2 / 10
✿1
しおりを挟む
―――カツカツ……カツカツ…カッ…ッッ……
まだ寒さが明け無い二月の昼間。
背の高いビルの建ち並ぶオフィス街には、お昼休みに行くOLやサラリーマンが行き交う。
寒い中でも、空は晴天で雲一つ無い。
吐き出す息は白く、静かに空気へ溶け込んで行った。
晴天を見上げながら、自身もお昼休憩にと足を進める俺―――沢野 隼は、ポケットに手を入れて足速にビルの左角を曲がった。
三十秒程でフードトラックが数店止まる場所に着く。
色んなトラックがあるこの場所は、オフィス街で働く者達の胃袋を丁度満たす為、こぞって通う人々で賑わう。
毎日同じ人を見掛ける事もあるくらいだ。
コンビニや飲食店も近くにはあるが、手軽にテイクアウト出来る事と種類が多く飽きない事が人気の理由だと思われる。
「―――沢野さん!」
東南アジア系の料理のフードトラック前に並んだ所で、後ろから呼ばれ振り返った。
白い息を吐きながら、小走りで向かって来た姿は、同じ職場で隣の席の後輩。
「秋山…」
―――秋山 夏青。
前髪を揺らしてくったいの無い笑みは、男でも可愛いと言うか…。女性社員達からまるで弟扱いされてる。
追って来たのか、目の前で止まると一呼吸置いて俺の目を真っ直ぐ見た。
「俺もお昼休憩、一緒して良いですか?」
秋山の希望に拒否する理由も無く頷いた。
前に並んでた人が中東系の外国人店員からビニール袋を受け取ったのを見て、空かさずトラックの大きく開かれた窓の右に貼られたメニューに目をやり、注文を考える。
(…昨日何食ったっけ?……)
うっかり昨日の昼食を忘れながら、被らないようにと食べたい物を選んだ。
「(えっと)……チキンライスセット一つ、ディープフライで。飲み物は――」
海老カレーも美味そう―。という秋山の声を後ろで聞きつつ、店員に注文をすれば、箸は二つ必要かと聞かれ一つで良いと断って先に代金を渡した。
秋山が注文しやすく横に退くと、スマートフォンを取り出して時間を確認する。
長くても10分くらいで出来上がる事を知っているから、焦りは無いが、ついスマートフォンに手が行くのは癖かもしれない。
「…豆腐ラクサで!」
さっきカレーとか言ってた秋山は結局注文を変えたようだ。
チラッと秋山を見れば、ご飯が待ち遠しいキラキラと目を輝かせているように見えた。
(―――若けぇーな……)
らしくない事を頭の中で考えながら、視線を自分の手元に戻すと、そのタイミングで店員から呼ばれた。
白いテイクアウト用の容器が二つ重なって入るビニール袋を受け取り、秋山の注文が出来上がるのを同じ場所で待った。
俺の隣に移動した秋山はトラック窓から覗くのカウンターを見詰める。
何か飲み物もテイクアウトするか、コンビニで買うか迷う。
社内にもドリップマシーンや、社員が自由に飲めるお茶等が棚にストックされている。
各自が持ち込んでいるマグカップやタンブラーで済ませても良いが、何となく気が進まなかった。
「沢野さん、お待たせしました。」
店員から漸く豆腐ラクサを受け取ったらしい秋山の声に、行くかと視線を動かし、会社のビルへと向かった。
―――八階。
社員用に四台並ぶエレベーターでオフィスフロアに入ると、ドリップマシーンが置いてあるミニキッチンのような一角に、営業部の女性達が珈琲を煎れる姿が目に止まった。
「「お疲れ様です。」」
軽い挨拶に会釈だけ返した俺と違い、秋山は同じく「お疲れ様です」と返していた。
その継、女性達の横を通り過ぎ【ランチフロア】と呼ばれているウッドカウンター席の並んだ休憩室に入った。
いつも使う定位置の椅子を引いて、さっき買ったビニール袋を置く。
―――ガサガサ…パチン………
隣の席に着いた秋山は、容器を袋から出すと割り箸を割った。
「いっただきまーす。」
「いただきます。」
食べ始めて数分。
四口、五口目を口に入れて、会社の前のコンビニで買ったペットボトルの飲み物の蓋を開けようと手を掛けた時、右側テイクアウト容器近くに置いていたスマートフォンのバイブが鳴った。
光る液晶のロック画面を見れば、よく使う見慣れた無機質な緑色のトークアプリのアイコンマークと、その横に《お疲れ様!》と軽快な文字。
トークアプリのメッセージを知らせる通知。
普段通りにタップしかけて、手が止まった。
自分に待ったをかけた訳じゃないが、待ち構えていたと思われる……とか考えた訳でもない。
ご飯を終えてから開いても遅く無いと分かっていたからだ。
「そう言えば、沢野さん」
スマートフォンを片手に、画面に視線向けてると、隣でラクサを頬張っていた秋山が声を掛けてきた。
秋山の方へ首を少し傾けると、秋山の視線は手元の食事。
こちらを見てはいなかったが、秋山は気にする事無く話しを続けた。
「送別会、今日でしたよね?」
毎年行われる“送別会”という名の歓送迎会は、殆ど三月末か四月に行うのがうちの会社の通例だが、今年は四月では慌ただしいと変更を要望する声があった為に、二月になった。
会社は変わらないが部署移動する人が、長くうちの部署に居た役職付の井田さんという女性だからか、上も気を利かせたのだろう。
「……あぁ、確か十八時か十九時から…店の予約はしてあるとか聞いたな」
トークアプリの上を過ぎて、予定表等を記載しているアプリをタップして開いた。
今日の予定の中に[送別会]という紫色の文字が目に入る。
送別会の文字を通り過ぎて、予定の欄に薄ら目を通してアプリを閉じた。
スマートフォンから手を放し、食事の続きを口に運ぶ。
「沢野さんは、二次会は行くんですか?」
頬張っていたラクサを飲み込んだ秋山の明るい声で聞かれ、口に入れた食べ物を噛みながら少し考えた。
「出席しないと駄目だろ。顔を出す程度で止めたい所だけど……」
先輩としてまともな答えをすべき所だろうが、秋山は口が軽く無い事を知っている俺は、つい本音で答えた。
出たいか出たく無いかで言うならば、個人的に歓送迎会は出たく無い。
お酒は嫌いじゃ無いが、社会人としての振る舞いは出来ても、誰とでも仲良く出来る性格では無いと分かっているから昔から集まりは好きでは無かった。
学生時代の仲間との飲み会とは違い、上司に気を使わなければならない事も正直面倒だった。
出来る事なら、二次会だけでなく歓送迎会自体、不参加で定時に退社したい所だ。
濁った俺の言葉に言いたい事を悟ったのか、秋山の口から「…あー」という少し困ったような語尾の下がる苦笑いを含んだ相槌が聞こえた。
「沢野さんが参加するなら、俺も参加しないとですね。」
秋山を見れば、先輩に付いて行くのが後輩の役目とでも言うような顔をしていた。
飲み会自体、あまり経験が無い秋山としては、歓送迎会に対する苦手とかの感覚が無いのかもしれない。
もしくは、まだ分かってないか。
「秋山は予定とか無いのか?…予定があるなら無理に出席しなくても」
俺に合わせて参加するという秋山の発言に、フと予定があったらと思い秋山に聞く。
幾ら社会人として会社の行事に参加する事が避けられなくても、事前に予定があるのに二次会にまで参加するのは秋山には可哀想だと感じた。
「俺は大丈夫です!今日仕事だけなんで」
「……そうか。」
秋山の明るい返事にホッとした。
話しながら食べていたせいか、時計を見れば思ったより残りの休憩時間が少ないと気付く。
時間内に終わらせるべく、食事を口に運んだ。
まだ寒さが明け無い二月の昼間。
背の高いビルの建ち並ぶオフィス街には、お昼休みに行くOLやサラリーマンが行き交う。
寒い中でも、空は晴天で雲一つ無い。
吐き出す息は白く、静かに空気へ溶け込んで行った。
晴天を見上げながら、自身もお昼休憩にと足を進める俺―――沢野 隼は、ポケットに手を入れて足速にビルの左角を曲がった。
三十秒程でフードトラックが数店止まる場所に着く。
色んなトラックがあるこの場所は、オフィス街で働く者達の胃袋を丁度満たす為、こぞって通う人々で賑わう。
毎日同じ人を見掛ける事もあるくらいだ。
コンビニや飲食店も近くにはあるが、手軽にテイクアウト出来る事と種類が多く飽きない事が人気の理由だと思われる。
「―――沢野さん!」
東南アジア系の料理のフードトラック前に並んだ所で、後ろから呼ばれ振り返った。
白い息を吐きながら、小走りで向かって来た姿は、同じ職場で隣の席の後輩。
「秋山…」
―――秋山 夏青。
前髪を揺らしてくったいの無い笑みは、男でも可愛いと言うか…。女性社員達からまるで弟扱いされてる。
追って来たのか、目の前で止まると一呼吸置いて俺の目を真っ直ぐ見た。
「俺もお昼休憩、一緒して良いですか?」
秋山の希望に拒否する理由も無く頷いた。
前に並んでた人が中東系の外国人店員からビニール袋を受け取ったのを見て、空かさずトラックの大きく開かれた窓の右に貼られたメニューに目をやり、注文を考える。
(…昨日何食ったっけ?……)
うっかり昨日の昼食を忘れながら、被らないようにと食べたい物を選んだ。
「(えっと)……チキンライスセット一つ、ディープフライで。飲み物は――」
海老カレーも美味そう―。という秋山の声を後ろで聞きつつ、店員に注文をすれば、箸は二つ必要かと聞かれ一つで良いと断って先に代金を渡した。
秋山が注文しやすく横に退くと、スマートフォンを取り出して時間を確認する。
長くても10分くらいで出来上がる事を知っているから、焦りは無いが、ついスマートフォンに手が行くのは癖かもしれない。
「…豆腐ラクサで!」
さっきカレーとか言ってた秋山は結局注文を変えたようだ。
チラッと秋山を見れば、ご飯が待ち遠しいキラキラと目を輝かせているように見えた。
(―――若けぇーな……)
らしくない事を頭の中で考えながら、視線を自分の手元に戻すと、そのタイミングで店員から呼ばれた。
白いテイクアウト用の容器が二つ重なって入るビニール袋を受け取り、秋山の注文が出来上がるのを同じ場所で待った。
俺の隣に移動した秋山はトラック窓から覗くのカウンターを見詰める。
何か飲み物もテイクアウトするか、コンビニで買うか迷う。
社内にもドリップマシーンや、社員が自由に飲めるお茶等が棚にストックされている。
各自が持ち込んでいるマグカップやタンブラーで済ませても良いが、何となく気が進まなかった。
「沢野さん、お待たせしました。」
店員から漸く豆腐ラクサを受け取ったらしい秋山の声に、行くかと視線を動かし、会社のビルへと向かった。
―――八階。
社員用に四台並ぶエレベーターでオフィスフロアに入ると、ドリップマシーンが置いてあるミニキッチンのような一角に、営業部の女性達が珈琲を煎れる姿が目に止まった。
「「お疲れ様です。」」
軽い挨拶に会釈だけ返した俺と違い、秋山は同じく「お疲れ様です」と返していた。
その継、女性達の横を通り過ぎ【ランチフロア】と呼ばれているウッドカウンター席の並んだ休憩室に入った。
いつも使う定位置の椅子を引いて、さっき買ったビニール袋を置く。
―――ガサガサ…パチン………
隣の席に着いた秋山は、容器を袋から出すと割り箸を割った。
「いっただきまーす。」
「いただきます。」
食べ始めて数分。
四口、五口目を口に入れて、会社の前のコンビニで買ったペットボトルの飲み物の蓋を開けようと手を掛けた時、右側テイクアウト容器近くに置いていたスマートフォンのバイブが鳴った。
光る液晶のロック画面を見れば、よく使う見慣れた無機質な緑色のトークアプリのアイコンマークと、その横に《お疲れ様!》と軽快な文字。
トークアプリのメッセージを知らせる通知。
普段通りにタップしかけて、手が止まった。
自分に待ったをかけた訳じゃないが、待ち構えていたと思われる……とか考えた訳でもない。
ご飯を終えてから開いても遅く無いと分かっていたからだ。
「そう言えば、沢野さん」
スマートフォンを片手に、画面に視線向けてると、隣でラクサを頬張っていた秋山が声を掛けてきた。
秋山の方へ首を少し傾けると、秋山の視線は手元の食事。
こちらを見てはいなかったが、秋山は気にする事無く話しを続けた。
「送別会、今日でしたよね?」
毎年行われる“送別会”という名の歓送迎会は、殆ど三月末か四月に行うのがうちの会社の通例だが、今年は四月では慌ただしいと変更を要望する声があった為に、二月になった。
会社は変わらないが部署移動する人が、長くうちの部署に居た役職付の井田さんという女性だからか、上も気を利かせたのだろう。
「……あぁ、確か十八時か十九時から…店の予約はしてあるとか聞いたな」
トークアプリの上を過ぎて、予定表等を記載しているアプリをタップして開いた。
今日の予定の中に[送別会]という紫色の文字が目に入る。
送別会の文字を通り過ぎて、予定の欄に薄ら目を通してアプリを閉じた。
スマートフォンから手を放し、食事の続きを口に運ぶ。
「沢野さんは、二次会は行くんですか?」
頬張っていたラクサを飲み込んだ秋山の明るい声で聞かれ、口に入れた食べ物を噛みながら少し考えた。
「出席しないと駄目だろ。顔を出す程度で止めたい所だけど……」
先輩としてまともな答えをすべき所だろうが、秋山は口が軽く無い事を知っている俺は、つい本音で答えた。
出たいか出たく無いかで言うならば、個人的に歓送迎会は出たく無い。
お酒は嫌いじゃ無いが、社会人としての振る舞いは出来ても、誰とでも仲良く出来る性格では無いと分かっているから昔から集まりは好きでは無かった。
学生時代の仲間との飲み会とは違い、上司に気を使わなければならない事も正直面倒だった。
出来る事なら、二次会だけでなく歓送迎会自体、不参加で定時に退社したい所だ。
濁った俺の言葉に言いたい事を悟ったのか、秋山の口から「…あー」という少し困ったような語尾の下がる苦笑いを含んだ相槌が聞こえた。
「沢野さんが参加するなら、俺も参加しないとですね。」
秋山を見れば、先輩に付いて行くのが後輩の役目とでも言うような顔をしていた。
飲み会自体、あまり経験が無い秋山としては、歓送迎会に対する苦手とかの感覚が無いのかもしれない。
もしくは、まだ分かってないか。
「秋山は予定とか無いのか?…予定があるなら無理に出席しなくても」
俺に合わせて参加するという秋山の発言に、フと予定があったらと思い秋山に聞く。
幾ら社会人として会社の行事に参加する事が避けられなくても、事前に予定があるのに二次会にまで参加するのは秋山には可哀想だと感じた。
「俺は大丈夫です!今日仕事だけなんで」
「……そうか。」
秋山の明るい返事にホッとした。
話しながら食べていたせいか、時計を見れば思ったより残りの休憩時間が少ないと気付く。
時間内に終わらせるべく、食事を口に運んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
なお、スピンオフもございます。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる