33 / 36
第86話 「外の世界へ」
しおりを挟む
スカートめくりの写真を送ることは、
私の中で、
すっかり日常になっていた。
羞恥も、
快感も、
すべてひとつになって、
私を支配していた。
そんなある日。
彼から、
ふと、新しいメッセージが届いた。
「ナナ、そろそろレベル上げよか。」
胸がざわついた。
──レベル、上げる?
そのあとに続いた指示を見て、
私は、
思わずスマホを握りしめた。
「今日、外で撮れ。」
──外で。
家の中じゃない。
誰に見られるかわからない場所で。
「学校の帰り、どこでもええ。
人気ないとこ探して、
スカートめくった写真、送れ。」
文章だけなのに、
彼の声が脳内で響くようだった。
怖かった。
誰かに見られたらどうする。
捕まったらどうする。
そんな理性が、
必死に私を引き止めた。
でも、
同時に。
──ゾクゾクする。
そんな自分が、
確かに存在していた。
心臓がドクドクと跳ねる。
制服の下、
肌がじんわり熱くなる。
私は、
スマホを見つめたまま、
しばらく動けなかった。
でも。
──断れるわけがないやん。
私は、
彼の”もの”なんやから。
夕暮れの帰り道。
少し外れた小道。
人気のない公園の隅。
周りを何度も確かめて、
私は震える指で、
スカートの裾を持ち上げた。
冷たい空気に、
太ももがさらされる。
カシャ。
小さなシャッター音が、
やけに大きく響いた。
心臓が、
耳元で鳴っていた。
すぐに、
彼に送った。
「送りました……」
指先が、微かに震えていた。
数秒後、既読。
「いい子やな。」
たったそれだけの返信。
でも、
それだけで、
私はすべて報われた気がした。
震える太ももも、
止まらない鼓動も。
全部、
彼に見られるためなら、
どうでもよかった。
──もっと、見てほしい。
──もっと、命令してほしい。
その欲望は、
もう止められなかった。
家に帰る道すがら、
私は、
誰にも見られていないのに、
誰かに見られている気がして、
身体が火照っていた。
羞恥と恐怖と快感。
その全部が、
私を飲み込んでいった。
晒すことでしか、
私は呼吸できなかった。
この先、
どんな命令が待っているかも知らずに。
でも、
私はもう、
彼の命令を疑うことも、
拒むこともできなかった。
──つづく。
私の中で、
すっかり日常になっていた。
羞恥も、
快感も、
すべてひとつになって、
私を支配していた。
そんなある日。
彼から、
ふと、新しいメッセージが届いた。
「ナナ、そろそろレベル上げよか。」
胸がざわついた。
──レベル、上げる?
そのあとに続いた指示を見て、
私は、
思わずスマホを握りしめた。
「今日、外で撮れ。」
──外で。
家の中じゃない。
誰に見られるかわからない場所で。
「学校の帰り、どこでもええ。
人気ないとこ探して、
スカートめくった写真、送れ。」
文章だけなのに、
彼の声が脳内で響くようだった。
怖かった。
誰かに見られたらどうする。
捕まったらどうする。
そんな理性が、
必死に私を引き止めた。
でも、
同時に。
──ゾクゾクする。
そんな自分が、
確かに存在していた。
心臓がドクドクと跳ねる。
制服の下、
肌がじんわり熱くなる。
私は、
スマホを見つめたまま、
しばらく動けなかった。
でも。
──断れるわけがないやん。
私は、
彼の”もの”なんやから。
夕暮れの帰り道。
少し外れた小道。
人気のない公園の隅。
周りを何度も確かめて、
私は震える指で、
スカートの裾を持ち上げた。
冷たい空気に、
太ももがさらされる。
カシャ。
小さなシャッター音が、
やけに大きく響いた。
心臓が、
耳元で鳴っていた。
すぐに、
彼に送った。
「送りました……」
指先が、微かに震えていた。
数秒後、既読。
「いい子やな。」
たったそれだけの返信。
でも、
それだけで、
私はすべて報われた気がした。
震える太ももも、
止まらない鼓動も。
全部、
彼に見られるためなら、
どうでもよかった。
──もっと、見てほしい。
──もっと、命令してほしい。
その欲望は、
もう止められなかった。
家に帰る道すがら、
私は、
誰にも見られていないのに、
誰かに見られている気がして、
身体が火照っていた。
羞恥と恐怖と快感。
その全部が、
私を飲み込んでいった。
晒すことでしか、
私は呼吸できなかった。
この先、
どんな命令が待っているかも知らずに。
でも、
私はもう、
彼の命令を疑うことも、
拒むこともできなかった。
──つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる