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【第39話】 「命令、こなかった日。──それだけで、身体が勝手に反応してた」
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その夜、彼女は
ただいつも通り、テレビを見ていた。
私は床に膝をつき、
彼女の横顔を見つめて待っていた。
“いつものように”──命令が来ると思って。
でも、
何も言われなかった。
10分経っても、彼女は無言だった。
30分、ただ画面を見て笑っていた。
私の頭の中では、
「なにか失敗したのか」
「期待に応えられてなかったのか」
そんな思考が巡る。
でも、違った。
ただ、**“命令がないだけ”**だった。
けれど、
“命令がない”という状況そのものが、
いちばん深い支配だった。
「なにか言ってほしい」
「命令されたい」
「私を“使って”ほしい」
そう思っていることが、
すでに服従の証だった。
ふいに、彼女が飲みかけのグラスを置いた。
その音に、私の身体がピクリと反応する。
──命令じゃないのに。
たったそれだけで、
脚がかすかに開きかけた。
気づかれたら恥ずかしい。
でも、気づいてほしい。
“命令がないこと”が、
自分をいちばん従わせている──その証明を。
彼女は、ちらりと私を見た。
そして、ひとことも言わずに、微笑んだ。
それだけで、
私の下着がひんやり濡れていく。
「今日、なんも言うてへんよな」
「でも、ミオは勝手に“待って”、勝手に“反応してる”」
「ねえ、それってもう、
命令もいらんレベルまで来たってことやん?」
「むしろ、“命令がない日”が、
一番深く染みてるって、わかる?」
私は頷いた。
“従いたい”じゃない。
“従ってないと怖い”。
その境地に立っていることを、
彼女はちゃんと見抜いていた。
「なにもしない日、
なにもしないでいてくれる子って──いちばん信じられるよな」
「だって、
“放置”がいちばんエグい命令やのに、
それすら従ってるんやから」
私は、泣きそうだった。
でも涙は出なかった。
代わりに、
喉の奥が熱くなって、
“しゃべりたい”衝動がこみ上げてきた。
でも、それすら我慢した。
「話したら壊れる」
それも、彼女から教えられた“無言のルール”だったから。
ただいつも通り、テレビを見ていた。
私は床に膝をつき、
彼女の横顔を見つめて待っていた。
“いつものように”──命令が来ると思って。
でも、
何も言われなかった。
10分経っても、彼女は無言だった。
30分、ただ画面を見て笑っていた。
私の頭の中では、
「なにか失敗したのか」
「期待に応えられてなかったのか」
そんな思考が巡る。
でも、違った。
ただ、**“命令がないだけ”**だった。
けれど、
“命令がない”という状況そのものが、
いちばん深い支配だった。
「なにか言ってほしい」
「命令されたい」
「私を“使って”ほしい」
そう思っていることが、
すでに服従の証だった。
ふいに、彼女が飲みかけのグラスを置いた。
その音に、私の身体がピクリと反応する。
──命令じゃないのに。
たったそれだけで、
脚がかすかに開きかけた。
気づかれたら恥ずかしい。
でも、気づいてほしい。
“命令がないこと”が、
自分をいちばん従わせている──その証明を。
彼女は、ちらりと私を見た。
そして、ひとことも言わずに、微笑んだ。
それだけで、
私の下着がひんやり濡れていく。
「今日、なんも言うてへんよな」
「でも、ミオは勝手に“待って”、勝手に“反応してる”」
「ねえ、それってもう、
命令もいらんレベルまで来たってことやん?」
「むしろ、“命令がない日”が、
一番深く染みてるって、わかる?」
私は頷いた。
“従いたい”じゃない。
“従ってないと怖い”。
その境地に立っていることを、
彼女はちゃんと見抜いていた。
「なにもしない日、
なにもしないでいてくれる子って──いちばん信じられるよな」
「だって、
“放置”がいちばんエグい命令やのに、
それすら従ってるんやから」
私は、泣きそうだった。
でも涙は出なかった。
代わりに、
喉の奥が熱くなって、
“しゃべりたい”衝動がこみ上げてきた。
でも、それすら我慢した。
「話したら壊れる」
それも、彼女から教えられた“無言のルール”だったから。
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