スペースワールド・宇宙(そら)の世界

蜂鳥 タイト

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ミュージック・ワールド

3話、スペースワールド祭(前編)

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英美里は机に座りながらマイクを見ていた。「Angel Happy Partyリーダー…」英美里は小さく呟きながらAngel Happy Party時代のことを思い出していた……。

「初めまして!英美里と言います!」英美里は小さく頭を下げる「へぇー!この子がうちのリーダー?」ヒリエルが英美里を見る「私が直接この子の歌声を聞いたわ、とても上手くてね、だからこのAngel Happy Partyに呼んだのよ」メタトロンが英美里の頭を撫でる「皆さん仲良くしてくださいね!」メタトロンが笑っている。

「英美里ー!そこ違うよ!」「ちょっと!何やってるのよ英美里!」サンダルフォンやメタトロンそしてヒリエルからは何回か怒られていたが英美里はそれでも頑張って練習に励んだ。

「スペースワールド祭予選!まずは新女性バンドAngel Happy Party!」そう…ここで演奏したのがAngel Happy Party新曲の『奇跡』だった。『奇跡』は当初とてつもない人気でスペースワールド祭予選、惜しくも2位には及ばなかったが、3位という新人枠としては最上位の結果になったのだ。

英美里は皆で『奇跡』を演奏している楽しい姿と懐かしさで涙を流した時「お姉ちゃん」何やら亜美の声が聞こえたような…。

英美里は顔を上げるも前には大きなガラスの前にはビルしか見えなかった「亜美…」「私ね知ってるの、お姉ちゃんがどれだけ辛いのか」英美里はガラスをさらに覗き込むと後ろに制服を着た小学校時代の幼い亜美が映った「お姉ちゃん…私に追い越されるのが嫌だったのよね…でも私はお姉ちゃんが居たから音楽に憧れるようになったの…だから…私とバンド組もうよ約束でしょ?」幼い亜美は小指を出すと英美里は振り向いた。

無論そこには誰も居ないドアがあるだけ…英美里は顔を上げるとマイクを持ちドアを開け走り出した「亜美…皆…ごめん」泣きながら走って行く「こんな英美里だけど許して…」英美里はそのまま息を切らして練習場所の前まで来た。

「英美里さん!」メタトロンが外に出てくる「私…決めました!もう一度Angel Happy Partyリーダーに戻ります!」息を上げながら言うとメタトロンが笑っている。

「ふふ…あなたならきっと戻ってくると思いましたよ」メタトロンがドアを開けると廊下へ歩いていった。

「亜美ー練習場所着いたわよー」キリエルが車で寝ている亜美を起こす「もう少し寝るぅー」亜美がごにょごにょ呟いている「何よ、あなたが魔界族に対抗するために夜9時頃まで練習するって言ったんじゃない」サンダルフォンが呆れる「分かった分かった…」亜美が起きると4人はセレナを降りスタジオのドアを開けた。

「それじゃあここからは私があなた達のプロデューサとして練習を見ますね」メタトロンが言うと「はい!お願いします!」4人な頭を下げた。

「今は夕方の5時夜の9時までまだまだ時間あるから練習しなさい!あの時、アクレンさんから言われたことを思い出してね!」メタトロンが言うと4人は大きく返事をした。

「スペースパトロール?」相良亜美、サンダルフォン、ヒリエル、キリエルの4人は自分たちの楽屋の椅子に座りながらアクレンの話を聞いていた「あぁ…俺たちはここに調査を依頼されてな」「調査って何がです?」サンダルフォンが聞くとアクレンは大きく息を吐き「ここに魔界族達が来ているようなのだ」亜美とキリエルが驚いた「魔界族ってあの魔界族ですか?」ヒリエルが聞くとアクレンは手を広げながら言う。

「そうだ、言わゆるこの世界を潰そうとしている奴らだ、この世界の天聖樹を狙っているらしい」「天聖樹ですって!?」サンダルフォンが驚いた顔で言う「天聖樹は確かスペースワールド祭1位になった者だけが天聖樹の力を手にすることが出来ると言われているわ…」メタトロンが呟く「まさか!」4人は驚いた顔をする「そう、そのまさかだ」アクレンが頷く「魔界族はスペースワールド祭出場者!?」亜美が驚いた顔で聞く「あぁ…だからパラレルダンスチームとしてこの大会で優勝しスペースワールド祭に出るようにしたのだ」アクレンが腕を組む「恐らく魔界族の事だ…何としても1位を狙ってくるだろう」アクレンは手を握る「バンド名は分かるの?」ヒリエルが聞くとアクレンが首を振る「まだ分からんよ、とりあえず俺が知っているのはこれだけだ」アクレンが椅子から立つと4人の方を振り向いた。

「あまり動いていることを相手に悟られるな、もし調査していることがバレればお前たちが危ないぞ」アクレンがドアを開けた。

「どうする?亜美ちゃん」「とりあえず夜9時まで練習よ!」亜美がキリエルの質問に笑顔で返す「うーんやっぱり『奇跡』は5人無いとキツいわね」サンダルフォンが演奏を止める「お姉ちゃんやっぱり戻って来ないのかな…」亜美がマイクを握る「今日来るとは限らないじゃない…気長に待ちましょうよ」ヒリエルが笑う。

3時間が経過し夜の8時30分「だいぶイントロは合って来たわよ!」サンダルフォンがドラムを叩く「イントロは前までの『奇跡』に少し付け足したような感じだからね…と言ってもだいぶ難しいわ」キリエルがギターを置いた時「みんなー!」メタトロンが部屋のドアを開けた。

「あなた達にスペシャルゲストよ!」メタトロンが笑顔で見る「え!?だれだれ??」4人はその場で立ち横並びになる「どうぞ」メタトロンが退くと奥から影が見えてきた「え!?」4人はマイクを持ちながら歩いてくるある人の姿を見て驚いた。

「あの姿は…まさかぁ……」亜美から涙がこぼれ落ちる「ふふっ…戻ってきたのね……」サンダルフォンが笑った。

4人の目の前にはそう…相良英美里がいるのだ「皆!本当にごめんなさい!」英美里が頭を下げる「お…お…お…」亜美が泣きながら呟く「お姉ちゃーーん!!」そのまま猛ダッシュして英美里に抱きいた。「ごめんね亜美ちゃん…本当に…ごめんね…」英美里が亜美の頭を撫でる「うわぁぁぁ!!」亜美は小学生の時ぶりに大号泣した。

半時間ほど泣き続けた亜美が落ち着くと英美里の傍を離れる「改めてAngel Happy Partyリーダーの相良英美里さんが復活です!」メタトロンが笑いながら断言した。

「やっぱりリーダーは英美里さんが良いです!」ヒリエルが言う「やったぁ!お姉ちゃんとバンドができる!」亜美が笑っている「ちなみにここは初めましてですよね?」サンダルフォンがキリエルと英美里を見る「あっ…はい!キリエルです…一応亜美さんの付き天使です」キリエルが一礼すると英美里も深く一礼をした。

「そうそう英美里さん」サンダルフォンがパラレルダンスチームのアクレンから魔界族の話をする「なるほど魔界族ね…」「ちなみにお姉ちゃん」亜美が顔を俯かせる「私達人間界と妖精界は消滅しました…」5人は目を見開かせる「なんですって!?」英美里が叫ぶ「それは大変なことになりましたね…」ヒリエルが目を見開く「とりあえず魔界族組を見つけてスペースワールド祭に出させないようにしないと…」キリエルが言うと「調べるのは私がします。あなた達は練習に集中してください」メタトロンが言った。

「お姉ちゃん!スペースワールド祭の曲がこれよ!」亜美が紙を広げる「これは……」英美里が目を見開く「お姉ちゃんの『奇跡』を取り戻す唯一の方法がフルを歌うこと」亜美が英美里を見る「この歌詞の紙をどこで……」英美里が紙を見ている。

「お姉ちゃんがいなくなってしばらく私がお姉ちゃんの部屋を掃除したのその時に机の中に入ってたのよ。大事に保管していたよね…」亜美が呟いた「とりあえずイントロは出来たの、あとは…Aメロからね」サンダルフォンが説明する「なるほどね、ちなみに、この曲の本当の難しいところが2番目のサビ終わり5人の高速掛け合い3連発よ」「へぇー!ここの空欄も掛け合いだったんですね!」ヒリエルが4本線が5つ並んでいる空白の紙を見ている。

「そう言えばミューホールフェスティバルで演奏した『灼熱世界』を一応セットリストに入れました」亜美が紙を見せ「私達は『灼熱世界』と『奇跡』この2曲で勝負します」亜美が英美里に全てを伝える「他の組はこれだけ演奏時間あれば5曲は来るわね…」サンダルフォンが唸っている「しかし亜美、その5曲に2曲だけで対抗出来るか?」メタトロンが歩いてくる「確かにスペースワールド祭の審査は曲数の評価で決まるから厳しい部分があるわね」英美里が答える「お姉ちゃんどういう事?」亜美が首を傾げる「つまり私達が1曲だけ歌うとする」英美里は何も書いてない紙に描き始めた。

「点数は最大で1000点、5曲だとその評価点数合計で決まる」亜美はいまいち分かってないようだ。

「つまり、1000点を5曲で割るのか2曲で割るのかって事だよ」メタトロンが6人を見る「という事は逆に考えると質を高めることが出来るという利点があるわ」ヒリエルが呟く「確かに」メタトロンがヒリエルの方を向きながら頷く「良い?この『奇跡』という曲は上手いこと行けば神曲レベルの曲になるわ、それに『灼熱世界』これもこの『奇跡』によく似た変則リズム…この2曲が成功すれば間違いなく他の5曲よりは点数は上がります」亜美が6人を見る「ちなみにこの『奇跡』は変則リズムのバラード曲、スピードが上がっても優しく、奇跡が起こるような気持ちで演奏したいの」英美里が顔を上げる「なるほど『灼熱世界』はスピードが上がると勢いのまま行くけど『奇跡』はスピードが上がっても優しい感じのままなのね…難しい…」亜美がメモを取っている。

「私から見てもこの曲は最強クラスに難しいわ」メタトロンが頷く「言わゆる優しい感じの早口言葉バラードね」サンダルフォンが床に寝る「しかも掛け合いでしょー?行けるかなぁ…」キリエルが溜息を着く「とりあえず、まずは皆さんの滑舌を鍛えることが大事かもね、明日から私が滑舌を鍛えてあげるわ。それまで演奏練習はちょっと休憩ね」「はい!」ここからが本格的な練習の始まりだった。

次の日、「では、早口言葉で『初心者必死に練習し新曲、灼熱世界で初出演、司会者は会社の社長さん。社長は車両を見ながら車体の写真をスクショした』これを早口言葉で10回言いなさい」「はぁぁ!?」5人はメタトロンの課題に度肝を抜かれた。

「これくらいの早口言葉を言えないとダメですよ」「いやそれもはや言葉じゃないじゃないですか!?メタトロンさん!」英美里が言う「そうですよ…ただの呪文じゃないですか…」サンダルフォンも唖然としている「それでもやるの!あれをクリアしたらまた次があるからね!テストは1週間後一人一人噛まずに全部言ってもらうわ」メタトロンが手を腰につける「まじですか」5人は驚いた顔で呟く「言える気がしないー」5人は呟きながらしぶしぶ練習を始めた。

1週間後…、いつも通り5人は練習スタジオで早口言葉と今度はBメロの練習をしていた「失礼するわね」スタジオのドアを開けメタトロンがやってきた「今日ちょっと私達は軍事演習に参加してくるわ、早口言葉のテストはまた来週ね」メタトロンがサンダルフォンとヒリエルを隣に並べる「軍事演習?」3人は首を横に傾けるとメタトロンが真剣な顔になる「ええ、サンダルフォンと私メタトロンとヒリエルは一応ここの天聖樹、守護天使幹部扱いなの」メタトロンが2人の肩に手を回す。

「えー!それならわざわざ私達と組まなくても天聖樹に行けるということですか?」英美里が叫ぶも「いえ…私達は下っ端なので行くことは出来ません。行けるのはスペースワールド祭優勝者とその護衛のみとなっています」メタトロンが首を横に振りながら答える「とりあえず、私達が軍事演習行っている間、キリエルさんに色々と教えてあげて貰えないかしら?」メタトロンが英美里と亜美の方を向いて呟くと2人は笑いながら「任せてください!」元気よく返事をした。

「それでは行ってきます!」メタトロン率いる2人はそのまま扉を出ていった「じゃあとりあえず今回は私達2人でキリエルに教えましょうか」亜美が顔を上げるとキリエルは大きく頷いた。

「遅いぞ!ヒリエル!サンダルフォン!メタトロン!」男の人から怒られる「すいません!マスティマ師匠!」3人は頭を下げる「今日の軍事演習はお前達の能力を図りたい」「能力ですか?」サンダルフォンが聞き返す「あぁ…そうだちなみに俺の能力は」目を閉じた。

ビリビリ…と3人の体が震え、ゆっくりと目を開ける「何も起こらないじゃないですか」サンダルフォンが呟く「いや…動きません…」メタトロンが言うサンダルフォンも目を動かすが首は動かないらしい「俺の能力は『見た物の固定』だよ俺に見られたらずっと止まったままなのだ」「それで…どうするのですか?」メタトロンが聞く「そうだなぁ…」師匠が笑う「はっ…」サンダルフォンが目を見開く「さすが感がいいな」と剣を出す「どういう事ですか!」メタトロンが動かない体で叫ぶ「お前達なら魔界族を倒すと思ってな、俺がこの場でお前たちを先に倒そうと思っていてな」3人の所まで歩いていく「どういう事ですか!?あなたは魔界族じゃ……まさか!」ヒリエルが驚いた顔で見る「俺は一言も『魔界族じゃない』なんて言ってないぞ。俺は魔界族幹部マスティマ、お前たちを倒そうと師匠になったのだ」3人は目を見開く「そんな…そんなことなら師匠に選んだ時から倒しても良かったんじゃないですか!?」メタトロンが叫ぶ。

「それではつまらないだろ?」マスティマが大きな声で笑う「弟子を強くしてから叩くのが俺の趣味でね」マスティマがメタトロンを蹴る「くっ…」メタトロンはそのまま倒れ込んだ「メタトロン姉ちゃん!」サンダルフォンが叫ぶ「あなた、最悪な人ね!」ヒリエルが睨みつける「騙されたお前達が悪いんだ、ここは結界が貼ってあってな外にはどんな音も聞こえないのだよ、つまり今は…俺の支配下なんだよ!」マスティマが両手を広げ笑う「あなた達の狙いはなんなの!」メタトロンが叫ぶ。

「簡単な話さ、スペースワールド祭1位をとって天聖樹を破壊する」3人は呆然と見上げる「天聖樹を破壊ですって…?」サンダルフォンが声を絞りだす「あぁ、そうだ俺たちの前に立ち塞がる物は容赦なく抹殺する」マスティマが剣を取りだす「ここでお前たちを殺れば間違いなくAngelHappyPartyは崩壊する。そうなればもう俺の意のままだ」マスティマが笑う「なんて残酷な…」3人は立ったまま呟く「俺の弟子になったことを後悔するんだな!」マスティマが剣を振り上げる。

3人はもう目をつぶる事しか出来なかった「これで終わりだ!」マスティマが叫んだ瞬間バチーン!!と音がなりマスティマが吹き飛ぶ「グァァー!」あまりの衝撃に3人も吹き飛ばされる「これはとてつもない衝撃波…一体どこから…」メタトロンが体を動かす「体が動くわ!」「やったー!」サンダルフォンが飛び上がる「くっ…何故だ…一体どこから…」マスティマが呟いた瞬間3人とマスティマの間に3人が降りてくる「亜美ちゃん!キリエルちゃん!そして…英美里ちゃん!」ヒリエルが叫ぶ「どうやら間に合ったようですね」キリエルが振り返る。

「どうしてこの事が…」メタトロンが驚いた表情で言う「英美里の脳力はねー『未来予知』なのよ、私も使えるけどお姉ちゃんよりは弱いけどね」亜美が振り向く「じゃああの衝撃波は…」サンダルフォンが体を動かしながら言う「お姉ちゃん特殊でねぇ能力が2つ使えるのよ、私も聞いた時はびっくりしたわ」そう天使3人が出かけたすぐあとの事…。

「お姉ちゃん、あの3人大丈夫かなぁ…」亜美はスタジオで呟いている「ちょっとまっててね」英美里が目を瞑る「この後3人は裏切られる…どうやら何かの能力で固められるようね」英美里が目を開ける「すごいそんなの分かるんですね!」キリエルが驚く。

「一応私の能力は2つあります」英美里は目を開く「2つ!?」亜美とキリエルが驚く「まず1つ目は『未来予知』」
「そして2つ目が」亜美がマスティマの方を向くと体が止まる「とりあえず強めに固めたぞこれでもう動け…」マスティマが唖然とする。

そう…英美里が歩いているのだ「私の能力2つ目は『能力無効』」英美里の体が光ると天使の姿になった「あれは…亜美と同じ…」そうキリエルは亜美の傍にずっと居たからすぐ気付いたのだ「クソッ!」とマスティマが煙幕を投げた「うわぁー」6人は目を瞑るとそこには誰もいなかった。

 「まさか…師匠が魔界族だったなんて…」メタトロンが泣きながら地面を叩く「私達が行かなかったらどうなっていた事やら…」キリエルが立ち上がる「とりあえずアイツが関係するのは確かね…」サンダルフォンが頭を悩ませる「とりあえずスペースワールド祭はもう2週間後…私達がここで1位を取らなければ終わりよ」メタトロンが言う「メタトロンさんお願いがあります」亜美がメタトロンの顔を見た。
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