Zランクの転生者でも仲間が強ければ最強ギルド作れますよね?

蜂鳥 タイト

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第一章 別世界

12話 乗り物改造計画

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「ラミ王女!街の門まで着きました!」騎士が走ってくる「分かりました。それでは馬を外しますね」ラミ乗り物についている紐を外す「それでは早紀さんマリさんお願いします」早紀が中に入ると運転席に座る「凄い!バスに似てる…これが…ハンドルでしょ」「操作の説明しましょうか?」ラミが外の窓から覗き込んでくる「いえ…大丈夫です!」と早紀が運転席周りを見る「この横のレバーが恐らく魔法を全体に行き渡せる言わゆるエンジンね…」早紀が呟くとレバーを上にあげる。

何やら音が鳴っている「無事に出来ましたね。次はこの足のボタンの右を押せば進み左で止まります」ラミが詳しく説明をしてくれる「分かりました!ありがとうございます!」

(本当に自動車そっくりだね…この世界にもこのような物が…)

「ちなみに魔力ははこの世界に無限に生成されているので止まることはありません」

(つまり魔力…いや電力は無限大と…)

「それでは行ってきます」「行ってらっしゃいませ!」皆の言葉に早紀はアクセルを踏み走り出した。

「すごーい!こんな高級車乗ったことないよ!」後ろでマリがはしゃいでいる「こういう世界では自動で動く乗り物は少ないの?」「もちろん早紀ちゃん!逆にこの乗り物を乗りこなしているあなたも何者なの?このような乗り物は王様の使いにしか乗れないって聞いたけど…」

(あはは……前世で沢山見たとは言えないよね…にしても…少し乗り心地は悪いかな…)

そうこの乗り物は全て木で出来ているためバネも無ければシートも無いのだ。なので衝撃が直に伝わってくるのでかなり腰が痛くなる。

「乗り心地悪くない?」早紀の質問にマリは慌てる「そんな事ないよ!この乗り物は高級だもん!?乗り心地最高だよ!逆にこんなに乗り心地良いのに文句言う人初めて見たよ!」後ろで横になっているマリに呆れられる

(うーんやっぱりバスを乗り慣れてるとこれはきつい…けどここの人達にはこれでも良いのね…馬車と同じくらいか少し早いかの最高速だけど…確実に自転車の方が早い…)

「上手く改造すればもっと速く走れるようになると思うよ」「ええ!?」マリが驚いている「だけど早くすると腰が痛くなるからまた後でね」早紀は後ろを振り向いて笑った。

「街が見えてきたよー」早紀が後ろを振り向くもマリはすやすや眠っていた「仕方ないなぁ…」早紀は門番の前に止まる。

「この乗り物は…貴族か!?」門番が驚いている「いえ!冒険者です!」門番は呆気に取られている「馬鹿な!冒険者がこんな乗り物を乗れるはず無かろう!」と早紀が紙を見せる「どれどれ…冒険者にこの乗り物を譲り渡す!?ラミ王女!?そうか…よし通っていいぞ」門番は頷き早紀とマリは入っていった。

「なんか皆に見られてるね」早紀が周りを見る「そら…こんな大きな乗り物乗ってたら目立つよ」マリがいつの間に起きたのやら笑っている「ここで少し乗り物を改造していきますね」「改造!?」マリが目を見開く「もう少し乗り心地良くしたいのと早く走れるようにね」「そんな事…出来るの…?」マリはもう頭がこんがらがっていた。

そらそうだろうこの乗り物を1台作るのに10年はかかるらしくそれを1人で改造するのだから…。

「まずは伸縮性を出すためにバネがいるね」「バ…ネ?」マリが首を傾げる「あーえっとこんな風に伸び縮みするやつ!」「はぁ…」マリはさっぱり分かっていないようだ。

2人は車を降り格納する
「鉄ってどこかにあるかな?」「鉄?何に使うの?」マリが首を傾げる「うーんっとねちょっと試したい事があって…」「じゃあこの街で鉄を売っている場所を探しましょう?」2人は笑いながら歩き始めた。

「この店とかいいかも!」2人は素材と書かれている店に入る。もちろん日本語では無いのだが「すみません!鉄とゴムはありますか?」早紀が店員に尋ねる「鉄とゴム?あぁ…あるよ両方銅貨1枚だ」

(え!?安!)

「銅貨1枚ですか?鉄がです?」「鉄なんて使い所無いからな」

(うそうそうそ!!銃とかに使えますよー!まぁいいや…)

「じゃあ鉄球とゴム銀貨1枚ずつ下さい!」と白金硬貨1枚を出す「あいよー銀貨8枚のお返しだ」早紀は格納に鉄とゴムを入れた。

「鉄とゴムで何をするの?」マリが首を傾げる「まぁまぁ…見ててっと!でも…広いところに行きたいなぁ…」と2人は大きな公園に向かう。

「ここなら誰も来ないね」早紀は鉄球を8個取りだした「【錬金術】巨大バネ!」と巨大なバネが8個出来上がった「うわぁ…」マリが目の前にある大きなバネを見る。

「【解放】」目の前に巨大な車が現れる「さてとこれを少し浮かせたいな…」早紀が車を見る「私出来ますよー」マリが頷く「お願いします!」早紀が頭を下げるとマリが手を伸ばす「【舞空術】」と車が浮かんでいくのだ「そこで止めて!」早紀の頭ほどまで浮かした後早紀はバネの取り付け作業を開始した。

「まだですか…?」マリが両手を震わせている「後もう少しで4個目取り付けられるの」早紀が上を向きながら作業をしている。

(早紀ちゃん…こんな短時間で改造したら欠陥品になるよ…)

「よし!左半分バネ取り付け完了!ゆっくりおろしてみて!」マリは早紀が出たのを確認するとゆっくり車を下ろす。「え?なんでこんなに片方だけ揺れるの…?」「これがバネの力だよこうやって揺らすことによって衝撃を吸収するの。だから車体に負担が少なくなるのよ」「そうなんだ!物知りだね!」「あはは…私のところでは沢山走ってるからね」「沢山!?」マリが驚いたように詰寄る。

(あっ…やってしまった)

「沢山こんなものが走ってるの!?どうなってるの!?まさか…貴族の街」マリが詰め寄ってくる「あ~あの…技術が少し発展してると言いますか…」「え~行ってみたいなぁ~」マリが早紀の方を見る。

(そう言えばバネ取りつけてる時新しいスキル覚えたような…)

早紀はステータスを開く

〔スキル、コピーを獲得しました。コピーしたものはそのまま複製可能です〕

(と言う事は…バネの1部分だけを…)

「マリちゃんちょっとだけ上げてくれる?」「えー!もう疲れたよ…MPももう少ししかないのに…」「最後の1回だけ!」早紀がお願いするとやれやれと言ったように持ち上げてくれる。

「スキル【コピー】」早紀は下からバネの方を見る。

〔コピー完了しました〕

「おっけー!下ろしていいよー」マリはまたゆっくりと車を下ろすと目の前の車を見る「複製!」車と置いてあるバネが光るとそのまま真っ白に包まれた。

〔複製完了しました〕

「よし!これで」早紀が横から押す「凄い!しなやかに動いてる!」マリが車に乗ると飛び跳ねる「うわぁ!早紀見て!跳ねるよ!」マリは笑いながら飛び跳ね続けた。

(一応この車…呼び名はもうバスでいいかな強度は前世のバスと同じにして超速再生で事故しても元通りになるようには設計し直したから多分大丈夫かな)

「じゃあ今日はこのくらいで終わりにしようか」

2人はそのままバスの中で眠ってしまった。
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