9 / 16
婚活8
しおりを挟む
その瞬間、会場中で様々な反応が起こりました。
一番耐性が無い者は気絶。酷いと泡吹いて顔面崩壊したまま気を失います。ついでに失禁。次に恐慌。あまりの重圧に心のバランスが傾き、負の感情を丸出しにします。滂沱する者。叫ぶ者。ただ震える者。大半は身をすくめ恐怖を感じていることでしょう。
そんな阿鼻叫喚の中で平然としていられる殿方を探すことが、私の目的です。
前方の席にいらした魔蝶種は全滅ですね。失神しております。人魚のサクヤさんなんか水面に腹出して浮いてます。大丈夫でしょうか。
まあ、前方は至近距離でしたからね。幾ら耐性が少しあっても、結界を張っていても、目の前でくらったらこの有様というわけです。
申し訳ないことを致しました。後日、菓子折りでも送っておきましょう。
恐怖で遠吠えしたり尻尾巻いている魔狼種さんたちを横目に、生き残りを探します。
リンさん、気絶しておりますね。一番遠い席なのに……。
打たれ弱かったのですね。
モナミさんは気絶寸前な顔ですね。
淫魔お姉さんも顔面蒼白です。
樹人姉妹やエルフの皆様は手を取り合って慰め合っております。なんだか居た堪れない光景ですわ。
女性陣は往々にして恐怖の色を湛えておりますが、男性陣はどうでしょうか。
犬は震え、鰐さんと蝶々さんは気絶していますね。巨人さん、エルフのお兄さん方は顔青いです。
平然としているのは竜人さん、アサトさん、意外にもハワードさん。
それから熊さんが蜂蜜舐めています。あらラブリー。
魔力が高い種族は何とか耐えたという感じですわね。
魔力の高さは結界精度の高さです。今回は事前通告も致しましたし、平気そうな顔していても、不意打ちならどうなるかは分かりませんことよ。
そんな訳で、まさかの第二弾。
『うふふ。気張ってくださいませね──哀哭の笑顔──
にこにこっ!』
───────!!!!!!!!!!
私は会場にいる全ての魔族に恐怖を植え付けました。
なんとか正気を保っていた者たちは軒並み気絶し、先程は平気そうだったハワードさんも倒れました。
おそらく油断して結界を解いてしまっていたのでしょう。ずっと結界維持しておけば耐えられたかもしれませんのに……。
癒し系熊のハットベルさんの表情にも初めて焦りの色が見えております。
アサトさんも吃驚しておりますね。耐え切ったのは褒めてさしあげましょう。
さて、ここに来て余裕な表情を浮かべている者は只一人。余裕というか無表情なのですけども。
焦りもなく恐怖もなく、ただ泰然としているあの殿方は竜人の……お名前なんでしたっけね。確か自己紹介をしておりませんよ、あの御方。
私は背中に烏のような漆黒の羽を生やして、舞台から飛びました。
竜人の青年は私の方をジッと見つめてくれています。
「貴方は竜人ですよね。ちょっと私についてきてくださいまし」
「……どこへ行くつもりだ」
「ふたりっきりになれるところまでですわ」
私は意識なく彼に笑いかけました。竜人の青年はどこ吹く風で、背中に竜の翼を出してくれました。
私たちは手を取り合います。
「私が怖くないんですの?」
「別に……」
「不安とかないんですの?」
「特に……」
相変わらず無愛想ですわね。舞台での披露の時など一言も喋らなかったから、もしかしたら今は喋ってくれている方のなのかもしれませんけど……。
私たちは手を繋いだまま夜空を飛んでいます。赫月が煌々と照らしてくれるので、灯りの魔法も必要ありません。
どんどんと高度を上げて赫月に近づきました。竜人の彼は、とても無口です。
「この辺でいいでしょうか」
そう言って私が話し合いの場に選んだのは、かなりの高度で周りに何もない、ただ赫月が照らす空宙です。
魔族界も遥か下。婚活パーティー会場など目にも映らぬ距離まで来てしまいました。ここなら誰も聞き耳を立てれないはずです。
「率直に言います。私の伴侶になってくださいませ」
「……俺、竜人だけど」
「気にしません」
「え。でも……ここ、魔族界に住めないけど」
「知っております。そこは先代魔王を脅し……いえ、私がなんとか致します」
「……えーと、伴侶ってことは結婚して一緒に住むの?」
「そうです。私と共に生きましょう! むしろ、ついてこい!」
ガッツポーズ! と、しまった。地が出てしまいました。
違いますよ私は淑女。お母様の教えを守る貞淑なる娘です。
実は私、昔はお転婆さんだったのです。
魔王になる為の英才教育をずっと受けて参りました。その中にはマナーや身分ある人の振る舞いなど、淑女としてのお勉強もあったのですが、どちらかというと苦手でしたわ。それよりも先代魔王様から教わる戦略的大規模魔術など、過去の英雄譚を聞いている方が楽しかったのです。
竜人の彼を眼前にして早速剥がれた金メッキ。私は少し慌てます。どんなに雄々しく振舞っても、私が未熟な小娘である限り年上の者たちからは侮られます。
いくら先代閣僚のおじ様方に可愛がって頂いても、私はまだまだ魔王の風格は備わっておりません。
だからこそ、せめて言葉遣いだけはと心から丁寧な言葉を心がけていたのですが、なかなか難しいです。
「ぷっ、ふふ……」
脳内猛省中の私の前で、何故か竜人の彼は笑っているようです。というか笑えたのですね。無表情ばかりでしたので、この姿は意外でした。
それに少しの会話からでも分かる彼の声は素敵で……なんていうか、腰にきます。あと、全身色々なところがムズムズしますわね。私どうしちゃったのかしら。
「私、おかしかったですか?」
「あー……うん、いや、そうじゃなくて、可愛いなと思った」
「ちょ、あ?! ──っ!」
なに言ってやがりますかこの方わあああああああああちょ、ちょ、ちょっと、まぢで、可愛いとか言ってくれやがりまくりましたわね?! 本気にすっぞすっとこどっこい!! て、あああああ心の中だけとはいえこんな下品な言葉遣いばかり……駄目よ駄目ダメ、動転して顔真っ赤ですわワタクシやっちまったああああ。
「うん、いいよ」
「ふあ?」
間抜けな声しかでません。
竜人の彼が紡ぐ言葉にも、私、理解が追いつきません。
今、いいよって言いました……?
「いいよ。アナタは魅力的だと思う……一緒に暮らそう?」
「――――――――!!!!」
キタアアアコレエエエエエエ!!!!
私、私、こんな一世一代の告白で大失敗ガッツポーズした女を魅力的だと……!
この竜人、お人好し過ぎませんか?!
「わ、私でよろしければ! 是非!!」
お人好しだろうと何だろうと、このチャンス逃がしゃあしないです。ガッチリ彼の両手を食い気味に握ったのは言うまでもありませんわ。
よっしゃ初彼ゲット!
そして彼を私のお婿さんにします。誰であろうと異論は認めません。
もし彼の魔族界への移住に反対する輩が出ましたら、私は全力で対処させていただく所存です。
たとえ先代の魔王様でも私の恋路は邪魔させませんわよ!
一番耐性が無い者は気絶。酷いと泡吹いて顔面崩壊したまま気を失います。ついでに失禁。次に恐慌。あまりの重圧に心のバランスが傾き、負の感情を丸出しにします。滂沱する者。叫ぶ者。ただ震える者。大半は身をすくめ恐怖を感じていることでしょう。
そんな阿鼻叫喚の中で平然としていられる殿方を探すことが、私の目的です。
前方の席にいらした魔蝶種は全滅ですね。失神しております。人魚のサクヤさんなんか水面に腹出して浮いてます。大丈夫でしょうか。
まあ、前方は至近距離でしたからね。幾ら耐性が少しあっても、結界を張っていても、目の前でくらったらこの有様というわけです。
申し訳ないことを致しました。後日、菓子折りでも送っておきましょう。
恐怖で遠吠えしたり尻尾巻いている魔狼種さんたちを横目に、生き残りを探します。
リンさん、気絶しておりますね。一番遠い席なのに……。
打たれ弱かったのですね。
モナミさんは気絶寸前な顔ですね。
淫魔お姉さんも顔面蒼白です。
樹人姉妹やエルフの皆様は手を取り合って慰め合っております。なんだか居た堪れない光景ですわ。
女性陣は往々にして恐怖の色を湛えておりますが、男性陣はどうでしょうか。
犬は震え、鰐さんと蝶々さんは気絶していますね。巨人さん、エルフのお兄さん方は顔青いです。
平然としているのは竜人さん、アサトさん、意外にもハワードさん。
それから熊さんが蜂蜜舐めています。あらラブリー。
魔力が高い種族は何とか耐えたという感じですわね。
魔力の高さは結界精度の高さです。今回は事前通告も致しましたし、平気そうな顔していても、不意打ちならどうなるかは分かりませんことよ。
そんな訳で、まさかの第二弾。
『うふふ。気張ってくださいませね──哀哭の笑顔──
にこにこっ!』
───────!!!!!!!!!!
私は会場にいる全ての魔族に恐怖を植え付けました。
なんとか正気を保っていた者たちは軒並み気絶し、先程は平気そうだったハワードさんも倒れました。
おそらく油断して結界を解いてしまっていたのでしょう。ずっと結界維持しておけば耐えられたかもしれませんのに……。
癒し系熊のハットベルさんの表情にも初めて焦りの色が見えております。
アサトさんも吃驚しておりますね。耐え切ったのは褒めてさしあげましょう。
さて、ここに来て余裕な表情を浮かべている者は只一人。余裕というか無表情なのですけども。
焦りもなく恐怖もなく、ただ泰然としているあの殿方は竜人の……お名前なんでしたっけね。確か自己紹介をしておりませんよ、あの御方。
私は背中に烏のような漆黒の羽を生やして、舞台から飛びました。
竜人の青年は私の方をジッと見つめてくれています。
「貴方は竜人ですよね。ちょっと私についてきてくださいまし」
「……どこへ行くつもりだ」
「ふたりっきりになれるところまでですわ」
私は意識なく彼に笑いかけました。竜人の青年はどこ吹く風で、背中に竜の翼を出してくれました。
私たちは手を取り合います。
「私が怖くないんですの?」
「別に……」
「不安とかないんですの?」
「特に……」
相変わらず無愛想ですわね。舞台での披露の時など一言も喋らなかったから、もしかしたら今は喋ってくれている方のなのかもしれませんけど……。
私たちは手を繋いだまま夜空を飛んでいます。赫月が煌々と照らしてくれるので、灯りの魔法も必要ありません。
どんどんと高度を上げて赫月に近づきました。竜人の彼は、とても無口です。
「この辺でいいでしょうか」
そう言って私が話し合いの場に選んだのは、かなりの高度で周りに何もない、ただ赫月が照らす空宙です。
魔族界も遥か下。婚活パーティー会場など目にも映らぬ距離まで来てしまいました。ここなら誰も聞き耳を立てれないはずです。
「率直に言います。私の伴侶になってくださいませ」
「……俺、竜人だけど」
「気にしません」
「え。でも……ここ、魔族界に住めないけど」
「知っております。そこは先代魔王を脅し……いえ、私がなんとか致します」
「……えーと、伴侶ってことは結婚して一緒に住むの?」
「そうです。私と共に生きましょう! むしろ、ついてこい!」
ガッツポーズ! と、しまった。地が出てしまいました。
違いますよ私は淑女。お母様の教えを守る貞淑なる娘です。
実は私、昔はお転婆さんだったのです。
魔王になる為の英才教育をずっと受けて参りました。その中にはマナーや身分ある人の振る舞いなど、淑女としてのお勉強もあったのですが、どちらかというと苦手でしたわ。それよりも先代魔王様から教わる戦略的大規模魔術など、過去の英雄譚を聞いている方が楽しかったのです。
竜人の彼を眼前にして早速剥がれた金メッキ。私は少し慌てます。どんなに雄々しく振舞っても、私が未熟な小娘である限り年上の者たちからは侮られます。
いくら先代閣僚のおじ様方に可愛がって頂いても、私はまだまだ魔王の風格は備わっておりません。
だからこそ、せめて言葉遣いだけはと心から丁寧な言葉を心がけていたのですが、なかなか難しいです。
「ぷっ、ふふ……」
脳内猛省中の私の前で、何故か竜人の彼は笑っているようです。というか笑えたのですね。無表情ばかりでしたので、この姿は意外でした。
それに少しの会話からでも分かる彼の声は素敵で……なんていうか、腰にきます。あと、全身色々なところがムズムズしますわね。私どうしちゃったのかしら。
「私、おかしかったですか?」
「あー……うん、いや、そうじゃなくて、可愛いなと思った」
「ちょ、あ?! ──っ!」
なに言ってやがりますかこの方わあああああああああちょ、ちょ、ちょっと、まぢで、可愛いとか言ってくれやがりまくりましたわね?! 本気にすっぞすっとこどっこい!! て、あああああ心の中だけとはいえこんな下品な言葉遣いばかり……駄目よ駄目ダメ、動転して顔真っ赤ですわワタクシやっちまったああああ。
「うん、いいよ」
「ふあ?」
間抜けな声しかでません。
竜人の彼が紡ぐ言葉にも、私、理解が追いつきません。
今、いいよって言いました……?
「いいよ。アナタは魅力的だと思う……一緒に暮らそう?」
「――――――――!!!!」
キタアアアコレエエエエエエ!!!!
私、私、こんな一世一代の告白で大失敗ガッツポーズした女を魅力的だと……!
この竜人、お人好し過ぎませんか?!
「わ、私でよろしければ! 是非!!」
お人好しだろうと何だろうと、このチャンス逃がしゃあしないです。ガッチリ彼の両手を食い気味に握ったのは言うまでもありませんわ。
よっしゃ初彼ゲット!
そして彼を私のお婿さんにします。誰であろうと異論は認めません。
もし彼の魔族界への移住に反対する輩が出ましたら、私は全力で対処させていただく所存です。
たとえ先代の魔王様でも私の恋路は邪魔させませんわよ!
0
あなたにおすすめの小説
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる
マチバリ
恋愛
貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。
数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。
書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。
【完結】お父様(悪人顔・強面)似のウブな辺境伯令嬢は白い?結婚を望みます。
カヨワイさつき
恋愛
魔物討伐で功績を上げた男勝りの辺境伯の5女は、"子だねがない"とウワサがある王子と政略結婚結婚する事になってしまった。"3年間子ども出来なければ離縁出来る・白い結婚・夜の夫婦生活はダメ"と悪人顔で強面の父(愛妻家で子煩悩)と約束した。だが婚姻後、初夜で……。
敵国に嫁いだ姫騎士は王弟の愛に溶かされる
今泉 香耶
恋愛
王女エレインは隣国との戦争の最前線にいた。彼女は千人に1人が得られる「天恵」である「ガーディアン」の能力を持っていたが、戦況は劣勢。ところが、突然の休戦条約の条件により、敵国の国王の側室に望まれる。
敵国で彼女を出迎えたのは、マリエン王国王弟のアルフォンス。彼は前線で何度か彼女と戦った勇士。アルフォンスの紳士的な対応にほっとするエレインだったが、彼の兄である国王はそうではなかった。
エレインは王城に到着するとほどなく敵国の臣下たちの前で、国王に「ドレスを脱げ」と下卑たことを強要される。そんなエレインを庇おうとするアルフォンス。互いに気になっていた2人だが、王族をめぐるごたごたの末、結婚をすることになってしまい……。
敵国にたった一人で嫁ぎ、奇異の目で見られるエレインと、そんな彼女を男らしく守ろうとするアルフォンスの恋物語。
婚約破棄された令嬢は騎士団長に溺愛される
狭山雪菜
恋愛
マリアは学園卒業後の社交場で、王太子から婚約破棄を言い渡されるがそもそも婚約者候補であり、まだ正式な婚約者じゃなかった
公の場で婚約破棄されたマリアは縁談の話が来なくなり、このままじゃ一生独身と落ち込む
すると、友人のエリカが気分転換に騎士団員への慰労会へ誘ってくれて…
全編甘々を目指しています。
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
愛情に気づかない鈍感な私
はなおくら
恋愛
幼少の頃、まだ5歳にも満たない私たちは政略結婚という形で夫婦になった。初めて顔を合わせた時、嬉し恥ずかしながら笑い合い、私たちは友達になった。大きくなるにつれて、夫婦が友人同士というのにも違和感を覚えた私は、成人を迎えるその日離婚をするつもりでいた。だけど、彼は私の考えを聞いた瞬間豹変した。
【完結】孤高の皇帝は冷酷なはずなのに、王妃には甘過ぎです。
朝日みらい
恋愛
異国からやってきた第3王女のアリシアは、帝国の冷徹な皇帝カイゼルの元に王妃として迎えられた。しかし、冷酷な皇帝と呼ばれるカイゼルは周囲に心を許さず、心を閉ざしていた。しかし、アリシアのひたむきさと笑顔が、次第にカイゼルの心を溶かしていき――。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる