12 / 55
「見せてやってる」って言ったら、やらしく聞こえる?
しおりを挟む
──本音を言えば、
“見られる快感”なんて、最初はなかった。
むしろ、怖かった。
なにを言われるか、どこを見られてるか、
想像するだけで、皮膚がひりついた。
でもいまは──
少しだけ違う。
カメラを前に立つとき、
わたしはもう、“見せてやってる”という意識を
ほんの少しだけ、指先に乗せている。
今日の配信、
私は冒頭で、こう言ってみた。
「見せてあげよっか。
……“いまのナナ”を」
声を低くして、
笑ってるような、挑発するような口調で。
コメント欄がざわついた。
《あげよっか…?》《なんで上から?》《ご褒美ってこと?》《ナナ様…?》
そう、それ。
その反応が、欲しかった。
カメラの前で指を滑らせながら、
私は心の中で、こうつぶやいていた。
「いま、
あんたらの息づかいのほうが、荒れてるんやろ?」
私が1秒静止するだけで、
画面の向こうが緊張する。
私が唇を舐めるだけで、
“期待”が画面越しにぶつかってくる。
そのすべてが、
わたしの“間”と“動き”に、
吊られている。
もちろん、私が“支配してる”なんて、言い過ぎかもしれん。
でも、
支配“されてるだけ”の女とは、
確実に何かが変わってきてる。
「見せてやってるって言ったら、やらしいんかな」
そうつぶやいたとき、
コメント欄は一瞬止まって──
すぐに、肯定と興奮の嵐で満たされた。
わたしは、照明を少しだけ暗くして、
最後にこう言った。
「ほな、また“見たいとき”に来てな。
……見せて“あげる”から」
ログアウトの瞬間、
画面に映った自分の顔は、
なんやろ……
ちょっとだけ、“主”の顔してた。
“見られる快感”なんて、最初はなかった。
むしろ、怖かった。
なにを言われるか、どこを見られてるか、
想像するだけで、皮膚がひりついた。
でもいまは──
少しだけ違う。
カメラを前に立つとき、
わたしはもう、“見せてやってる”という意識を
ほんの少しだけ、指先に乗せている。
今日の配信、
私は冒頭で、こう言ってみた。
「見せてあげよっか。
……“いまのナナ”を」
声を低くして、
笑ってるような、挑発するような口調で。
コメント欄がざわついた。
《あげよっか…?》《なんで上から?》《ご褒美ってこと?》《ナナ様…?》
そう、それ。
その反応が、欲しかった。
カメラの前で指を滑らせながら、
私は心の中で、こうつぶやいていた。
「いま、
あんたらの息づかいのほうが、荒れてるんやろ?」
私が1秒静止するだけで、
画面の向こうが緊張する。
私が唇を舐めるだけで、
“期待”が画面越しにぶつかってくる。
そのすべてが、
わたしの“間”と“動き”に、
吊られている。
もちろん、私が“支配してる”なんて、言い過ぎかもしれん。
でも、
支配“されてるだけ”の女とは、
確実に何かが変わってきてる。
「見せてやってるって言ったら、やらしいんかな」
そうつぶやいたとき、
コメント欄は一瞬止まって──
すぐに、肯定と興奮の嵐で満たされた。
わたしは、照明を少しだけ暗くして、
最後にこう言った。
「ほな、また“見たいとき”に来てな。
……見せて“あげる”から」
ログアウトの瞬間、
画面に映った自分の顔は、
なんやろ……
ちょっとだけ、“主”の顔してた。
0
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる