(完結保証)大好きなお兄様の親友は、大嫌いな幼馴染なので罠に嵌めようとしたら逆にハマった話

のま

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 そのまま押し出される様に兄の部屋を追い出され廊下を進んでいく。
 なんだか昨日からみんな態度がおかしい気がする、しかし自分でも理解している。

 自分が一番おかしくなっていると。

 兄と話してこんなにテンションが上がらないことなどあっただろうか。今までのミラベルならば、兄が黒と言ったならば例え白いものでも、目をつぶって「黒いわ!」と言う程だったのだ。

 しかし先程はむしろ顔を見るだけでなんだか腹が立ち、そして兄自身の態度もなんだか変わった気がする。

 どうすればいいのかもやもや考えていたら、ミラベルは自然とデシールの客間の前まで来ていた。

 婚約は2人とも望んでいないはず、このまま両親に流されない為にも2人でしっかり話し合って何もなかったと説明して破談にしないと!
 とりあえず話すしかないわよね!


 気合いを入れて部屋をノックする。

「ミラベル!」
 ドアを開いたデシールは嬉しそうにミラベルを部屋に招き入れた。

「君から来てくれるなんて、嬉しいよ」
 なんだか本当に昨日からのデシールは別人になってしまった様で、態度も視線もまるで愛しい人を見る様な感じでそわそわしてしまう。

「馴れ合いに来たわけじゃないわ!
 昨日なんにもなかったってお父様にあなたからも言ってちょうだい!
 このままだと私達婚約させられちゃうのよ!!」

「ミラベルには悪いと思ってる。でもこのチャンスを逃すつもりはないんだ。
 僕は君と結婚したいとずっと思っていたから。
 突然に感じるかもしれないけど、君のことがずっと好きなんだ、ミラベル、結婚してほしい!」
 
 デシールはミラベルをまっすぐ見つめながらはっきりと結婚の意思を伝えた。

「待って私達お互いに嫌いあっていたわよね、どうしていきなりそういう話になるわけ??」

「信じられないかもしれないけど、昔からずっと君のことが好きだったし、大切だった。そういう気持ちでそばにいたんだ。もっと早く伝えたかったんだけど、君が成人するまでは言えなくて。」
 




 インフルエンザにかかってしまい、更新遅れてすみませんでした。
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