“新しい主”に調教される私を、あなたはまだ見てるだけ?

nana

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「見せてやってる」って言ったら、やらしく聞こえる?

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──本音を言えば、
“見られる快感”なんて、最初はなかった。

むしろ、怖かった。
なにを言われるか、どこを見られてるか、
想像するだけで、皮膚がひりついた。

でもいまは──
少しだけ違う。

カメラを前に立つとき、
わたしはもう、“見せてやってる”という意識を
ほんの少しだけ、指先に乗せている。

今日の配信、
私は冒頭で、こう言ってみた。

「見せてあげよっか。
……“いまのナナ”を」

声を低くして、
笑ってるような、挑発するような口調で。

コメント欄がざわついた。
《あげよっか…?》《なんで上から?》《ご褒美ってこと?》《ナナ様…?》

そう、それ。
その反応が、欲しかった。

カメラの前で指を滑らせながら、
私は心の中で、こうつぶやいていた。

「いま、
あんたらの息づかいのほうが、荒れてるんやろ?」

私が1秒静止するだけで、
画面の向こうが緊張する。
私が唇を舐めるだけで、
“期待”が画面越しにぶつかってくる。

そのすべてが、
わたしの“間”と“動き”に、
吊られている。

もちろん、私が“支配してる”なんて、言い過ぎかもしれん。

でも、
支配“されてるだけ”の女とは、
確実に何かが変わってきてる。

「見せてやってるって言ったら、やらしいんかな」

そうつぶやいたとき、
コメント欄は一瞬止まって──
すぐに、肯定と興奮の嵐で満たされた。

わたしは、照明を少しだけ暗くして、
最後にこう言った。

「ほな、また“見たいとき”に来てな。
……見せて“あげる”から」

ログアウトの瞬間、
画面に映った自分の顔は、
なんやろ……
ちょっとだけ、“主”の顔してた。

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