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第23話 3家族サークル その7
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パパが帰ってきてから、お母さん――――なんだか、パパの前だと友香ねぇさんていうのがとても恥ずかしい。
またお母さんに戻ちゃったけど、そこはなんか察してくれているみたい。
いつものようにパパが帰ってくると私はパパにべっとりだ。
最近特にそのべっとり感は濃厚になってきている。
「あのねぇ、いくら何でもちょっとイチャイチャしすぎじゃないの? 沙奈枝。一応、妻が目の前にいるんですけど!」
「なはは、やっぱお母さんの前でチューは妬けちゃう?」
「べ、別にぃ――――」とちょっとぷんとしているところが何となく可愛いわぁ。
そんなにヤキモチ妬かなくたっていいよ。だって私はパパを独占しようなんて、本当はしたい気持ちもあるんだけど。しないから。安心して――――お母さん。
「でもさぁ、ファザコンもここまでくると本物だね」
あきれたように言うけど、本気なんだってば! もうファザコンだからじゃないんだよ。
でもさ、パパていう存在であって、一人の男性としていて。
この複雑なもどかしい気持ちは多分、本人じゃないとわからないと思うんだよね。
こうして、パパの中に抱かれていると、とても幸せなんだよねぇ。
「んもうぉ、私も甘えたい!」
おっと、ついに耐え切れなくなちゃったの、友香ねぇさん。
「なはは、限界だったんだ――――友香ねぇさん」
「ん? 友香ねぇさんって? なんだいつからお前沙奈枝のねぇさんになったんだ」
「えっ、はっ……ちょっと沙奈枝。お父さんの前だと恥ずかしいじゃない」
あ、思わず言っちゃった。
ああ、顔真っ赤にさせちゃってほんと可愛いよ。まだそんな顔できるんだ。
若いよなぁ……私もまだ若いけど……ん?
「ごめんでもなんか、そっちの方がもうしっくりくるんだよね。ちょっと恥ずかしいところもあるけど、なんかお母さんて言うのもね」
「へぇー、なんかお前らすごいなぁ。うちの家族仲いいっていう証拠なのかなぁ」
パパがなんか、安心したような表情で言う。
そんな安心したような顔しないでよパパ。うちの家族は仲がいいんだよ。世間でいう家族よりもっと仲良しで、濃厚な家族なんだよ。
とっても濃厚な家族。
私達だけじゃない。朋絵の家族も、美奈子の家族もそうなんだよ。
この3家族でもっといい大きな家族を作ろうよ。
私達がそれぞれのお父さんの子を宿せるように。
そしてパパはまじめな顔に変わった。
「友香」
「なぁに、あなた」友香ねぇさんはパパの横に座りその体を寄せた。
「友香、俺と沙奈枝がこういう関係になって。実の娘とそのなんだ、男と女の関係になっているのをお前は許してくれているのか?」
「何をいまさら。許すも何も、もうそうなちゃっているんでしょ。それに沙奈枝も本気なのは私も受け入れるしかないと諦めた……ううん、言える立場じゃないのはあなたも知っているわよね」
「まぁ、それは……な、なんていうか」
「だからって言う訳じゃないけど、私も由紀子も、そして尚子もこの子たちが描いた家族になれたらいいねって話していたのよ。本当はね、この子たちがこうなるような気はずっと前からしていたの。それに、私達のこの関係はこのままいけば、それぞれの家庭の崩壊を招くんだっていうことは、結果として見えていたことなんだもん。でも、正直言ってやめられないし、この関係を崩したくない。欲張りで我儘なのはわかっているけど」
なんか深刻な話になってきた感じがするけど、でもこれは多分二人の間では避けて通れないことだと思う。
いずれはこうやって……私がお母さんに対して話した時のように、パパにもちゃんと仲間になってもらわないと。私たちのこの家族が団結しないといけないから。
ちゃんと話をしよう。……パパ。
またお母さんに戻ちゃったけど、そこはなんか察してくれているみたい。
いつものようにパパが帰ってくると私はパパにべっとりだ。
最近特にそのべっとり感は濃厚になってきている。
「あのねぇ、いくら何でもちょっとイチャイチャしすぎじゃないの? 沙奈枝。一応、妻が目の前にいるんですけど!」
「なはは、やっぱお母さんの前でチューは妬けちゃう?」
「べ、別にぃ――――」とちょっとぷんとしているところが何となく可愛いわぁ。
そんなにヤキモチ妬かなくたっていいよ。だって私はパパを独占しようなんて、本当はしたい気持ちもあるんだけど。しないから。安心して――――お母さん。
「でもさぁ、ファザコンもここまでくると本物だね」
あきれたように言うけど、本気なんだってば! もうファザコンだからじゃないんだよ。
でもさ、パパていう存在であって、一人の男性としていて。
この複雑なもどかしい気持ちは多分、本人じゃないとわからないと思うんだよね。
こうして、パパの中に抱かれていると、とても幸せなんだよねぇ。
「んもうぉ、私も甘えたい!」
おっと、ついに耐え切れなくなちゃったの、友香ねぇさん。
「なはは、限界だったんだ――――友香ねぇさん」
「ん? 友香ねぇさんって? なんだいつからお前沙奈枝のねぇさんになったんだ」
「えっ、はっ……ちょっと沙奈枝。お父さんの前だと恥ずかしいじゃない」
あ、思わず言っちゃった。
ああ、顔真っ赤にさせちゃってほんと可愛いよ。まだそんな顔できるんだ。
若いよなぁ……私もまだ若いけど……ん?
「ごめんでもなんか、そっちの方がもうしっくりくるんだよね。ちょっと恥ずかしいところもあるけど、なんかお母さんて言うのもね」
「へぇー、なんかお前らすごいなぁ。うちの家族仲いいっていう証拠なのかなぁ」
パパがなんか、安心したような表情で言う。
そんな安心したような顔しないでよパパ。うちの家族は仲がいいんだよ。世間でいう家族よりもっと仲良しで、濃厚な家族なんだよ。
とっても濃厚な家族。
私達だけじゃない。朋絵の家族も、美奈子の家族もそうなんだよ。
この3家族でもっといい大きな家族を作ろうよ。
私達がそれぞれのお父さんの子を宿せるように。
そしてパパはまじめな顔に変わった。
「友香」
「なぁに、あなた」友香ねぇさんはパパの横に座りその体を寄せた。
「友香、俺と沙奈枝がこういう関係になって。実の娘とそのなんだ、男と女の関係になっているのをお前は許してくれているのか?」
「何をいまさら。許すも何も、もうそうなちゃっているんでしょ。それに沙奈枝も本気なのは私も受け入れるしかないと諦めた……ううん、言える立場じゃないのはあなたも知っているわよね」
「まぁ、それは……な、なんていうか」
「だからって言う訳じゃないけど、私も由紀子も、そして尚子もこの子たちが描いた家族になれたらいいねって話していたのよ。本当はね、この子たちがこうなるような気はずっと前からしていたの。それに、私達のこの関係はこのままいけば、それぞれの家庭の崩壊を招くんだっていうことは、結果として見えていたことなんだもん。でも、正直言ってやめられないし、この関係を崩したくない。欲張りで我儘なのはわかっているけど」
なんか深刻な話になってきた感じがするけど、でもこれは多分二人の間では避けて通れないことだと思う。
いずれはこうやって……私がお母さんに対して話した時のように、パパにもちゃんと仲間になってもらわないと。私たちのこの家族が団結しないといけないから。
ちゃんと話をしよう。……パパ。
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