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【第75話】 「“ありがとう”って返ってきたとき、 私は、自分が初めて“肯定された”ような気がした」
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メッセージを送ったあとは、
スマホを伏せて、何も考えられなかった。
でも、数分後──通知が鳴った。
差出人は、あの匿名アカウント。
表示された一文を見たとき、
私は息を止めた。
「ありがとう。とても、きれいでした。」
拍子抜けした。
けれど、
そのやさしい言葉に、
なぜか涙が込み上げてきた。
馬鹿にされると思っていた。
無視されると思っていた。
でも、
そこにあったのは──
“見てくれた”という事実と、
その先にある“静かな受容”。
彼女にスクショを送ると、
すぐに既読がつき、
返ってきた。
「ほらな」
「ミオは“壊されるほどの恥”やなかったんやよ」
「ちゃんと、伝わる恥やったってこと」
私は、その言葉に
じんわりと温かさを覚えた。
ずっと、
**“支配されること=壊されること”**だと思っていた。
でも今、
私は“壊されなかった”。
**“恥を知ってもらって、
それでも何も失わなかった自分”**が、
たしかに、ここにいた。
その夜、ベッドの中で何度も思い返していたのは──
晒した映像のことじゃない。
送信ボタンでも、
濡れた脚のことでもない。
ただ、
**「ありがとう」**の7文字だった。
スマホを伏せて、何も考えられなかった。
でも、数分後──通知が鳴った。
差出人は、あの匿名アカウント。
表示された一文を見たとき、
私は息を止めた。
「ありがとう。とても、きれいでした。」
拍子抜けした。
けれど、
そのやさしい言葉に、
なぜか涙が込み上げてきた。
馬鹿にされると思っていた。
無視されると思っていた。
でも、
そこにあったのは──
“見てくれた”という事実と、
その先にある“静かな受容”。
彼女にスクショを送ると、
すぐに既読がつき、
返ってきた。
「ほらな」
「ミオは“壊されるほどの恥”やなかったんやよ」
「ちゃんと、伝わる恥やったってこと」
私は、その言葉に
じんわりと温かさを覚えた。
ずっと、
**“支配されること=壊されること”**だと思っていた。
でも今、
私は“壊されなかった”。
**“恥を知ってもらって、
それでも何も失わなかった自分”**が、
たしかに、ここにいた。
その夜、ベッドの中で何度も思い返していたのは──
晒した映像のことじゃない。
送信ボタンでも、
濡れた脚のことでもない。
ただ、
**「ありがとう」**の7文字だった。
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