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【第69話】 「“既読だけついて、何も返ってこなかった”っていう支配に、 私は人生で一番、濡れていた」
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送ってから、半日。
何度もスマホを見た。
通知は来ていない。
でも──既読は、ついていた。
「……返ってこなかった」
その事実を、彼女に告げると、
彼女は静かに、目を細めた。
「そっか。じゃあ、成功やな」
「え?」
思わず問い返す。
「何も言ってこなかったのに?」
「そう」
「だって、“何も言われなかった”ってことは──
“全部、見られたうえで沈黙された”ってことやろ?」
「それがいちばん残酷で、いちばん効くんやで」
私は言葉を失った。
でも確かに──
何も返ってこなかったことで、
**「自分のすべてが、ただ“消費された”」**気がした。
感想もない。
慰めも、嘲笑もない。
ただ、“無視”。
「ミオ、興奮してるやろ?」
彼女が耳元で囁く。
「“反応なかった”っていう事実が、
いま一番、ミオの身体を熱くしてるやろ?」
「だって、“何も言ってもらえなかった”ってことは──
“すべて見抜かれたうえで、価値を測られた”ってことやもん」
その瞬間、私は、
無意識に脚をすこしだけ閉じた。
濡れていた。
指先が、触れなくても分かるくらいに。
「“無視されることで濡れる”っていうのはな、
もう従属を通り越して──存在の核心が差し出された証拠やねん」
「ミオはもう、“命令されなくても壊れられる女”になってる」
私は頷くことしかできなかった。
羞恥は、見せることで終わらない。
見せたあとに、“何も返されない”ことで、永遠になる。
何度もスマホを見た。
通知は来ていない。
でも──既読は、ついていた。
「……返ってこなかった」
その事実を、彼女に告げると、
彼女は静かに、目を細めた。
「そっか。じゃあ、成功やな」
「え?」
思わず問い返す。
「何も言ってこなかったのに?」
「そう」
「だって、“何も言われなかった”ってことは──
“全部、見られたうえで沈黙された”ってことやろ?」
「それがいちばん残酷で、いちばん効くんやで」
私は言葉を失った。
でも確かに──
何も返ってこなかったことで、
**「自分のすべてが、ただ“消費された”」**気がした。
感想もない。
慰めも、嘲笑もない。
ただ、“無視”。
「ミオ、興奮してるやろ?」
彼女が耳元で囁く。
「“反応なかった”っていう事実が、
いま一番、ミオの身体を熱くしてるやろ?」
「だって、“何も言ってもらえなかった”ってことは──
“すべて見抜かれたうえで、価値を測られた”ってことやもん」
その瞬間、私は、
無意識に脚をすこしだけ閉じた。
濡れていた。
指先が、触れなくても分かるくらいに。
「“無視されることで濡れる”っていうのはな、
もう従属を通り越して──存在の核心が差し出された証拠やねん」
「ミオはもう、“命令されなくても壊れられる女”になってる」
私は頷くことしかできなかった。
羞恥は、見せることで終わらない。
見せたあとに、“何も返されない”ことで、永遠になる。
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