2 / 3
2 管理人のお仕事
しおりを挟む
世界各地に、降り注いだ隕石から誕生したダンジョンの数は、混乱の中では確認できたものがいなかった、日本の各地にも無数の隕石からダンジョンが生まれ、最初に入った生物が管理人に選ばれた。
ダンジョン管理人は、人間だけが選ばれたわけではなかった、犬や猫などの動物を含む、ある程度の大きさがある生き物であれば無差別に選ばれた、人間が管理人になったダンジョン、人間以外の生物が管理人になったダンジョン、そして管理人に選ばれたが事故や偶然で、管理人のなり手がいなくなったダンジョン、の3種類ができた。
*********
サトシがYを押して管理人になると、すぐに何者かが現れた。
エルフ耳だ、ただガタイの良い、尻尾とツノが生えたおっさんだ、こんな時の定番はエルフ幼女だろと突っ込んでみる、エルフのような悪魔のような謎生物、宇宙人?
「よう、あんたが管理人か?」と謎生物
「はい!どなた?」とサトシ
「我が名は、ワーラホルン、このダンジョンの支配者にして、おぬしの上司になってしまったものじゃよ。」
「なってしまったって、ずいぶん投げやりな」
「最初にダンジョンを訪れたものが管理人になるため、管理人は選べないからの。」
「支配者とか管理人って何ですか?」
「支配者とはなダンジョンコアを使って、ダンジョンを作り育てていくものじゃな、それで管理人はその手助けをするものじゃ、つまり経営者と従業員」
「退職はできないんですか?」
「管理人になってしまったらもう無理じゃな」
「拒否できなくて仕方なくなってしまったんですけど」
「世界は理不尽なものじゃ、我とてなぜ存在するのか分からないしな」
「ええっ、自分でなんで来たのか分からないんですか?」
「そんなに不思議でもないじゃろう、そもそもなぜこの宇宙が存在し、地球があり、ここにいるのか、おぬしにも答えられないじゃろう」
「ずいぶん哲学的で禅問答のような」
「今は、ダンジョンの完成を急がねばならん、おぬしの相手はこれにやってもらおう」
ワーラホルンはめんどくさくなったのか、サトシにスマートフォンのようなものを渡してくる。
「AIに聞けば、疑問に答えてくれるであろう」
「うっ、支配者の手助けが、管理人でその手助けがAIって」
サトシが途方に暮れているうちにワーラホルンはいなくなっていた。
仕方なくサトシはAIに質問を投げかける。
<ダンジョンって何?> <管理人って何?> ダンジョンコアって何? 支配者って何?・・・これからどうすれば・・・
ダンジョン管理人は、人間だけが選ばれたわけではなかった、犬や猫などの動物を含む、ある程度の大きさがある生き物であれば無差別に選ばれた、人間が管理人になったダンジョン、人間以外の生物が管理人になったダンジョン、そして管理人に選ばれたが事故や偶然で、管理人のなり手がいなくなったダンジョン、の3種類ができた。
*********
サトシがYを押して管理人になると、すぐに何者かが現れた。
エルフ耳だ、ただガタイの良い、尻尾とツノが生えたおっさんだ、こんな時の定番はエルフ幼女だろと突っ込んでみる、エルフのような悪魔のような謎生物、宇宙人?
「よう、あんたが管理人か?」と謎生物
「はい!どなた?」とサトシ
「我が名は、ワーラホルン、このダンジョンの支配者にして、おぬしの上司になってしまったものじゃよ。」
「なってしまったって、ずいぶん投げやりな」
「最初にダンジョンを訪れたものが管理人になるため、管理人は選べないからの。」
「支配者とか管理人って何ですか?」
「支配者とはなダンジョンコアを使って、ダンジョンを作り育てていくものじゃな、それで管理人はその手助けをするものじゃ、つまり経営者と従業員」
「退職はできないんですか?」
「管理人になってしまったらもう無理じゃな」
「拒否できなくて仕方なくなってしまったんですけど」
「世界は理不尽なものじゃ、我とてなぜ存在するのか分からないしな」
「ええっ、自分でなんで来たのか分からないんですか?」
「そんなに不思議でもないじゃろう、そもそもなぜこの宇宙が存在し、地球があり、ここにいるのか、おぬしにも答えられないじゃろう」
「ずいぶん哲学的で禅問答のような」
「今は、ダンジョンの完成を急がねばならん、おぬしの相手はこれにやってもらおう」
ワーラホルンはめんどくさくなったのか、サトシにスマートフォンのようなものを渡してくる。
「AIに聞けば、疑問に答えてくれるであろう」
「うっ、支配者の手助けが、管理人でその手助けがAIって」
サトシが途方に暮れているうちにワーラホルンはいなくなっていた。
仕方なくサトシはAIに質問を投げかける。
<ダンジョンって何?> <管理人って何?> ダンジョンコアって何? 支配者って何?・・・これからどうすれば・・・
0
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした
茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。
貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。
母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。
バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。
しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる