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あの国
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あの国では、あの"北条寺なぎさ"が御堂夫人とやってくると聞き、
大騒ぎになる。
(あの国国王 M)
"北条寺なぎさ"だと?
"御堂なぎさ"ではないのか?
(あの国宰相 M)
はい、"北条寺なぎさ"です。
なんでも、御堂夫人を母と慕い、
御堂夫人も娘と可愛がる仲だとか。
しかも、"北条寺なぎさ"は、北条寺グループの御子息の夫人。
この先、御堂グループと北条寺グループの橋渡し役を担う方だとか。
我が国の関係で言うと。他にも、早乙女グループ、剣城グループ、二階堂グループ、
浜崎グループ、琴音財団、白米財団、西成財閥、神崎財閥、神宮寺財閥、西園寺財閥、
との橋渡し役でもあると。
他にも、大企業、財団、財閥、グループとの橋渡し役であるという情報を掴んでおります。
(あの国国王 M)
・・・は?
(あの国宰相 M)
ですから、扱いを間違えると、我が国は……
(あの国国王 M)
ほ、崩壊する。
大騒ぎになっているとは知らず、快適な空の旅を楽しむ御堂夫人となぎさ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
もう、お母様ったら、自分で食べれますよ(照)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
そう言わずに、ねっ、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
はいはい、お母様、あーん♡
砂糖吐きそう……
あの国の領空に入ると、即、空軍の戦闘機が隊列をなして護衛に付いた。
哨戒機までいるぞ。
(北条寺なぎさ MtF)
お母様、なんか大変な事になってません?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ん?あらあら(笑)
(御堂夫人専属メイド 山階 ミーシャ 男装)
御堂夫人、哨戒機より連絡がありました。
我々が先導すると。
"今のところ、武装ゲリラの反応はないので安心してください。"
とのことです。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
そう、分かったわ。
(北条寺なぎさ MtF)
えぇぇぇっ!!!それで済むんですか?お母様!
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ええ、なぎさちゃんを運ぶ時も空軍機が護衛に付きましたからね。
今回ほどではないけど、数機が付きましたからね。
(北条寺なぎさ MtF)
さいですか(汗)
そのまま空港に先導され、空軍機は一斉に散開する。
着陸態勢に入るなぎさ機、
無事着陸すると、歓声が上がる。
(北条寺なぎさ MtF)
ホントになんか、大変な事になってますよ、お母様。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
気にしない。
国賓なら当たり前よ。
(北条寺なぎさ MtF)
あっ!そうか、そうだった。
プライベートジェットが駐機場に止まる。
後ろからリムジンが降ろされ、搭乗口の近くに止まる。
タラップが接続され、赤絨毯が敷かれる。
搭乗口が開き、SPやメイドが降りて安全を確保する。
なぎさがSPにお姫様抱っこされ、搭乗口に現れると、大歓声と共に君が代が流れ、日の丸が掲揚される。
国家斉唱が終わると、タラップを抱かれたまま、SPやメイドに囲まれて降りていく。
リムジンに乗り込み、先導車に付いて移動を開始する。
まるでパレード、歓迎ムード一色だった。
道の両脇では、日の丸、御堂家と北条寺家の家紋の手旗が振られていた。
このまま、手続き書類を渡す為に、一旦日本大使館に入り、すぐ出てくる。
そして、車列は王宮に入り、迎賓館の前で止まる。
車椅子が用意され、なぎさが降ろされる。
それに続いて御堂夫人も降りる。
(あの国国王 M)
お身体の方はいかがですか?なぎさ様。
(神流なぎさ MtF)
立つにはまだまだですが、元気にしています。
(あの国国王 M)
それは良かったです。
御堂夫人、ご機嫌麗しゅう。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
そうね、ただ、なぎさちゃんの足と左腕がね。
このまま動かないようなら、切断して義足と義手になるかもしれないわ。
(あの国国王 M)
えっ?そ、そんなに……
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
1年半が経ちましたが、まだこの状態です。
立って歩くには、義足もやむおえなしという感じですね。
(あの国国王 M)
なっ、なんと……(絶句)
胃に穴が開くほどのストレスがかかる国王。
周囲に明るく振る舞うなぎさを見て、それが余計に酷くなる。
(あの国国王 M)
ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい。
(あの国宰相 M)
そんなことになれば、どんな報復をされても文句は言えない……
その後、晩餐会が行われ、王族との親睦会が行われた。
(あの国王子 男装)
なぎさ様はMtFなのですね、私は男装なんですよ。
他は見た目どうりなんですが(苦が笑)
(北条寺なぎさ MtF)
やはり、差別偏見ですか。
(あの国王子 男装)
そうですね、理解は無いですね。
私が王子のおかげで徐々に理解はされて……
(北条寺なぎさ MtF)
いけば良いなと。
(あの国王子 男装)
はい……
(北条寺なぎさ MtF)
法律を制定しないのですか?
王政なら出来ると思いますが。
(あの国王子 男装)
親の理解も浅いですから、
僕が国王になったら、真っ先に手を付けようと考えています。
(北条寺なぎさ MtF)
是非、実現させてくださいね。
この国には、あまり期待できないと思うなぎさだった。
そんなつまらない事で、非人道的な行為をし、人材を捨てる国の将来は暗いと。
無難に親睦会をこなし、帰り支度に入る、せめて1泊と言われたが、
なぎさの体調を理由に断った。
これが更に国王達を追い詰める結果となる。
"王族は何かした"
"体調を理由に帰らなければならないほどの扱いをした"
"我が国の医療機関は信頼されていない"
"未だに御堂病院すら手を焼く状態にしか回復していない"
"このままでは、御堂グループの援助は受けられないのではないか?"
そこへ、
"なぎさ様が関与しているのは、我が国に支援している日本の財閥、財団、グループ全て"
という情報が流れ、混乱が起こる。
"全てが援助を中止したら、我が国は崩壊してしまう。"
という情報が流れたからだ。
これは原因を作った武装ゲリラに矛先が向いた。
体制反対だろうが、なんであろが、
"武装ゲリラの襲撃"が原因であるとニュースが流れたからだ。
と、同時に
"現地法人に手を出したら終わる"
という情報も流れた為、なんとか被害は少なくて済んだが、
一時避難を余儀なくされる事態になった。
(北条寺なぎさ MtF)
お母様、大変な事になってますけど、大丈夫じゃないですよね。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
気にしなくて良いわ。
これが上手く行くと、今以上に良い条件で取り引きできるか、
イメージアップに繋がるから、先行投資よ。
(北条寺なぎさ MtF)
それなら良かったです。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
いきなり手のひら返しみたいに"国賓で招待"したのが悪いんだから。
(北条寺なぎさ MtF)
あゝ……
大騒ぎになる。
(あの国国王 M)
"北条寺なぎさ"だと?
"御堂なぎさ"ではないのか?
(あの国宰相 M)
はい、"北条寺なぎさ"です。
なんでも、御堂夫人を母と慕い、
御堂夫人も娘と可愛がる仲だとか。
しかも、"北条寺なぎさ"は、北条寺グループの御子息の夫人。
この先、御堂グループと北条寺グループの橋渡し役を担う方だとか。
我が国の関係で言うと。他にも、早乙女グループ、剣城グループ、二階堂グループ、
浜崎グループ、琴音財団、白米財団、西成財閥、神崎財閥、神宮寺財閥、西園寺財閥、
との橋渡し役でもあると。
他にも、大企業、財団、財閥、グループとの橋渡し役であるという情報を掴んでおります。
(あの国国王 M)
・・・は?
(あの国宰相 M)
ですから、扱いを間違えると、我が国は……
(あの国国王 M)
ほ、崩壊する。
大騒ぎになっているとは知らず、快適な空の旅を楽しむ御堂夫人となぎさ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
もう、お母様ったら、自分で食べれますよ(照)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
そう言わずに、ねっ、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
はいはい、お母様、あーん♡
砂糖吐きそう……
あの国の領空に入ると、即、空軍の戦闘機が隊列をなして護衛に付いた。
哨戒機までいるぞ。
(北条寺なぎさ MtF)
お母様、なんか大変な事になってません?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ん?あらあら(笑)
(御堂夫人専属メイド 山階 ミーシャ 男装)
御堂夫人、哨戒機より連絡がありました。
我々が先導すると。
"今のところ、武装ゲリラの反応はないので安心してください。"
とのことです。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
そう、分かったわ。
(北条寺なぎさ MtF)
えぇぇぇっ!!!それで済むんですか?お母様!
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ええ、なぎさちゃんを運ぶ時も空軍機が護衛に付きましたからね。
今回ほどではないけど、数機が付きましたからね。
(北条寺なぎさ MtF)
さいですか(汗)
そのまま空港に先導され、空軍機は一斉に散開する。
着陸態勢に入るなぎさ機、
無事着陸すると、歓声が上がる。
(北条寺なぎさ MtF)
ホントになんか、大変な事になってますよ、お母様。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
気にしない。
国賓なら当たり前よ。
(北条寺なぎさ MtF)
あっ!そうか、そうだった。
プライベートジェットが駐機場に止まる。
後ろからリムジンが降ろされ、搭乗口の近くに止まる。
タラップが接続され、赤絨毯が敷かれる。
搭乗口が開き、SPやメイドが降りて安全を確保する。
なぎさがSPにお姫様抱っこされ、搭乗口に現れると、大歓声と共に君が代が流れ、日の丸が掲揚される。
国家斉唱が終わると、タラップを抱かれたまま、SPやメイドに囲まれて降りていく。
リムジンに乗り込み、先導車に付いて移動を開始する。
まるでパレード、歓迎ムード一色だった。
道の両脇では、日の丸、御堂家と北条寺家の家紋の手旗が振られていた。
このまま、手続き書類を渡す為に、一旦日本大使館に入り、すぐ出てくる。
そして、車列は王宮に入り、迎賓館の前で止まる。
車椅子が用意され、なぎさが降ろされる。
それに続いて御堂夫人も降りる。
(あの国国王 M)
お身体の方はいかがですか?なぎさ様。
(神流なぎさ MtF)
立つにはまだまだですが、元気にしています。
(あの国国王 M)
それは良かったです。
御堂夫人、ご機嫌麗しゅう。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
そうね、ただ、なぎさちゃんの足と左腕がね。
このまま動かないようなら、切断して義足と義手になるかもしれないわ。
(あの国国王 M)
えっ?そ、そんなに……
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
1年半が経ちましたが、まだこの状態です。
立って歩くには、義足もやむおえなしという感じですね。
(あの国国王 M)
なっ、なんと……(絶句)
胃に穴が開くほどのストレスがかかる国王。
周囲に明るく振る舞うなぎさを見て、それが余計に酷くなる。
(あの国国王 M)
ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい。
(あの国宰相 M)
そんなことになれば、どんな報復をされても文句は言えない……
その後、晩餐会が行われ、王族との親睦会が行われた。
(あの国王子 男装)
なぎさ様はMtFなのですね、私は男装なんですよ。
他は見た目どうりなんですが(苦が笑)
(北条寺なぎさ MtF)
やはり、差別偏見ですか。
(あの国王子 男装)
そうですね、理解は無いですね。
私が王子のおかげで徐々に理解はされて……
(北条寺なぎさ MtF)
いけば良いなと。
(あの国王子 男装)
はい……
(北条寺なぎさ MtF)
法律を制定しないのですか?
王政なら出来ると思いますが。
(あの国王子 男装)
親の理解も浅いですから、
僕が国王になったら、真っ先に手を付けようと考えています。
(北条寺なぎさ MtF)
是非、実現させてくださいね。
この国には、あまり期待できないと思うなぎさだった。
そんなつまらない事で、非人道的な行為をし、人材を捨てる国の将来は暗いと。
無難に親睦会をこなし、帰り支度に入る、せめて1泊と言われたが、
なぎさの体調を理由に断った。
これが更に国王達を追い詰める結果となる。
"王族は何かした"
"体調を理由に帰らなければならないほどの扱いをした"
"我が国の医療機関は信頼されていない"
"未だに御堂病院すら手を焼く状態にしか回復していない"
"このままでは、御堂グループの援助は受けられないのではないか?"
そこへ、
"なぎさ様が関与しているのは、我が国に支援している日本の財閥、財団、グループ全て"
という情報が流れ、混乱が起こる。
"全てが援助を中止したら、我が国は崩壊してしまう。"
という情報が流れたからだ。
これは原因を作った武装ゲリラに矛先が向いた。
体制反対だろうが、なんであろが、
"武装ゲリラの襲撃"が原因であるとニュースが流れたからだ。
と、同時に
"現地法人に手を出したら終わる"
という情報も流れた為、なんとか被害は少なくて済んだが、
一時避難を余儀なくされる事態になった。
(北条寺なぎさ MtF)
お母様、大変な事になってますけど、大丈夫じゃないですよね。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
気にしなくて良いわ。
これが上手く行くと、今以上に良い条件で取り引きできるか、
イメージアップに繋がるから、先行投資よ。
(北条寺なぎさ MtF)
それなら良かったです。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
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(北条寺なぎさ MtF)
あゝ……
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