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なぎさセツナ

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廃神殿ダンジョン本格調査

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半年ほどして、ダンジョンの様子を調査してくれとギルド連絡があった。

(ナギサ)
面倒くせぇ~。
適当に報告しとくか。

(キリア サキュバス)
調査しろよ、他の冒険者の命がかかってるじゃねぇ~か。

(ナギサ)
他の冒険者が猪木?

(キリア)
命だよ!猪木って誰だよ!!

(ナギサ)
仕方ないなぁ……キリアも行くよね?

(キリア)
なんでだよ?

(ナギサ)
記録係が要るやん。

(キリア)
仕方ねぇ~なぁ。

(ナギサ)
いざとなったら逃げるから。

(キリア)
いざとなったら助けろよ!

(ナギサ)
頑張って!

(キリア)
やだよ!お前が頼りだよ!!


そう言うと、例の廃神殿に行く。

(キリア)
コレが問題の廃神殿か?

(ナギサ)
うん。
キリアのお墓にはぴったりでしょ。

(キリア)
なんでだよ!今から潜るんだろ!縁起悪ぃ~よ!!


ダンジョン調査を開始するナギサとキリア。

(ナギサ)
今のところ、極端に強い魔物は出てないな……
まぁ、9階層づつ切り替わる感じかな?

(キリア)
そうなのか?

(ナギサ)
さぁ?

(キリア)
さぁって何だよ!真面目に調査しろよ!

(ナギサ)
10階層のダンジョンと比較して、1階層の魔物が9階層づつ居る感じかな?
コレはある意味、稼ぎやすいかも知れんけど、間引きが大変かも。

(キリア)
獲物がたくさん居る分、間引きも大変か。

(ナギサ)
これ、階層ごとに転移魔法陣設置した方が良いかな?
1階層レベルが9階層まで、みたいな。

(キリア)
間違って潜り過ぎないようにか?

(ナギサ)
というか、緊急避難兼実力のある冒険者のスキップの為。
皆んな1階層からスタートって大変でしょ。
実力のある冒険者には早く潜って間引きして欲しいやん。

(キリア)
それもそうだな。

(ナギサ)
そっちはどうしてるん?

(キリア)
冒険者パーティーが集まって、"クラン"って組織作って、レベルに応じて潜る。
地上からは"クランの拠点"まで補給物資を運び、獲物は地上に運ぶっていうピストン輸送してるな。
流石に単独では無理だしな。
まぁ、基本、報酬は働きに応じてもらえるが、その分け前で揉めてクラン崩壊なんてよくあるな。
間に合わない場合は騎士団が潜るから、スタンピートに間に合わねぇ~事は無いはずだが、まぁスタンピートはよく起こるっつうか、起こりやすい。
ただ、起こっちまうと、騎士団が出る。
狩りまくられて獲物が減る。
だから冒険者の食い扶持が減る。
クランが減れば、死なない程度なら報酬が増えるってなるから、まぁなんとかなってる。

(ナギサ)
なるほどな。
しかしこっちは初の100階層だ、何か対策は要るだろうね。
まず、その"クラン"っていうのが無い。

(キリア)
なら、なんか手を打った方が良いかもな。

(ナギサ)
ランク別にショートカット作るか。


そう言うと、ナギサは途中から9階層づつ転移魔法陣を設置していった。
上層階は帰りにやるつもりだ。

(ナギサ)
さて91階層やね。
ここまでは同じや。
問題はこの先か。

(キリア)
って事は、アレが最深部の魔物だったのか?

(ナギサ)
そうだね。


更に潜って行くナギサとキリア。

(ナギサ)
うーん、新ダンジョンと同じだな。
潜るほどデカく強くなる。
大体2階層毎の区切りか。
ってなると、99階層と100階層が同じになる。
ダンジョンボスの二段構え?

(キリア)
いや、そりゃあ無ぇ~だろ。
普通、ダンジョンボスはダンジョンに一つだ。


進んでみると……

(ナギサ)
なるほど、97階層から99階層が一纏めか。

(キリア)
だろ?ダンジョンボスが2頭なんてありえねぇ~。
ダンジョンボスが複数になったら、間違いなくスタンピートだからな。

(ナギサ)
で、問題のダンジョンボスはと……


100階層に到達したナギサとキリア。

(キリア)
やっぱドラゴンだな。
しかも成竜だ、これ厄災級だぞ。

(ナギサ)
やっぱ、深いだけあるな。

(キリア)
成竜は危険だ。
属性を持つ場合が多い。
で、突然変異はヒュドラだ。
そうなりゃ国難級だ、国、滅ぶぞ。

(ナギサ)
となると逃げ一択!

(キリア)
戦えよ!お前なら倒せるよ!!

(ナギサ)
えぇぇぇっ!!!こんなか弱い……

(キリア)
嘘つけぇ~!


調査を終え、帰りに転移魔法陣陣を設置していなかった階層に設置してギルドに戻った。

(クラン王国王都クラン ギルドマスター ミレンナ:男装)
どうだった?

(ナギサ)
世の中、知らない方が幸せな事もあるよ(微笑み)

(王都ギルドマスター ミレンナ)
調査した意味無ぇ~だろ!


ナギサはダンジョン内部の状態を報告し、区切り毎に転移魔法陣を設置した事を報告した。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
そりゃ助かる。
ランク毎に最速で潜れるな。
で、地上はどこに設置した?

(ナギサ)
えっ?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
意味無ぇ~だろ!
どうやって潜って、どうやって帰るんだよ!

(ナギサ)
根性?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
できるかぁ~!!で、なんで疑問形だよ!!

(ナギサ)
いや、どこが良いんかなと。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
入り口だな。

(ナギサ)
ギルドの?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
なんでギルドなんだよ!
ある意味最速だがな!


という事で、廃神殿の入り口近く、管理しやすい場所に設置した。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
どう繋いだんだ?

(ナギサ)
えっ?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
繋いで無ぇ~のかよ!意味無ぇ~だろ!!

(ナギサ)
いや、癒し?芸術作品。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
要らねぇ~よ!

(ナギサ)
じゃあ、消すね。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
それは要るだろ!ちゃんと繋げよ!!


という事で、転移魔法陣を繋いだ。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
で、どうやって区別するんだ?

(ナギサ)
信じれば救われる?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
救われねぇ~よ!って疑問形やめろよ!!

(ナギサ)
ここにギルドカードを乗せるんだ。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
で、転移するのか!

(ナギサ)
いや、重さがわかる!

(王都ギルドマスター ミレンナ)
意味無ぇ~だろ!!

(ナギサ)
全員が魔法陣に入る。
そうすると、全員のギルドカードを魔法陣が読み取る。
パーティーだとパーティーランクを確認するから、1パーティー毎に乗ってね。
それに相応しい階層に転移される。
まぁ、魔力は魔導士20人分もあれば大丈夫だ。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
意味無ぇ~よ!動かねぇ~よ!!

(ナギサ)
魔素を魔力に変換する"無限変換システム"を組んである。
魔素がある限り、魔力切れはない。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
しれっとアーティファクト作んなよ!

(ナギサ)
要らない?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
要る!要る!ありがたく使わせてもらいます!
で、緊急事態はどうすりゃ良いんだ?
無理にでも潜らなきゃいけねぇ~時は?

(ナギサ)
えっ?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
えっ?

(ナギサ)
願えば叶う!

(王都ギルドマスター ミレンナ)
叶わねぇ~よ!!

(ナギサ)
ギルドが特殊カード出してよ、緊急用の。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
あゝ、分かった。

(ナギサ)
そしたら1人づつ転移できるから。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
最初のヤツが死ぬわな。

(ナギサ)
じゃあ、100人にする?
詰めて乗れば……

(王都ギルドマスター ミレンナ)
どうみても乗れねぇ~よ!!

(ナギサ)
そこは根性で……

(王都ギルドマスター ミレンナ)
できねぇ~よ!!

(ナギサ)
大きくしても場所取るよ?
普段どうする?
しかも中の魔法陣はダンジョンだけにスペースが無い。
まぁ10人がいっぱいいっぱいかな?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
そうなるか……いや、そうなるよな。

(ナギサ)
詰めて乗れば……

(王都ギルドマスター ミレンナ)
乗らねぇ~よ!先で詰まっちまうよ!!


という事で、10人用の転移魔法陣にした。

(ナギサ)
最深部直通も繋いだから。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
えっ?

(ナギサ)
だから、最深部直通。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
最深部って事はダンジョンボスか。
ボスはなんだ?

(ナギサ)
なんだと思う?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
ぬがああぁぁぁっ!!

(ナギサ)
属性も持つだろうスライム。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
は?

(ナギサ)
じゃなくて……

(王都ギルドマスター ミレンナ)
さっさと言え!!

(ナギサ)
属性も持つ……ドラゴンの成竜。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
は?

(ナギサ)
うっそぉ~!

(王都ギルドマスター ミレンナ)
びっくりしたな!おい!

(ナギサ)
と言いたいが、ホント。
突然変異したらヒュドラだって。

(キリア)
ドラゴンの成竜が突然変異したら、ヒュドラって知らないのか?

(王都ギルドマスター ミレンナ)
は?(冷汗)

(キリア)
常識だぞ?
ドラゴンの成竜ですら厄災級だ、ヒュドラとなると国難級だ。
アレが出た時は国が滅んだ。
まぁ、こっちの世界での記録だがな。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
いや、ヒュドラなら普通にそうだろう。
あんなもん、地上に出てきたら、堪ったもんじゃない。
その前に魔物が押し上げられて溢れる。
そこにドラゴンの成竜だ?ヒュドラだ?
普通に滅ぶわ。

(ナギサ)
頑張ってね。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
お前がな。

(ナギサ)
その時はロロア魔王国に行くから。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
行くなよ!戦ってくれよ!お前が頼りだよ!!

(ナギサ)
怖いもん(涙目)

(王都ギルドマスター ミレンナ)
皆んなそうだよ!死にもの狂いだよ!!

(ナギサ)
じゃあ、その時は足舐めてね。

(王都ギルドマスター ミレンナ)
舐めるよ!足でもちん●でもケツの穴でも舐めてやるよ!!(涙)


どさくさに紛れて凄い約束をしたミレンナ。
ギルマスだけに必死だな。


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