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【第57話】 「“人前で命令された”ってだけで、 わたしの身体は、ひとりでに反応してた」
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「今日はさ、ミオも来てくれるよ」
彼女がそう言ったのは、
共通の知人──大学時代の友人との飲み会の前日だった。
私は“ただの同伴”だと思っていた。
でも、彼女はさらっと続けた。
「軽く命令するかもやけど、
バレへん程度にね。ちゃんと、受けとってな」
当日、居酒屋の個室に4人。
彼女、私、そして彼女の友人ふたり。
乾杯のあと、何気ない会話が続く中、
彼女がふと、何の前触れもなく言った。
「ミオ、そこのポン酢、こっち取って」
「手ぇ伸ばさずに、体ごと近づいてな」
え?
一瞬、思考が止まった。
でも私の身体は、
言われた通り、
“手だけ”ではなく、“身体ごと”器のほうへ傾けていた。
恥ずかしいほど素直に──
命令されたとおりの角度で動いてしまった自分。
友人たちは笑っていた。
「ミオちゃん、素直やなあ」
「やっぱ気が利くなあ」
誰も気づいていない。
でも彼女だけは、気づいていた。
その動きに、
私の頬が火照ったことも、
胸の奥がじわりと湿ったことも──
「ありがと」
彼女は、普段と同じ声でそう言った。
でもその目だけが、
**“ちゃんと従えたね”**と告げていた。
私はグラスを持つ手が、
すこしだけ震えているのに気づいた。
帰り道。
ふたりきりになったとき、彼女が笑って言った。
「バレんかったな」
「でもミオの反応、正直すぎて──ちょっとえっちやった」
「ねえ、わたしが“立って”って言ったら、
今ここでも、素直に立てる?」
駅の階段の途中、
人の目があるその場所で。
私は数秒の沈黙のあと、
彼女の目を見て──ゆっくりと、立ち上がった。
命令されたという事実が、
羞恥を超えて“快感”になっていた。
彼女がそう言ったのは、
共通の知人──大学時代の友人との飲み会の前日だった。
私は“ただの同伴”だと思っていた。
でも、彼女はさらっと続けた。
「軽く命令するかもやけど、
バレへん程度にね。ちゃんと、受けとってな」
当日、居酒屋の個室に4人。
彼女、私、そして彼女の友人ふたり。
乾杯のあと、何気ない会話が続く中、
彼女がふと、何の前触れもなく言った。
「ミオ、そこのポン酢、こっち取って」
「手ぇ伸ばさずに、体ごと近づいてな」
え?
一瞬、思考が止まった。
でも私の身体は、
言われた通り、
“手だけ”ではなく、“身体ごと”器のほうへ傾けていた。
恥ずかしいほど素直に──
命令されたとおりの角度で動いてしまった自分。
友人たちは笑っていた。
「ミオちゃん、素直やなあ」
「やっぱ気が利くなあ」
誰も気づいていない。
でも彼女だけは、気づいていた。
その動きに、
私の頬が火照ったことも、
胸の奥がじわりと湿ったことも──
「ありがと」
彼女は、普段と同じ声でそう言った。
でもその目だけが、
**“ちゃんと従えたね”**と告げていた。
私はグラスを持つ手が、
すこしだけ震えているのに気づいた。
帰り道。
ふたりきりになったとき、彼女が笑って言った。
「バレんかったな」
「でもミオの反応、正直すぎて──ちょっとえっちやった」
「ねえ、わたしが“立って”って言ったら、
今ここでも、素直に立てる?」
駅の階段の途中、
人の目があるその場所で。
私は数秒の沈黙のあと、
彼女の目を見て──ゆっくりと、立ち上がった。
命令されたという事実が、
羞恥を超えて“快感”になっていた。
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