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【第48話】 「もう一度、“従うふり”から始めてって言われて──わたしはゼロになった」
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「ねえ、ミオ」
朝、彼女がコップを洗いながら、ふとこっちを見た。
「今日から、ちょっとだけ“新人さん”に戻ってみよか」
「“全部わかってるミオ”じゃなくて、
“まだ慣れてなくて、おずおず従ってるミオ”」
「演じてってわけちゃうよ」
「“ふり”からやり直すことで、また感じられることってあると思うねん」
私は、少しだけ頷いた。
ほんの数日前まで、
“触れられても感じない身体”になっていた自分が、
また“快感を取り戻したい”と願っている。
ならば──
ゼロからやり直すことは、怖くなかった。
むしろ、それすら彼女に“許されてる”ことが、嬉しかった。
夜。
彼女は私に、初めての頃と同じ命令を出した。
「ミオ、そこに立って。背筋伸ばして」
「わたしの声だけ聞いてな」
「……震えてるの、ちゃんと見せて」
私はゆっくり立ち上がり、
不慣れなふりをして視線を伏せた。
でも内心では、
**“震えるように震える”**自分が、愛おしかった。
「ミオ、そんな顔して。
“命令に逆らえないの、まだ怖いです”って顔」
彼女の声が耳に届くたび、
私の股間が熱を帯びていく。
もう“全部わかってる”はずの自分が──
いま、あえて“何も知らないふり”で興奮している。
それは倒錯だった。
でも、彼女の命令があれば、
その“嘘のふり”すら、真実に変わっていく。
彼女は近づき、
私の唇に指を添えて言った。
「震えながら、わたしのこと“怖いです”って、目で言ってみて」
私は見上げる。
昔みたいに、おそるおそる。
けれど、演技ではなかった。
──そうやって、もう一度“支配される自分”に戻っていけることが、
嬉しくてたまらなかったから。
「ミオ、今日の“ふり”──めっちゃかわいかった」
「また一から“従う練習”してもええなあって、思ったわ」
彼女は私の髪を撫でながら、
最後にこう囁いた。
「ねえ、ミオ。
最初の頃のほうが、実はエロかったよね」
「“わからんまま従う”って──いちばん、エモいから」
私は目を閉じながら頷いた。
そして心の中で思っていた。
「また壊れてもいいから、
もう一回、“一から従いたい”って思えるの、
この人だけや──」と。
朝、彼女がコップを洗いながら、ふとこっちを見た。
「今日から、ちょっとだけ“新人さん”に戻ってみよか」
「“全部わかってるミオ”じゃなくて、
“まだ慣れてなくて、おずおず従ってるミオ”」
「演じてってわけちゃうよ」
「“ふり”からやり直すことで、また感じられることってあると思うねん」
私は、少しだけ頷いた。
ほんの数日前まで、
“触れられても感じない身体”になっていた自分が、
また“快感を取り戻したい”と願っている。
ならば──
ゼロからやり直すことは、怖くなかった。
むしろ、それすら彼女に“許されてる”ことが、嬉しかった。
夜。
彼女は私に、初めての頃と同じ命令を出した。
「ミオ、そこに立って。背筋伸ばして」
「わたしの声だけ聞いてな」
「……震えてるの、ちゃんと見せて」
私はゆっくり立ち上がり、
不慣れなふりをして視線を伏せた。
でも内心では、
**“震えるように震える”**自分が、愛おしかった。
「ミオ、そんな顔して。
“命令に逆らえないの、まだ怖いです”って顔」
彼女の声が耳に届くたび、
私の股間が熱を帯びていく。
もう“全部わかってる”はずの自分が──
いま、あえて“何も知らないふり”で興奮している。
それは倒錯だった。
でも、彼女の命令があれば、
その“嘘のふり”すら、真実に変わっていく。
彼女は近づき、
私の唇に指を添えて言った。
「震えながら、わたしのこと“怖いです”って、目で言ってみて」
私は見上げる。
昔みたいに、おそるおそる。
けれど、演技ではなかった。
──そうやって、もう一度“支配される自分”に戻っていけることが、
嬉しくてたまらなかったから。
「ミオ、今日の“ふり”──めっちゃかわいかった」
「また一から“従う練習”してもええなあって、思ったわ」
彼女は私の髪を撫でながら、
最後にこう囁いた。
「ねえ、ミオ。
最初の頃のほうが、実はエロかったよね」
「“わからんまま従う”って──いちばん、エモいから」
私は目を閉じながら頷いた。
そして心の中で思っていた。
「また壊れてもいいから、
もう一回、“一から従いたい”って思えるの、
この人だけや──」と。
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