなるのでは?
    またいつか、どこかで会えば。ですよね。
    今夜、なぎさ様の寝室で会えば。で良いのでは?

(リリー)そんなのアリなの?

(リムル)アリですね。で、どこに分体仕込んだんです?

(リリー)えっ?アナルと膀胱。

(リムル&ライム)あぁ~(どん引き)
 

 とまぁ、今後のことなど色々考えていた。
 さぁ、どんな動きがあるのやら。

 一方なぎさ達は。

(なぎさ)困ったなぁ……
    リリー達を探しに行こう。

(ティオ)妾はあまり気が進まんがのう。

(なぎさ)えっ?

(ティオ)ああやって去って行ったのじゃ。あまり表に出たく無いのじゃろう。
    そういう経験があるだけにのう。
    それに仲間達のこともあるじゃろうし、本人に任せるしか無かろう。
    自由に生きると言ってたのじゃ、その気になれば王都でバッタリとかもあるかものう。

(なぎさ)そっかぁ~、そうかもな。本人のしたいようにしなきゃ意味ないよね。
    じゃ、王都に戻ろう。

(ミヤビ)ゴホン。あーあー婿殿?

(なぎさ)どうした?ミヤビ。

(ミヤビ)いや、だからじゃのう。妾は、

(なぎさ)ミヤビ、今までありがとう。忘れないよ。ね、みんな。

(一同)うん!(笑顔)

(ミヤビ)そ、そうか。いやいや……違~~う!なんでじゃ!なんで妾は……

(なぎさ)えっ?だってミヤビはエンジェと一緒に天界に帰るんでしょ?

(ミヤビ)嫌じゃ!妾は帰らぬ!絶対帰らぬ!帰ってたまるか!
    しかも妾は天界追放じゃ、帰る必要はないわ。

(なぎさ)ほんとに追放なん?それって……

(ミヤビ)そうじゃ、いや、そうじゃなくてじゃな、その、なんと言うか、のう……
    というか、妾から天界を出てやるわ。いわゆる堕神じゃ!
    あんな暇でつまらんとこなど帰ってたまるか!
    約束したではないか、その先を見せてくれると(涙目)

(なぎさ)えっ?あぁ、だから、管理者として天界から……

(ミヤビ)嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!妾も一緒に楽しむのじゃ!
    だから、のう。妾も娶るのじゃ。
   
(なぎさ)あ、あぁ、なら……
 

 と、言うと、首輪を出して嵌めてあげた。

(ミヤビ)やったのじゃ!って、違うわぁ~!!なんで妾だけ首輪じゃ!

(なぎさ)えっ?間違えた?

 
 みんなを見ると首を振る。

(ミヤビ)なんでじゃぁ~!!何故納得なんじゃ!!そんな意地悪するなら、チート取り上げてやるのじゃ!

 
 すると、無言で雫、玲、椿が剣を抜く。ユエとなぎさは魔法を発動させる。
 ティオ、エルムはユエに、シア、フィル、フェロ、レムはなぎさに寄り添う。
 ユエとなぎさは向かい合う。

(ミヤビ)お、お主ら、何やってるのじゃ?

(なぎさ)チート無いなら意味がない。

(ユエ)こんなクソ世界に価値は無い。

(シア)私たちはなぎささんと寄り添うし。

(フェロ)私も死ぬなら、なぎさと寄り添いたい。

(フィル)私はなぎさのもの、最期までなぎさと一緒。

(レム)一緒に死ぬなら、なぎさしか居ない。

(ティオ)妾もそうしたいが、ひとりに偏ると負担がのう。

(エルム)だから私はユエさん側に。

(ユエ)なぎさは私たちに"煉獄"を撃つ。同時に私はなぎさ達に"神雷"を撃つ。

(なぎさ)ユエ、それは違う。僕も撃つのは"神雷"だよ。せめて最期の魔法は同じにしよう。

(ユエ)それなら。

 
 ユエ達はなぎさとひとつになり寄り添う。雫達も剣を納め、なぎさ達に寄り添う。

(ユエ)同じ魔法なら、一緒に居ても大丈夫。良かった(笑顔)

(なぎさ)じゃあ、パワーは任せて、束ねるから。コントロールをお願い。(微笑)

(ユエ)誰に言ってるの?絶対外さないわ(微笑み)

 
 魔力がどんどん増えていく。光の色が変わっていき、白く輝きだした。

(ミヤビ)わーわーわーわー。待つのじゃ!待ってくれ!いや、待ってください、お願いします。
    ウソです、冗談です。そんな事はしないのじゃ!ほんとじゃ!信じてたもう!信じてたもう。
    そうじゃ!これで信じてくれるか?これで信じてくださいお願いします。

 
 白く輝いていた光が金色に変わる。それと、下から上だったのが上から下になった。

(一同)うん?何これ?何この感じ?

 
 各々がステータスを表示して見比べる。
 それは…………凄まじい事になっていた。
 基本スペックはなぎさと同じ。
 回復魔法は習得済み。
 生活魔法、再生魔法等、基礎的な魔法は全て修得。
 各々の特性や特技が極めに極めた匠のレベル。
 後は本人の希望で、他の特技を修得し放題。
 例えば、なぎさが雫達から剣を習うと、必ず匠の領域まで成長することを保障している。みたいな。
 しかも、限界突破可能(指南役:エンジェ)という記載まで。

(ユエ)何これ?

(ミヤビ)お詫びじゃ。妾の出来る限界のお詫びじゃ。これで天界追放決定じゃ。
    だから死なないでたもう。消えないでたもう。
    そして、このチートを使って一緒に楽しい生活してたもう(半泣)

(シア)はいはい、分かりました。ではそうしましょ。

(なぎさ)しかし、ミヤビも大概やな(苦笑)でもそんなに嫌なんか?

(ミヤビ)そうじゃ。ただ見守るだけ。そんな退屈な場所じゃ。
    今まではそれが普通だったが、こんな楽しい生活したら、誰があんな生活に戻りたいと思う?
    それほど違うのじゃ。
    それに、それが出来たのも婿殿のおかげ。
    まさか出て来いと言われるとは思わなんだ。
    最初は"なんだコイツ"だったが、それがこれじゃ。大当たりじゃ!
    楽しい!面白い!こんな生活知ったら帰れるか。
    色が無い世界から、色鮮やかな世界に来た様な感じじゃ。この生活は続けたい。
    だから、お願いじゃ、妾も娶ってたもう。

(なぎさ)ミヤビの力は落ちたりしないのか?

(ミヤビ)それは大丈夫じゃ。唯一、不死ではなくなるぐらいで特に問題ない。

(なぎさ)ならよかった。じゃ、結婚しようか。

(ミヤビ)ありがとうなのじゃ、婿殿!(号泣)

(フィル)凄いボーナスもらった。なぎさGJ(ボソっ)

(なぎさ)ということで、王都に今度こそ戻ろう。

 そう言うと、飛行船を出し、王都に向けて出発した。



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