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【第79話】 「“命令してほしい”ってお願いした瞬間、 私はもう、支配の中に“自分の意志”を感じてた」
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その夜。
彼女の部屋に、私は自分の足で行った。
「どうやった?」と聞かれたけど、
私はすぐには答えなかった。
ワンピースのまま、ソファに座る。
脚を組もうとしてやめて、
ゆっくりと膝を揃えた。
そして、
彼女の目をまっすぐ見て、こう言った。
「……命令してほしい」
「わたし、今日、誰にも止められへんくらい濡れてて、
たぶん、自分でもどうしてほしいか分からんまま帰ってきた」
「でも今、ちゃんと分かった」
「わたし、“支配される場所”を、自分で選びたい」
彼女は少しだけ目を見開き、
それから、コップを置いてゆっくり言った。
「つまり──
“命令してほしいって命令、出したい”ってことやね?」
「いいよ。
じゃあ、今日はミオが“自分で沈みたい地獄”を選んで」
私は考えた。
誰に見られるのかじゃない。
どこで晒すのかでもない。
「どんな気持ちで従わされたいか」──
それだけを想像して、唇を開いた。
「……“こんな自分でいたくない”って泣きながら、
でも“やめられない”って笑ってるような命令が、いい」
「自分のこと、気持ち悪いって思いながら、
それでも“快感を選んだ自分”がバレるようなやつ」
彼女は、ゆっくりと立ち上がった。
そして、
ミオの耳元に口を近づけて、こう囁いた。
「じゃあ今から──
“誰にも言えない快感”を、
30秒間、録音して」
「言葉にしても、言葉にならなくてもいい。
でも、“自分の本音”を残すこと。」
「その声を、明日、会社帰りに送信予約しとく。
あて先は、ミオのLINEの“自分宛て”。
だから、明日の夜、自分で受け取って」
「それ、
**“過去のミオが未来のミオに命令した声”**になるから」
私は、ふるふると頷いた。
命令されることすら、
もう“自分の希望”で成り立っていることが嬉しかった。
わたしは、わたしに命令してほしかったんだ。
彼女の部屋に、私は自分の足で行った。
「どうやった?」と聞かれたけど、
私はすぐには答えなかった。
ワンピースのまま、ソファに座る。
脚を組もうとしてやめて、
ゆっくりと膝を揃えた。
そして、
彼女の目をまっすぐ見て、こう言った。
「……命令してほしい」
「わたし、今日、誰にも止められへんくらい濡れてて、
たぶん、自分でもどうしてほしいか分からんまま帰ってきた」
「でも今、ちゃんと分かった」
「わたし、“支配される場所”を、自分で選びたい」
彼女は少しだけ目を見開き、
それから、コップを置いてゆっくり言った。
「つまり──
“命令してほしいって命令、出したい”ってことやね?」
「いいよ。
じゃあ、今日はミオが“自分で沈みたい地獄”を選んで」
私は考えた。
誰に見られるのかじゃない。
どこで晒すのかでもない。
「どんな気持ちで従わされたいか」──
それだけを想像して、唇を開いた。
「……“こんな自分でいたくない”って泣きながら、
でも“やめられない”って笑ってるような命令が、いい」
「自分のこと、気持ち悪いって思いながら、
それでも“快感を選んだ自分”がバレるようなやつ」
彼女は、ゆっくりと立ち上がった。
そして、
ミオの耳元に口を近づけて、こう囁いた。
「じゃあ今から──
“誰にも言えない快感”を、
30秒間、録音して」
「言葉にしても、言葉にならなくてもいい。
でも、“自分の本音”を残すこと。」
「その声を、明日、会社帰りに送信予約しとく。
あて先は、ミオのLINEの“自分宛て”。
だから、明日の夜、自分で受け取って」
「それ、
**“過去のミオが未来のミオに命令した声”**になるから」
私は、ふるふると頷いた。
命令されることすら、
もう“自分の希望”で成り立っていることが嬉しかった。
わたしは、わたしに命令してほしかったんだ。
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