異世界で通販を使って成り上がる

なぎさセツナ

文字の大きさ
29 / 57

椿とお茶会、米の品種改良への挑戦そして魔動車

しおりを挟む
結構頻繁に来る椿。

(早乙女 椿)
師匠、今度お茶会しませんか?(上目遣い)

(ナギサ)
今してるよね(ジト目)

(椿)
別に良いじゃないですか、師匠。

(ナギサ)
そんな事より、領地経営は順調か?

(椿)
うーん、なんとか……
やっぱり心配してくれてるんだ、師匠。

(ナギサ)
いや、全然。

(椿)
師匠!(涙目)

(ナギサ)
こっちも行き来が激しいからね。

(椿)
元の世界にも行ってるんですか?

(ナギサ)
だから……いや、どの元の世界?

(椿)
私の居た世界です。

(ナギサ)
あゝ、行きたくないけど行ってる。
あっちでしか遊べない物もあるやん、それを強請られてね。
毎回、資金調達が大変だよ。

(椿)
なんでです?

(ナギサ)
あの世界では貧民だ、財産は無い。
それに死んでる。

(椿)
あゝそうか……死んじゃったら、無いですよね。

(ナギサ)
椿は大丈夫か?
口座とか。

(椿)
給与口座だから大丈夫です。

(ナギサ)
まぁ、出来れば全額引き出すか、解約勧められたらした方が良いね。

(椿)
なんでです?師匠。

(ナギサ)
そのうち休眠口座、長期間取り引きの無い口座もかな、口座管理手数料を取るって話がある。
あっちにも行く気もあるなら整理した方が良い。
それに"不老"なだけに、本人かどうか疑われたりしたら面倒だ。

(椿)
そうなんですか!
早速行って来よう。

(ナギサ)
戻る気もあるんだ。

(椿)
分かんないです。
でも選択肢は多い方が良い。

(ナギサ)
その代わり、身分証明書は使えなくなるよ。

(椿)
えっ?……あっ、歳か……たしかにあり得ない状態になったら無理ですよね。

(ナギサ)
そういう事、行き来なら問題ない。

(椿)
そっか……分かった、師匠。


しばらくして、空いた時間に戻り、口座は解約し、身辺整理をした椿。
不要な物は売り捌いて現金化したとか。

(椿)
師匠、整理して来ました。

(ナギサ)
そりゃ良かった。

(椿)
お気に入りのは持って来ました。


そう言うと、キャリーバッグを見せた。

(ナギサ)
なんで?"ストレージ"あったでしょ?

(椿)
あっ……ああぁぁぁっ!!(涙目)

(ナギサ)
まぁ、あっちのは目立つし、服関係はこっちでも売れるなら作ろうって商人達と話してるから。

(椿)
お気に入りのワンピース……入りきれなかった服と化粧品……ぬいぐるみ……推しグッズ……(涙)

(ナギサ)
まぁ、時間が合えば、ついて行ってやるよ。
資金調達もしてやる。

(椿)
師匠!!(輝く目)

(ナギサ)
仕方ないな(ため息)

(椿)
結婚してください!!

(ナギサ)
嫌だ!

(椿)
即答!!(半泣)


ナギサの方はというと、順調そのもの。
娯楽の新規投入などで莫大な財産を築いていく。
そこで第二弾、治癒院への補助金による負担額の引き下げ、入院できる病院、終の住処の老人院を作った。
これは所得により一部負担があるが、今まで看病や介護で諦めていた低所得者、貧民が劇的に救われた。
ナギサはあくまで貧民、そして低所得者に限定していた。
お金があるなら自分でどうぞ、だ。
そこからこぼれ落ちた者達を救って回った。
だからと言って、貴族や金持ちを無視したりはしない。
救う価値のある者は救って回った。
それだけに、救われない者は何かあるのでは?という噂が立つ事もあった。
脛に傷がある者は、目立って救いを求めなきゃいけないようにならない為にも気をつけたとか。
救いを求めて断られたら、取り返しのつかない傷が家名につくからだ。

(キリア)
忙しいな、お前。

(ナギサ)
なんかねぇ~。
じゃあ、遊びに行くの、やめようか。

(キリア)
なっ!それはそれ、これはこれだ。
お前にも休む日が要る。

(ナギサ)
本音は?

(キリア)
お前が居なきゃ、ファミレスに行けない!あっ……

(ナギサ)
コンビニは?

(キリア)
もちろん行く!

(ナギサ)
食い物ばっかだな(苦笑い)

(キリア)
あんな美味いもん食ったら、当然通うだろ!

(ナギサ)
専門店連れて行ってないけどな。

(キリア)
それも行くぞ!

(ナギサ)
意外と焼き肉や焼き鳥はあまりなんだな。

(キリア)
いや、美味い!
だが、なんでもあるコンビニやファミレスに比べたら、なんつう~か、ワクワクしない。
麺類も美味いんだが、見た目があまり変わらんからなぁ……

(ナギサ)
見た目が欲しいのか。

(キリア)
いや、そうじゃない事もないが、同じならびっくりする仕掛けが欲しい。

(ナギサ)
なるほど。


なら、美味しくて楽しめそうな店を探すかと思ったナギサだった。
店のコンセプトで面白そうなのがオドロキドンキーだなとか考えていた。
実際、連れて行ってみた。

(キリア)
なんだこれ、洞窟か?

(王都ギルド職員 アンナ)
というか、ジャングルだね。

(ナギサ)
このお店のコンセプトはそれなんだ。

(キリア)
へぇ~、面白いな。


そして席につくと、名物のメニュー表を見る。

(キリア)
なんだこれ!デケェ~な(笑)

(王都ギルド職員 アンナ)
なんか面白い、ギルドの食堂もこんな感じにしたら面白いかも。


いや、ギルドの食堂なら邪魔なだけだと思います。

(キリア)
いろんなハンバーグがあるな。
俺は……このデミグラスソースってのにしよう。
これはオレらの世界にもある、味の違いをみたい。

(王都ギルド職員 アンナ)
私はこのパイナップルが乗ってるのにするわ。
お肉とフルーツの組み合わせなんて面白そう。

(ナギサ)
ボクは玉子ハンバーグにしよう。


メニューが届く。

(キリア)
美味ぇ~な、やっぱ、この世界のは違う。

(ナギサ)
そんなに違うか?

(キリア)
オレが食った事のあるヤツは、もっと味が薄い。
これは濃くて美味い!パンが進むぜ!

(ナギサ)
米は食べないんだな?

(キリア)
あゝ?まぁ、なんつう~か、パンの方が好きだな。
しかも、この世界のパンは柔らかくて美味い!
色んなのがあるし、飽きねぇ~よ。
飯につくパンだけでも何種類あるんだって感じだしな。

(ナギサ)
そうか。

(王都ギルド職員 アンナ)
私は両方ね。
ご飯はこっちのは数段美味しい。
けど、軽く済ませたい時はパンかな。

(ナギサ)
向こうでも品種改良して、実現しようよ。

(王都ギルド職員 アンナ)
そうよね。


農家に頑張ってもらおうと思うナギサだった。
とりあえず資料を集め、現地語に翻訳した物を持ち帰る。
ここでも魔法炸裂、一瞬で終わった、便利だな、おい。
それを持って、まずはロロア魔王国に。
国上げてやっている為、やりやすい。

(ロロア魔王国魔王 カイン・ロロア サキュバス)
あの米がもっと美味しくなるんですか。

(ナギサ)
そうだよ。


ナギサは炊飯器でブランドの定番、"コシヒカリ"を炊いた。

(カイン・ロロア)
これは!

(ナギサ)
かなり変わるでしょ。
これが今手に入る最新かな。

(カイン・ロロア)
これを庶民が……

(ナギサ)
いえ、これは特別高いです。
同じ種類でも少し下がるのがあります。
炊き方次第というのもあるんですが。


そう言って、スーパーで手に入る新米の"コシヒカリ"を炊いた。

(キリア)
充分美味ぇ~ぞ。

(ナギサ)
これだよ?


スーパーで並んでたパッケージを見せる。

(キリア)
マジか、見直したわ。

(ナギサ)
さっきのはコレ。
これはお米屋でしか手に入らない高品質なの。

(カイン・ロロア)
これを作るんですか。

(ナギサ)
はい、こだわる貴族向けと庶民向けに。
後、こんなのもあります。

(キリア)
なんだ?どう違うんだ?

(ナギサ)
これはブレンド米。
色んな米を混ぜて安くしてある。
これも出すつもり。


これも炊く。

(カイン・ロロア)
たしかに味が違います。
最初のが一番美味しいのはそうですが、これも大丈夫です。

(ナギサ)
炊き方次第で変わりますから、作る人にもかかってきます。
今は同じ魔動具で炊きましたから。
それに、料理によっては最高級品が良いとは限りませんから。

(キリア)
知ってるぜ。
知り合いの屋台のオッサンが、味を出す為にワザとランク落としたりするって言ってたからな。

(ナギサ)
そう、それそれ。


という事で農業専門科の研究室に資料を持って行く。

(教師 狐獣人)
これはシルフィア様。


狐獣人の教師が跪く。

(ナギサ)
これを実現したいんだけど、可能かな?

(教師 狐獣人)
はっ、拝見させていただきます。


資料に目を通す狐獣人の教師。

(教師 狐獣人)
これをですか……いえ、必ずなんとかしてみせます!

(ナギサ)
ありがとう、皆んなで美味しいご飯を食べよう。
しかし、無理しないで。
この世界でも数十年かけてたどり着いた結果だから。

(教師 狐獣人)
そ、そのような貴重な資料を!

(ナギサ)
使えるものは使って、良い物を作ろう(微笑み)

(教師 狐獣人)
はい!


その日から、研究室を上げて研究が開始された。
ナギサは当然、クラン王国にも持って行く。

(ナギサ)
どう?

(ギルド御用達商会ラミング商会商会主 グレン・ラミング:男)
これは凄いですな、このような物をどこで……いや、ナギサ様なら不思議ではないですな。

(ナギサ)
因みに、数十年の研究の成果だから、すぐに出来るとは思ってないよ。
徐々に目指そうよ。

(商会主 グレン・ラミング)
という事は、今、物は手に入ると。

(ナギサ)
入るけど、作れなかったら続かないよ?

(商会主 グレン・ラミング)
た、たしかに……
贈答品にとか。

(ナギサ)
どうだろ?
商人目線ではどうです?

(商会主 グレン・ラミング)
そう……ですねぇ……難しいですなぁ……
今すぐ贈答品にというのはインパクトは絶大です。
後々、これに追従した物が出回ると触れ込む事で注目は浴びます。
ただ、この資料通りの物がなかなか出来なかった場合、話題性が……

(ナギサ)
諦めムードで飽きられる?

(商会主 グレン・ラミング)
その恐れがあるんですよ。


これはラミング商会グループ全体で話し合いになった。
守りに入るか賭けに出るか。
その気になればいつでも可能とナギサが言った為、余計に激論となった。
しかし、最終的には時期早々、目処がついてから至高の贈答品として小出しで混ぜた方が良いとなった。
やはり中央の目があるからだ。
ナギサを国に取られたら、今までのような商売は無理だ。
ナギサも国に関わる気が無い。
となれば、焦りは禁物となった。
試食品はナギサが用意したので、余計にそうなった。
そこにロロア魔王国から連絡がきた。
"ボールベアリング"が完成したと。
ナギサはすぐロロア魔王国に行き、技師と会う。

(技師 狐獣人)
できました!"ボールベアリング"!

(ナギサ)
早速、馬車と自転車に装備した新型を出そう。

(技師達)
はい!

(商人 狐獣人)
これでまた一儲けですな(ニヤッ)

(ナギサ)
ですね(ニヤリ)
で、"ボールベアリング"ができたので、魔動車をやりましょう。

(商人 熊獣人)
あの"魔動車"ですな。

(ナギサ)
はい。


技師達が集まる。
まずはクラン王国で完成している魔動車を出す。

(ナギサ)
これの製作に入りましょう。


技師達が集まり、入念にチェックしていく。
バラせるように数台出したナギサ。

(技師 狼獣人)
これまたやり甲斐があるなぁ。

(技師 犬獣人)
凄い技術だが、今の俺らに出来ねぇ~事はなさそうだ。

(技師 鬼族)
この封印されたのは何だ?

(ナギサ)
それ、特殊な安全装置。
脳しんとう、骨折はしても、絶対死なないように特殊な魔法陣を組み込んであるから。
事故の時、これが作動しなかったら、乗ってる者が死ぬ。

(技師 狐獣人)
それ、絶対手をつけたらアカンやつだ!


ナギサは"世界の自動車カタログ"と"自動車の仕組み"の本をポチッて配った。

(技師 熊獣人)
ほ、本!しかも色が付いてる!!(驚)

(ナギサ)
それはまた次の機会に。

(商人 狐獣人)
いや、大発明ですぞ!
こんなに薄い紙、しかも色まで付いているなんて!

(ナギサ)
ここまで薄くするのは相当です。
もう一つの世界、クラン王国も作れていません。

(商人 狐獣人)
女神様の世界にあると。

(ナギサ)
はい、こんな感じで。


適当に、本やノートなど紙類をポチッた。

(商人 狐獣人)
これは凄い!

(ナギサ)
まだまだ様子を見ましょう。
紙は高価、だから本は高い、よって貴族の財力の証。
これを利用した商売がありますから。

(商人 狐獣人)
なんと!

(ナギサ)
今は魔動車に集中しましょう。


そう言って魔動車に集中させた。

(技師 鬼族)
色んな型があるな。

(ナギサ)
それを各工房のオリジナルで作って欲しいんです。
種類が増えると選ぶ楽しみもあるし、複数台所有したくもなる。

(技師 犬獣人)
"えんじん"ってのが魔動システムだろ?
絵によって、場所が違うんだが。

(ナギサ)
それが醍醐味なんだ。
それにより、動きが少し変わる。
レースなんかしたら面白いよ。
運転手の好みで選べるから。

(技師 猫獣人)
動く車輪も違うんだ。

(ナギサ)
そう、だからレースが面白くなる。

(技師 馬獣人)
ひょっとして、このゴツいのみたいに数増やしても良いとか。

(ナギサ)
良いよ。
その代わり、提供する魔動ユニットは1つ。
力が同じだけに、軽いと速いし重いと遅い。
それがレースの種類によって有利不利が出る。
レースの内容をどう見極めるかも問題になるよ。
見本出すね。


そう言って、一般車から各種競技車を一通りポチッた。
軍用の特殊車は出さなかったが、作業用のはポチッた。

(商人 熊獣人)
色々ありますなぁ……

(ナギサ)
あると便利そうなのも出したから。
工事とかね。

(商人)
しかし、これをヒントにレースはできないものかと。

(ナギサ)
できるよ、色んなルールで縛れば良いから。

(技師 狐獣人)
しかし、足回りは見た事がねぇ~な。

(ナギサ)
それ、多分、"ダブルウィッシュボーン"だよ。
それを最終進化型にしたい。


そう言って"ダブルウィッシュボーン"の見本をポチッた。

(技師 蛇獣人)
いきなりは投入しないんですか?

(ナギサ)
まずは"リッジドサス"。
馬車に投入するのと同時に"ダブルウィッシュボーン"と考えてるんだ。

(商人 熊獣人)
2回狙うわけですな(ニヤリ)

(ナギサ)
そう(ニヤリ)


というわけで、まずは"リッジドサス"の魔動車の製作に入った。
クラン王国の見本がある為、比較的早く出来上がる。
早速土地を確保し、サーキットを作った。
"ル・マン"の中に"インディ"を作り、隣りに"鈴鹿"と"富士"、"モナコ"を作った。
分かりやすい"インディ"でテストをする。
治癒室には治癒士も配置し、"ヒール"が"テラヒール"になるように魔法陣を刻む。

(ナギサ)
さて、テストといこう。

(キリア サキュバス)
俺に任せろ!


そう言うと、勝手に乗り込むキリア。

(ナギサ)
じゃあ、気をつけて、死なないように。

(キリア)
えっ?安全だよな?

(ナギサ)
それを含めてのテストだよ。

(キリア)
・・・。


降りようとするキリアを押し込み、ナギサが乗り込む。

(キリア)
おい、降ろせ!

(ナギサ)
ヤダ、いってきまぁ~す!


発進させたナギサ。

(キリア)
降ろせえぇぇぇっ!!!死にたかねえぇぇぇっ!!!(絶叫)


無常にもキリアを乗せた魔動車はテスト走行に入る。

(キリア)
あれ?思ったより速かねぇ~な。

(ナギサ)
怖いもん(涙目)

(キリア)
あのな。

(ナギサ)
今んとこ順調やな、速度上げるか。


徐々に速度を上げるナギサ。

(キリア)
お、おい、なんか不安定だぞ!

(ナギサ)
まぁ、今の技術じゃこんなぐらいかな。


車に乗った事があるだけに、最高速度は低いのは体感してるが、跳ねる揺れるで信じられない挙動が怖い。
だが、じゃじゃ馬を乗りこなすような楽しみもある。

(ナギサ)
次は安全性だな。

(キリア)
安全性?

(ナギサ)
今から壁に突っ込む!

(キリア)
・・・は?


ナギサは魔動車を降りた。

(ナギサ)
じゃ!


そのまま動き出す魔動車。

(キリア)
お、おい……

(ナギサ)
誰か乗ってなきゃデータが取れないよ。
大丈夫、脳しんとうと骨折はしても死なないから。

(キリア)
ちょっと待て!

(ナギサ)
多分そのはず、だと思う!

(キリア)
多分って何だよ!思うってどういう事だよ!!

(ナギサ)
大丈夫、やったら分かる!

(キリア)
やってからじゃ手遅れじゃねぇ~か!!(叫ぶ)

(ナギサ)
頑張れぇ~!!

(キリア)
嫌だああぁぁぁっ!!


手を振って見送るナギサ。
そのまま速度が上がり……

(キリア)
ぎゃああぁぁぁっ!!(絶叫)


キリアの絶叫と共に壁に激突した魔動車。
ぐしゃぐしゃに潰れた魔動車から、失神したキリアが運び出される。

(ナギサ)
どうかな?
 【診断】
なるほど。
 【テラヒール】

(キリア)
うっ……ううっ……はっ!!

(ナギサ)
はぁ~い♡キリア♡

(キリア)
はぁ~い♡じゃねぇ~!!!

(ナギサ)
やっぱ死ぬな。

(キリア)
殺すな!!

(ナギサ)
あの安全装置が無いと。

(キリア)
生きてたのか?

(ナギサ)
残念ながら……

(キリア)
なんでだよ!!

(ナギサ)
狙い通り、脳しんとうと命に関わらない骨折、大成功!

(キリア)
どこがだよ!!

(ナギサ)
全くの無傷は緊張感が無い。
逆手に取って無茶無謀をしかねない。
適度な大怪我、完璧な治癒で安全は保証する。

(キリア)
ま、まぁ、そう言やぁ~そうだわな。

(ナギサ)
魔動車も壊れるようになってるし、修理も買い替えも必要なようにしてある。
整備も必要だしね。

(キリア)
金のなる木か。
お貴族からしたら財力誇示にもってこいか。

(ナギサ)
そういう事。


初代魔動車が完成した、後は生産に入るだけ。
いくつか工房が担当する事になった。
とりあえず、FF、FR、MR、RRの4種類を頼み、先では4WDの製作もお願いした。
とりあえずはこの、サーキット走行の魔動車だ。
仕組みの資料は配り、各々デザインを期待してると伝えた。
まぁ、"世界の自動車カタログ"を渡してある。
それを参考にカッコいい魔動車が出来上がるのを期待するナギサだった。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~

於田縫紀
ファンタジー
 図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。  その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。

【完結】テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。

秋田ノ介
ファンタジー
  88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。  異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。  その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。  飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。  完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。  

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

処理中です...